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11月のお祭り⑥
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「じゃあ取り敢えず削ってみましょうか」
めぐるの合図でそれぞれ自分の分を削ることになった。氷をセットしてまずは赤井さんだ。
「まずわたしからやるね。よっと」
赤井さんは機械の前に立つとハンドルにてをかける。だが、机の上に置かれた機械のハンドルの位置は高い。
「んっ、よっ」
それでも背伸びをして頑張って回している。
「だ、大丈夫か?」
「んっ、へ、平気……大丈夫」
俺はそれでも心配なので赤井さんの後ろにまわって少し持ち上げた。ほんとに高校生なんだろうかと言う位とても軽い。
「え、あ、ちょゆ、、、、、、ゆ、ゆうとくん!? な、なにしてるの!?」
突然、持ち上げられたのにびっくりしたのか赤井さんが暴れだした。
「わっ! ちょっと暴れないで、危ないから」
「え、あ、でもぉ……。こ、これは流石に恥ずかしいよ」
「あ、あぁ、確かにそうだよな。悪い」
俺は何をやっているんだろう。謝って赤井さんを下ろした。
「いや、べつに嫌なわけじゃなくて恥ずかしかっただけだから」
赤井さんがもじもじしながらそんなことを言う。順番待ちをしてる人たちからの視線が痛い。
「よぉーし、次は俺だな!」
そんな視線を跳ね返すかのごとくゴリゴリゴリッ! と自分の分を削った。
五分後
全員がかき氷を作り終わり雑談が始まっていた。俺の目の前には何色ともにつかない、いや、黒に近いかき氷があった。最初はブルーハワイの綺麗な青色だったのだがめぐるや先輩の手によってすべてのシロップをかけられてしまったからだ。
「なに、佑斗。食べないの? 全部味おなじなんだから変わりゃしないわよ」
「確かにそうなんだけどさ見た目もやっぱ大事だろ」
パクッと文句を言いながらも俺は一口食べた。うん、うまいけども……。目の前には黒。それとにらめっこしてると目の前に紫色のかき氷がスプーンに乗せられ差し出された。
「じゃあ、はい! あ~ん」
「いや、先輩それはちょっと……」
「いいから、はい!」
ど、どうしよう。食べたい……食べたいのだが、周りの視線が痛すぎます。やっぱりここは遠慮しておくべきか。あ、いや、でもそんなことをしたら先輩が可哀想…………。
「あぁぁぁぁ、どうにでもなれぇぇぇぇ!」
目をつむって覚悟をきめるとパクっと差し出された物を口にいれた。うん、やっぱり同じ味だ。そしてゆっくり目を開ける。とそこには先輩ではなく隆也がいた。先輩はその横で驚いた顔で固まっていた。
?
俺の口から伸びるスプーンは先輩ではなくなく隆也が持っている。ついでに言うとめぐるが隆也の腕を握っている。この事から導き出される結論は…………
「おぇぇぇぇぇ! ば、まさか、それ」
「フッフッフ」
めぐるが得意気に笑った。そして宣言する。
「そうよ、このスプーンは隆也のよ!」
「は、ははは」
隆也は苦笑いを浮かべていた。男と間接キスか…………。
「おえぇげ」
「いくらなんでもひどくない!? 佑!」
「だって男同士だぞ、あぁまだ誰ともしたことなかったのに……」
くそ、めぐるの奴とんでもないことしやがって。あぁ、先輩との間接キスが……。
「それじゃあ、かき氷も食べたしこの後どうする?」
先輩の質問にめぐるが答える。
「そうねぇー、つーかあんたたち、男子。なんで普段と変わんないのよ」
「はぁ? 何がだよ」
「服装よ、私たちは浴衣着てんのに不公平じゃない」
なんかまためんどくさいこと言い出した。確かに女子は浴衣着るって言ってたから俺達も着ようかと思ったんだけど買わなくちゃないし、めんどくせ、私服でいいじゃんってなったのだ。
「別によくないか?」
俺は隆也に同意を求めた。
「うん、佑の言う通りいいんじゃない? 持ってないし」
「いーーーーーや、だめね」
「はぁ、じゃあどうしろってんだ」
「フフン」
めぐるが急に笑い出した。嫌な予感しかしない。
「これを見なさい!」
「え」
「あ」
「おおぉ」
自分の背中にいつの間にか後ろに回して隠していた物を出すなりそれぞれの声が響いた。
「ど、どうしたんだそれ」
出したものとは勿論男物の浴衣だった。黒っぽいのと青っぽいやつ、二人分。
「フッフッフ、多分用意してないと思って借りてたのよ」
「まじかよ……」
どうやら話を聞くところ俺達のだけじゃなく女子たちのも借りたものらしい。なんでも探したらこの近くにレンタルしてるお店があったのだとか。そのお店、潰れないのかな。
「さ、早くこれ持って着替えてきて」
隆也と俺に浴衣を渡すとぐいぐいと教室の外に出されてしまった。
「お、おい。着替えるってどこで……」
「トイレでいいでしょ?」
ガラガラガラとドアが閉められた。隣に同じように外に出された隆也とうなずきあい諦めてトイレに向かった。
めぐるの合図でそれぞれ自分の分を削ることになった。氷をセットしてまずは赤井さんだ。
「まずわたしからやるね。よっと」
赤井さんは機械の前に立つとハンドルにてをかける。だが、机の上に置かれた機械のハンドルの位置は高い。
「んっ、よっ」
それでも背伸びをして頑張って回している。
「だ、大丈夫か?」
「んっ、へ、平気……大丈夫」
俺はそれでも心配なので赤井さんの後ろにまわって少し持ち上げた。ほんとに高校生なんだろうかと言う位とても軽い。
「え、あ、ちょゆ、、、、、、ゆ、ゆうとくん!? な、なにしてるの!?」
突然、持ち上げられたのにびっくりしたのか赤井さんが暴れだした。
「わっ! ちょっと暴れないで、危ないから」
「え、あ、でもぉ……。こ、これは流石に恥ずかしいよ」
「あ、あぁ、確かにそうだよな。悪い」
俺は何をやっているんだろう。謝って赤井さんを下ろした。
「いや、べつに嫌なわけじゃなくて恥ずかしかっただけだから」
赤井さんがもじもじしながらそんなことを言う。順番待ちをしてる人たちからの視線が痛い。
「よぉーし、次は俺だな!」
そんな視線を跳ね返すかのごとくゴリゴリゴリッ! と自分の分を削った。
五分後
全員がかき氷を作り終わり雑談が始まっていた。俺の目の前には何色ともにつかない、いや、黒に近いかき氷があった。最初はブルーハワイの綺麗な青色だったのだがめぐるや先輩の手によってすべてのシロップをかけられてしまったからだ。
「なに、佑斗。食べないの? 全部味おなじなんだから変わりゃしないわよ」
「確かにそうなんだけどさ見た目もやっぱ大事だろ」
パクッと文句を言いながらも俺は一口食べた。うん、うまいけども……。目の前には黒。それとにらめっこしてると目の前に紫色のかき氷がスプーンに乗せられ差し出された。
「じゃあ、はい! あ~ん」
「いや、先輩それはちょっと……」
「いいから、はい!」
ど、どうしよう。食べたい……食べたいのだが、周りの視線が痛すぎます。やっぱりここは遠慮しておくべきか。あ、いや、でもそんなことをしたら先輩が可哀想…………。
「あぁぁぁぁ、どうにでもなれぇぇぇぇ!」
目をつむって覚悟をきめるとパクっと差し出された物を口にいれた。うん、やっぱり同じ味だ。そしてゆっくり目を開ける。とそこには先輩ではなく隆也がいた。先輩はその横で驚いた顔で固まっていた。
?
俺の口から伸びるスプーンは先輩ではなくなく隆也が持っている。ついでに言うとめぐるが隆也の腕を握っている。この事から導き出される結論は…………
「おぇぇぇぇぇ! ば、まさか、それ」
「フッフッフ」
めぐるが得意気に笑った。そして宣言する。
「そうよ、このスプーンは隆也のよ!」
「は、ははは」
隆也は苦笑いを浮かべていた。男と間接キスか…………。
「おえぇげ」
「いくらなんでもひどくない!? 佑!」
「だって男同士だぞ、あぁまだ誰ともしたことなかったのに……」
くそ、めぐるの奴とんでもないことしやがって。あぁ、先輩との間接キスが……。
「それじゃあ、かき氷も食べたしこの後どうする?」
先輩の質問にめぐるが答える。
「そうねぇー、つーかあんたたち、男子。なんで普段と変わんないのよ」
「はぁ? 何がだよ」
「服装よ、私たちは浴衣着てんのに不公平じゃない」
なんかまためんどくさいこと言い出した。確かに女子は浴衣着るって言ってたから俺達も着ようかと思ったんだけど買わなくちゃないし、めんどくせ、私服でいいじゃんってなったのだ。
「別によくないか?」
俺は隆也に同意を求めた。
「うん、佑の言う通りいいんじゃない? 持ってないし」
「いーーーーーや、だめね」
「はぁ、じゃあどうしろってんだ」
「フフン」
めぐるが急に笑い出した。嫌な予感しかしない。
「これを見なさい!」
「え」
「あ」
「おおぉ」
自分の背中にいつの間にか後ろに回して隠していた物を出すなりそれぞれの声が響いた。
「ど、どうしたんだそれ」
出したものとは勿論男物の浴衣だった。黒っぽいのと青っぽいやつ、二人分。
「フッフッフ、多分用意してないと思って借りてたのよ」
「まじかよ……」
どうやら話を聞くところ俺達のだけじゃなく女子たちのも借りたものらしい。なんでも探したらこの近くにレンタルしてるお店があったのだとか。そのお店、潰れないのかな。
「さ、早くこれ持って着替えてきて」
隆也と俺に浴衣を渡すとぐいぐいと教室の外に出されてしまった。
「お、おい。着替えるってどこで……」
「トイレでいいでしょ?」
ガラガラガラとドアが閉められた。隣に同じように外に出された隆也とうなずきあい諦めてトイレに向かった。
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