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第一章
本当の恐怖
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ミカネルの処遇を一任されたイツキは考え込んだ。
(こいつの話を全て鵜呑みには出来ないけど、まぁ信じても大丈夫だろう、ちゃんと目を見て話してたしな、ただ生かしておくとして、このまま放り出す訳にはいかないし、村に置いとく訳にもいかないだろうしな、こんな難問押し付けやがって、鬼村長)
などとイツキが思っていると、ミカネルがイツキに向かって真剣な表情で訴えてきた。
「恥を承知で頼みたい事がある、どうか話だけでも聞いてくれないか?」
イツキが村長の顔色を窺うと、村長は一つ頷いた。
「まぁ、聞くだけは聞いてやるよ、何を頼みたいの?」
ミカネルはイツキを真っ直ぐ見て話し始めた。
「お頭を倒したのは、あんたで間違いないよな」
「あぁ、そうだ」
「オレをあんたの弟子にしてくれないか?」
「はぁ?」「えっ!」「何?」「・・・」
みんながそれぞれ驚いている中イツキは。
「そうかそうか、弟子にねぇ、って、えっ?え~~~っ!」
一呼吸遅れてイツキが驚くと、村長、ヴィレム、アシリアが。
「遅せぇよ」
「遅せぇよ」
「遅そいわよ」
と、同時に突っ込んできた。
(うわぁ三人同時に突っ込んできた)
ミカネルは真剣な表情でなおも訴える。
「オレは今後兄貴と戦わなければならないかもしれない、お頭を倒したあんたならオレを兄貴以上に鍛えられるんじゃないか?頼む、弟子がダメなら下僕でもいい、あんたの強さの一端だけでも頼む」
頭を地面につけて頼み込んでくるミカネルにイツキは持っている剣で縛っていた手足を自由にしてやった。
しかしミカネルは手足が自由になっても土下座をしたままだった。
イツキは少しミカネルを試してみようと思い、ミカネルの頭を踏みつけて言った。
「あんたさぁ、この村に何しに来たんだっけ?あんたの過去がどうだろうと、いかなる事情があろうと、オレが見て知ってるのは、あんたが自分達の欲望を満たすためにこの村にやってきた盗賊団の内の一人だっていう事実だけだ、お頭を倒されたにも関わらず運よく生き延びたからって、すぐに鞍替えするようなヤツを誰が信じるんだ?」
ミカネルは踏み付けられながらも訴え続けた。
「あぁその通りだ、何をどう言い繕った所でオレがやってきた事は盗みや強奪、汚れた事ばかりだ、決して消えない、どんな罰でも受ける、だから頼む、頼みます」
「どんな罰でも受ける?その罰が、お前は死ね、でも受け入れるのか?ここにいる中で少なくとも二人はそう思ってるぞ?」
「そうだな、それは仕方ないだろう、ここで死ぬのなら、所詮オレはそこまでの男だったってだけだ」
「へぇ、覚悟は出来てますってか」
そう言うとイツキはミカネルの頭から足を下ろし、剣を腰に据えて居合の構えをとった。
「頭を上げろ、だったら、今後の為にも死んでくれ」
ミカネルが土下座から頭を上げた瞬間にイツキはとてつもない殺気を放った。
「な~に、一瞬で済む、動かなければ痛みも感じないさ」
今ここにいるイツキ以外の五人が五人、身動き一つ出来ず、言葉も発せられず、見ている事しか出来ない、今まで感じた事の無い恐怖で押し潰されそうだった。
ミカネルはイツキの顔から眼を離さなかった、頭の中では走馬灯のように過去の出来事が流れていく。
そして緊張感が最高潮に達した瞬間、ほんの一瞬に、瞬きするより早くイツキが抜剣した。
イツキの剣速を捉えられた者はいなかった、次の瞬間には剣を振るった後だった。
首を撥ねるつもりで放たれた剣はイツキの見切りで、剣先が僅かに触れた程度だ。
ミカネルの喉仏から微かに血がにじみ出ている。
イツキからは、先程までの殺気が何も無かったように消えていた。
嘘のような殺気から解放されたアシリアとフローラは、座り込んでしまっている。
やっと現実に戻って来たらしいミカネルにイツキが言う。
「悪いが少し試させてもらったぜ、どんな気分だ?」
ミカネルは腰が抜けた感じで立つことが出来ない、恐怖で体が震えている。
「これが少しかよ、とんだ化物だな、あんたは」
「化物なら一人だけ知っている、オレなんて優しい方さ」
「まだ上がいるのかよ、本当にオレは井の中の蛙だったんだな」
「いや、お前は強いさ、オレの目の前で今さっきのあれを耐え、なおかつ眼を離さなかった、そんな奴はそう何人もいないさ」
「ただ単に、動く事が出来ずにいただけだ、息も出来ないくらいにな、完全に死んだと思ったぜ」
「まぁなんにせよ、少しだけ信じてやる、さっきの一振りで過去のお前は死んだ、これからは裏じゃなく表の世界で生きて行け、でなければ今度こそ本当に死んでもらう」
「じゃぁ弟子にしてくれるって事か?」
「はぁ?なんでそうなるんだよ」
そこにフローラが割り込んできた。
「そんなのダメに決まってるじゃない」
「そうだろぉ、フローラだってそう思うよなぁ」
「私がイツキの一番弟子になるんだから」
「そうそう、もっと言ってやってくれよ、ん?フローラ今なんて?」
「だからぁ、私が一番弟子だから、この人は二番」
「そんなの二番でもなんでも弟子にしてくれるのなら構わねぇ、それがダメなら本当に下僕でもいいんだ、オレはあんたを主として付いていきたいと心から思ってる」
ミカネルは地面に左膝をつき右手を心臓の辺りに添えて忠誠を誓うかっこうをとっている。
「オレは弟子なんてとる気はないし、今後も無いから」
そこにアシリアも参戦してきた。
「残念だけどフローラ、一番弟子は私よ」
「なんでアシリアが割り込んでくるのよ」
「イツキは私の家に居候の身よ、だから私が一番弟子になるのが道理でしょ」
「それは村長が決めた事じゃない、アシリアには関係ないわ」
「もしも~し、二人ともオレの話を聞いてないのかなぁ?」
アシリアとフローラが同時に
「イツキは黙ってて」
「ちょっと黙ってて」
「はいっ」
イツキは村長とヴィレムに目配せするが、二人ともお手上げポーズを取っている。
そこに助け船が来た、イオアニス村のトーレスがイツキの所に来たのだ。
「イツキさん、取り込み中申し訳ないけど、もうそろそろ村に戻らないと日が暮れてしまう」
「トーレスさん、いい所に来てくれた、すぐに行くから馬のいる所で待っててくれ」
小さな声でトーレスにそう言って、イツキはミカネルの両手を縛り村長に引き渡した。
「まだ完全に信用したわけじゃないからな、何日かはこのままでいてもらうぞ」
「あぁ、構わない」
「そんじゃ村長、オレ、イオアニス村に戻る約束してたんで、その間こいつを頼むよ」
「それは構わないが、あっちの二人はいいのか?」
「オレの手には負えないよ、ヴィレムなんとか言いくるめておいてくれ」
そう言ってイツキはトーレスの方に走って行った。
「おいっ、イツキ、帰って来たら大変な事になってても知らんからな」
アシリアとフローラはまだ言い争っている。
ヴィレムは嫌な予感しかしなかった。
(こいつの話を全て鵜呑みには出来ないけど、まぁ信じても大丈夫だろう、ちゃんと目を見て話してたしな、ただ生かしておくとして、このまま放り出す訳にはいかないし、村に置いとく訳にもいかないだろうしな、こんな難問押し付けやがって、鬼村長)
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イツキが村長の顔色を窺うと、村長は一つ頷いた。
「まぁ、聞くだけは聞いてやるよ、何を頼みたいの?」
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「あぁ、そうだ」
「オレをあんたの弟子にしてくれないか?」
「はぁ?」「えっ!」「何?」「・・・」
みんながそれぞれ驚いている中イツキは。
「そうかそうか、弟子にねぇ、って、えっ?え~~~っ!」
一呼吸遅れてイツキが驚くと、村長、ヴィレム、アシリアが。
「遅せぇよ」
「遅せぇよ」
「遅そいわよ」
と、同時に突っ込んできた。
(うわぁ三人同時に突っ込んできた)
ミカネルは真剣な表情でなおも訴える。
「オレは今後兄貴と戦わなければならないかもしれない、お頭を倒したあんたならオレを兄貴以上に鍛えられるんじゃないか?頼む、弟子がダメなら下僕でもいい、あんたの強さの一端だけでも頼む」
頭を地面につけて頼み込んでくるミカネルにイツキは持っている剣で縛っていた手足を自由にしてやった。
しかしミカネルは手足が自由になっても土下座をしたままだった。
イツキは少しミカネルを試してみようと思い、ミカネルの頭を踏みつけて言った。
「あんたさぁ、この村に何しに来たんだっけ?あんたの過去がどうだろうと、いかなる事情があろうと、オレが見て知ってるのは、あんたが自分達の欲望を満たすためにこの村にやってきた盗賊団の内の一人だっていう事実だけだ、お頭を倒されたにも関わらず運よく生き延びたからって、すぐに鞍替えするようなヤツを誰が信じるんだ?」
ミカネルは踏み付けられながらも訴え続けた。
「あぁその通りだ、何をどう言い繕った所でオレがやってきた事は盗みや強奪、汚れた事ばかりだ、決して消えない、どんな罰でも受ける、だから頼む、頼みます」
「どんな罰でも受ける?その罰が、お前は死ね、でも受け入れるのか?ここにいる中で少なくとも二人はそう思ってるぞ?」
「そうだな、それは仕方ないだろう、ここで死ぬのなら、所詮オレはそこまでの男だったってだけだ」
「へぇ、覚悟は出来てますってか」
そう言うとイツキはミカネルの頭から足を下ろし、剣を腰に据えて居合の構えをとった。
「頭を上げろ、だったら、今後の為にも死んでくれ」
ミカネルが土下座から頭を上げた瞬間にイツキはとてつもない殺気を放った。
「な~に、一瞬で済む、動かなければ痛みも感じないさ」
今ここにいるイツキ以外の五人が五人、身動き一つ出来ず、言葉も発せられず、見ている事しか出来ない、今まで感じた事の無い恐怖で押し潰されそうだった。
ミカネルはイツキの顔から眼を離さなかった、頭の中では走馬灯のように過去の出来事が流れていく。
そして緊張感が最高潮に達した瞬間、ほんの一瞬に、瞬きするより早くイツキが抜剣した。
イツキの剣速を捉えられた者はいなかった、次の瞬間には剣を振るった後だった。
首を撥ねるつもりで放たれた剣はイツキの見切りで、剣先が僅かに触れた程度だ。
ミカネルの喉仏から微かに血がにじみ出ている。
イツキからは、先程までの殺気が何も無かったように消えていた。
嘘のような殺気から解放されたアシリアとフローラは、座り込んでしまっている。
やっと現実に戻って来たらしいミカネルにイツキが言う。
「悪いが少し試させてもらったぜ、どんな気分だ?」
ミカネルは腰が抜けた感じで立つことが出来ない、恐怖で体が震えている。
「これが少しかよ、とんだ化物だな、あんたは」
「化物なら一人だけ知っている、オレなんて優しい方さ」
「まだ上がいるのかよ、本当にオレは井の中の蛙だったんだな」
「いや、お前は強いさ、オレの目の前で今さっきのあれを耐え、なおかつ眼を離さなかった、そんな奴はそう何人もいないさ」
「ただ単に、動く事が出来ずにいただけだ、息も出来ないくらいにな、完全に死んだと思ったぜ」
「まぁなんにせよ、少しだけ信じてやる、さっきの一振りで過去のお前は死んだ、これからは裏じゃなく表の世界で生きて行け、でなければ今度こそ本当に死んでもらう」
「じゃぁ弟子にしてくれるって事か?」
「はぁ?なんでそうなるんだよ」
そこにフローラが割り込んできた。
「そんなのダメに決まってるじゃない」
「そうだろぉ、フローラだってそう思うよなぁ」
「私がイツキの一番弟子になるんだから」
「そうそう、もっと言ってやってくれよ、ん?フローラ今なんて?」
「だからぁ、私が一番弟子だから、この人は二番」
「そんなの二番でもなんでも弟子にしてくれるのなら構わねぇ、それがダメなら本当に下僕でもいいんだ、オレはあんたを主として付いていきたいと心から思ってる」
ミカネルは地面に左膝をつき右手を心臓の辺りに添えて忠誠を誓うかっこうをとっている。
「オレは弟子なんてとる気はないし、今後も無いから」
そこにアシリアも参戦してきた。
「残念だけどフローラ、一番弟子は私よ」
「なんでアシリアが割り込んでくるのよ」
「イツキは私の家に居候の身よ、だから私が一番弟子になるのが道理でしょ」
「それは村長が決めた事じゃない、アシリアには関係ないわ」
「もしも~し、二人ともオレの話を聞いてないのかなぁ?」
アシリアとフローラが同時に
「イツキは黙ってて」
「ちょっと黙ってて」
「はいっ」
イツキは村長とヴィレムに目配せするが、二人ともお手上げポーズを取っている。
そこに助け船が来た、イオアニス村のトーレスがイツキの所に来たのだ。
「イツキさん、取り込み中申し訳ないけど、もうそろそろ村に戻らないと日が暮れてしまう」
「トーレスさん、いい所に来てくれた、すぐに行くから馬のいる所で待っててくれ」
小さな声でトーレスにそう言って、イツキはミカネルの両手を縛り村長に引き渡した。
「まだ完全に信用したわけじゃないからな、何日かはこのままでいてもらうぞ」
「あぁ、構わない」
「そんじゃ村長、オレ、イオアニス村に戻る約束してたんで、その間こいつを頼むよ」
「それは構わないが、あっちの二人はいいのか?」
「オレの手には負えないよ、ヴィレムなんとか言いくるめておいてくれ」
そう言ってイツキはトーレスの方に走って行った。
「おいっ、イツキ、帰って来たら大変な事になってても知らんからな」
アシリアとフローラはまだ言い争っている。
ヴィレムは嫌な予感しかしなかった。
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私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
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縫剣のセネカ
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「ぬいけんのせねか」と読みます。
--
コルドバ村のセネカは英雄に憧れるお転婆娘だ。
幼馴染のルキウスと共に穏やかな日々を過ごしていた。
ある日、セネカとルキウスの両親は村を守るために戦いに向かった。
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セネカとの大切な約束を守るために。
そして二人は巻き込まれていく。
あの日、月が瞬いた理由を知ることもなく⋯⋯。
これは、一人の少女が針と糸を使って世界と繋がる物語
(旧題:スキル【縫う】で無双します! 〜ハズレスキルと言われたけれど、努力で当たりにしてみます〜)
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