嫌われていると思っていた婚約者は、私のことを溺愛していた

ゆいまる

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本編

本当の真実 キストside


僕とリーデの両親はとても仲が良く、小さい頃からリーデとよく遊んでいた。

初めてリーデと会ったとき、サラサラの長い銀髪に、曇りのない綺麗な青の瞳をした彼女に一目惚れしたのは言うまでもない。

話していくうちに彼女の内面にも惹かれていき、両親に頼み込んで婚約してもらった。

それを聞いたリーデも喜んでくれていただろうと思う。

僕達の婚約はある事情で公にはできなかったけど、それでも幼馴染として一緒にいることで、リーデに近づこうとしてくる奴らに牽制した。

成長するにつれてどんどん綺麗になるリーデに焦りを感じ、リーデの隣に相応しくなるように勉強や鍛錬を続けた。


学園に入った頃、勉強や剣の成績から女生徒から声をかけられることが多くなった。
それと同時に公には幼馴染であるリーデへの嫌がらせが増えた。
ある程度はリーデが気づく前に処理していたが、直接的なものはどうしても対処が遅くなった。

リーデは何も言わなかったが、僕が近くにいることで辛い思いをさせてしまっていることは明らかだった。
僕だけで守ることは限界があり、同性のリーデを敵対しない人間と関わりを持とうと考えていた。(異性になんか任せられない)

そんな中、リーデと仲の良いアレル嬢を紹介された。
リーデはアレル嬢のことを可愛いと言うけど、僕にとってはその話をしているリーデが可愛くて可愛くて仕方なかった。

アレル嬢には僕が近くにいれないとき、リーデを守ってくれるように頼んだ。それとリーデ自身の事も事細かに教えて貰っていた。
アレル嬢とは、彼女がリーデを直接的な悪意から守り、僕は影からリーデを守ることで利害が一致した。

それでも僕が近くにいることでやっかみは減らないため、学園の中ではリーデに話しかけることを減らしていった。

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