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序章
第一話。3-4
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「……ん、っとと。危ないなぁ~ネイア。何ふらついてんのさ」
片膝を地面につけて、ネイアを支えているアベルが言う。
「もう、ふらふらじゃないですかネイアお嬢様。大方、そこなリーフが無茶な扱いで馬車を走らせたのでしょう?」
やや遅れて尼僧、シェクティがネイアのそばに駆け寄り、軽い疲労回復効果をもたらす治癒魔法をかけるためにその額に手を当てる。
「ありがとう2人とも。私は大丈夫。急ぐように言ったのは私だし、それより今は……」
ネイアはアベルに支えられながらも、何とか立ち上がる。
「……急いでるところ悪いんだけどさぁ、ネイア」
ネイアの左腕を肩に回して立ち上がったアベルが、彼女に聞こえる程度の小声でポツリと呟く。
「なあに?アベル」
「……何で寝間着のまま、なんだい?」
その言葉にネイアは顔を赤らめ、無言のままアベルの肩に回した左腕で、その後頭部を殴りつけた。
日々、学院の悪童どもを床に、地面に沈めてきた黄金の左拳である。例外なくアベルも同様の目に遭った。
「あらあら、まあ。ホントに。よっぽど慌ててらしたのねえ」
片膝を地面につけて、ネイアを支えているアベルが言う。
「もう、ふらふらじゃないですかネイアお嬢様。大方、そこなリーフが無茶な扱いで馬車を走らせたのでしょう?」
やや遅れて尼僧、シェクティがネイアのそばに駆け寄り、軽い疲労回復効果をもたらす治癒魔法をかけるためにその額に手を当てる。
「ありがとう2人とも。私は大丈夫。急ぐように言ったのは私だし、それより今は……」
ネイアはアベルに支えられながらも、何とか立ち上がる。
「……急いでるところ悪いんだけどさぁ、ネイア」
ネイアの左腕を肩に回して立ち上がったアベルが、彼女に聞こえる程度の小声でポツリと呟く。
「なあに?アベル」
「……何で寝間着のまま、なんだい?」
その言葉にネイアは顔を赤らめ、無言のままアベルの肩に回した左腕で、その後頭部を殴りつけた。
日々、学院の悪童どもを床に、地面に沈めてきた黄金の左拳である。例外なくアベルも同様の目に遭った。
「あらあら、まあ。ホントに。よっぽど慌ててらしたのねえ」
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