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「ああ、もちろん。だって、俺は――弱い男だって君に思われたくなくて……だから必死に魔術師長にまで上り詰めたんだから」
彼が私の身体をかきいだく。
「え? え? え?」
頭の中が混乱してくる。
――まさかの両想いだったなんて……。
幸せな気持ちが胸いっぱいに広がっていく。
だけど、ふと、大事なことに気付いた。
「第二王女との結婚は?」
「そんなもの、さっさと断ったさ――」
「じゃあ、ファウスト様の結婚相手は?」
「そんなの決まってるだろう? 私がそばにおく女性は君しかいないのだから……」
彼が普段は浮かべないほどの満面の笑みだった。
(あ……)
彼の綺麗な顔がこちらに近付いてくる。
互いの気持ちを確認するように口づけを交わす。
「エミリア……」
「ファウスト様……」
柔らかな口づけがしばらく続いた後、次第に激しいものへと変わっていく。
くちゅくちゅと淫らな水音が奏でられた。
熱い吐息が交じり合い、夜の空気に溶けては消える。
唇同士が離れると、愛し合ったことが分かる銀糸が伸びた。
「さて、エミリア……」
「はい、ファウスト様」
彼がゆるく口の端を持ち上げた。
愉悦に歪んだ菫青石の瞳がやけに熱情を孕んでいる気がするのだが……。
「まだ君への罰は終わっていない」
「ええっ……!?」
「これから先、君が俺だけを見てくれるように、君の身体に教えて込み続けるのが今回の罰だ。さあ、続きをしようか――」
「え、ええっ……!?」
「ほら、回復魔術をかけたから、もう次が出来るはずだよ」
「そ、そんなっ……!」
喜悦の浮かんだ彼の笑顔が、綺麗だけど、なんだか怖いのは気のせいだろうか。
こうして――スライムで遊んでいた姿を魔術師長に見られた結果、我々の誤解は無事に解け、両想いになった。
しばらくの間、罰は続いて、スライムプレイを強いられたり、調教されたりしながらも、結婚に向けて幸せな同棲生活を満喫することになったのでした。
――めでたし、めでたし?
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