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飼い主達 2
「…よぉ竜前。やっぱりお前のペットなんだなコイツ。」
「早く離れてよ黒沼。俺触っていいなんて言ってない」
「へーへー」
黒沼と呼ばれた男はあっさり俺から手を離し、どかりと近くの机の上に腰を下ろした。
涙目のペットの少年も服従するように横に侍った。
主人は苛立ちを隠すことなく黒沼を睨んだ。
「俺の許可なしに俺のペットに手出そうとしたこと、そっちのクラスの担任に報告するからね」
「おいおい勘違いすんなよ?テメェのペットの方から寄ってきたんだぜ?」
「は?」
「っ…」
黒沼はニヤリと俺を見て笑った。
何を、言う気だ…この男。…嫌な予感がして、俺はヒクリと体を引きつらせた。
「いきなり俺のとこきて俺の腕触って誘惑してきてよぉ。お前のペットでいるのが辛いから俺のペットになりたいんだとさ。」
「な、」
「…何ソレ。どうせ嘘でしょ」
「マジだっつの。すげー物欲しそうな顔で俺のこと見てくるから少し遊んでやってたんだよ。テメェの調教じゃ満足できなくて欲求不満なんじゃね?」
「…」
「ああ…そういえばお前って前のペットも他の男のところに逃げたんだったか?こいつも前のペットと同じだな。」
黒沼の言葉を最後まで聞くと、主人は俺の方をゆっくり振り返った。
「ねぇ、あいつが言ってることってほんと?」
「!…違う…」
「ここに来てあいつに触ったっていうのも?」
「…っ…」
「早く答えて」
「……………さわ、った……けど、それは、」
「!」
最後まで告げる前に、主人はガッと俺の手首を強く掴んだ。
そのままグイグイと手を引き、俺を引っ張って教室を出ていく。
「なんっ…だよ…痛い、どこ、に」
「帰るよ。今日は授業にも出なくていい。しばらく俺の部屋から出さないから」
「っ!」
掴まれた手首が、ギシリと音を立てて軋む。
冷えた目をした主人が心底恐ろしくて、俺は弁明も抵抗もできなかった。
主人の寮部屋に着き、中に連れ込まれると、主人は問答無用で俺をベッドの上に突き飛ばした。
「っ…」
「前に話したと思うけどさー、俺他の男に尻尾振るペットって嫌いなんだよね」
「ちが、誤解だ…」
「飲んで」
「あ…、…」
主人の手にあったのは、見覚えのある薬だった。ヒュッと喉が鳴る。俺は首をふるふると横に振った。
「それ、は…嫌だ…」
「大丈夫。簡単にトんだりしないように、前使った時より量は少なめにしとくから」
「い、嫌だ…薬は…」
「奏多」
「っ!」
「これ以上俺を怒らせないで」
「早く離れてよ黒沼。俺触っていいなんて言ってない」
「へーへー」
黒沼と呼ばれた男はあっさり俺から手を離し、どかりと近くの机の上に腰を下ろした。
涙目のペットの少年も服従するように横に侍った。
主人は苛立ちを隠すことなく黒沼を睨んだ。
「俺の許可なしに俺のペットに手出そうとしたこと、そっちのクラスの担任に報告するからね」
「おいおい勘違いすんなよ?テメェのペットの方から寄ってきたんだぜ?」
「は?」
「っ…」
黒沼はニヤリと俺を見て笑った。
何を、言う気だ…この男。…嫌な予感がして、俺はヒクリと体を引きつらせた。
「いきなり俺のとこきて俺の腕触って誘惑してきてよぉ。お前のペットでいるのが辛いから俺のペットになりたいんだとさ。」
「な、」
「…何ソレ。どうせ嘘でしょ」
「マジだっつの。すげー物欲しそうな顔で俺のこと見てくるから少し遊んでやってたんだよ。テメェの調教じゃ満足できなくて欲求不満なんじゃね?」
「…」
「ああ…そういえばお前って前のペットも他の男のところに逃げたんだったか?こいつも前のペットと同じだな。」
黒沼の言葉を最後まで聞くと、主人は俺の方をゆっくり振り返った。
「ねぇ、あいつが言ってることってほんと?」
「!…違う…」
「ここに来てあいつに触ったっていうのも?」
「…っ…」
「早く答えて」
「……………さわ、った……けど、それは、」
「!」
最後まで告げる前に、主人はガッと俺の手首を強く掴んだ。
そのままグイグイと手を引き、俺を引っ張って教室を出ていく。
「なんっ…だよ…痛い、どこ、に」
「帰るよ。今日は授業にも出なくていい。しばらく俺の部屋から出さないから」
「っ!」
掴まれた手首が、ギシリと音を立てて軋む。
冷えた目をした主人が心底恐ろしくて、俺は弁明も抵抗もできなかった。
主人の寮部屋に着き、中に連れ込まれると、主人は問答無用で俺をベッドの上に突き飛ばした。
「っ…」
「前に話したと思うけどさー、俺他の男に尻尾振るペットって嫌いなんだよね」
「ちが、誤解だ…」
「飲んで」
「あ…、…」
主人の手にあったのは、見覚えのある薬だった。ヒュッと喉が鳴る。俺は首をふるふると横に振った。
「それ、は…嫌だ…」
「大丈夫。簡単にトんだりしないように、前使った時より量は少なめにしとくから」
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「っ!」
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