嫌われていると思っていた婚約者は、私のことを溺愛していた

ゆいまる

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もう1つの番外編

告白【完】


そこから私はアレル嬢と手紙のやり取りを始めた。

学園にいる間は会うことが叶わないため、基本は手紙でのやり取りだった。
学園の休みの日は仕事の合間に、会いに行ったりしていた。

長めに過ごせるときは一緒に市井に行ったりした。

過ごしていくうちに少しずつだが彼女からも好意を感じるようになった。

彼女と共にいると自分をさらけ出せるし、心から笑うことができた。
彼女の話は勉強になることも多く、新たな発想で吸収することも多かった。



「アレル嬢、君が好きなんだ。私と婚約してくれないか?」


常に何事にも感情が揺さぶられることはなかったが、この時は緊張した。
数秒が数時間に感じるほどだった。

「えぇ。私でよければ喜んで。」

「っ!ほんとうか!!」

「ふふ、なんでそんなに驚いてるの。気づいていたでしょ?」

「それでも不安なものは不安なんだ。」


人生で一番幸せな時間だった。


それからは、アレル嬢の両親に改めて婚約の許可を頂きに行った。
はじめはだいぶ渋られたが、アレルの


「パパ、テウスと結婚できないなら、私は誰と結婚しても幸せになれないわ。それなら修道院に行きます。」

という言葉が決定打だった。

私もアレルの両親もそれは避けたい。

「テウス殿下がお前を傷つけると思っているわけではない。ただもう少し先だと思っていたから…」



そして私達は婚約した。





ー婚約パーティーー


「アレル、私はこれまでもこれからも君だけを愛すると誓うよ。」


「私もです。ずっとそばであなたを支え続けます。」


私達は誓いのキスをした。




テウス殿下とアレルの婚約まで、こちらで終わりになります。

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