【R18】無垢な花嫁は、青焔の騎士に囚われる

おうぎまちこ(あきたこまち)

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第8章 将軍夫婦の結末

最終話 「無垢な花嫁は、青焔の騎士に囚われる」5

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 なぜならば――。


「んっ……」


 ――フィオーレが彼の唇を塞いでいたからだった。


 しばらくして、二人の唇がゆっくりと離れる。


「フィオ……」


 彼女の黄金の瞳から、大粒の涙が零れた。



「デュランダル様……本当に死んだと思ったんですから……! でも、指輪に『必ず迎えに行く』って彫ってあるのを見つけて……だから、絶対にデュランダル様は生きてるって……信じて、ずっと待ってました……!」


 フィオーレはデュランダルの首にぎゅっとしがみつく。



「私の旦那様は……生涯貴方だけです、デュランダル様っ……!」



「フィオーレ……」


 デュランダルの瞳に光が宿る。


「でも……私との相談なしに、勝手に色んなことしょいこんだことは……怒ってます……!」


 泣きながら、フィオーレは告げた。


 言いづらそうにデュランダルが口を開く。


「大局的に見て、あれが最善だったと思ったんだ……ああでもしないと、お前は絶対に俺についてきて命を落としていたはずだ……でも、不用意にお前を悲しませちまったな……本当にすまないと思ってる……」


 苦しげに眉根を寄せたまま、彼は続ける。


「兄貴を国外に逃がしたまでは良かったが……そこから、お前の生気を吸わないですむ方法を知るために――シデラスのじじいを捕まえてから、エストの霊峰で死ぬほど働かされて時間がかかっちまった……悪かったな……」


 そうして彼は、今度は自分から彼女にゆっくりと口づける。


「んっ……」


 また、唇が離れると、デュランダルが彼女に告げた。



「もうお前を絶対に手放したりしねぇ――」

「私も、もう絶対に離れません、デュランダル様……!」



 そうして二人は互いを強く抱きしめ合う。

 再び口づけをかわそうとしていたところ――。



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