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第2話
幕間 - 切迫 -
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ー ◇ ー
「一体何をしに戻ってきた?」
周囲が絶対零度の如く凍り付いているのは、誰が言うまでもなく分かった。
長である老三毛猫が普段見せることのない鋭い目つきに萎縮する者もいる中で、傍で表情を変えずに立っているヒュペルはじっと前を見ている。
そんな彼の隣に立っている、殺気を隠すことなく放つゼンブルだが、横二人の立場を考えてなんとか留まっていた。
対して彼らとは逆の、三毛猫の隣に立っているゴールデンレトリバーの男性は顔色が良くなく、申し訳ないと謝罪する空気を漂わせている。
彼ら四人がそれぞれ抱く感情の原因となっているのは、正面にいる顔色悪いゴールデン男性に良く似た少年だった。
「何って……、帰ってきちゃダメなんですか? ここは俺のーー」
「村を出るといったあの日、お前には帰ることを許さんと伝えたはず。 堂々とワシの前に現れるなど、ずいぶんと侮られたものじゃな」
「ち、違います!? 俺はそんなつもりじゃーー」
「カイル! いい加減にしろ!」
「で、でも父さん!」
「分からんのか? お前の身勝手さでチェスターの立場も危うくしておることを。 それに、どうやってお前はここまで来れた? ワシの加護なくして村近くまで来れるなどありえん」
「そ、それは……」
ピリピリとその場を走る怒りと焦燥が混ざり合う中、爺様と呼ばれる三毛猫の声がカイルと呼ばれた少年を縛りつける。
それに臆することなく反論しようとするのを、父であるチェスターが制止するも、男はそれをするだけでも背筋に冷たいものが走った。
これは親子の問題ではなく、村全体に関係した問題になってしまったため、手を貸したつもりも覚えもないチェスターは、同僚たちから冷え切った視線を向けられている。
だが老猫が問題視しているのは少年が現れたことだけでなく、追放された人間が長の加護がない状態で、かつ迷うことなく帰ってこれた点が見過ごせなかった。
核心的な点を爺様に問われ、カイルは聞かれたらどう弁明するか考えていなかったのか、幼さに見合う詰めの甘さに焦りが生じる。
「そ、そんなことより! ヒューイと話をさせてください! お願いーー」
「黙れ! 貴様、どの面下げてそんな大層な口をきく気だ! ヒューイをあのような状態に追い込んだ挙げ句に、逃げ出した者があの子を我が物のように呼ぶな!」
「ひっ……!? だ、だって俺は、ヒューイの番い、だし……」
「やっぱりか、君はまだ諦めていなかったんだな……」
「ーー! そうです、ヒュペルさん! 俺、見つけたんです! あいつと結ばれる方法を! だからそれを使えば俺はあいつとずっと添い遂げることができるんです!」
話を逸らそうと、カイルは村に戻ってきた本命ともいうべき名を口にしたせいで、先ほどから当人を庇うようにしているドーベルマンの怒声が飛び交う。
この場で殺害してもおかしくないと、その手に槍斧を持っていつ襲い掛かってもおかしくなかった。
そちらに気を払っているのか、ゼンブルとチェスターの狩猟責任者二人の様子を伺いつつ、他のチームメンバーは身構えている。
どうやっても敵わないのが分かっているのだろう、オドオドした様子でカイルが口にした言葉にため息をつく柴犬の男性が場を動かした。
「方法、ね。 それでヒューイと一緒になると?」
「はい、だからーー!」
「……ヒューイ」
「なに、ヒュペル父さん」
「カイルはこう言っているが、お前はどう思ってるんだ?」
「どうって、番いの? だってもうダイチがいるし、カイルは僕の番いじゃないでしょ?」
すがる思いでヒュペルに希望を抱くカイルの表情は必死だった、それが痛々しいほどに理解できる柴犬の男性はあまりに滑稽だと思ってしまう。
誰がなにを言っても止まらないならば、本人の口から言わせなければならないと息子の名を呼ぶと、素直なほどに柔らかい声が響く。
ゴールデンレトリバーの少年はこれで全てうまくいく、そう信じて疑わなかった、はっきりとした口調でそれを言われるまでは。
「……えっ? つ、番い……? 何を言って……」
「言ったままだよ。 見つかったんだ、僕の番いが! もう婚姻式もしたんだよ!」
「う、嘘、嘘だ……! だって村にはいないって……!」
「事実だ。 この子にはもう番いがいる。 番いとは基本、一人につき一人だけなのは言うまでもないな。 だからカイル、お前の望みが叶うことはもうない」
「そんなはずない! 父さんからも言ってくれよ! 俺はずっとヒューイのことが……!」
「いい加減にせよ! 見苦しい真似を見せるでない! 今すぐここを去れ、そして二度と戻ってくるでないぞ!」
「そんな! 父さん、父さん! ヒューイ! 話を聞いてくれ、ヒューイ!!!!」
残酷すぎる言葉に呆然とするカイルは、愛しい柴犬の少年が何を言っているのか理解が追いつかなかった。
対してヒューイはありのままの言葉を目の前の、かつて共になろうとしたゴールデンレトリバーの少年に悪気ない事実を笑顔で告げる。
悪意がない、むしろ番いが見つかったから祝福してほしいという意図があるのだろう、それを分かった上で柴犬の父は振ったのだ。
我ながら悪辣だと思いながら、ヒュペルは絶望するカイルに淡々と事実だと告げ、すぐにここから去ってくれと暗に告げる。
当然納得するはずもない少年が喚き散らしたところで、静観していた爺様の罵声が上がり、それをきっかけとして男たちがカイルを取り押さえて村の外へと連行していった。
「……全く、次から次へと問題が出てくるのぉ」
「そうですね、よりにもよって今日とは災難でした」
「申し訳ございません! 愚息がご迷惑を……!」
「チェスター、気にしないでくれ」
「お前が関与していないことなど分かっておる。 村のことならワシが全て把握しておるからな。 ただ、それで今回の件を不問にしてはわだかまりを生んでしまう。 すまぬが、しばらく自宅から出ぬようにせよ。 食事などは都合する故、数日は耐えてくれ」
「……寛大なお心遣い、感謝いたします」
「ゼンブル、チェスターの代役を選任せよ。 人選はお前に任せる」
「分かりました。 シグ、しばらく頼む」
「承知しました」
騒ぐ声が遠ざかったところで、爺様は心底疲れ切ったように息を吐くと、緊張から解放されたヒュペルが遠い目をしている。
騒動の原因を生み出した子の父は地面に頭をつけんばかりに下げて謝罪するが、そもそも問題を生み出した人間ではないので二人は断罪する気など元からなかった。
だがそれでは解決にはならないとして、チェスター本人も罰という名の謹慎が言い渡される。
粛々と受け入れたことで、狩猟をする人間が減ったものの、ゼンブルは気にした様子もなく代理としてメンバーの一人であるシグと呼ばれた熊人を選んだ。
「父さん、カイルはどうなるの?」
「安心しろ、私が丁寧に葬ってやる」
「やめろ」
「……何もせん。 森の外まで送るだけじゃ、悪いがヒュペル、付き合ってもらうぞ」
「分かりました。 ヒューイ、ここはいいからもう帰っていいぞ」
「でも、まだ片付けが……」
「ダイチが色々あって体調崩してな、家にいるはずだから介抱してやってくれ」
「ーーっ! うん、分かった」
「あとで食事を届けるから、待っていてくれ」
騒動の遠因ともいえるヒューイはヒュペルに呼ばれるまで主張することもなく、そしてカイルの処遇について尋ねてもその顔に心配の色はない。
そもそも彼の中ではカイルが酷いことをされるはずないだろうと信じ切っているのだが、片親のドーベルマンは眼光鋭く命の末路へと誘うつもりでいた。
それを柴犬父がピシャリと止めたところで、爺様が監視という見送りも兼ねて森へ出かけようとするのにヒュペルは同行する。
その前に伝えておくべきことを伝えると、ここに来て驚いたように表情を顔に出してヒューイは駆け出していった。
やれやれと思う保護者たちの一方で、ここにいない義理の息子が体調不良と聞き自分も行くとばかり暴れるゼンブルを、熊人のシグが羽交い締めにして仕事の後始末へ向かっていく。
これでこの問題は解決した、そう思われたが事態はより悪い方向へ動き出していることをまだ誰も気づいていなかった。
ー ◆ ー
「一体何をしに戻ってきた?」
周囲が絶対零度の如く凍り付いているのは、誰が言うまでもなく分かった。
長である老三毛猫が普段見せることのない鋭い目つきに萎縮する者もいる中で、傍で表情を変えずに立っているヒュペルはじっと前を見ている。
そんな彼の隣に立っている、殺気を隠すことなく放つゼンブルだが、横二人の立場を考えてなんとか留まっていた。
対して彼らとは逆の、三毛猫の隣に立っているゴールデンレトリバーの男性は顔色が良くなく、申し訳ないと謝罪する空気を漂わせている。
彼ら四人がそれぞれ抱く感情の原因となっているのは、正面にいる顔色悪いゴールデン男性に良く似た少年だった。
「何って……、帰ってきちゃダメなんですか? ここは俺のーー」
「村を出るといったあの日、お前には帰ることを許さんと伝えたはず。 堂々とワシの前に現れるなど、ずいぶんと侮られたものじゃな」
「ち、違います!? 俺はそんなつもりじゃーー」
「カイル! いい加減にしろ!」
「で、でも父さん!」
「分からんのか? お前の身勝手さでチェスターの立場も危うくしておることを。 それに、どうやってお前はここまで来れた? ワシの加護なくして村近くまで来れるなどありえん」
「そ、それは……」
ピリピリとその場を走る怒りと焦燥が混ざり合う中、爺様と呼ばれる三毛猫の声がカイルと呼ばれた少年を縛りつける。
それに臆することなく反論しようとするのを、父であるチェスターが制止するも、男はそれをするだけでも背筋に冷たいものが走った。
これは親子の問題ではなく、村全体に関係した問題になってしまったため、手を貸したつもりも覚えもないチェスターは、同僚たちから冷え切った視線を向けられている。
だが老猫が問題視しているのは少年が現れたことだけでなく、追放された人間が長の加護がない状態で、かつ迷うことなく帰ってこれた点が見過ごせなかった。
核心的な点を爺様に問われ、カイルは聞かれたらどう弁明するか考えていなかったのか、幼さに見合う詰めの甘さに焦りが生じる。
「そ、そんなことより! ヒューイと話をさせてください! お願いーー」
「黙れ! 貴様、どの面下げてそんな大層な口をきく気だ! ヒューイをあのような状態に追い込んだ挙げ句に、逃げ出した者があの子を我が物のように呼ぶな!」
「ひっ……!? だ、だって俺は、ヒューイの番い、だし……」
「やっぱりか、君はまだ諦めていなかったんだな……」
「ーー! そうです、ヒュペルさん! 俺、見つけたんです! あいつと結ばれる方法を! だからそれを使えば俺はあいつとずっと添い遂げることができるんです!」
話を逸らそうと、カイルは村に戻ってきた本命ともいうべき名を口にしたせいで、先ほどから当人を庇うようにしているドーベルマンの怒声が飛び交う。
この場で殺害してもおかしくないと、その手に槍斧を持っていつ襲い掛かってもおかしくなかった。
そちらに気を払っているのか、ゼンブルとチェスターの狩猟責任者二人の様子を伺いつつ、他のチームメンバーは身構えている。
どうやっても敵わないのが分かっているのだろう、オドオドした様子でカイルが口にした言葉にため息をつく柴犬の男性が場を動かした。
「方法、ね。 それでヒューイと一緒になると?」
「はい、だからーー!」
「……ヒューイ」
「なに、ヒュペル父さん」
「カイルはこう言っているが、お前はどう思ってるんだ?」
「どうって、番いの? だってもうダイチがいるし、カイルは僕の番いじゃないでしょ?」
すがる思いでヒュペルに希望を抱くカイルの表情は必死だった、それが痛々しいほどに理解できる柴犬の男性はあまりに滑稽だと思ってしまう。
誰がなにを言っても止まらないならば、本人の口から言わせなければならないと息子の名を呼ぶと、素直なほどに柔らかい声が響く。
ゴールデンレトリバーの少年はこれで全てうまくいく、そう信じて疑わなかった、はっきりとした口調でそれを言われるまでは。
「……えっ? つ、番い……? 何を言って……」
「言ったままだよ。 見つかったんだ、僕の番いが! もう婚姻式もしたんだよ!」
「う、嘘、嘘だ……! だって村にはいないって……!」
「事実だ。 この子にはもう番いがいる。 番いとは基本、一人につき一人だけなのは言うまでもないな。 だからカイル、お前の望みが叶うことはもうない」
「そんなはずない! 父さんからも言ってくれよ! 俺はずっとヒューイのことが……!」
「いい加減にせよ! 見苦しい真似を見せるでない! 今すぐここを去れ、そして二度と戻ってくるでないぞ!」
「そんな! 父さん、父さん! ヒューイ! 話を聞いてくれ、ヒューイ!!!!」
残酷すぎる言葉に呆然とするカイルは、愛しい柴犬の少年が何を言っているのか理解が追いつかなかった。
対してヒューイはありのままの言葉を目の前の、かつて共になろうとしたゴールデンレトリバーの少年に悪気ない事実を笑顔で告げる。
悪意がない、むしろ番いが見つかったから祝福してほしいという意図があるのだろう、それを分かった上で柴犬の父は振ったのだ。
我ながら悪辣だと思いながら、ヒュペルは絶望するカイルに淡々と事実だと告げ、すぐにここから去ってくれと暗に告げる。
当然納得するはずもない少年が喚き散らしたところで、静観していた爺様の罵声が上がり、それをきっかけとして男たちがカイルを取り押さえて村の外へと連行していった。
「……全く、次から次へと問題が出てくるのぉ」
「そうですね、よりにもよって今日とは災難でした」
「申し訳ございません! 愚息がご迷惑を……!」
「チェスター、気にしないでくれ」
「お前が関与していないことなど分かっておる。 村のことならワシが全て把握しておるからな。 ただ、それで今回の件を不問にしてはわだかまりを生んでしまう。 すまぬが、しばらく自宅から出ぬようにせよ。 食事などは都合する故、数日は耐えてくれ」
「……寛大なお心遣い、感謝いたします」
「ゼンブル、チェスターの代役を選任せよ。 人選はお前に任せる」
「分かりました。 シグ、しばらく頼む」
「承知しました」
騒ぐ声が遠ざかったところで、爺様は心底疲れ切ったように息を吐くと、緊張から解放されたヒュペルが遠い目をしている。
騒動の原因を生み出した子の父は地面に頭をつけんばかりに下げて謝罪するが、そもそも問題を生み出した人間ではないので二人は断罪する気など元からなかった。
だがそれでは解決にはならないとして、チェスター本人も罰という名の謹慎が言い渡される。
粛々と受け入れたことで、狩猟をする人間が減ったものの、ゼンブルは気にした様子もなく代理としてメンバーの一人であるシグと呼ばれた熊人を選んだ。
「父さん、カイルはどうなるの?」
「安心しろ、私が丁寧に葬ってやる」
「やめろ」
「……何もせん。 森の外まで送るだけじゃ、悪いがヒュペル、付き合ってもらうぞ」
「分かりました。 ヒューイ、ここはいいからもう帰っていいぞ」
「でも、まだ片付けが……」
「ダイチが色々あって体調崩してな、家にいるはずだから介抱してやってくれ」
「ーーっ! うん、分かった」
「あとで食事を届けるから、待っていてくれ」
騒動の遠因ともいえるヒューイはヒュペルに呼ばれるまで主張することもなく、そしてカイルの処遇について尋ねてもその顔に心配の色はない。
そもそも彼の中ではカイルが酷いことをされるはずないだろうと信じ切っているのだが、片親のドーベルマンは眼光鋭く命の末路へと誘うつもりでいた。
それを柴犬父がピシャリと止めたところで、爺様が監視という見送りも兼ねて森へ出かけようとするのにヒュペルは同行する。
その前に伝えておくべきことを伝えると、ここに来て驚いたように表情を顔に出してヒューイは駆け出していった。
やれやれと思う保護者たちの一方で、ここにいない義理の息子が体調不良と聞き自分も行くとばかり暴れるゼンブルを、熊人のシグが羽交い締めにして仕事の後始末へ向かっていく。
これでこの問題は解決した、そう思われたが事態はより悪い方向へ動き出していることをまだ誰も気づいていなかった。
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