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最終話 A boy and a girl held hands.は、難しい?(殿下視点→サラ視点)
しおりを挟む部屋に入ってきたのは一人の美少女。
真っ赤な頬と、キラキラ光る翠の瞳。
輝くハニーブロンドは左右で耳よりも高い位置に結ばれていて、どんな物語に出てくるどの令嬢よりも愛らしいと思った。
瞳の色によく似た色のワンピースは、清楚で可憐で彼女によく似合っている。
天使が地上に降臨したら、まさしく彼女の形になるだろう。
サラ・フォン・ベッケンバウワー公爵令嬢。
僕の許嫁。
いずれ、僕のお嫁さんになる女の子。
昨日、初めて会った女の子。
あぁ、好きだな。
腹の底にストンっと納得した思いが落ちてきた。
「サーラ。聞いていたわよね? どう? うちの息子。気に入ってくれた?」
母上におずおずと近づいたサラは、彼女の差し出した手を取った。
小さな、愛らしい手だ。
手まで可愛いのか。
可愛いで構成されているわけか。凄いな、サラは。
——待て。
僕は、いったいなにを考えているのだろう。
今はサラの可愛らしさを愛でている場合ではないだろう?!
母上の発言……大問題じゃないか?! 『聞いていたわよね?』って言ったよな?!
聞いていたのか? 今までの会話を?!
母上が暴露した数々の恥ずかしい話を?!
え?
いやいや、待てよ待ってくれよ。母上っ?
サラが来ていると知ったうえでの、公爵との会話だったのですか?!
母上!! なんという、あなたはなんという……くぅっ! 酷い人だっ!
僕に盛大な恥をかかせて!!
公爵に話したことだってヒドイと思ったけど!
サラ本人に聞かせるなんて……酷いにもほどがあるでしょう……。
ありがたいことに、僕に施された教育の数々の中でも『平常心を装う』というものがある。
王族が簡単に感情を表現しないよう常に同じ表情を装うのだが、多分、今僕はそれをできている。と思う。
もともと、感情が表情に出にくい性質でもあるけど。
脳内では盛大に頭を抱えて母を呪っているが、それをおくびにも出さずにサラがなにを言うのか注目している。
だって母上はサラに訊いたのだ。『うちの息子。気に入ってくれた?』って。
サラが僕のことをどう思っているか聞ける、またとない機会だ。
「さーら?」
母上が優しくサラの名を呼んで答えを促す……。
いいな、その響きの呼び方。僕もそう呼んでみたい。
ん?
母上。あなたはいつの間にそんな呼び方をするような仲になったのですか?
昨日は彼女に会っていないはずですよね?
僕を出し抜いて美味しいところを持っていく、本当にヒドイ母上だ。
サラは母と繋いだ手をじっと見つめながら言おうか言うまいか、と悩んでるように何度かその愛らしい唇を開けたり閉じたりした。
そうして薄紅色の唇が紡いだ言葉は……。
「わたし……でも……殿下に、き、嫌われた、から……」
え?
デンカニキラワレタ?
キラワレタ?
誰に?
誰が?
僕が?
サラを?
「「「「「はーーーあぁぁぁぁぁあ???????」」」」」
あり得ないっ! あり得ない! そんなこと! 絶対! まったく! 完全に! あり得ないっ!!!
「どうして? そんなことないよっ! 嫌ってなんていないっ!」
僕が慌てて彼女に訂正するために声を出すと同時に
「待って! なにを言ってるのサラちゃん! いつそんな誤解をしたの?!」
と母上が悲鳴のような声をあげて、やっぱり同時に
「おまえを嫌う人間などいるわけないだろう! サラ! そんな人間は父さまが成敗するから安心しなさいっ!」
と公爵が叫んで、やっぱり同時に部屋の隅で
「あの話聞いて、そんな風に思うかーーー?!」
と、ジークが叫んで、やっぱり同時に執務室の扉の方から
「お嬢さまっ! それは勘違いというものでは?」
と叫ぶ若い女性の声がして、やっぱり今度は複数同時に
「いったいどうやったらそういう思考に行き着くんですかーーー?!?!」
という男性たちの叫びが聞こえた。
その瞬間的騒音の酷さと言ったら、落雷よりなお酷かったと思う。
扉の外からの声は最初の一度きりだったけれど、母上と公爵は同時にサラに話し続けているから、彼女には堪ったものではないだろう。
左側の母上を見上げ、右側にいる公爵を見上げ、を繰り返して泡を喰っている。
「二人とも、落ち着いてください。サラが混乱しています、母上、公爵っ」
せめてどちらかだけでも落ち着いて欲しくて呼びかけても、彼らには僕の声など届いていないようで。どうしたものかと僕も慌てたのだけど。
「みなさまっ! お静まりあそばせっ」
場を支配する叱咤は、さすがの二人にも届いたようだ。
ピタリと止んだ声に、サラはふーーっと深い溜息を吐いた。
そういえば、この母上付きの侍女ヘレンは、その昔父上の乳母をしていたとかで、この宮殿の最古参の使用人だ。国王陛下である父上をも叱り飛ばす鉄の女の異名もある。
なるほど、父上の幼馴染であり従兄弟の公爵にもヘレンの声は効くわけだ。
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
(サラ視点)
「サラちゃん、サーラ。どうして嫌われてる、なんて思ったの?
怒らないから教えて? むしろ、このバカ息子がなにかしでかしたのなら、わたくしがこれを鞭打ちに処するからね!」
王妃さまがさらりと酷いことを言いながら私に再度問い質したのは、王妃さま付きの侍女さんが指示して淹れてくれたお茶を皆さんで一服してから……です。
いやぁ、さっきはびっくりしましたよ。
お父さまと王妃さまと殿下と殿下付きの侍従さんとうちのアンと外にいる職員さん達が、一斉に叫んだのですもの。
それぞれなにを言っているのかさっぱり分かりませんでしたが、皆さまが私になにかを訴えている……ということは理解しました。
で、それを要約すると今王妃さまがおっしゃった問いになるのでしょう。
たぶん、恐らく、きっと。
皆さまにここまで心配をかけたのです。
恥ずかしいし、悲しいけれど言わなければなりません。
私は意を決します。
「昨日の、殿下との会話の中で……たぶん、私がなにか、殿下の不興を買う発言をしてしまいました。それがなにかはっきり理解していないので謝罪できないのが心苦しくて……。
申し訳なくて……昨夜は、泣いてしまいました……」
「僕の? 不興を買う発言?」
殿下が不思議そうに問います。
「はい。昨日は恐れ多くも仲良く会話させていただいたと自負しておりましたが……。
帰るまえには、もう既に殿下は……。
その、いつの間にか不機嫌でいらして……。
私には、なにが悪かったのかさっぱり理解できず、ただ嫌われてしまったのだと」
私がそう言うと。
殿下は。
殿下の頬が一瞬のうちに真っ赤に染まりました。
色が白い方は赤くなるとその差が歴然ですね。そして萎れたお花のようにだんだんと俯いてしまい、最後には両手で頭を抱え込んでしまいました。
???
どうなさったのかしら。
しばらくお待ちください、のテロップが入りそうなくらい、長い間殿下は頭を抱えています。
その間に私と王妃さまは侍女さんにお茶のお代わりをいただきました。
お父さまはニヨニヨと、なんだか悪徳商人のようなイヤな目つきで殿下を眺めています。
もう一杯お代わりいかがですかと侍女さんが訊いたとき。
殿下が勢いよく立ち上がると私の傍に歩み寄って片膝つきました。
右手は胸に左手は背後に。
騎士が主に対するポーズ、だったかしら。
それを電光石火の早業でするので止める間もありませんでした。
「サラ嬢。申し訳なかった。僕の不徳の致すところだ。
あなたはなにも悪くない。
昨日、たくさん泣いたと公爵に聞いた。本当に申し訳なかった。このとおりだ」
そう言って、頭を下げる殿下。
え。
ど、どうしましょう。
止めるべきですよね。王族に、王位継承権第一位の王子殿下に頭を下げさせるなんて、私が不敬で捕まってしまいます!
と思ったのに。
お父さまはもとより王妃さまも殿下を止めません。おふたかたとも静観の構えです。
あれぇ?
「ジークフリード。こちらに」
王妃さまの凛とした声が、後ろに控える殿下の侍従を呼びました。(ジークフリードさまとおっしゃるのね、初めて知りましたよ)
静かにお傍に寄ったジークフリードさまに王妃さまは問います。
「昨日のこの子の【不徳の致すところ】とやらは、あなた心当たりあって?」
「ございます」
即答なのね。
殿下の肩がびくってしましたよ。知られたくないことなのかしら。
「ヘルムバート。自分で言う? それともジークに言わせる?」
王妃さま。割と情け容赦ない方ですのね。
さきほどから殿下に対して塩対応なんじゃないかしら……。
「自分で、言い、ます……」
殿下は真っ赤な顔のまま、そう言って顔を上げました。
「その……昨日、あなたとの、会話の中で……あなたは、僕に……可愛い、と言ったのだ……」
へ?
そんなこと、言いました?
「そんな形容詞は、僕よりサラ嬢のためのものであって……僕に対して使われるなんて思ってもいなくて……その、要するに……拗ねて、いたんです」
とたん、王妃さまがバッと音を立てて扇を開き顔を隠しました。
お父さまはそっぽを向いていますが、肩が揺れています。
「おふたりとも……我慢せずに笑ってくれても結構ですよ」
殿下がそう言うが早いか、王妃さまとお父さまが声を立てて大笑いしました。
今、私と殿下は王宮の庭の奥にある立派な温室で散歩を楽しんでいます。
殿下の案内で王家の専用温室を見学できるなんて、光栄なことです。
朝、あれほどまでに不穏な空気を纏って王宮に出向いたお父さまは、さきほど大笑いした後、ころりと機嫌を直して私と殿下を庭に送り出してくれました。
その際、『男の子に可愛いは禁句なんだよ』ってそっと教えてくれました。
王妃さまも殿下に何事か話された後、私にウインクをしてくれました。お茶目さんです。
王妃さま付きの侍女さんは、お年を召した方は私を見てにっこり微笑んで頷きました。
お若い方は両手を握り拳にして胸の前でちいさく合図してきましたが、あれ、どういう意味でしょう。頑張れってことだと思ったけど違ったらどうしましょう。今度アンに確かめなくては。
そのアンはジークフリードさまと一緒に温室の隅の方、私たちの姿は見えるけど会話は届かない距離にいます。
ヘルムバート殿下という方は。
最初は能面みたいに表情が動かなくて、次は無表情のまま壁ドンするようなヤンキー顔が怖くて、でも笑顔になったらなかなか人懐っこい可愛い顔をして……いけない、可愛いは禁句でした。
えぇと……なかなか好ましいお顔をみせてくれて親近感が沸いて、嫌われたと思ったら悲しくなって。
私の殿下に対する感想はコロコロ変わりました。
大泣きしたり、顔が熱くなるほど恥ずかしくなったり、感情の乱降下がジェットコースターみたいで私はいったいどうなってしまうのでしょう?
ひとつひとつ、ゆっくりと。
殿下と親睦を深めていけば、いずれ来るかもしれない破滅のときを回避できるでしょうか?
それはそうと。
お父さまは笑ってらしたし、婚約は継続ってことでいいのですよね?
「サラ嬢。ほら、見てごらん。去年の大会で大賞を取った薔薇が咲き始めたよ」
「はぁ~。美しいものですねぇ」
「今年は間に合わなかったけど、来年の大会にはサラ嬢の名前をつけた薔薇を出品させよう」
「私の名前?」
「そう。きみに似合った美しくて可愛い薔薇を作らせるよ。そしてそれをブーケにしてきみに捧げるからね」
「でしたら私、殿下の瞳の色がいいです。私の大好きな色だから」
殿下は笑ってお約束してくださいました。
でもね。
その色のバラ、作るのすっごーーーーーーーーーく大変なんだって、そのときは私、知りませんでした。
このうかつな一言のせいで、またしても宮殿中が慌てふためく事態になるのですが……。
それはまた、別のお話……。
【The end】
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本編読まなくても内容が分かるような感想の数々、ありがとうございました!
何より面白いと言って頂き嬉しいです!
猪突猛進型公爵の本質が何なのか。
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もしお手隙ならば、其方もご高覧頂けましたら幸いです。
<(_ _)>