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しおりを挟む最初の頃は、一緒にしてるような感じだった。
私からキスをして、陸のを舐めて、それから陸が私の体を触って、それから陸が入ってきて…
まぁ、そんな感じもたった数回だったけど…
それから陸は変わって、私をイカせようとするようになって…
それからも少しずつ変わってきて…
最近はなんだか、本当に“抱かれてる”って感じになってきて…
どんどん陸に体を変えられて…
今ではすぐにイクようにまでになって…
陸に支配されているような感覚になった。
でも…私はそれを気持ちよく感じていた。
陸にだったらそうされても全然イヤじゃない。
むしろ喜んでる自分がいた。
これじゃ私…変態みたい…。
恥ずかしいことはイヤだけど、でも陸がそれで喜ぶならって、そうも思ってる。
陸は色々と不安に思ってるみたいだけど、もともと陸が大好きな上に、こんな体にされたら…もう陸から離れることなんてできないよ。
陸の不安が、なくなるといいな。
陸から太一の気持ちを聞いた以上、もう心配かけるようなことはしないから。
だから…楽しく2人で過ごしていこう…。
私は隣で眠る陸を見ながらそう思っていた。
前にみんなで大学に遊びに行ってから、太一から連絡がくることはなかった。
陸の様子もいつも通りだった。
陸は私を“手放さない”と言ってくれている。
それを聞いたとき…すごく嬉しかった。
私だって同じ気持ち…。
「最近どうなんだ?陸くんとは。」
芦屋くんが話しかけてきた。
私は仕事中にも関わらず、陸のことを考えふけっていた。
だからそう声を掛けられてドキッとした。
「あ、うん。順調だよ。」
「そっか。よかったな。」
「芦屋くんは?」
「んー。まだ春は来ないかな。」
少し困ったように笑っていた。
それから仕事が終わり家に帰ると、先に帰ってきていた陸が話しかけてきた。
「…今度…ラブホに行きたい…。」
珍しい…。
今までデート先はほぼ私が決めていた。
ラブホをデートと言っていいかはわからないけど、陸から提案されるのはやっぱり珍しかった。
「いいよ?行きたいホテルがあるの?」
「ううん。泊まりたいだけ。」
「わかった。」
その後陸とラブホに行く日程を決めた。
土曜日。
私は陸とデートをしていた。
陸が考えてくれた。
映画を見て、それから大きな本屋さんに連れてきてくれた。
私が本屋さんがすきなのを知っているから…。
嬉しかった。
それからケーキが美味しいお店にも連れて行ってくれた。
一見なんてことないデートなのかもしれないけど、陸の優しさが感じられてすごく嬉しかった。
夜になりラブホテルに向かう。
陸はもうどこに行くか決めていたようだった。
私はついて行く。
部屋に入る。
…。
「…陸…やだよ?」
「お願い。」
ベッドには手足を拘束するようなものがついていた。
「やだ。」
「手だけでいいから。」
「…やだよ…。」
「お願い…。」
私は陸からお願いされると断れない…。
「とりあえず…お風呂に入ろう?」
陸はそう言って、お風呂にお湯をためはじめた。
それからベッドに座ると私を抱き寄せキスをする。陸は私の体を撫で回しはじめた。
首筋にキスをされ、その後はぎゅっと抱きしめてくれた。
「…今日…楽しかった…?」
「楽しかったよ。ありがとうね。」
「うん…。本屋さんは?楽しかった?」
「うん。雑貨とか、文房具なんかも色々あって見てるだけでも楽しかったよ。また行きたいな。」
「また行こう?」
そんな感じで話してから、お風呂に一緒に入った。
陸はその間もソフトに私を刺激していた。
お風呂から出て、ベッドに寝そべる。
「手だけ…いい?」
「…うん…。」
陸は私の手首を拘束しはじめた。
そんな状況に…私は少しだけ興奮してしまった。
嫌だと思っていたのに…。
その後陸はいつも通りに私を愛撫していた。
どんどん下がっていくキス…。
脚が開かれると、そこを舐めはじめた。
敏感な部分を舌で刺激され、吸われ、また舌で刺激され…私はイッた…。
すると…陸が何かを手にしていた。
今回は部屋を薄暗くしていてよく見えなかった。
でも…すぐにわかった。
ブーーーという機械音が聞こえてきた。
「待ってっ」
陸は私の言葉を無視して、容赦なくさっきイッたばかりのところにそれを当てた。
「いやっ、待ってっ、やめてっ」
陸はやめてくれない。
もう無理なのにっ。
触って欲しくないのにっ。
そう思いながらもあることを思い出していた。
ー「ここも…連続でイケるみたいだよ…」ー
確か前に陸はそう言っていた。
陸はそれをしようとしてるんだ…。
「やだっ、やめてっ」
もう気持ちいいのか何なのかわからなくてなっていた。
「りくっ」
それでも陸は刺激を与え続ける。
「ああっ…あああっ…ああっっっ…」
私はまたそこでイッた。
陸はそれを確認するとすかさず入ってきた。
手前を刺激するように動きながら、また振動するアレを私に押し当てていた。
「だめだめっ、もう本当に無理だからっ」
やっぱり陸は私の言葉を無視した。
私はまたそこでイキ、さらには噴き出してしまって陸とベッドを濡らした。
そんな状態にも関わらず、陸は奥を攻めてきた。
もう機械音は止み、押し当てられてはいなかった。
その後は、奥でもイカされた。
それなのに…しばらくすると陸はまた…ブーとなる物を私に押し当てた…。
気がつくと眠っていて朝になっていた。
それは枕元に置いてあるスマホの時間を確認してわかった。
陸は隣で寝ていた。
起き上がると、シャワーを浴びるためにお風呂に向かった。
洗面台で鏡に映った自分を見た。
体中のあちこちに、たくさんのキスマークがついていた。
いつのまに…
最近は胸元だけについていた印…
それがこんなにも…
全然気が付かなかった…
私はまたそれに、喜びを感じていた…。
陸…私も元々こんなんじゃなかったよ…
こんな…
こんな…
自分がこうなっちゃうだなんで…思ってなかった…。私の方こそ責任とって欲しいよ…。
「ごめん…いっぱい跡…ついてるね…。」
起きた陸が、いつの間にか後ろに立っていた。
「薄暗かったから…全然気が付かなかった…。ごめん…梨紗…。」
「いいよ。」
「…怒ってない?」
「…うん…。」
「よかった。」
「陸も一緒にシャワー浴びる?」
「…ベッド行くよ。」
陸はそう言って私の手を引いた。
「待って、シャワー…」
「いいよ。」
「やだよ。汗いっぱいかいたし、それに…」
「…いっぱい濡れてたし、昨日は2回も出しちゃったもんね…。」
陸は恥ずかしいことを普通に言ってきた。
「…シャワー浴びよう?」
「このままがいい。」
私はやっぱり、陸に逆らえない。
陸に手を引かれるまま、またベッドへと戻った。
陸は私を寝かせると、首筋にキスをして舌を這わせた。
「待って。舐めないで。」
「…なんで。」
「だからシャワー浴びてない。汚いから。」
「汚くないよ。」
陸はそう言うとまた続けた。
私の体を陸の舌が這っていく。
陸が脚を開こうとしたので、思わず閉じた。
「やだってば。」
「…いいから。」
陸は強引に脚を広げると、舐めやすいように私の体勢を整えた。
私はそこを手で隠した。
「陸…お願い…やめて?」
私は恥ずかしさでいっぱいになり、泣きそうになっていた。
陸は一言…
「かわいい…。」
そう言って、私の手を退かすと舐めはじめた。
優しく全体を舐めていたかと思うと、舌先で敏感なところを刺激されイカされる。
それから口を押し付け舌が入ってきた。
初めてされた時は恥ずかしさでいっぱいだった。
今も恥ずかしさは変わらない。
でも…
陸の舌が入ってくると…
もう…何もかも…
私の全てが陸に貪られているような感覚になった。その感覚が私を興奮させ、ゾクゾクとしていた。
陸に支配される…
支配…されたい…
陸は口を離すと、手の甲で口元拭いながら私を見た。
「…これ気持ちいいの?すごくあふれてるよ?」
陸は少し笑いながらこう聞いてきた。
私は恥ずかしくて何も言えなかった。
「梨紗…中もヒクヒクしてたよ?舌入れられるの好きなの?」
「何か言って…?」
陸はそう言いながらゆっくりと入ってきた。
「ぁあっ…」
「…舌入れられるの好き?」
陸はリズムよく動き始めた。
「あっ…あっ…」
「中…舐められるの気持ちいいの?」
陸の口は止まらなかった。
「舌で掻き出されるの、好きなの?」
「舐め回されるの好きなの?」
「梨紗?」
陸は動きを止めた。
「もう…舌入れない方がいい?」
「…っ…また…して欲しい…。」
陸は目を細め、口角を上げた。
「わかった。またしてあげるね。」
満足そうにそう言うと、陸はまた動きはじめた。
その後は昨日とは逆に、私を優しく抱いてくれた。
気持ちいい…
ゆっくりされると、陸をちゃんと感じられて…
気持ちいい…
陸を好きな気持ちが溢れ出てくる…
止まらない…
目を開けてみると、陸は優しい顔をしていた。
「りく…」
「…ん?」
「きもちい…」
「うん。」
「手…つないで…?」
「うん…。」
陸はそっと手を握り、指を絡ませてくれた…。
家のソファーで考えていた。
あれからホテルを出ると、ご飯を食べてから帰ってきた。
陸は隣に座ってる。
私は本を読むふりをして考えていた。
どうしよう…
私…
おかしいよ…
支配されたいだなんて…
そんなの…
冷静になってみると、私はそんなふうに思った。
陸とは対等な関係でいたい。
でも…普段の生活では支配だのなんだの、そんなことは思わない。
してる時だけ…。
私の…性癖…?
それなら別に、いいのかな…。
別におかしくないのかな…?
そんなことを頭の中でぐるぐると考えていた。
「本…読んでないでしょ。」
「え…。」
「何考えてるの?」
言えないよそんなこと…。
「内緒。」
「…知りたい…。」
陸は私を抱き寄せた。
体が熱くなるのがわかる。
おかしい…私の体…おかしい…
今までだって何回もこうされたことあるのに。
「内緒だよ。」
「…難しそうな顔してたから…不安になる。」
「陸が不安になるようなことは考えてないよ。」
「本当?」
「本当だよ。」
むしろ陸が喜びそうな内容だ。
「…でも知りたい。安心したい。」
陸…。
この前太一とのことがあったから、不安になっちゃうのかな…。
「…梨紗…。」
「何か不安?」
「…俺が無理矢理…梨紗にえっちなことするから…イヤになったのかなって…」
…そっちか…
さて何て答えよう…
私はそれに興奮してるだなんて、とても言えない。
「…やっぱりイヤだったよね…?ごめん…。」
「謝らなくていいよ。本当にイヤだったら陸のこと蹴飛ばしてるよ。」
私は笑いながらそう言った。
「…本当?」
「本当だよ。」
「じゃあ、太一のこと考えてたの?」
やっぱりそっちも気にしてるのか…。
「違うよ。」
「…何考えてたか教えてくれないの?」
今日の陸はやけに食い下がってくる。
「大丈夫だから。」
「…わかった…。」
やっと陸は諦めてくれた。
それから…陸は私を撫で回し、服の中に手が入ってきた…。
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