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生真面目騎士様の落胆
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今日はリズベスの顔を見ることさえ叶わないだろう。そう思っていたヒューバートだったが、予想外にも彼女は午後のお茶の時間には姿を見せた。
自宅にいると言うのに、くつろいだ装いではなく、きっちりと首元まで詰まったデイドレスを着用した姿にはため息が出る。まぁ確かに客人がいるのだから当たり前とはいえ――引かれた線が、寂しさを感じさせていた。
しかしその一方で、ヒューバートはこそばゆいような嬉しさをも感じていたのだから、複雑なものである。
そっとリズベスの表情を伺うと、一瞬だけ視線がかち合った。すぐに逸らされてしまったが、その青い瞳には怒りの色は感じ取れなかった。
そのことに、少しだけほっとして、ヒューバートは短く息を漏らす。
ヒューバートとて、昨夜の行いが最低だったのはよく理解している。自分の告白を信じてもらう以前に、まずは、あれがただの酒の勢いではないこと、気持ちに嘘偽りのないことをきちんと話さなければならない。
正直なところ、リズベスが顔を見せないのは、ヒューバートへの怒りゆえなのではないかという不安が拭えずにいたのだ。まずは一つ、懸念が払拭されて、ヒューバートは安堵していた。
「リズ、ドレスは決めたのかい?」
「ええ、まあ――アーヴィン兄さま、あとでちょっと見てくださる?目立たない方がいいのか、わかりやすく目立つ方がいいのか決めきれなくて。そもそも目的が判らないのよ?ああ、いいわよね、兄さまは礼服さえお召しになっていたらいいんですから……」
アーヴィンの問いかけに応えて、リズベスは憂鬱そうにため息を漏らした。なるほど、確かに言われてみればヒューバートも今回の任務が舞踏会への潜入だということは判っているが、目的はまだ知らされていない。何か知っていることはないかとアーヴィンの方を見ると、なんだか拗ねたような顔をしていた。
「……どうした?」
「礼服さえ着てたらいいって……あれはあれで結構大変なんだよ?ねえ、ヒューバート」
男は男なりに色々と気を使う場所があるんだけど、とぼやくアーヴィンにヒューバートは首を傾げた。実のところ、アーヴィンとは違い、ヒューバートは「礼服などどれでも同じ」くらいの感覚だ。母親はなんだか小難しいことを言っていたが、要は礼を失しない程度にきちんと着用していればいいのだ。騎士になってからは、騎士の礼装を着用すればよかったので、なおさら疎くもなる。
「俺は……そういった方面はよくわからないんだが……」
なんとなくきまり悪くなってそう呟くと、アーヴィンとリズベスは顔を見合わせて笑いだした。
ヒューバートは憮然とした。確かにリズベスの笑顔は見たかったが、別に自分が笑われたかったわけではないのだ。
「まあ、それなら2種類用意していけばいいんじゃないか?それならどの場合でも対処できるだろう?」
とにかくこの話題は終わりにしたい。そう願って、ヒューバートは打開策を提案してみる。
「うーん、ちょっと手間ですけど、まあそれが一番ですよね……」
そう言って、リズベスはふと微笑んだ。そのまま、ヒューバートと目が合う。少し悪戯なきらめきを宿した青い瞳が、正面からヒューバートを見ている。
どくん、と心臓が跳ねた。背筋を、嫌な汗が伝う。
まるで、昨夜のことなどすっかり忘れたように――あるいは、元からなかったかのように、リズベスの顔はいつも通りだ。
なかったことにされている。
あるいは、あれも「実践」の一部だと、そうしてもいいと思われている。
――信じてもらう以前の問題だ。そんなにも、自分は男として見られていなかったのか。あそこまでして、それでも?
あまりのショックに、足元から崩れそうだ。ヒューバートはそれでも、なんとか表情を取り繕うと、その場を切り抜けた。
♢
結局、リズベスの真意を問うこともできず、ヒューバートはラトクリフ家へと戻った。明日は仕事であるため、始業時間までには騎士団に戻らなければならない。
たまにしか帰ってこない自室で、ヒューバートは一人物思いに耽っていた。
もちろん、頭の中を占めているのはリズベスのことだ。
一人で考えていても、埒が明かないことはわかっている。しかし、どうしたって頭の中から彼女のことを追いだすことは出来なかった。
いつもより薄い、ネグリジェ姿のリズベス。抱きしめた感触も、口付けた時の反応も、たまらず口腔内を蹂躙した舌先の熱さも、酒が見せた幻覚でも妄想でもない。あの柔らかな身体に覚えた劣情も、夢ではない、現実のリズベスに向けられたものだ。
リズベスにも、それは充分伝わっていたはずだ。あんなに密着して、押し付けてしまったのだから――。
そこまで考えて、ヒューバートは赤面した。酔っていたとはいえ、あれはあまりにも大胆だった。
あの全てを、リズベスはなかったことに出来る、と言うのだろうか。
これが、遊び慣れた女のすることであれば、ヒューバートもそんなものかと思っただろう。しかし、リズベスはそうではない。
貞淑であれ、と育てられた伯爵令嬢。
抱きしめただけで狼狽え、顔を真っ赤にして恥じらったリズベスが、そんな風にできるのだろうか。
悶々と、ヒューバートの悩みは尽きることがない。
明日のことを考えて、早々に引き上げたはずの自室で、ヒューバートは寝付くこともできずにリズベスのことばかりを考え続けていた。
♢
ふあ、と大きなあくびが出る。あれからほとんど眠ることもできず、ヒューバートは完全に寝不足のまま朝を迎えた。休暇を貰ったというのに、ほとんど休まったような気がしないのは気のせいではないだろう。
自業自得だが、なんとなくもったいなかったような気持ちになる。
「おはようございます」
「おはよう」
城門で警備にあたっている騎士と挨拶を交わす。普段通りの挨拶のはずなのに、なんだか妙な居心地の悪さを感じて、ヒューバートは首を傾げた。なんだろう、なにやら生ぬるい視線を感じる、気がする。
もう一度警備の騎士の顔を見るが、彼らはすでに正面を向いてしまっている。釈然としないまま、ヒューバートはそこを通り抜け、騎士団棟へと向かった。
途中、花の小道を抜けて行こうと思ったのは、単なる思い付きだった。
朝露が陽の光を受けて煌く解放庭園を横切り、花の小道へと足を踏み入れる。小道、とは言うが、その幅はおおよそヒューバートが4人くらいは並んで通れる程度には広い。四季を通じて楽しめるよう、冬咲きの花も何種類か植え込まれていて、この時期でも「花の小道」の名にふさわしいたたずまいを見せていた。
普段は花など愛でる趣味を持ち合わせていないヒューバートだが、今日はその一つ一つをゆっくりと眺めながら歩く。その胸中には、以前リズベスとここを歩いたときのことがよぎっていた。
あれから約半月。
自分の心持ちが、あの時と全く違っていることを改めて感じてしまう。リズベスはあの時、どの花を見ていたのだろう。そんなことが気になってしまう。
きっと今咲いている花のいくつかは、まだ蕾だったはずだ。
「また、リズとここを歩きたいな……」
口からこぼれ出た言葉に、ヒューバートはふと笑った。あの時からずっと、気が付けばリズベスのことばかり考えていたというのに、なぜもっと早く気付かなかったのか。
兄だの幼馴染だの、気にしていたのはリズベスよりも実際はヒューバートの方だったのだ。初めから素直に行動していれば、あんな暴挙に出ることもなかった。
――なかったような顔など、されることもなかった。
自宅にいると言うのに、くつろいだ装いではなく、きっちりと首元まで詰まったデイドレスを着用した姿にはため息が出る。まぁ確かに客人がいるのだから当たり前とはいえ――引かれた線が、寂しさを感じさせていた。
しかしその一方で、ヒューバートはこそばゆいような嬉しさをも感じていたのだから、複雑なものである。
そっとリズベスの表情を伺うと、一瞬だけ視線がかち合った。すぐに逸らされてしまったが、その青い瞳には怒りの色は感じ取れなかった。
そのことに、少しだけほっとして、ヒューバートは短く息を漏らす。
ヒューバートとて、昨夜の行いが最低だったのはよく理解している。自分の告白を信じてもらう以前に、まずは、あれがただの酒の勢いではないこと、気持ちに嘘偽りのないことをきちんと話さなければならない。
正直なところ、リズベスが顔を見せないのは、ヒューバートへの怒りゆえなのではないかという不安が拭えずにいたのだ。まずは一つ、懸念が払拭されて、ヒューバートは安堵していた。
「リズ、ドレスは決めたのかい?」
「ええ、まあ――アーヴィン兄さま、あとでちょっと見てくださる?目立たない方がいいのか、わかりやすく目立つ方がいいのか決めきれなくて。そもそも目的が判らないのよ?ああ、いいわよね、兄さまは礼服さえお召しになっていたらいいんですから……」
アーヴィンの問いかけに応えて、リズベスは憂鬱そうにため息を漏らした。なるほど、確かに言われてみればヒューバートも今回の任務が舞踏会への潜入だということは判っているが、目的はまだ知らされていない。何か知っていることはないかとアーヴィンの方を見ると、なんだか拗ねたような顔をしていた。
「……どうした?」
「礼服さえ着てたらいいって……あれはあれで結構大変なんだよ?ねえ、ヒューバート」
男は男なりに色々と気を使う場所があるんだけど、とぼやくアーヴィンにヒューバートは首を傾げた。実のところ、アーヴィンとは違い、ヒューバートは「礼服などどれでも同じ」くらいの感覚だ。母親はなんだか小難しいことを言っていたが、要は礼を失しない程度にきちんと着用していればいいのだ。騎士になってからは、騎士の礼装を着用すればよかったので、なおさら疎くもなる。
「俺は……そういった方面はよくわからないんだが……」
なんとなくきまり悪くなってそう呟くと、アーヴィンとリズベスは顔を見合わせて笑いだした。
ヒューバートは憮然とした。確かにリズベスの笑顔は見たかったが、別に自分が笑われたかったわけではないのだ。
「まあ、それなら2種類用意していけばいいんじゃないか?それならどの場合でも対処できるだろう?」
とにかくこの話題は終わりにしたい。そう願って、ヒューバートは打開策を提案してみる。
「うーん、ちょっと手間ですけど、まあそれが一番ですよね……」
そう言って、リズベスはふと微笑んだ。そのまま、ヒューバートと目が合う。少し悪戯なきらめきを宿した青い瞳が、正面からヒューバートを見ている。
どくん、と心臓が跳ねた。背筋を、嫌な汗が伝う。
まるで、昨夜のことなどすっかり忘れたように――あるいは、元からなかったかのように、リズベスの顔はいつも通りだ。
なかったことにされている。
あるいは、あれも「実践」の一部だと、そうしてもいいと思われている。
――信じてもらう以前の問題だ。そんなにも、自分は男として見られていなかったのか。あそこまでして、それでも?
あまりのショックに、足元から崩れそうだ。ヒューバートはそれでも、なんとか表情を取り繕うと、その場を切り抜けた。
♢
結局、リズベスの真意を問うこともできず、ヒューバートはラトクリフ家へと戻った。明日は仕事であるため、始業時間までには騎士団に戻らなければならない。
たまにしか帰ってこない自室で、ヒューバートは一人物思いに耽っていた。
もちろん、頭の中を占めているのはリズベスのことだ。
一人で考えていても、埒が明かないことはわかっている。しかし、どうしたって頭の中から彼女のことを追いだすことは出来なかった。
いつもより薄い、ネグリジェ姿のリズベス。抱きしめた感触も、口付けた時の反応も、たまらず口腔内を蹂躙した舌先の熱さも、酒が見せた幻覚でも妄想でもない。あの柔らかな身体に覚えた劣情も、夢ではない、現実のリズベスに向けられたものだ。
リズベスにも、それは充分伝わっていたはずだ。あんなに密着して、押し付けてしまったのだから――。
そこまで考えて、ヒューバートは赤面した。酔っていたとはいえ、あれはあまりにも大胆だった。
あの全てを、リズベスはなかったことに出来る、と言うのだろうか。
これが、遊び慣れた女のすることであれば、ヒューバートもそんなものかと思っただろう。しかし、リズベスはそうではない。
貞淑であれ、と育てられた伯爵令嬢。
抱きしめただけで狼狽え、顔を真っ赤にして恥じらったリズベスが、そんな風にできるのだろうか。
悶々と、ヒューバートの悩みは尽きることがない。
明日のことを考えて、早々に引き上げたはずの自室で、ヒューバートは寝付くこともできずにリズベスのことばかりを考え続けていた。
♢
ふあ、と大きなあくびが出る。あれからほとんど眠ることもできず、ヒューバートは完全に寝不足のまま朝を迎えた。休暇を貰ったというのに、ほとんど休まったような気がしないのは気のせいではないだろう。
自業自得だが、なんとなくもったいなかったような気持ちになる。
「おはようございます」
「おはよう」
城門で警備にあたっている騎士と挨拶を交わす。普段通りの挨拶のはずなのに、なんだか妙な居心地の悪さを感じて、ヒューバートは首を傾げた。なんだろう、なにやら生ぬるい視線を感じる、気がする。
もう一度警備の騎士の顔を見るが、彼らはすでに正面を向いてしまっている。釈然としないまま、ヒューバートはそこを通り抜け、騎士団棟へと向かった。
途中、花の小道を抜けて行こうと思ったのは、単なる思い付きだった。
朝露が陽の光を受けて煌く解放庭園を横切り、花の小道へと足を踏み入れる。小道、とは言うが、その幅はおおよそヒューバートが4人くらいは並んで通れる程度には広い。四季を通じて楽しめるよう、冬咲きの花も何種類か植え込まれていて、この時期でも「花の小道」の名にふさわしいたたずまいを見せていた。
普段は花など愛でる趣味を持ち合わせていないヒューバートだが、今日はその一つ一つをゆっくりと眺めながら歩く。その胸中には、以前リズベスとここを歩いたときのことがよぎっていた。
あれから約半月。
自分の心持ちが、あの時と全く違っていることを改めて感じてしまう。リズベスはあの時、どの花を見ていたのだろう。そんなことが気になってしまう。
きっと今咲いている花のいくつかは、まだ蕾だったはずだ。
「また、リズとここを歩きたいな……」
口からこぼれ出た言葉に、ヒューバートはふと笑った。あの時からずっと、気が付けばリズベスのことばかり考えていたというのに、なぜもっと早く気付かなかったのか。
兄だの幼馴染だの、気にしていたのはリズベスよりも実際はヒューバートの方だったのだ。初めから素直に行動していれば、あんな暴挙に出ることもなかった。
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