6 / 6
勇者として過ごしているんだが
ダンジョン踏破しようとしてるんですが
しおりを挟む
今朝もまたみんなで話し合ってダンジョンに行くことにしました。
確か50階で終わりだったと思うので今日か明日にはもしかしたら行けるかもしれないですね。
かんちゃんが寝坊して遅れてきました。
あれ程夜更かしは良くないっていってるんですけど、大学生だから緩い生活をしてた癖が治らないんでしょうね。
僕は海外ばっかりだったので睡眠の大事さを知ってるからいいんですが。
まあそれはいいとしてぼちぼちダンジョン入っていきますか。
今日はいちかさんとあやのさんがレベル上げをしたいので、四十階まで進んだ後、ボスを倒さずに道中に出てきた敵をひたすら倒し続けました。
昨日かんちゃんがボスにとどめを刺してラストアタックボーナスで一気に45までレベルが上がりました。
なので30前半の女性陣二人にレベルアップしてもらおうというわけです。
この道中では経験値を多く獲得できる幸運コウモリが出現します。
なるべくそれを探して倒して行きます。
何十匹か倒すと二人ともレベルが40に乗ったようなので、進むことにしました。
ちなみに僕は今57まで上がりましたよ。
経験値もスキルで増加されてるんですかね??
このダンジョンで敵と戦うようになってみんな魔力の扱いがかなり上達しています。
それこそ、水とマンゴージュースぐらい違いますよ。
うーん、例えが悪かったかな。
白熱電球とLEDライトくらい違います。
これならいいかも。
さてさて僕たち一行はどんどん進んでいきます。
41階のボスは動きがめちゃくちゃ鈍いけどとにかく防御力が高い岩系のモンスターでした。
何回剣で切っても弾かれるので、しっかりと魔力を通して力一杯斬りつけます。
魔力を沢山通してやっとこ倒すことができました。
今までは通さなくても切り傷は与えられたのですが、そろそろどの敵も効かなくなってきました。
普通の剣はかなり錆びて歯が欠けている包丁みたいな切れ味です。
皆さんは日本刀をイメージしがちですが、こっちにはそんな技術はないので、切るより叩く、えぐるような目的で剣が使われています。
それを最高級の砥石のような魔力で鋭さを大幅にあげたりして、やっと切ることができます。
勇者が有り難がられるのはこういうところにもあります。
普通の人間はこれが出来ず、剣というよりピッケルみたいな感覚で剣を持っています。
魔族の国の調査隊の人が向こうの情報をちょこちょこ報告してくれるのですが、圧倒的にあっちの方が強いです。
断言できます。
だって魔導具とか発展してるらしいし、みんな魔法みたいなやつ使えるらしいんですよ。
まあ弱気な発言はこの国では御法度なのでみんな無理やり言いたいことを喉の奥に押し込んで頑張って訓練をしています。
今もこうやってダンジョンで修行もしてますしね。
さて、次の階に着いたかな。
みんなまだ元気そうだから今日は43階まで行こうかな。
僕たちはどんどん進んでいきます。
時々40レベルくらいの人が苦戦する魔物が襲ってきますが、こっちにはそれ以上が4人いるのですぐに終わります。
逆にめんどくさいのが、、、、、、
丁度今言おうとしたんですけど、弱い敵がウジャウジャ出てくることですね。
どの敵でもすぐ倒せるので、僕たちには40レベルも20レベルもそう変わりません。
なので無駄に体を多く動かすさっきのやつらが一番面倒くさいですね。
おっと、もうボスか。
今回は池みたいな部屋で真ん中になにかがいそうな水が広がっています。
案の定タコみたいなモンスターが出てきました。
こいつは墨を吐きまくって視界が見えなくなったところで長い触手で水の中に引きづりこんで窒息死させる戦法のようです。
まあ僕が墨を吐く前に倒してしまったのでタコ君は何もせずにお亡くなりになりましたが。
さて、次の階で今日はやめにしよう。
次の階は地球の東京で見たビル群のような景色が広がっていました。
もしかしてこのダンジョンは地球人が作ったんでしょうか?
ビル群の間を高速で飛び回る何かがいました。
どうやら今回のボスはいきなり出てきているようです。
ある程度索敵をしますが、ほかの雑魚敵は一切出てきません。
全員で角に行ったところを囲みました。
待ってましたとばかりにその敵は巨大化して逆に僕たちを倒そうとしましたが、僕たちはすぐさま倒し切ってしまいました。
凄そうだったのに、すぐ倒してごめんなさい。
でもめんどくさかったんですよ技見て回避してから反撃するのがね。
まあ今日もこんな感じでのらりくらりとダンジョンを攻略して行きました。
ダンジョンを出ると、残念なお知らせが。
今日は騎士の人が話があるそうでみんなを食堂に集めているとのことでした。
またあの味気ない食べ物を食べなければいけない僕は、全身で悲しみを表現しました。
(誰も見てなかったけど)
「諸君、よく集まってくれた。
今日は魔族によるテロ事件が起こったことについて軽く話す。
今日のお昼頃、うちの王子様とその護衛が何かの爆発に巻き込まれて大怪我をなさった。
幸い命に別状はなかったそうだが、魔族の犯行であることは明らかだ。
我々はこれを一種の戦線布告だと思っている。
これより二年間の期間を与える。
全力で鍛錬に励み、魔族との戦争に勝利するのだ。」
なんと戦争の話ですか。
正直パーティ全員逃げ出したい雰囲気満載だったんだけども、もうしばらく一緒にいる仲間が死んでしまうのは良心が許さず、みんなで魔族に勝って安全な世の中にしようと決意しました。
確か50階で終わりだったと思うので今日か明日にはもしかしたら行けるかもしれないですね。
かんちゃんが寝坊して遅れてきました。
あれ程夜更かしは良くないっていってるんですけど、大学生だから緩い生活をしてた癖が治らないんでしょうね。
僕は海外ばっかりだったので睡眠の大事さを知ってるからいいんですが。
まあそれはいいとしてぼちぼちダンジョン入っていきますか。
今日はいちかさんとあやのさんがレベル上げをしたいので、四十階まで進んだ後、ボスを倒さずに道中に出てきた敵をひたすら倒し続けました。
昨日かんちゃんがボスにとどめを刺してラストアタックボーナスで一気に45までレベルが上がりました。
なので30前半の女性陣二人にレベルアップしてもらおうというわけです。
この道中では経験値を多く獲得できる幸運コウモリが出現します。
なるべくそれを探して倒して行きます。
何十匹か倒すと二人ともレベルが40に乗ったようなので、進むことにしました。
ちなみに僕は今57まで上がりましたよ。
経験値もスキルで増加されてるんですかね??
このダンジョンで敵と戦うようになってみんな魔力の扱いがかなり上達しています。
それこそ、水とマンゴージュースぐらい違いますよ。
うーん、例えが悪かったかな。
白熱電球とLEDライトくらい違います。
これならいいかも。
さてさて僕たち一行はどんどん進んでいきます。
41階のボスは動きがめちゃくちゃ鈍いけどとにかく防御力が高い岩系のモンスターでした。
何回剣で切っても弾かれるので、しっかりと魔力を通して力一杯斬りつけます。
魔力を沢山通してやっとこ倒すことができました。
今までは通さなくても切り傷は与えられたのですが、そろそろどの敵も効かなくなってきました。
普通の剣はかなり錆びて歯が欠けている包丁みたいな切れ味です。
皆さんは日本刀をイメージしがちですが、こっちにはそんな技術はないので、切るより叩く、えぐるような目的で剣が使われています。
それを最高級の砥石のような魔力で鋭さを大幅にあげたりして、やっと切ることができます。
勇者が有り難がられるのはこういうところにもあります。
普通の人間はこれが出来ず、剣というよりピッケルみたいな感覚で剣を持っています。
魔族の国の調査隊の人が向こうの情報をちょこちょこ報告してくれるのですが、圧倒的にあっちの方が強いです。
断言できます。
だって魔導具とか発展してるらしいし、みんな魔法みたいなやつ使えるらしいんですよ。
まあ弱気な発言はこの国では御法度なのでみんな無理やり言いたいことを喉の奥に押し込んで頑張って訓練をしています。
今もこうやってダンジョンで修行もしてますしね。
さて、次の階に着いたかな。
みんなまだ元気そうだから今日は43階まで行こうかな。
僕たちはどんどん進んでいきます。
時々40レベルくらいの人が苦戦する魔物が襲ってきますが、こっちにはそれ以上が4人いるのですぐに終わります。
逆にめんどくさいのが、、、、、、
丁度今言おうとしたんですけど、弱い敵がウジャウジャ出てくることですね。
どの敵でもすぐ倒せるので、僕たちには40レベルも20レベルもそう変わりません。
なので無駄に体を多く動かすさっきのやつらが一番面倒くさいですね。
おっと、もうボスか。
今回は池みたいな部屋で真ん中になにかがいそうな水が広がっています。
案の定タコみたいなモンスターが出てきました。
こいつは墨を吐きまくって視界が見えなくなったところで長い触手で水の中に引きづりこんで窒息死させる戦法のようです。
まあ僕が墨を吐く前に倒してしまったのでタコ君は何もせずにお亡くなりになりましたが。
さて、次の階で今日はやめにしよう。
次の階は地球の東京で見たビル群のような景色が広がっていました。
もしかしてこのダンジョンは地球人が作ったんでしょうか?
ビル群の間を高速で飛び回る何かがいました。
どうやら今回のボスはいきなり出てきているようです。
ある程度索敵をしますが、ほかの雑魚敵は一切出てきません。
全員で角に行ったところを囲みました。
待ってましたとばかりにその敵は巨大化して逆に僕たちを倒そうとしましたが、僕たちはすぐさま倒し切ってしまいました。
凄そうだったのに、すぐ倒してごめんなさい。
でもめんどくさかったんですよ技見て回避してから反撃するのがね。
まあ今日もこんな感じでのらりくらりとダンジョンを攻略して行きました。
ダンジョンを出ると、残念なお知らせが。
今日は騎士の人が話があるそうでみんなを食堂に集めているとのことでした。
またあの味気ない食べ物を食べなければいけない僕は、全身で悲しみを表現しました。
(誰も見てなかったけど)
「諸君、よく集まってくれた。
今日は魔族によるテロ事件が起こったことについて軽く話す。
今日のお昼頃、うちの王子様とその護衛が何かの爆発に巻き込まれて大怪我をなさった。
幸い命に別状はなかったそうだが、魔族の犯行であることは明らかだ。
我々はこれを一種の戦線布告だと思っている。
これより二年間の期間を与える。
全力で鍛錬に励み、魔族との戦争に勝利するのだ。」
なんと戦争の話ですか。
正直パーティ全員逃げ出したい雰囲気満載だったんだけども、もうしばらく一緒にいる仲間が死んでしまうのは良心が許さず、みんなで魔族に勝って安全な世の中にしようと決意しました。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
ゲームの悪役パパに転生したけど、勇者になる息子が親離れしないので完全に詰んでる
街風
ファンタジー
「お前を追放する!」
ゲームの悪役貴族に転生したルドルフは、シナリオ通りに息子のハイネ(後に世界を救う勇者)を追放した。
しかし、前世では子煩悩な父親だったルドルフのこれまでの人生は、ゲームのシナリオに大きく影響を与えていた。旅にでるはずだった勇者は旅に出ず、悪人になる人は善人になっていた。勇者でもないただの中年ルドルフは魔人から世界を救えるのか。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
収納魔法を極めた魔術師ですが、勇者パーティを追放されました。ところで俺の追放理由って “どれ” ですか?
木塚麻弥
ファンタジー
収納魔法を活かして勇者パーティーの荷物持ちをしていたケイトはある日、パーティーを追放されてしまった。
追放される理由はよく分からなかった。
彼はパーティーを追放されても文句の言えない理由を無数に抱えていたからだ。
結局どれが本当の追放理由なのかはよく分からなかったが、勇者から追放すると強く言われたのでケイトはそれに従う。
しかし彼は、追放されてもなお仲間たちのことが好きだった。
たった四人で強大な魔王軍に立ち向かおうとするかつての仲間たち。
ケイトは彼らを失いたくなかった。
勇者たちとまた一緒に食事がしたかった。
しばらくひとりで悩んでいたケイトは気づいてしまう。
「追放されたってことは、俺の行動を制限する奴もいないってことだよな?」
これは収納魔法しか使えない魔術師が、仲間のために陰で奮闘する物語。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた
黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。
その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。
曖昧なのには理由があった。
『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。
どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。
※小説家になろうにも随時転載中。
レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。
それでも皆はレンが勇者だと思っていた。
突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。
はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。
ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。
※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。
俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
【完結】パーティから追放された伝説の勇者、大親友の魔王とスローライフを満喫する
エース皇命
ファンタジー
魔王を倒した最強のパーティのリーダーで伝説の勇者、アーサー・カイザーリング。大金を手にし、すっかり調子に乗ったメンバーから追放を言い渡される。
あっさりと追放されてしまった伝説の勇者アーサーだが、彼にはパーティ仲間にも言っていない秘密があった。それは、魔王とすっかり仲良しになっていて、たまに一緒に遊ぶ仲であったということ。
そんなアーサーが、漆黒の魔王スコット・マオウダゼと共に、スローライフを展開していく、ほのぼのとした物語。
……しかし、なんとアーサーを追放したパーティはすぐさま没落し、再びアーサーに助けを求めに来る!
「アーサー、やっぱりお前の力が必要なんだっ!」
「えー、嫌だよ。今旅行の最中だから邪魔しないでくれる?」
※小説家になろう、カクヨムにも投稿しています。
魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな
七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」
「そうそう」
茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。
無理だと思うけど。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる