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アルフォンス君が自分の万能ブレスレットで呼び付ければ、無人タクシーが、空からすうっと公園に乗り付けてくる。
――便利だ。
「自宅まで」
そんなざっくりとした指示で、僕らを乗せたタクシーはまた空へと舞い上がり、目的地へと向かう。
――実に、便利だ。
この年になるまで、タクシーを捕まえるためにかけた手間は、待たされた時間は、道を間違えられて苛ついた経験は、無礼な運転手との不愉快なやり取りは、一体何だったのか。まったく、僕の六十年を返せと言いたいところだ。
何とも言えない表情を、アルフォンス君が不思議そうに見る。
「どうかしましたか?」
「いえ。ちょっとしたカルチャーショックというやつです」
「ああ、そういうのは、慣れるまでは時間がかかるかもしれませんね」
「いえ。すぐに慣れます。むしろ、もう慣れました」
「そうですか」
「そうです」
しれっと言い張る僕に、軽く笑いが返る。
そんな他愛ないやり取りをしているうちに、十分と経たずに目的地に到着した。
――やはり、便利すぎる。
タクシーから、住宅街の一角に降り立つ。さっきまでのビル群とはすっかり様相が変わっている。
意匠に凝った色とりどりの一軒家が、目の前に整然と並んでいた。機能的だったオフィス街とは違って、全体的に温かみを感じる家々なのが印象的だ。
「ここですよ。あなたの家でもあります」
そういって、アルフォンス君が一軒の家を、ウエルカムな身振りで示す。
「――――」
背の低い柵の向こうに、アメリカンハウスを思わせる大きな二階建ての家が見えた。
青系の壁に、白い扉や窓枠、茶色の屋根。庭にはガーデンテーブルに四客の椅子。長らく使われた形跡のないブランコ。
遥か昔に失くしたものすべてが、手の届く場所にあるような錯覚を覚えた。
そんなことは、絶対にありえないのに。
もっと冷静でいられると思っていたが、想定とはまったく違っていた。予定は未定とはよく言ったものだ。
これは本当に、予想外にすぎる。
込み上がる懐かしさと望郷の念で、溢れてくる想いが止められなかった。気付けば、涙すら零れ落ちていた。
まったく僕としたことが。やはり今は、予期せぬ異世界転移のせいで、少しおかしくなっているようだ。
いつもは最低水準とすら人から評される感情の振れ幅が、狂ってしまっている。
「コーキ、さん……?」
アルフォンス君が、戸惑っている。
自分の家の前で突然泣かれたら、僕でも困惑する。まったくもって面目ない。これでは僕の方がよっぽど情緒不安定ではないか。所有権を持つ物件が期待外れでガッカリしているなどと誤解されては、立つ瀬がない。いくらなんでもそんなに失礼なことはしない。
「僕もずっと昔、庭のブランコで、弟を遊ばせてあげたんですよ」
そんな述懐を口にするので、精いっぱいだった。
そして同時に、一人の青年の計り知れない孤独に思いを馳せずにはいられない。
かつて家族と暮らしたこの広い家に一人で暮らすのは、どんな気分なのだろうか。
このアットホームな家を前に、それを思っただけでも、胸につまされる。
少なくとも僕は一人になった時、まったく新しい環境と住まいになったことで、幾分は孤独が紛れていた側面があったのかもしれない。六十年近くも経ってからふと気付く。
「……コーキさん。――あちらに残してきたご家族のことを?」
アルフォンス君の躊躇いがちな問いかけに、首を横に振る。
「いえ。僕は一人でした。ずっと。――君と同じです。昔、一度に家族を喪って……それから、ずっと一人です」
迎え入れてくれた祖父母には申し訳ないが、喪った家族の代わりなどどこにもいない。
代わりになってくれるものなど何もなかった。――弟にも、もう二度と会えないのだと……。
せいぜいあのテディベアを、思い出のよすがにと心の支えにしていただけ。
そんな僕を、どこか苦しそうに見守るアルフォンス君。これは同病相憐れむ、といった類のものだろうか。
何度か口を開きかけてはやめる動作を繰り返し、しばらくしてから、意を決したように顔を上げた。
「コーキさん。あなたもここに、住みませんか?」
冗談など入る余地もない真っ直ぐな目で、僕に問いかけた。
「ここはあなたの家でもあるんですから」
「――今日、初めて会った他人同士ですよ?」
「そうですね。普通なら、まともな提案じゃないのかもしれません。――でも」
そう言いながらも、彼は今までで一番冷静に見えた。すっぱりと迷いを捨てて吹っ切れた表情だ。
あとは、相手の答えを待つだけだとばかりに、その先の言葉を続ける。
「もともと普通じゃない状況ですからね。まともでなくても仕方ありません」
「身もふたもないですね」
「はい。僕はすでに、自分がおかしくなっていることも、受け入れています。もう、それで突っ走るのもいいかとも」
「その考えには――ちょっと共感してしまいそうです」
「してくれて大丈夫です」
対面したばかりの時はどこか頼りなかったのに、今はすっかりいろいろと振り切ってしまったアルフォンス君の様子には、もう笑うしかない。一見紳士風だが、一度決めたら突進するタイプなのかもしれない。
普通ならあり得ない提案だが、その心情が、僕にははっきりと理解できてしまうのが厄介だ。
そして僕の心情も、彼には理解できるのだ。
家族という存在への、もはや呪いのごとき強烈な渇望――ずっと一人で生きていながら、いくつになっても拭い去ることはできなかった想い。
別の家族を作って、代償にすることで少しずつ癒していくやり方もあったろう。しかしどうしても、そうする気にはなれなかった。
誰かを身代わりにするくらいなら、ずっと孤独で構わない。僕のような、どこかおかしくなってしまった人間に付き合わされる誰かの方が可哀そうだ。
そうして仕事だけに打ち込んで、淡々と生きてきたのだ。
今、同じ陰を抱えた青年を前に、僕は揺らいでいる。
長い絶望と諦めの先で、予想だにせず、また光に出会ってしまったかのように。
自分の歪みは、誰より自覚している。
本来は成長して、大人になって家族の下を巣立っていくもの。
僕は――僕達は、その途中の過程を、丸ごと飛ばしてしまった。
まだ巣立つまでの精神的成長の前に、理不尽な運命に家族を奪われてしまった。
あるべき手順を踏まずに、不本意な結果だけを、心の準備もない未熟なうちに押し付けられたせいだろうか。
いずれは手放すはずだったものへの強い執着が、いつまでも薄れてくれない。
幸せな記憶が、小さな弟の幻が、今も僕の心を囚えて離さない。
「そう、ですね……。なかなか、魅力的な提案な気がしてきました」
感情の赴くままに動くのも、たまにはいいかもしれないと、思ったままを口にする。
「――まずは、お試し同居くらいは、させてもらってもいいかもしれません」
「期待に沿えるよう、尽力します」
「同居とは、一方的な努力で乗り越えるべきものではありませんよ。僕も、できることはしましょう」
「では善は急げです。さっそく準備します」
「善になるかは、分かりませんが」
「そうですね。まずは、データ以外の生身のお互いの姿を、知っていきましょう」
顔を見合わせて笑った時、ふと家族間に流れる空気のようなものを感じた。久しく忘れていた感覚だ。
僕の中に、まだほんのわずか、マリオンの心が残っているのか。
これは、傷口を舐め合うような行為なのかもしれない。
彼は姉、僕は弟の姿を、追い求めている。悲劇が起こる前の、穏やかな時間を。
痛いほど理解してはいる。おそらくはお互いに。
だが、それで傷口が塞がるなら、かまわないではないか。その奥に毒を内包したままだとしても、流れ続けていた血が止まるなら。
精神科の同僚からは耳の痛い忠告をされそうだが、不毛かどうかなど、結果を見なければ分からない。
そうだ。年長者の僕がしっかりとしていればいい。共倒れにはならないように。
――便利だ。
「自宅まで」
そんなざっくりとした指示で、僕らを乗せたタクシーはまた空へと舞い上がり、目的地へと向かう。
――実に、便利だ。
この年になるまで、タクシーを捕まえるためにかけた手間は、待たされた時間は、道を間違えられて苛ついた経験は、無礼な運転手との不愉快なやり取りは、一体何だったのか。まったく、僕の六十年を返せと言いたいところだ。
何とも言えない表情を、アルフォンス君が不思議そうに見る。
「どうかしましたか?」
「いえ。ちょっとしたカルチャーショックというやつです」
「ああ、そういうのは、慣れるまでは時間がかかるかもしれませんね」
「いえ。すぐに慣れます。むしろ、もう慣れました」
「そうですか」
「そうです」
しれっと言い張る僕に、軽く笑いが返る。
そんな他愛ないやり取りをしているうちに、十分と経たずに目的地に到着した。
――やはり、便利すぎる。
タクシーから、住宅街の一角に降り立つ。さっきまでのビル群とはすっかり様相が変わっている。
意匠に凝った色とりどりの一軒家が、目の前に整然と並んでいた。機能的だったオフィス街とは違って、全体的に温かみを感じる家々なのが印象的だ。
「ここですよ。あなたの家でもあります」
そういって、アルフォンス君が一軒の家を、ウエルカムな身振りで示す。
「――――」
背の低い柵の向こうに、アメリカンハウスを思わせる大きな二階建ての家が見えた。
青系の壁に、白い扉や窓枠、茶色の屋根。庭にはガーデンテーブルに四客の椅子。長らく使われた形跡のないブランコ。
遥か昔に失くしたものすべてが、手の届く場所にあるような錯覚を覚えた。
そんなことは、絶対にありえないのに。
もっと冷静でいられると思っていたが、想定とはまったく違っていた。予定は未定とはよく言ったものだ。
これは本当に、予想外にすぎる。
込み上がる懐かしさと望郷の念で、溢れてくる想いが止められなかった。気付けば、涙すら零れ落ちていた。
まったく僕としたことが。やはり今は、予期せぬ異世界転移のせいで、少しおかしくなっているようだ。
いつもは最低水準とすら人から評される感情の振れ幅が、狂ってしまっている。
「コーキ、さん……?」
アルフォンス君が、戸惑っている。
自分の家の前で突然泣かれたら、僕でも困惑する。まったくもって面目ない。これでは僕の方がよっぽど情緒不安定ではないか。所有権を持つ物件が期待外れでガッカリしているなどと誤解されては、立つ瀬がない。いくらなんでもそんなに失礼なことはしない。
「僕もずっと昔、庭のブランコで、弟を遊ばせてあげたんですよ」
そんな述懐を口にするので、精いっぱいだった。
そして同時に、一人の青年の計り知れない孤独に思いを馳せずにはいられない。
かつて家族と暮らしたこの広い家に一人で暮らすのは、どんな気分なのだろうか。
このアットホームな家を前に、それを思っただけでも、胸につまされる。
少なくとも僕は一人になった時、まったく新しい環境と住まいになったことで、幾分は孤独が紛れていた側面があったのかもしれない。六十年近くも経ってからふと気付く。
「……コーキさん。――あちらに残してきたご家族のことを?」
アルフォンス君の躊躇いがちな問いかけに、首を横に振る。
「いえ。僕は一人でした。ずっと。――君と同じです。昔、一度に家族を喪って……それから、ずっと一人です」
迎え入れてくれた祖父母には申し訳ないが、喪った家族の代わりなどどこにもいない。
代わりになってくれるものなど何もなかった。――弟にも、もう二度と会えないのだと……。
せいぜいあのテディベアを、思い出のよすがにと心の支えにしていただけ。
そんな僕を、どこか苦しそうに見守るアルフォンス君。これは同病相憐れむ、といった類のものだろうか。
何度か口を開きかけてはやめる動作を繰り返し、しばらくしてから、意を決したように顔を上げた。
「コーキさん。あなたもここに、住みませんか?」
冗談など入る余地もない真っ直ぐな目で、僕に問いかけた。
「ここはあなたの家でもあるんですから」
「――今日、初めて会った他人同士ですよ?」
「そうですね。普通なら、まともな提案じゃないのかもしれません。――でも」
そう言いながらも、彼は今までで一番冷静に見えた。すっぱりと迷いを捨てて吹っ切れた表情だ。
あとは、相手の答えを待つだけだとばかりに、その先の言葉を続ける。
「もともと普通じゃない状況ですからね。まともでなくても仕方ありません」
「身もふたもないですね」
「はい。僕はすでに、自分がおかしくなっていることも、受け入れています。もう、それで突っ走るのもいいかとも」
「その考えには――ちょっと共感してしまいそうです」
「してくれて大丈夫です」
対面したばかりの時はどこか頼りなかったのに、今はすっかりいろいろと振り切ってしまったアルフォンス君の様子には、もう笑うしかない。一見紳士風だが、一度決めたら突進するタイプなのかもしれない。
普通ならあり得ない提案だが、その心情が、僕にははっきりと理解できてしまうのが厄介だ。
そして僕の心情も、彼には理解できるのだ。
家族という存在への、もはや呪いのごとき強烈な渇望――ずっと一人で生きていながら、いくつになっても拭い去ることはできなかった想い。
別の家族を作って、代償にすることで少しずつ癒していくやり方もあったろう。しかしどうしても、そうする気にはなれなかった。
誰かを身代わりにするくらいなら、ずっと孤独で構わない。僕のような、どこかおかしくなってしまった人間に付き合わされる誰かの方が可哀そうだ。
そうして仕事だけに打ち込んで、淡々と生きてきたのだ。
今、同じ陰を抱えた青年を前に、僕は揺らいでいる。
長い絶望と諦めの先で、予想だにせず、また光に出会ってしまったかのように。
自分の歪みは、誰より自覚している。
本来は成長して、大人になって家族の下を巣立っていくもの。
僕は――僕達は、その途中の過程を、丸ごと飛ばしてしまった。
まだ巣立つまでの精神的成長の前に、理不尽な運命に家族を奪われてしまった。
あるべき手順を踏まずに、不本意な結果だけを、心の準備もない未熟なうちに押し付けられたせいだろうか。
いずれは手放すはずだったものへの強い執着が、いつまでも薄れてくれない。
幸せな記憶が、小さな弟の幻が、今も僕の心を囚えて離さない。
「そう、ですね……。なかなか、魅力的な提案な気がしてきました」
感情の赴くままに動くのも、たまにはいいかもしれないと、思ったままを口にする。
「――まずは、お試し同居くらいは、させてもらってもいいかもしれません」
「期待に沿えるよう、尽力します」
「同居とは、一方的な努力で乗り越えるべきものではありませんよ。僕も、できることはしましょう」
「では善は急げです。さっそく準備します」
「善になるかは、分かりませんが」
「そうですね。まずは、データ以外の生身のお互いの姿を、知っていきましょう」
顔を見合わせて笑った時、ふと家族間に流れる空気のようなものを感じた。久しく忘れていた感覚だ。
僕の中に、まだほんのわずか、マリオンの心が残っているのか。
これは、傷口を舐め合うような行為なのかもしれない。
彼は姉、僕は弟の姿を、追い求めている。悲劇が起こる前の、穏やかな時間を。
痛いほど理解してはいる。おそらくはお互いに。
だが、それで傷口が塞がるなら、かまわないではないか。その奥に毒を内包したままだとしても、流れ続けていた血が止まるなら。
精神科の同僚からは耳の痛い忠告をされそうだが、不毛かどうかなど、結果を見なければ分からない。
そうだ。年長者の僕がしっかりとしていればいい。共倒れにはならないように。
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