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第一話
15分間の記憶
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――めんどくせぇ。
その一言が、結城圭(ゆうき けい)の朝の始まりだった。
鈍い振動音。遠くで何かが爆発する音。耳が慣れすぎて、もう誰も驚かない。
ここは“第14中立区”、滅びかけた地球に点在する数少ない生存圏の一つ。
「戦わない者たちの街」――そんな理想はとっくに薄れて、今じゃただの傭兵と非戦民が共存する灰色の街だ。
「おーい、けい~起きてる~?」
部屋の外から、間延びした声が聞こえてくる。
声の主は八雲響也(やくも・きょうや)。
街の傭兵組織《シェルター・セクター》に所属する変わり者。飄々とした空気に反して、戦場では異常な読みと瞬間判断を持つ空間使い。
そして、圭が唯一「マトモに付き合ってる」と言える相手。
「今日、依頼来てたっしょ?そろそろ動かないと、中立区の出入りも制限されるかもよ~?」
「…ああ、めんどくせえ。」
圭は髪をぐしゃっとかき乱しながら起き上がる。
重い身体。寝ぐせ。洗ってないTシャツ。
そんなものを気にするような世界じゃない。
空気に煤と腐臭が混じっていて、朝日なんてとうにビルの灰に隠れてる。
三日後、“第9中立区”へ向かう物資輸送の護衛。
ただし、最近そのルートでアブノーマル集団による襲撃が頻発しているという。
そしてその中に、「正義側の元構成員がいた」という情報が流れていた。
「つまり、“能力者狩り”が来るってことだな」
圭は、眠気混じりに口にする。
その言葉に、響也が目を細める。
「……ま、俺らも能力者だけどね」
💡 圭の能力:「写記憶(ミメティック・メモリー)」
人の戦いを“見る”だけで、それを“使える”。
ただし、同時に持てるのは3つまで。そして時間制限は15分。
模倣が消えれば、また“見る”ところから始めなければならない。
効率が良いようでいて、記憶のキャパがカツカツに削られる能力。
一度に3つ重ねれば、頭の中はぐちゃぐちゃになる。
「やりたくないんだよなぁ……全部見えるのって、しんどい」
バーストステーションは、中立区第14の端にある“最も危険な静寂”だった。
崩れかけの建材、無数の焼け焦げたトレーラー、強化装甲を巻かれた輸送バイク。
そのどれもが、もう何度目か分からない戦いの痕跡だった。
圭はそのステーションの屋根に座って、タバコもどきをくわえていた。
「くっせぇ……なんで人工葉っぱってこんな味になるんだよ」
煙を吐きながらそうぼやいた次の瞬間――
ズゥン――――ッ
耳に“響き”が届く。
低く、濁った音が地面を這い、建物全体を震わせる。
空気が異様に重くなる。それは、能力者特有の気配。
「来たな」
屋内から、無数の小型ドローンが飛び出す。
索敵機能付き――敵の「異能波形」に反応して、即座に発砲する機構。
ガッ――!
だがその1秒後、ドローンの一台が、“吹き飛んだ”。
否――潰されたのだ。空中で、何かに。
「……バケモンかよ」
飛散する破片の先、視界の端に黒い塊が“跳ねた”。
それはヒトの形をしていた。
だが、明らかにヒトではない。
全身に無数の棘。
腕は槍のように鋭く尖り、脚には金属のような硬化が走る。
そしてなにより、その目は“何も見ていない”。
《ソーン・チャイルド》――突撃型異能者
⸻
⚠ 戦闘開始
「接敵まで3秒。お前ら、構えろ!」
叫ぶ通信兵の声。
傭兵数人が反応するが――遅い。
ヒュッ
一閃。
槍のような右腕が、1人の首元を“擦った”。
ズバッ――ッ!!
0.2秒の遅延で、首ごと消し飛ぶ。
肉が、骨が、飛び散る。
血が地面に落ちるより早く、ソーンは次の傭兵へ突進する。
⸻
圭は、その一部始終を“見ていた”。
「コピー――完了」
瞬間、彼の右目が金色に発光する。
⸻
🔁 圭の能力起動
■ コピー①:ソーンの“突撃軌道”と加速姿勢
■ コピー②:八雲響也の「ステップポータル」の残像イメージ
■ コピー③:過去に見た“間合い殺し”の剣士のカウンター構え
「3つ、同時使用。15分限定。脳ミソもってくれよ」
⸻
圭は地を蹴った。
視界が流れる。空気が縫い付けられたように重くなる。
――見切った。
ソーンが次の傭兵に突撃する寸前、圭はその横合いから“飛び込んだ”。
ガガッ!
蹴りで床を砕きながら、ソーンの進路にポータルを一瞬だけ開く。
その出口は、ソーンの背後。
「お前の突進、俺が一番見てるからな――」
圭の足が地を踏み鳴らし、次の瞬間――
ソーンの背中にカウンターの肘が炸裂する。
バガァンッ!!
異能硬化された身体が“たわむ”。
異形の肉が音を立てて捻れ、ひしゃげた金属のように裂けた。
⸻
だが、倒れない。
ソーンは背中から血を流しながら、振り向いた瞬間に圭の喉を狙う。
カチンッ――
その攻撃が当たる寸前、圭の身体が**“消える”**。
「ったく、間に合ったかよ」
八雲響也――ポータルの出口を“圭の背後”に開き、緊急脱出。
「ほんと便利だなお前のゲートは」
「でしょ。だから俺が一番人気。あ、今の15分、あと3分切ってるよ?」
圭は息を整えながら、再び構える。
ソーンは全身から棘を伸ばし、身体を槍そのものに変形していく。
「人間だった頃の意識、もうねぇんだろうな……」
そんなことを思いながら、圭は最後の技を使う。
剣士の構え――間合い殺し。
ただし、今回は“ポータルを活かした”踏み込み。
空間を1歩、飛ばす。
踏み込みに“ズレ”を起こす一手。
「……終わりだよ、ソーン」
斬撃。
“見えなかった”はずの攻撃が、的確に心臓を貫いた。
⸻
ソーンが崩れる。
棘が折れ、肉体が元のヒトの形に戻っていく。
圭はその姿を見つめながら、
「また、見たわけだ……人が壊れていく瞬間を」
ソーンの巨体が、コンクリートを砕きながら崩れ落ちる。
その瞬間、時間が巻き戻ったように世界が静まり返った。
耳鳴り。
焼けた金属の臭い。
地面に染みる血。
そして、空虚な風の音。
「……終わったのか」
圭はぼそりと呟き、足元に視線を落とす。
右手が震えていた。
模倣したスキルが、15分の時限で一斉に“消えた”のだ。
剣士の動きが消える。ポータルの座標が揺らぐ。突進の感覚が消え去る。
脳内に刻まれた記憶の再生が、ぷつん、と断ち切られる。
「……3つ、重ねすぎたな……」
痛みというより、**“疲労”**だった。
模倣は、身体よりも“記憶”に負荷がかかる。
誰かの人生を一瞬だけ借りて戦うようなものだ。
⸻
「おーい、生きてるか?」
崩れかけた瓦礫の上から、八雲響也の声が飛ぶ。
額に擦り傷、でも口元にはいつもの余裕の笑み。
「やっぱけい強いな。俺のゲートなくてもやれてたっしょ?」
「やれてねぇよ。殺されてたわ、確実に」
圭は小さく笑って、立ち上がろうとした――その時だった。
音もなく、風が止まった。
――違う、“風が吸い込まれている”。
空気がねじれたような、嫌な感覚。
瓦礫の隙間から、**誰かの“足”**が見えた。
⸻
その人物は、倒壊した廃ビルの奥。
埃と硝煙が舞う中、静かに立っていた。
肩までの赤茶色の髪が、わずかに揺れている。
制服のような黒い装束。血飛沫がついているのに、なぜか清潔感があった。
手には、意識を失った少年兵の額に添えられた掌。
彼女の目が開いた。
「――見えた。」
彼女はゆっくりと立ち上がり、圭の方をまっすぐに見つめた。
目が合った。
一瞬で分かった。
“視られている”のは自分の外側ではなく、内側だと。
結は瓦礫を踏みしめ、圭の方にゆっくりと歩み寄る。
響也が警戒するように前に出たが、彼女は静かに首を横に振った。
「私は敵じゃないわ。中立側の“眠り子(スリーパー)”。」
「……“夢宵”か」
響也がぽつりと呟く。
“夢宵”――眠っている相手の夢に侵入し、記憶・感情・恐怖に干渉する異能。
中立陣営にごく少数しか存在しない、“記憶の治癒士”とも“情報の読み取り屋”とも呼ばれる存在。
⸻
結は、圭の目をじっと見つめた。
そして、こう言った。
「あなた……私の夢に、出てきたの」
圭は一瞬、理解できなかった。
「……は?」
「……静かな夢だった。
あなたは椅子に座ってて、何もしなくて……
でも、世界が壊れていくのを、ちゃんと見てた」
そう言って、彼女は微笑んだ。
「……初めまして。私、時雨 結(しぐれ ゆい) よろしくね、“写記憶”の少年。」
⸻
圭は、返す言葉を見つけられなかった。
でも、なぜか――
その時の風だけは、ほんの少しだけ優しかった。
その一言が、結城圭(ゆうき けい)の朝の始まりだった。
鈍い振動音。遠くで何かが爆発する音。耳が慣れすぎて、もう誰も驚かない。
ここは“第14中立区”、滅びかけた地球に点在する数少ない生存圏の一つ。
「戦わない者たちの街」――そんな理想はとっくに薄れて、今じゃただの傭兵と非戦民が共存する灰色の街だ。
「おーい、けい~起きてる~?」
部屋の外から、間延びした声が聞こえてくる。
声の主は八雲響也(やくも・きょうや)。
街の傭兵組織《シェルター・セクター》に所属する変わり者。飄々とした空気に反して、戦場では異常な読みと瞬間判断を持つ空間使い。
そして、圭が唯一「マトモに付き合ってる」と言える相手。
「今日、依頼来てたっしょ?そろそろ動かないと、中立区の出入りも制限されるかもよ~?」
「…ああ、めんどくせえ。」
圭は髪をぐしゃっとかき乱しながら起き上がる。
重い身体。寝ぐせ。洗ってないTシャツ。
そんなものを気にするような世界じゃない。
空気に煤と腐臭が混じっていて、朝日なんてとうにビルの灰に隠れてる。
三日後、“第9中立区”へ向かう物資輸送の護衛。
ただし、最近そのルートでアブノーマル集団による襲撃が頻発しているという。
そしてその中に、「正義側の元構成員がいた」という情報が流れていた。
「つまり、“能力者狩り”が来るってことだな」
圭は、眠気混じりに口にする。
その言葉に、響也が目を細める。
「……ま、俺らも能力者だけどね」
💡 圭の能力:「写記憶(ミメティック・メモリー)」
人の戦いを“見る”だけで、それを“使える”。
ただし、同時に持てるのは3つまで。そして時間制限は15分。
模倣が消えれば、また“見る”ところから始めなければならない。
効率が良いようでいて、記憶のキャパがカツカツに削られる能力。
一度に3つ重ねれば、頭の中はぐちゃぐちゃになる。
「やりたくないんだよなぁ……全部見えるのって、しんどい」
バーストステーションは、中立区第14の端にある“最も危険な静寂”だった。
崩れかけの建材、無数の焼け焦げたトレーラー、強化装甲を巻かれた輸送バイク。
そのどれもが、もう何度目か分からない戦いの痕跡だった。
圭はそのステーションの屋根に座って、タバコもどきをくわえていた。
「くっせぇ……なんで人工葉っぱってこんな味になるんだよ」
煙を吐きながらそうぼやいた次の瞬間――
ズゥン――――ッ
耳に“響き”が届く。
低く、濁った音が地面を這い、建物全体を震わせる。
空気が異様に重くなる。それは、能力者特有の気配。
「来たな」
屋内から、無数の小型ドローンが飛び出す。
索敵機能付き――敵の「異能波形」に反応して、即座に発砲する機構。
ガッ――!
だがその1秒後、ドローンの一台が、“吹き飛んだ”。
否――潰されたのだ。空中で、何かに。
「……バケモンかよ」
飛散する破片の先、視界の端に黒い塊が“跳ねた”。
それはヒトの形をしていた。
だが、明らかにヒトではない。
全身に無数の棘。
腕は槍のように鋭く尖り、脚には金属のような硬化が走る。
そしてなにより、その目は“何も見ていない”。
《ソーン・チャイルド》――突撃型異能者
⸻
⚠ 戦闘開始
「接敵まで3秒。お前ら、構えろ!」
叫ぶ通信兵の声。
傭兵数人が反応するが――遅い。
ヒュッ
一閃。
槍のような右腕が、1人の首元を“擦った”。
ズバッ――ッ!!
0.2秒の遅延で、首ごと消し飛ぶ。
肉が、骨が、飛び散る。
血が地面に落ちるより早く、ソーンは次の傭兵へ突進する。
⸻
圭は、その一部始終を“見ていた”。
「コピー――完了」
瞬間、彼の右目が金色に発光する。
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🔁 圭の能力起動
■ コピー①:ソーンの“突撃軌道”と加速姿勢
■ コピー②:八雲響也の「ステップポータル」の残像イメージ
■ コピー③:過去に見た“間合い殺し”の剣士のカウンター構え
「3つ、同時使用。15分限定。脳ミソもってくれよ」
⸻
圭は地を蹴った。
視界が流れる。空気が縫い付けられたように重くなる。
――見切った。
ソーンが次の傭兵に突撃する寸前、圭はその横合いから“飛び込んだ”。
ガガッ!
蹴りで床を砕きながら、ソーンの進路にポータルを一瞬だけ開く。
その出口は、ソーンの背後。
「お前の突進、俺が一番見てるからな――」
圭の足が地を踏み鳴らし、次の瞬間――
ソーンの背中にカウンターの肘が炸裂する。
バガァンッ!!
異能硬化された身体が“たわむ”。
異形の肉が音を立てて捻れ、ひしゃげた金属のように裂けた。
⸻
だが、倒れない。
ソーンは背中から血を流しながら、振り向いた瞬間に圭の喉を狙う。
カチンッ――
その攻撃が当たる寸前、圭の身体が**“消える”**。
「ったく、間に合ったかよ」
八雲響也――ポータルの出口を“圭の背後”に開き、緊急脱出。
「ほんと便利だなお前のゲートは」
「でしょ。だから俺が一番人気。あ、今の15分、あと3分切ってるよ?」
圭は息を整えながら、再び構える。
ソーンは全身から棘を伸ばし、身体を槍そのものに変形していく。
「人間だった頃の意識、もうねぇんだろうな……」
そんなことを思いながら、圭は最後の技を使う。
剣士の構え――間合い殺し。
ただし、今回は“ポータルを活かした”踏み込み。
空間を1歩、飛ばす。
踏み込みに“ズレ”を起こす一手。
「……終わりだよ、ソーン」
斬撃。
“見えなかった”はずの攻撃が、的確に心臓を貫いた。
⸻
ソーンが崩れる。
棘が折れ、肉体が元のヒトの形に戻っていく。
圭はその姿を見つめながら、
「また、見たわけだ……人が壊れていく瞬間を」
ソーンの巨体が、コンクリートを砕きながら崩れ落ちる。
その瞬間、時間が巻き戻ったように世界が静まり返った。
耳鳴り。
焼けた金属の臭い。
地面に染みる血。
そして、空虚な風の音。
「……終わったのか」
圭はぼそりと呟き、足元に視線を落とす。
右手が震えていた。
模倣したスキルが、15分の時限で一斉に“消えた”のだ。
剣士の動きが消える。ポータルの座標が揺らぐ。突進の感覚が消え去る。
脳内に刻まれた記憶の再生が、ぷつん、と断ち切られる。
「……3つ、重ねすぎたな……」
痛みというより、**“疲労”**だった。
模倣は、身体よりも“記憶”に負荷がかかる。
誰かの人生を一瞬だけ借りて戦うようなものだ。
⸻
「おーい、生きてるか?」
崩れかけた瓦礫の上から、八雲響也の声が飛ぶ。
額に擦り傷、でも口元にはいつもの余裕の笑み。
「やっぱけい強いな。俺のゲートなくてもやれてたっしょ?」
「やれてねぇよ。殺されてたわ、確実に」
圭は小さく笑って、立ち上がろうとした――その時だった。
音もなく、風が止まった。
――違う、“風が吸い込まれている”。
空気がねじれたような、嫌な感覚。
瓦礫の隙間から、**誰かの“足”**が見えた。
⸻
その人物は、倒壊した廃ビルの奥。
埃と硝煙が舞う中、静かに立っていた。
肩までの赤茶色の髪が、わずかに揺れている。
制服のような黒い装束。血飛沫がついているのに、なぜか清潔感があった。
手には、意識を失った少年兵の額に添えられた掌。
彼女の目が開いた。
「――見えた。」
彼女はゆっくりと立ち上がり、圭の方をまっすぐに見つめた。
目が合った。
一瞬で分かった。
“視られている”のは自分の外側ではなく、内側だと。
結は瓦礫を踏みしめ、圭の方にゆっくりと歩み寄る。
響也が警戒するように前に出たが、彼女は静かに首を横に振った。
「私は敵じゃないわ。中立側の“眠り子(スリーパー)”。」
「……“夢宵”か」
響也がぽつりと呟く。
“夢宵”――眠っている相手の夢に侵入し、記憶・感情・恐怖に干渉する異能。
中立陣営にごく少数しか存在しない、“記憶の治癒士”とも“情報の読み取り屋”とも呼ばれる存在。
⸻
結は、圭の目をじっと見つめた。
そして、こう言った。
「あなた……私の夢に、出てきたの」
圭は一瞬、理解できなかった。
「……は?」
「……静かな夢だった。
あなたは椅子に座ってて、何もしなくて……
でも、世界が壊れていくのを、ちゃんと見てた」
そう言って、彼女は微笑んだ。
「……初めまして。私、時雨 結(しぐれ ゆい) よろしくね、“写記憶”の少年。」
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圭は、返す言葉を見つけられなかった。
でも、なぜか――
その時の風だけは、ほんの少しだけ優しかった。
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