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生真面目騎士様の不機嫌な一日
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吹き付ける風の冷たさが身に染みる。今朝は、冷え込みが一段と厳しい。もう季節はすっかり冬なのだな、とヒューバートはぼんやり考えた。
はあ、と吐いた息が白い。それが空気中にほどけて消えていくのを、なんとはなしに見送った。
今日はデータ計測を中止する、という連絡が来たのは、朝食より前のことだった。なんでも、身体強化魔術の疲労度軽減の部分で進展があったらしい。使いで来た、という少年は、魔術師団に入って一年目の新人だという。リズベス直筆のメモを持って現れたその少年は、ヒューバートの「了解した」という短い伝言を伝えるため、早々に帰っていった。
「今日はリズベス嬢は?」
訓練場でぼうっと突っ立っていたヒューバートに、そう声をかけてきたのはオルトンだ。第一小隊所属の騎士の中でもヒューバートと年が近い彼とは、それなりに親しくしている仲でもある。
「今日の計測は中止だ、と連絡があったんだ」
「へえ、そりゃあ……残念だったな」
にや、と笑ったオルトンを横目で睨む。おーこわ、と大して思ってもいない口調で呟くと、オルトンはヒューバートの肩を叩いた。
「んで?昨日はどうだった?口説くくらいは出来た?ブライアンがわざわざ執務室まで行くように言ってくれたんだぞ?」
「どうもこうもない、リズは差し入れに来てくれただけだし、俺は仕事中だった」
面白がっているのを隠しもしないオルトンに、ヒューバートは憮然と答える。何もなかったか、と言われればあったにはあったのだが、わざわざ言うことではない。それよりも、オルトンがこれだけ明け透けに尋ねてくる、ということは。ヒューバートの眉間にしわが寄る。覚悟はしていたものの、どうやら第一小隊にバレているのは確定事項とみて間違いない。
ヒューバートは一つため息をついた。
「――この話、どこまで知られてるんだ?」
「んー、いまんとこ第一小隊だけにとどまってると思うけどな」
質問の意図を過たず理解して、オルトンが答える。こういうときの会話の呼吸がありがたい。
「あーでも、アッカーソン団長も知ってるからなー、もしかしたらもっと広まってるかもな」
思い出したように、オルトンが続けた言葉に、ヒューバートは硬直した。
言われてみれば、その通り。あの場にいたのは、アッカーソンとアーヴィン、そして第一小隊の面々だ。
アーヴィンに呆れられるほど顔に出てしまっていたのを、第一小隊の全員が見ていたというのなら、アッカーソンが見ていなかった筈がない。
アッカーソンは別に口が軽い男ではない。あれでも聖騎士団の団長を務める騎士だ。ただ、それも職務であればこそ。生真面目騎士と揶揄されるほど女性に関わることを避けてきた自分が、リズベスに懸想しているなどと言う面白ネタを、黙っているような性分では、ない。
ヒューバートの眉間のしわが深くなる。
一番困るのは、噂の方が先にリズベスの耳に入ってしまうことだ。
そんな噂になってしまっていると知れば、リズベスはヒューバートにこれ以上の接触を許しはしないだろう。それは、リズベスが自分の身を守るため――というより、ヒューバートに迷惑をかけないようにするために、だ。
そうなると、任務のこと以外では話すことさえ難しくなってしまう。
もういっそ、ストレートに言ってしまおうか。
それは、一番の正攻法である。もちろん考えなかったわけではないが、実行しなかったのにも理由はあった。
リズベスは今、ヒューバートのことを、兄かそれに類するものとして見ているはずだ。そんな人物から突然求愛されて、果たしてどう思うだろう。本気にされない程度ならまだいい。そこから挽回のチャンスはあるはずだ。しかし、もし気味悪がられてしまったら。
ヒューバートはそう考えただけで、気分がどんよりと落ち込んでいくのを感じた。
少し前までの自分なら、こんな悩みなどくだらないと切って捨てられただろう。実際、男所帯の聖騎士団では、こういった男女関係の悩みなどはわりとオープンだ。それこそ、片思いの話から、ただれた男女関係にいたるまで。若手騎士の恋愛相談に乗った先輩たちが、ぐずぐず言うくらいなら行動したらいい、というアドバイスをするのに、心の中で何度も同意したものだった。
それがどうだろう。
自分のこととなると、まったくさっぱりどうしていいかわからない。すべての判断基準が「リズベスにどう思われるか」になっている。万が一にも嫌われることが、怖くてたまらない。
自分の思考が、ずっと同じところで足踏みをしていることに、ヒューバート自身も気が付いている。
そもそも、自分のやり方がずるいことは百も承知だ。自分を男として見てほしいなら、リズベスの「実践」などに頼って接触を繰り返すのではなく、堂々とリズベスに伝えれば事足りる。
それをしないのは、つまるところリズベスの拒絶が怖い――その一点のみが理由なのだ。
(情けない限りだな)
はあ、ともう一度ため息が出る。口から白い息が立ち上っていく。
恋愛小説なんて、やっぱり役に立たないな。ヒューバートはそう思った。
こういう時どうしたらいいかなんて、まったく載っていないのだから。
「副団長殿ー!全員整列完了しました!」
遠くからヒューバートを呼ぶ声が聞こえて、はっと顔を上げた。
今は職務に集中しなければいけない。色恋沙汰にばかりかまっている場合ではないのだ。
ぐっ、と腹に力を込めると、ヒューバートは整列した第一小隊に向かって歩き始めた。
♢
「いやあ……これはひどいね……」
昼前になって訓練場に姿を見せたアーヴィンは、そう言って肩をすくめた。
「……ちょっと、力が入りすぎてしまってね」
アーヴィンの視線の先では、第一小隊の約半分くらいが地面に転がっている。もう半分も、座り込んでしまって立ち上がることもできない。
ヒューバート自身も、ベンチから立ち上がることができないほど消耗していた。
およそ午前中の鍛錬終了の風景ではない。
「やりすぎでしょ、これは」
「面目ない」
自覚があるだけに、ヒューバートは素直に謝った。しかし、責任の半分くらいは彼らにもあると思うのだ。
整列した騎士たちの前に立ったヒューバートは、まず彼らの視線に辟易した。好奇心を隠そうともしないその表情。何か聞きたくてたまらないという無言の訴え。
ヒューバートは目を閉じた。恐らくこれでは、今日は訓練にはなるまい。
「……わかった」
知らず、地を這うような低い声が出る。こういう場合、どうすればいいかはヒューバートも知っている。まだ小隊に所属していた頃、規模は違えど何度も見た光景だ。たいていは、婚約が決まっただとか、結婚が決まっただとかいう幸運な男への、やっかみ半分祝福半分の大質問大会。それを、今この状態の自分にするのか――。ヒューバートは、半ば自棄になって続けた。
「今日は俺が稽古をつけてやる。質問のあるやつからかかってこい。俺に勝てたら何でも正直に答えてやろう――この剣に誓って、真実を答えると約束する」
わっ、と歓声が上がる。
「――ただし、手加減をしてもらえるとは思うなよ!さあ、どいつからだ!」
ヒューバートの叫び声と、騎士たちの悲鳴が訓練場にこだました。
「――で、ついでにうっぷん晴らしをしちゃったわけ?」
「うっぷんなど別にない」
ぷい、と顔をそむけるヒューバートの様子に、アーヴィンは吹き出した。
「駄目だよヒューバート。全部顔に出てる。――まったく、思っていた以上に不器用だねえきみは」
ははは、と明るい笑い声をあげて、アーヴィンはヒューバートの顔を覗き込んだ。完全に面白がっているのを隠そうともしていないその表情に、ヒューバートはますますむくれた。
はあ、と吐いた息が白い。それが空気中にほどけて消えていくのを、なんとはなしに見送った。
今日はデータ計測を中止する、という連絡が来たのは、朝食より前のことだった。なんでも、身体強化魔術の疲労度軽減の部分で進展があったらしい。使いで来た、という少年は、魔術師団に入って一年目の新人だという。リズベス直筆のメモを持って現れたその少年は、ヒューバートの「了解した」という短い伝言を伝えるため、早々に帰っていった。
「今日はリズベス嬢は?」
訓練場でぼうっと突っ立っていたヒューバートに、そう声をかけてきたのはオルトンだ。第一小隊所属の騎士の中でもヒューバートと年が近い彼とは、それなりに親しくしている仲でもある。
「今日の計測は中止だ、と連絡があったんだ」
「へえ、そりゃあ……残念だったな」
にや、と笑ったオルトンを横目で睨む。おーこわ、と大して思ってもいない口調で呟くと、オルトンはヒューバートの肩を叩いた。
「んで?昨日はどうだった?口説くくらいは出来た?ブライアンがわざわざ執務室まで行くように言ってくれたんだぞ?」
「どうもこうもない、リズは差し入れに来てくれただけだし、俺は仕事中だった」
面白がっているのを隠しもしないオルトンに、ヒューバートは憮然と答える。何もなかったか、と言われればあったにはあったのだが、わざわざ言うことではない。それよりも、オルトンがこれだけ明け透けに尋ねてくる、ということは。ヒューバートの眉間にしわが寄る。覚悟はしていたものの、どうやら第一小隊にバレているのは確定事項とみて間違いない。
ヒューバートは一つため息をついた。
「――この話、どこまで知られてるんだ?」
「んー、いまんとこ第一小隊だけにとどまってると思うけどな」
質問の意図を過たず理解して、オルトンが答える。こういうときの会話の呼吸がありがたい。
「あーでも、アッカーソン団長も知ってるからなー、もしかしたらもっと広まってるかもな」
思い出したように、オルトンが続けた言葉に、ヒューバートは硬直した。
言われてみれば、その通り。あの場にいたのは、アッカーソンとアーヴィン、そして第一小隊の面々だ。
アーヴィンに呆れられるほど顔に出てしまっていたのを、第一小隊の全員が見ていたというのなら、アッカーソンが見ていなかった筈がない。
アッカーソンは別に口が軽い男ではない。あれでも聖騎士団の団長を務める騎士だ。ただ、それも職務であればこそ。生真面目騎士と揶揄されるほど女性に関わることを避けてきた自分が、リズベスに懸想しているなどと言う面白ネタを、黙っているような性分では、ない。
ヒューバートの眉間のしわが深くなる。
一番困るのは、噂の方が先にリズベスの耳に入ってしまうことだ。
そんな噂になってしまっていると知れば、リズベスはヒューバートにこれ以上の接触を許しはしないだろう。それは、リズベスが自分の身を守るため――というより、ヒューバートに迷惑をかけないようにするために、だ。
そうなると、任務のこと以外では話すことさえ難しくなってしまう。
もういっそ、ストレートに言ってしまおうか。
それは、一番の正攻法である。もちろん考えなかったわけではないが、実行しなかったのにも理由はあった。
リズベスは今、ヒューバートのことを、兄かそれに類するものとして見ているはずだ。そんな人物から突然求愛されて、果たしてどう思うだろう。本気にされない程度ならまだいい。そこから挽回のチャンスはあるはずだ。しかし、もし気味悪がられてしまったら。
ヒューバートはそう考えただけで、気分がどんよりと落ち込んでいくのを感じた。
少し前までの自分なら、こんな悩みなどくだらないと切って捨てられただろう。実際、男所帯の聖騎士団では、こういった男女関係の悩みなどはわりとオープンだ。それこそ、片思いの話から、ただれた男女関係にいたるまで。若手騎士の恋愛相談に乗った先輩たちが、ぐずぐず言うくらいなら行動したらいい、というアドバイスをするのに、心の中で何度も同意したものだった。
それがどうだろう。
自分のこととなると、まったくさっぱりどうしていいかわからない。すべての判断基準が「リズベスにどう思われるか」になっている。万が一にも嫌われることが、怖くてたまらない。
自分の思考が、ずっと同じところで足踏みをしていることに、ヒューバート自身も気が付いている。
そもそも、自分のやり方がずるいことは百も承知だ。自分を男として見てほしいなら、リズベスの「実践」などに頼って接触を繰り返すのではなく、堂々とリズベスに伝えれば事足りる。
それをしないのは、つまるところリズベスの拒絶が怖い――その一点のみが理由なのだ。
(情けない限りだな)
はあ、ともう一度ため息が出る。口から白い息が立ち上っていく。
恋愛小説なんて、やっぱり役に立たないな。ヒューバートはそう思った。
こういう時どうしたらいいかなんて、まったく載っていないのだから。
「副団長殿ー!全員整列完了しました!」
遠くからヒューバートを呼ぶ声が聞こえて、はっと顔を上げた。
今は職務に集中しなければいけない。色恋沙汰にばかりかまっている場合ではないのだ。
ぐっ、と腹に力を込めると、ヒューバートは整列した第一小隊に向かって歩き始めた。
♢
「いやあ……これはひどいね……」
昼前になって訓練場に姿を見せたアーヴィンは、そう言って肩をすくめた。
「……ちょっと、力が入りすぎてしまってね」
アーヴィンの視線の先では、第一小隊の約半分くらいが地面に転がっている。もう半分も、座り込んでしまって立ち上がることもできない。
ヒューバート自身も、ベンチから立ち上がることができないほど消耗していた。
およそ午前中の鍛錬終了の風景ではない。
「やりすぎでしょ、これは」
「面目ない」
自覚があるだけに、ヒューバートは素直に謝った。しかし、責任の半分くらいは彼らにもあると思うのだ。
整列した騎士たちの前に立ったヒューバートは、まず彼らの視線に辟易した。好奇心を隠そうともしないその表情。何か聞きたくてたまらないという無言の訴え。
ヒューバートは目を閉じた。恐らくこれでは、今日は訓練にはなるまい。
「……わかった」
知らず、地を這うような低い声が出る。こういう場合、どうすればいいかはヒューバートも知っている。まだ小隊に所属していた頃、規模は違えど何度も見た光景だ。たいていは、婚約が決まっただとか、結婚が決まっただとかいう幸運な男への、やっかみ半分祝福半分の大質問大会。それを、今この状態の自分にするのか――。ヒューバートは、半ば自棄になって続けた。
「今日は俺が稽古をつけてやる。質問のあるやつからかかってこい。俺に勝てたら何でも正直に答えてやろう――この剣に誓って、真実を答えると約束する」
わっ、と歓声が上がる。
「――ただし、手加減をしてもらえるとは思うなよ!さあ、どいつからだ!」
ヒューバートの叫び声と、騎士たちの悲鳴が訓練場にこだました。
「――で、ついでにうっぷん晴らしをしちゃったわけ?」
「うっぷんなど別にない」
ぷい、と顔をそむけるヒューバートの様子に、アーヴィンは吹き出した。
「駄目だよヒューバート。全部顔に出てる。――まったく、思っていた以上に不器用だねえきみは」
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