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生真面目騎士様の不埒な思い
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朝起きると、酷い顔色だった。
それでも、洗面台で顔を洗い、髭剃りをして制服に袖を通すころには、いくらかマシにはなっている。昨日はあの後、遅れていた仕事を片付けるのに手間取って夜更かしをしてしまった。
今日は訓練には顔を出さず、残りの仕事を片付けてしまわなければならない。
そもそも、仕事の量が多すぎるんだ、とヒューバートは憮然と考えた。各小隊からの日報の精査、訓練の割り振りから見回り結果の確認等々、とにかく何でも自分のところに回ってくる。副官のサイラスが頑張ってくれているから、なんとか仕事をこなせているようなものだ。
(――まぁ原因はそれだけじゃないか)
昨日のことを思い出すと、自然と眉間にしわがよる。可愛い幼馴染の夢を見て、あんなことを――何回もした挙句、ちらちら思い出してしまって仕事が手につかなかった。それで仕事が終わらず寝不足になった、などとは口が裂けても言えない。
ぱん、と両手で頬を叩いて気合いを入れる。忘れよう、これは一時の気の迷いだ。あまりにも女っ気なく生きてきたから惑わされているだけだ。そもそもリズベスに対して失礼すぎる。幼馴染が――兄の親友が、こんな夢を見て、挙句それに興奮しただなんて。
二日もあれば落ち着くだろう。今度はどんな攻撃が来ても防いで見せる。
見当違いな思いを胸に、もう一度頬を叩いて気合いを入れなおすと、ヒューバートは執務室へと足を向けた。
「やあ、ヒューバート……随分な顔色だね」
執務室の扉を開けると、そんな声が降ってきた。応接用のソファにゆったりと身を沈め、足を組んだまま片手を挙げた人物をヒューバートはよく知っている。
「……アーヴィン」
「おやおや、声まで怖い」
はは、と明るい笑い声をあげて、アーヴィンは首をすくめて見せた。副官のサイラスも、困ったように微笑んでいる。ヒューバートは、顔を撫でながら答えた。
「悪い、そんなつもりじゃなかったんだが」
そんなに酷い有様なのだろうか。部屋を出がけに確認した時には、マシになっていたと思っていたのだが。
「なんだか悪い夢でも見たような顔をしているよ、ヒューバート」
席に着いたヒューバートは、一つため息をつく。サイラスがタイミングよくお茶を淹れてくれて、それに礼を言ってから口をつけた。
「まあ、当たらずといえども遠からず、だな」
「おや」
もう一度笑うと、アーヴィンは思案顔になる。本当によく表情の変わる男だ、とヒューバートは感心した。それでいて本心を読ませないのだから、食えないやつだ。
「リズベスが原因かな?」
ぶっ、と口に含んでいたお茶を噴き出しそうになって、慌てて飲み込む。むせて咳込むヒューバートを、アーヴィンは愉快そうに眺めた。
「お、おまえ、何を」
「だって昨日来たんだろう?リズが。――あれだけやったら、そりゃ疲れもするだろ」
一瞬ぎくりとする。アーヴィンはまさか、何か知っているのか。いや、他人の夢の中身など知るわけがない。その後のことも。では何を言っているのか。
「身体強化魔術で模擬戦五連続やらされたって聞いたけど」
「……あ、ああ」
人間、やましいことがあると普通のことに思い至らなくなるらしい。ヒューバートはそれを身をもって思い知った。にやにやしているアーヴィンのことは、なんとなく考えたくなかった。
三人で朝食を取りに行った後、今日は待機任務だというアーヴィンと別れる。
今日の執務は滞りなく進んでいた。これならば、明日までの分も前倒しで処理できるかもしれない。そう言うと、副官のサイラスはいつも通り困ったように微笑んだ。
「少しくらい団長殿に回してあげてもいいんですよ?」
そう言ってくれるが、回した結果がどうなるかは火を見るより明らかだ。アッカーソン団長は現場叩き上げという経歴もあってか、どうにも書類仕事は苦手らしい。前任の副官が退職してからは、とにかく書類が遅れるとあちこちから苦情が出ている。そこへ持っていっては、余計に仕事を増やすだけだ。
「せめて副官を早く選任してくれればいいんだけどね……」
そうぼやくと、サイラスも頷いた。結局真面目に仕事をこなすヒューバートが、事務関係を一手に引き受けてなんとかなっているのだ。
もちろん、アッカーソンが仕事を放棄しているかといえばそうではない。聖騎士団の外交面は、殆どが彼の担当になっている。魔術師団や近衛隊との連携も、アッカーソンの仕事だ。会議ばかりしていて身体がなまってしまう、とぼやいていたのもつい最近のことである。
副官の選任が遅れているのは、恐らくそちらに労力を割いているのが原因だろう。ヒューバートが仕事に熱心で、きちんとカタを付けてしまうのも悪いのかもしれない。
近衛隊に優秀な人材を引き抜かれたのも痛かった。とはいえそれが仕方のない人事であったことは否めない。
結局自分が頑張るしかないのだ。ヒューバートはため息をつくと、書類を引っ張り出して読み始めた。
♢
昼休憩を挟んで、ヒューバートとサイラスはなんとか書類の山を三分の二ほど片付けた。すでに外では足元を照らすためのランプが光を帯びる時間になっている。
「今日はこの辺にしようか」
「はい、ではお疲れ様でした」
サイラスが素直に退出すると、ヒューバートは窓際によって外を眺めた。騎士団棟は、訓練場のすぐ横に建てられている。そのため、この窓からは夕方になると花の小道から開放庭園まで、ほのかにランプで照らされた幻想的な光景を見ることが出来る。ヒューバートにとって、夕闇迫るこの時間に窓からその風景を眺めるのは、ちょっとした心安らぐひと時だった。
――が。
今のヒューバートにとっては、安らぎの風景とは言えなかった。どうしても、昨日リズベスを抱きしめたことを思い出してしまう。
震えて縮こまったリズベス。あの反応を見れば、男に抱きしめられた経験など皆無だろうと解る。それなのに、その後は何事もなかったような顔をして、平気で仕事に取り掛かれる。
とっさのことに驚いただけで、やはり自分など男としては意識していないのだろうか。ヒューバートはそのことに、小さな不満を覚えてしまう。
自分だけが、こんなにも振り回されている。可愛い小さな幼馴染だったはずのリズベスに、邪な気持ちを抱いてしまっている。
ヒューバートは、そんな自分を汚いと思った。リズベスがあんな提案をしてきたのは、ヒューバートを本当の意味では「男」だと思っていないからだろう。それなのに、ほんの些細な女性らしさを見せられただけで、こんな浅ましい気持ちになっている。それは、リズベスに対して酷い裏切り行為だ。
(せめて、こんな自分を気取られないようにしなければ)
――それならば、いっそ彼女の言う「実践」などに付き合わなければいい。そう囁く小さな心の声には、気づかなかったふりをした。
それでも、洗面台で顔を洗い、髭剃りをして制服に袖を通すころには、いくらかマシにはなっている。昨日はあの後、遅れていた仕事を片付けるのに手間取って夜更かしをしてしまった。
今日は訓練には顔を出さず、残りの仕事を片付けてしまわなければならない。
そもそも、仕事の量が多すぎるんだ、とヒューバートは憮然と考えた。各小隊からの日報の精査、訓練の割り振りから見回り結果の確認等々、とにかく何でも自分のところに回ってくる。副官のサイラスが頑張ってくれているから、なんとか仕事をこなせているようなものだ。
(――まぁ原因はそれだけじゃないか)
昨日のことを思い出すと、自然と眉間にしわがよる。可愛い幼馴染の夢を見て、あんなことを――何回もした挙句、ちらちら思い出してしまって仕事が手につかなかった。それで仕事が終わらず寝不足になった、などとは口が裂けても言えない。
ぱん、と両手で頬を叩いて気合いを入れる。忘れよう、これは一時の気の迷いだ。あまりにも女っ気なく生きてきたから惑わされているだけだ。そもそもリズベスに対して失礼すぎる。幼馴染が――兄の親友が、こんな夢を見て、挙句それに興奮しただなんて。
二日もあれば落ち着くだろう。今度はどんな攻撃が来ても防いで見せる。
見当違いな思いを胸に、もう一度頬を叩いて気合いを入れなおすと、ヒューバートは執務室へと足を向けた。
「やあ、ヒューバート……随分な顔色だね」
執務室の扉を開けると、そんな声が降ってきた。応接用のソファにゆったりと身を沈め、足を組んだまま片手を挙げた人物をヒューバートはよく知っている。
「……アーヴィン」
「おやおや、声まで怖い」
はは、と明るい笑い声をあげて、アーヴィンは首をすくめて見せた。副官のサイラスも、困ったように微笑んでいる。ヒューバートは、顔を撫でながら答えた。
「悪い、そんなつもりじゃなかったんだが」
そんなに酷い有様なのだろうか。部屋を出がけに確認した時には、マシになっていたと思っていたのだが。
「なんだか悪い夢でも見たような顔をしているよ、ヒューバート」
席に着いたヒューバートは、一つため息をつく。サイラスがタイミングよくお茶を淹れてくれて、それに礼を言ってから口をつけた。
「まあ、当たらずといえども遠からず、だな」
「おや」
もう一度笑うと、アーヴィンは思案顔になる。本当によく表情の変わる男だ、とヒューバートは感心した。それでいて本心を読ませないのだから、食えないやつだ。
「リズベスが原因かな?」
ぶっ、と口に含んでいたお茶を噴き出しそうになって、慌てて飲み込む。むせて咳込むヒューバートを、アーヴィンは愉快そうに眺めた。
「お、おまえ、何を」
「だって昨日来たんだろう?リズが。――あれだけやったら、そりゃ疲れもするだろ」
一瞬ぎくりとする。アーヴィンはまさか、何か知っているのか。いや、他人の夢の中身など知るわけがない。その後のことも。では何を言っているのか。
「身体強化魔術で模擬戦五連続やらされたって聞いたけど」
「……あ、ああ」
人間、やましいことがあると普通のことに思い至らなくなるらしい。ヒューバートはそれを身をもって思い知った。にやにやしているアーヴィンのことは、なんとなく考えたくなかった。
三人で朝食を取りに行った後、今日は待機任務だというアーヴィンと別れる。
今日の執務は滞りなく進んでいた。これならば、明日までの分も前倒しで処理できるかもしれない。そう言うと、副官のサイラスはいつも通り困ったように微笑んだ。
「少しくらい団長殿に回してあげてもいいんですよ?」
そう言ってくれるが、回した結果がどうなるかは火を見るより明らかだ。アッカーソン団長は現場叩き上げという経歴もあってか、どうにも書類仕事は苦手らしい。前任の副官が退職してからは、とにかく書類が遅れるとあちこちから苦情が出ている。そこへ持っていっては、余計に仕事を増やすだけだ。
「せめて副官を早く選任してくれればいいんだけどね……」
そうぼやくと、サイラスも頷いた。結局真面目に仕事をこなすヒューバートが、事務関係を一手に引き受けてなんとかなっているのだ。
もちろん、アッカーソンが仕事を放棄しているかといえばそうではない。聖騎士団の外交面は、殆どが彼の担当になっている。魔術師団や近衛隊との連携も、アッカーソンの仕事だ。会議ばかりしていて身体がなまってしまう、とぼやいていたのもつい最近のことである。
副官の選任が遅れているのは、恐らくそちらに労力を割いているのが原因だろう。ヒューバートが仕事に熱心で、きちんとカタを付けてしまうのも悪いのかもしれない。
近衛隊に優秀な人材を引き抜かれたのも痛かった。とはいえそれが仕方のない人事であったことは否めない。
結局自分が頑張るしかないのだ。ヒューバートはため息をつくと、書類を引っ張り出して読み始めた。
♢
昼休憩を挟んで、ヒューバートとサイラスはなんとか書類の山を三分の二ほど片付けた。すでに外では足元を照らすためのランプが光を帯びる時間になっている。
「今日はこの辺にしようか」
「はい、ではお疲れ様でした」
サイラスが素直に退出すると、ヒューバートは窓際によって外を眺めた。騎士団棟は、訓練場のすぐ横に建てられている。そのため、この窓からは夕方になると花の小道から開放庭園まで、ほのかにランプで照らされた幻想的な光景を見ることが出来る。ヒューバートにとって、夕闇迫るこの時間に窓からその風景を眺めるのは、ちょっとした心安らぐひと時だった。
――が。
今のヒューバートにとっては、安らぎの風景とは言えなかった。どうしても、昨日リズベスを抱きしめたことを思い出してしまう。
震えて縮こまったリズベス。あの反応を見れば、男に抱きしめられた経験など皆無だろうと解る。それなのに、その後は何事もなかったような顔をして、平気で仕事に取り掛かれる。
とっさのことに驚いただけで、やはり自分など男としては意識していないのだろうか。ヒューバートはそのことに、小さな不満を覚えてしまう。
自分だけが、こんなにも振り回されている。可愛い小さな幼馴染だったはずのリズベスに、邪な気持ちを抱いてしまっている。
ヒューバートは、そんな自分を汚いと思った。リズベスがあんな提案をしてきたのは、ヒューバートを本当の意味では「男」だと思っていないからだろう。それなのに、ほんの些細な女性らしさを見せられただけで、こんな浅ましい気持ちになっている。それは、リズベスに対して酷い裏切り行為だ。
(せめて、こんな自分を気取られないようにしなければ)
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