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番外編
朝
すぅ。すぅ。
腕の中で規則的な寝息をたて寝ているリーデの目尻は涙の跡が残っていた。
そっと目元に触れると少し身じろぎして僕の胸にすり寄ってくる。可愛い。
結局己の欲望に負けリーデに痛い思いをさせてしまった…。
でも最高に可愛かった。
色欲に溺れたリーデは息を呑むほど美しかった。
途中からは気遣う余裕もなく欲望のまま抱いてしまった。
リーデの甘い声は媚薬のようで興奮剤でしかなかった。
思い出すだけで下半身に熱が溜まってくる。
煩悩を抑えながら、寝ているリーデにキスをした。
ー朝ー
「ん…。」
目が覚めると目の前にはキストの顔があった。
びっくりして後ろに移動しようとしたら、動けなかった。
どうやら抱きしめられて寝ていたみたいだ。
昨日の出来事を思い出す。
最後の方は朧げだが、腹部に鈍痛を感じることから、夢ではなかったことを実感する。
昨日キストに抱かれたんだわ…。
頬が熱くなるのを感じ、恥ずかしくて顔を手で覆った。
チラッとキストを盗み見ると、深く眠っているみたいだ。
そういえば、キストの寝顔なんて久しぶりに見た…。
頬にそっと手を添えキストの顔を眺めた。
一つ一つのパーツが均一に配置され、髪は無造作におろされてるせいか、いつもよりも幼く見えた。
「んん、」
「おはよう。」
「ん…」
まだ半分夢の中みたいだ。
私の胸に顔を寄せてきて、抱きしめ返すと、また規則正しい寝息が聞こえた。
キストの頭をゆっくりと撫でる。
キストの寝息が胸にかかり、くすぐったい。
そんなことを思っていると、ちゅうっと胸元にキスされた。
「ひゃあっ」
くすくすと笑い声が聞こえる。
「お、起きてたのね。いじわる。」
「あはは、ごめん。リーデが可愛くてついイタズラしたくなっちゃった。」
ぷぅっと拗ねた顔をしたら、キストの顔が近づいてきてキスされた。
「おはよう、リーデ」
「おはよう」
「身体は?初めてなのに無理させてごめん。」
「う、ううん。大丈夫。ちょっとだるく感じるくらい。」
「そっか。リーデが可愛すぎて余裕が持てなかった。」
「ばか。」
「本当のことだよ。もう少し手加減するつもりだったんだ。」
「大丈夫よ。私も…えと、気持ちよかったし…」
最後の方は小声になってしまった。
「無自覚に煽るのはやめてくれ。無理させたのにまた襲ってしまう。」
そう言って抱きしめられた。
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