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本編
熱
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その日の夜、夕食も食べず部屋に閉じこもりソファの上で静かに泣き続けた。
両親からは夕食を食べないことを心配されたが、眠いだけだと嘘をついた。
今日だけ。
今日でこの気持ちに整理をつけて、改めてキスト本人に伝えよう。
キストと婚約破棄して、学園を卒業したら修道院に行こう。
両親にも迷惑はかけられない。
そんなことを考えているうちにいつの間にか眠ってしまっていた。
次の日
さんざん泣き続け、夜着のままソファで寝てしまったことで熱を出してしまった。
とことんついてないわ…。
でもこんな顔で学園にも行けなかったしちょうど良かったのかも…。
でも学園へ行ったらキストとアレルの婚約の話が噂になっているかもしれない。
そんなことを聞いてしまったら私はいてもたってもいられず逃げてしまうだろう。
まだ全然覚悟が決まっていない。
それなのにキスト本人から伝えられたら泣き崩れてしまい、迷惑をかけてしまう。
今日はゆっくり休んで、婚約破棄を言われる前に自分からキストに告げよう。
私は身を引くと。
そうすれば二人は幸せになれるはず…。
そう思いながら目を閉じた。
両親からは夕食を食べないことを心配されたが、眠いだけだと嘘をついた。
今日だけ。
今日でこの気持ちに整理をつけて、改めてキスト本人に伝えよう。
キストと婚約破棄して、学園を卒業したら修道院に行こう。
両親にも迷惑はかけられない。
そんなことを考えているうちにいつの間にか眠ってしまっていた。
次の日
さんざん泣き続け、夜着のままソファで寝てしまったことで熱を出してしまった。
とことんついてないわ…。
でもこんな顔で学園にも行けなかったしちょうど良かったのかも…。
でも学園へ行ったらキストとアレルの婚約の話が噂になっているかもしれない。
そんなことを聞いてしまったら私はいてもたってもいられず逃げてしまうだろう。
まだ全然覚悟が決まっていない。
それなのにキスト本人から伝えられたら泣き崩れてしまい、迷惑をかけてしまう。
今日はゆっくり休んで、婚約破棄を言われる前に自分からキストに告げよう。
私は身を引くと。
そうすれば二人は幸せになれるはず…。
そう思いながら目を閉じた。
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