3 / 21
3話
しおりを挟む
「お、お前の紛らわしい名前のせいか!」
ノースはバンと机を叩いて勢いよく立ち上がった。衝撃で、机の上の置いたカップがカチカチと揺れている。
「俺は召喚魔法だけは自信があったんだ。なのに、クソ。ツバメだかなんだか知らないが、お前のせいで、」
強い怒りを示す、険しい目と視線がぶつかった。美人というか、美形の怒った顔は迫力がある。俺は驚いてポカンとしてしまった。ノースが何か続きを言いかけて、ぐっと黙った。ノースが目を閉じて、肩を上下させて大きくため息を吐く。そして、腕組みをして俺を睨みつけた。
「つばめなんて鳥、俺は聞いたことがない。そもそもお前の服だってここら辺のものではないだろう。一体、お前はどこから来たんだ?」
「それなんですけど……日本、ここにはないですよね……?」
ノースは、「は?」と大げさに眉をひそめた。彼の反応に、またしても自分の予想は当たっていると確信した。正直、嘘みたいな話だが、考えつく限りではこれしかない。顔をしかめているノースに、俺は自分が元居た場所、21世紀の日本について説明した。
「あの、俺がいた国は日本っていう国で、すごく科学が発展してると言いますか……車とか電車が走ってて、みんながスマホやパソコンを持ってて……」
「クルマ……スマホ……?」
俺は説明しながら、自分の生活を思いだしていた。好きだったテレビ番組、大学入学と同時に購入したパソコン。実家の車は、俺の誕生日がナンバーになっていて、小さい頃は嬉しかったけど、最近は恥ずかしさも感じるようになった。そんな約20年間の記憶みたいなものが、遠い過去のもののように思える。自分の予想を声に出して言うと、それが確定してしまいそうで、正直少しだけ怖かったけど、それでも俺はノースを真正面から見た。
「はい。多分ですけど、その……こことは別の世界なんじゃないかなって」
俺の言葉を聞き、ノースが黄赤色の目を丸くする。さっきの喧しさとは対照的に、ノースは静かな声で「お前、異世界人か……」と呟いた。
*
2人だけの奇妙なお茶会も、幾分か落ち着きが出てきた頃、ノースはこの世界について話してくれた。この世界は大きく4つの大陸に別れ、それぞれの国が統治しているらしい。特徴的なのは、決まった国名がないことだ。そのため、国の話をするときは、それぞれの国が象徴する宝石の名前を使って、その国を呼ぶらしい。北にある国は『サファイア』、東にある国は『トパーズ』、西にある国は『ルビー』で、南にある国は『エメラルド』と呼ぶそうだ。この世界には、土地に名前を付けない風習があるのかもしれない。村や町、なんなら王都であっても名前は付けられておらず、「不便じゃないですか?」と聞いたら「別に」と返された。絶対不便だ。ちなみに、ノースがいる国、つまり俺が今いる国は『サファイア』である。
「魔力を持って生まれた者は、魔法使いとなることが普通だ。王都で国に使え、研究を行う者もいれば、俺のように個人で好きなように研究し、生活する者もいるがな」
「ノースは何を研究してるんですか?」
俺がそう尋ねると、ノースは「……教える義理はない」とそっけなく言った。何となく感じていたがこの男、かなり愛想が悪い。そういえば、人間嫌いだとも言っていた。他者と接するときは、誰が相手でもこんな風なのかな。でも、そこまで悪い人だとも思えなくて、不思議な人だなと思いながら、お茶を飲んで喉を潤した。
「確かに、異世界から人間がやって来た事例はある」
「本当ですか!」
「ああ、かなり過去のことだったとは思うがな。言っておくが詳しいことは知らないぞ。知ってる奴に聞け」
俺以外にも異世界からこの世界に来た者がいる。その事実に少しだけ安心した。もしかしたらその人が、元の世界への帰り方を調べて見つけているかもしれないし、そうじゃなくても何か手掛かりやヒントを残しているかもしれない。俺はさっそく、その詳しい人に話を聞こうと思った。
「どこにいますか、その人」
「いるとすれば『トパーズ』の王都、そこにある研究室だ」
研究室とは何かと聞けば、「そういえばこいつ、何も知らないんだった」という顔で教えてくれた。ノース曰く、研究室とは国に使える魔法使いたちがいる施設らしい。なるほど、つまり元の世界への帰り方について何か知っているかもしれない魔法使いは、『トパーズ』の魔法使いであり、その人は国に使えている。そういうことだろうか。
「じゃあ、そこまで連れて行ってください!」
「絶対に嫌だ」
「何でですか」
「人が多い、面倒くさい、俺がそこまでやる意味がない」
ノースは吐き捨てる言った。本当に愛想が悪い。すごく失礼だが、友だちいなそうだなと思った。
「そもそも今は時期が悪い。『トパーズ』の王が病気でもうすぐ死ぬんじゃないかと噂されている。そんな時に近づいてくる奴なんて相手もされずに警戒されて終わりだ。お前が『サファイアから来ました』なんて言ってみろ。崩御の噂を聞いて潜り込んできた、他国からのスパイだと思われて殺されるかもな」
「こ、殺すって……」
「あくまで可能性の話だがな」
俺は呆気に取られた。そんな、自分が殺されるかもしれないなんて、考えたこともなかった。
俺は今になってようやくこの世界と自分のいた世界は、全く別のものであると、そう感じることができた。
「……研究室は国の中枢にあるんだ。この時期に『トパーズ』の王都やそこの研究室に近づく奴なんて、誰であれ警戒する。いくらお前が自分は異世界人で帰り方を調べたいだけだと主張してもな」
打つ手なし、そう思った。実際そうなのだろう。元の世界に戻るためには情報が必要で、その情報を集めるためには『サファイア』を出て『トパーズ』の王都、そこにある研究室まで行くしかなく、しかし今の『トパーズ』は水面下で緊張状態にあり、近づけば相手にされない。命の危険さえあった。
「じゃあどうしたら……」
「知らん。おれで俺の知ってることは全部だ。説明したぞ。ほら、さっさと出ていけ」
「えっ、ちょっと」
ノースは、話は終わりとカップを片付け始めた。俺はもちろん慌てた。まだノースに聞きたいことは山ほどある。そもそもここ以外にどこに行けと言えばいいんだ。
「適当に村でも街でも探せ。迷子のふりでもすれば、優しいやつが拾って世話してくれるんじゃないか? 人攫いに気を付けろよ」
「今すぐ出ていてなんて、急すぎます!」
「『家にいれて、知っていることを説明するまで動かない。』お前が言ったことだろう。俺は今、お前を家にいれて、説明した。お前がここにいる理由はなくなった」
分かったら早く出て行けと、しっしっと手を払うノース。その冷たい言い方にカチンときた。少しは話の出来る人かと思い始めていたのに。俺はノースに抗議した。
「それは、ちょっと酷いです! 俺がこの世界に来た理由、原因はまあ、俺の名前かもしれないけど、ノースが鳥を召喚しようとしなければ、俺はここにいません!」
「は? 俺のせいだって言いたいのかよ!」
「げ、原因の一部はノースにもあるとおもいます。というか、あります。絶対あります!」
「……お、俺は別に」
ノースは押され気味だった。口ではああ言っているが、心では責任を感じていたのかもしれない。俺は立ち上がり、机をバンと叩いた。行くなら今しかない。
「あの、俺もここに住ませてください!」
「嫌に決まってるだろ!」
即却下された。けれどもここで、はいそうですかと引き下がるわけにはいかなかった。場所も分からない村や町を探して彷徨うのも嫌だし、その村や町に俺を助けてくれる親切な人がいるか分からない。しかも人攫いまで出るらしい。賭けで動くには、この世界は危険すぎる。この性格の悪そうな魔法使いに居候させてもらう方が、俺にとっては安全だろうと考えた。大丈夫だ。説得するための手札も十分にある。まず俺は床を指さした。
「部屋の隅に埃が溜まって、床に物が置きっぱなしになってます。掃除、できてませんよね」
「は、何を」
「お茶淹れるの見てました。正直、手際良くなかったです。料理の手際はどうなんでしょうか、ノース」
「お前」
「村から依頼があったって言ってましたよね。人とのやり取りは避けられないでしょう。誰かがそういうやり取りを変わってくれたら、楽になるんじゃないですか」
ノースは無言になった。
「料理、掃除、雑用、何でもします。だからどうか、ここにいさせてください!」
俺は勢いよく頭を下げた。言いたいことはすべて言った。これで断られたら、俺の負けだ。人攫いと出くわさないように祈りながら、彷徨うしかない。野犬とかいるのかなこの世界。いたら嫌だな。ノースもきっと迷っていたんだろう、すぐに返事はなかった。俺はその間、ずっと頭を下げ続けた。
「……三食、ちゃんと作れよ」
ノースは一言、そう話した。俺は顔を上げる。ノースは悔しそうな顔をしていた。俺はノースとの勝負に勝った。
ノースはバンと机を叩いて勢いよく立ち上がった。衝撃で、机の上の置いたカップがカチカチと揺れている。
「俺は召喚魔法だけは自信があったんだ。なのに、クソ。ツバメだかなんだか知らないが、お前のせいで、」
強い怒りを示す、険しい目と視線がぶつかった。美人というか、美形の怒った顔は迫力がある。俺は驚いてポカンとしてしまった。ノースが何か続きを言いかけて、ぐっと黙った。ノースが目を閉じて、肩を上下させて大きくため息を吐く。そして、腕組みをして俺を睨みつけた。
「つばめなんて鳥、俺は聞いたことがない。そもそもお前の服だってここら辺のものではないだろう。一体、お前はどこから来たんだ?」
「それなんですけど……日本、ここにはないですよね……?」
ノースは、「は?」と大げさに眉をひそめた。彼の反応に、またしても自分の予想は当たっていると確信した。正直、嘘みたいな話だが、考えつく限りではこれしかない。顔をしかめているノースに、俺は自分が元居た場所、21世紀の日本について説明した。
「あの、俺がいた国は日本っていう国で、すごく科学が発展してると言いますか……車とか電車が走ってて、みんながスマホやパソコンを持ってて……」
「クルマ……スマホ……?」
俺は説明しながら、自分の生活を思いだしていた。好きだったテレビ番組、大学入学と同時に購入したパソコン。実家の車は、俺の誕生日がナンバーになっていて、小さい頃は嬉しかったけど、最近は恥ずかしさも感じるようになった。そんな約20年間の記憶みたいなものが、遠い過去のもののように思える。自分の予想を声に出して言うと、それが確定してしまいそうで、正直少しだけ怖かったけど、それでも俺はノースを真正面から見た。
「はい。多分ですけど、その……こことは別の世界なんじゃないかなって」
俺の言葉を聞き、ノースが黄赤色の目を丸くする。さっきの喧しさとは対照的に、ノースは静かな声で「お前、異世界人か……」と呟いた。
*
2人だけの奇妙なお茶会も、幾分か落ち着きが出てきた頃、ノースはこの世界について話してくれた。この世界は大きく4つの大陸に別れ、それぞれの国が統治しているらしい。特徴的なのは、決まった国名がないことだ。そのため、国の話をするときは、それぞれの国が象徴する宝石の名前を使って、その国を呼ぶらしい。北にある国は『サファイア』、東にある国は『トパーズ』、西にある国は『ルビー』で、南にある国は『エメラルド』と呼ぶそうだ。この世界には、土地に名前を付けない風習があるのかもしれない。村や町、なんなら王都であっても名前は付けられておらず、「不便じゃないですか?」と聞いたら「別に」と返された。絶対不便だ。ちなみに、ノースがいる国、つまり俺が今いる国は『サファイア』である。
「魔力を持って生まれた者は、魔法使いとなることが普通だ。王都で国に使え、研究を行う者もいれば、俺のように個人で好きなように研究し、生活する者もいるがな」
「ノースは何を研究してるんですか?」
俺がそう尋ねると、ノースは「……教える義理はない」とそっけなく言った。何となく感じていたがこの男、かなり愛想が悪い。そういえば、人間嫌いだとも言っていた。他者と接するときは、誰が相手でもこんな風なのかな。でも、そこまで悪い人だとも思えなくて、不思議な人だなと思いながら、お茶を飲んで喉を潤した。
「確かに、異世界から人間がやって来た事例はある」
「本当ですか!」
「ああ、かなり過去のことだったとは思うがな。言っておくが詳しいことは知らないぞ。知ってる奴に聞け」
俺以外にも異世界からこの世界に来た者がいる。その事実に少しだけ安心した。もしかしたらその人が、元の世界への帰り方を調べて見つけているかもしれないし、そうじゃなくても何か手掛かりやヒントを残しているかもしれない。俺はさっそく、その詳しい人に話を聞こうと思った。
「どこにいますか、その人」
「いるとすれば『トパーズ』の王都、そこにある研究室だ」
研究室とは何かと聞けば、「そういえばこいつ、何も知らないんだった」という顔で教えてくれた。ノース曰く、研究室とは国に使える魔法使いたちがいる施設らしい。なるほど、つまり元の世界への帰り方について何か知っているかもしれない魔法使いは、『トパーズ』の魔法使いであり、その人は国に使えている。そういうことだろうか。
「じゃあ、そこまで連れて行ってください!」
「絶対に嫌だ」
「何でですか」
「人が多い、面倒くさい、俺がそこまでやる意味がない」
ノースは吐き捨てる言った。本当に愛想が悪い。すごく失礼だが、友だちいなそうだなと思った。
「そもそも今は時期が悪い。『トパーズ』の王が病気でもうすぐ死ぬんじゃないかと噂されている。そんな時に近づいてくる奴なんて相手もされずに警戒されて終わりだ。お前が『サファイアから来ました』なんて言ってみろ。崩御の噂を聞いて潜り込んできた、他国からのスパイだと思われて殺されるかもな」
「こ、殺すって……」
「あくまで可能性の話だがな」
俺は呆気に取られた。そんな、自分が殺されるかもしれないなんて、考えたこともなかった。
俺は今になってようやくこの世界と自分のいた世界は、全く別のものであると、そう感じることができた。
「……研究室は国の中枢にあるんだ。この時期に『トパーズ』の王都やそこの研究室に近づく奴なんて、誰であれ警戒する。いくらお前が自分は異世界人で帰り方を調べたいだけだと主張してもな」
打つ手なし、そう思った。実際そうなのだろう。元の世界に戻るためには情報が必要で、その情報を集めるためには『サファイア』を出て『トパーズ』の王都、そこにある研究室まで行くしかなく、しかし今の『トパーズ』は水面下で緊張状態にあり、近づけば相手にされない。命の危険さえあった。
「じゃあどうしたら……」
「知らん。おれで俺の知ってることは全部だ。説明したぞ。ほら、さっさと出ていけ」
「えっ、ちょっと」
ノースは、話は終わりとカップを片付け始めた。俺はもちろん慌てた。まだノースに聞きたいことは山ほどある。そもそもここ以外にどこに行けと言えばいいんだ。
「適当に村でも街でも探せ。迷子のふりでもすれば、優しいやつが拾って世話してくれるんじゃないか? 人攫いに気を付けろよ」
「今すぐ出ていてなんて、急すぎます!」
「『家にいれて、知っていることを説明するまで動かない。』お前が言ったことだろう。俺は今、お前を家にいれて、説明した。お前がここにいる理由はなくなった」
分かったら早く出て行けと、しっしっと手を払うノース。その冷たい言い方にカチンときた。少しは話の出来る人かと思い始めていたのに。俺はノースに抗議した。
「それは、ちょっと酷いです! 俺がこの世界に来た理由、原因はまあ、俺の名前かもしれないけど、ノースが鳥を召喚しようとしなければ、俺はここにいません!」
「は? 俺のせいだって言いたいのかよ!」
「げ、原因の一部はノースにもあるとおもいます。というか、あります。絶対あります!」
「……お、俺は別に」
ノースは押され気味だった。口ではああ言っているが、心では責任を感じていたのかもしれない。俺は立ち上がり、机をバンと叩いた。行くなら今しかない。
「あの、俺もここに住ませてください!」
「嫌に決まってるだろ!」
即却下された。けれどもここで、はいそうですかと引き下がるわけにはいかなかった。場所も分からない村や町を探して彷徨うのも嫌だし、その村や町に俺を助けてくれる親切な人がいるか分からない。しかも人攫いまで出るらしい。賭けで動くには、この世界は危険すぎる。この性格の悪そうな魔法使いに居候させてもらう方が、俺にとっては安全だろうと考えた。大丈夫だ。説得するための手札も十分にある。まず俺は床を指さした。
「部屋の隅に埃が溜まって、床に物が置きっぱなしになってます。掃除、できてませんよね」
「は、何を」
「お茶淹れるの見てました。正直、手際良くなかったです。料理の手際はどうなんでしょうか、ノース」
「お前」
「村から依頼があったって言ってましたよね。人とのやり取りは避けられないでしょう。誰かがそういうやり取りを変わってくれたら、楽になるんじゃないですか」
ノースは無言になった。
「料理、掃除、雑用、何でもします。だからどうか、ここにいさせてください!」
俺は勢いよく頭を下げた。言いたいことはすべて言った。これで断られたら、俺の負けだ。人攫いと出くわさないように祈りながら、彷徨うしかない。野犬とかいるのかなこの世界。いたら嫌だな。ノースもきっと迷っていたんだろう、すぐに返事はなかった。俺はその間、ずっと頭を下げ続けた。
「……三食、ちゃんと作れよ」
ノースは一言、そう話した。俺は顔を上げる。ノースは悔しそうな顔をしていた。俺はノースとの勝負に勝った。
1
あなたにおすすめの小説
転生悪役弟、元恋人の冷然騎士に激重執着されています
柚吉猫
BL
生前の記憶は彼にとって悪夢のようだった。
酷い別れ方を引きずったまま転生した先は悪役令嬢がヒロインの乙女ゲームの世界だった。
性悪聖ヒロインの弟に生まれ変わって、過去の呪縛から逃れようと必死に生きてきた。
そんな彼の前に現れた竜王の化身である騎士団長。
離れたいのに、皆に愛されている騎士様は離してくれない。
姿形が違っても、魂でお互いは繋がっている。
冷然竜王騎士団長×過去の呪縛を背負う悪役弟
今度こそ、本当の恋をしよう。
魔王の息子を育てることになった俺の話
お鮫
BL
俺が18歳の時森で少年を拾った。その子が将来魔王になることを知りながら俺は今日も息子としてこの子を育てる。そう決意してはや数年。
「今なんつった?よっぽど死にたいんだね。そんなに俺と離れたい?」
現在俺はかわいい息子に殺害予告を受けている。あれ、魔王は?旅に出なくていいの?とりあえず放してくれません?
魔王になる予定の男と育て親のヤンデレBL
BLは初めて書きます。見ずらい点多々あるかと思いますが、もしありましたら指摘くださるとありがたいです。
BL大賞エントリー中です。
転生したら、主人公の宿敵(でも俺の推し)の側近でした
リリーブルー
BL
「しごとより、いのち」厚労省の過労死等防止対策のスローガンです。過労死をゼロにし、健康で充実して働き続けることのできる社会へ。この小説の主人公は、仕事依存で過労死し異世界転生します。
仕事依存だった主人公(20代社畜)は、過労で倒れた拍子に異世界へ転生。目を覚ますと、そこは剣と魔法の世界——。愛読していた小説のラスボス貴族、すなわち原作主人公の宿敵(ライバル)レオナルト公爵に仕える側近の美青年貴族・シリル(20代)になっていた!
原作小説では悪役のレオナルト公爵。でも主人公はレオナルトに感情移入して読んでおり彼が推しだった! なので嬉しい!
だが問題は、そのラスボス貴族・レオナルト公爵(30代)が、物語の中では原作主人公にとっての宿敵ゆえに、原作小説では彼の冷酷な策略によって国家間の戦争へと突き進み、最終的にレオナルトと側近のシリルは処刑される運命だったことだ。
「俺、このままだと死ぬやつじゃん……」
死を回避するために、主人公、すなわち転生先の新しいシリルは、レオナルト公爵の信頼を得て歴史を変えようと決意。しかし、レオナルトは原作とは違い、どこか寂しげで孤独を抱えている様子。さらに、主人公が意外な才覚を発揮するたびに、公爵の態度が甘くなり、なぜか距離が近くなっていく。主人公は気づく。レオナルト公爵が悪に染まる原因は、彼の孤独と裏切られ続けた過去にあるのではないかと。そして彼を救おうと奔走するが、それは同時に、公爵からの執着を招くことになり——!?
原作主人公ラセル王太子も出てきて話は複雑に!
見どころ
・転生
・主従
・推しである原作悪役に溺愛される
・前世の経験と知識を活かす
・政治的な駆け引きとバトル要素(少し)
・ダークヒーロー(攻め)の変化(冷酷な公爵が愛を知り、主人公に執着・溺愛する過程)
・黒猫もふもふ
番外編では。
・もふもふ獣人化
・切ない裏側
・少年時代
などなど
最初は、推しの信頼を得るために、ほのぼの日常スローライフ、かわいい黒猫が出てきます。中盤にバトルがあって、解決、という流れ。後日譚は、ほのぼのに戻るかも。本編は完結しましたが、後日譚や番外編、ifルートなど、続々更新中。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
その捕虜は牢屋から離れたくない
さいはて旅行社
BL
敵国の牢獄看守や軍人たちが大好きなのは、鍛え上げられた筋肉だった。
というわけで、剣や体術の訓練なんか大嫌いな魔導士で細身の主人公は、同僚の脳筋騎士たちとは違い、敵国の捕虜となっても平穏無事な牢屋生活を満喫するのであった。
強制悪役劣等生、レベル99の超人達の激重愛に逃げられない
砂糖犬
BL
悪名高い乙女ゲームの悪役令息に生まれ変わった主人公。
自分の未来は自分で変えると強制力に抗う事に。
ただ平穏に暮らしたい、それだけだった。
とあるきっかけフラグのせいで、友情ルートは崩れ去っていく。
恋愛ルートを認めない弱々キャラにわからせ愛を仕掛ける攻略キャラクター達。
ヒロインは?悪役令嬢は?それどころではない。
落第が掛かっている大事な時に、主人公は及第点を取れるのか!?
最強の力を内に憑依する時、その力は目覚める。
12人の攻略キャラクター×強制力に苦しむ悪役劣等生
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる