ゲッツ!!魔法&魔法でアラフィフスローライフ

ゆーく

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告白も突然に…

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……てか今俺の思考大丈夫?

「さっきギルドカードを作ったばかりで何も分からないんだ!色々教えてもらえないかなぁ~」すると彼女はニッコリと微笑んで快く承諾してくれた。

「もちろん!任せてちょうだい!」こうして二人の初めての共同作業が始まったのだ。

東の草原は一面緑の世界だった。どこまでも続く広大な草原の中にぽつんと存在している小さな村。その村に向かって真っ直ぐ伸びる街道。その街道の途中に俺たちが向かう場所があった。

そこは森に囲まれた盆地になっている。周りを高い山に囲まれていて日の光があまり差し込まないせいか薄暗くて肌寒い印象を受ける。だがその一方で植物の種類が豊富で食べられる野草も多く見受けられた。……これだけあればしばらく食料には困らないかな?

そう判断した俺は早速行動を開始した。まずはこの辺りに自生していると思われる毒草や薬草などを探すことから始めるか。幸い俺には鑑定眼があるので簡単に判別できる。それに……。

「この辺りには危険な魔物が出ないみたいね?安心して作業ができるわ」「そうなのか?」俺の問い掛けに対しエルザさんが説明してくれる。

「そうね。今の時期だと冬眠している動物が多いし……それに万が一の時の為に私もいるわけだし!」

ドンと胸を叩いてアピールしてきたのでお礼を言った。

「ありがとう」

照れているのか僅かに赤くなっている彼女の顔はとても可愛かった。

(うっ可愛い)

「どういたしまして♪」

俺の言葉に気を良くしたらしい彼女は鼻歌交じりに作業を再開する。俺も負けじと頑張ろう。それにしても綺麗な歌声だな。まるで天使の様だ。もっと聴いていたいと思う反面恥ずかしさもあって集中できない。ダメだなぁ。しっかりしないと……。結局その後1時間ほどで目標数の薬草や食用草を集め終えることができた。ふぅやれやれ。疲れたぜ。

「やったね!これで目標達成ね!」

「ああ」……こうして無事に依頼をこなし報酬を受け取ることができた、としても問題があった。それはこんな依頼だけでは彼女は金欠であること。

エルザの場合、今回の稼ぎは全て生活費に消えてしまうだろう。よって収入が増えたとしても支出が多ければ意味がない。そこで考えた末に一つの方法を思いついた。

「なぁエルザ……」

「なーに?」

「実は俺、魔導自動販売機の仕事してるんだけど、エルフの知識で何かこの辺りの収穫物で珍しい飲み物って作れたりするー?」

「ハーブティーならすぐに出来るわ!これはエルダーフラワーといって風邪への効果、デトックス作用、美肌効果、リラックス効果のある薬草なの。

あとは、私は武具や武器防具の付与魔法の関係でドワーフとの交流があったのだけど、手土産に、と薬を作る過程で使う蒸留の知識で火酒と更にアルコール度数が高い炎酒が作って持っていったりしていたわ」

それ!それ!!

早速街に戻り宿へ向かい、夕方前の休憩中の食堂のオヤジさんに厨房を借りて作成、驚くほどの手際の良さでエルダーフラワーのハーブティーを量産。

その横でエルザに火酒の作り方を聞いて早速

思考形成して施工成形

1. 穀物を糖化して発酵させ、アルコールを含むもろみを作り。
2. 蒸溜:
もろみを加熱し、沸点の低いアルコールのみを気化。
3. 冷却と液状化:
気化したアルコールを冷却し、再び液体(蒸溜酒)に戻す。

この工程を何度か繰り返すことで、アルコール度数が高い蒸溜酒が完成するが、この度数イメージも設定したら…

~シンキング&メイキング~

並々の酒、完成!

「ショータ、こんなに作って大丈夫~?」

と怪訝がるエルザをよそ目にアイテムボックスは液体もいけちゃうから入れてっと

…地図…

の魔法で異世界自動販売機の場所は、と、よし。

そしてこの場所からリモートで自販機に新たなリストを作成。

美とリラックス、風邪にも効く!
エルフティー

ドワーフの皆様お疲れ様の一杯に!
火酒

今日はとことん酔いたい夜さ!
炎酒

を販売完了!

っと、エルザ呆然とした顔をしているな。

「エルザ、これから忙しくなるからさー協力してね!」

「……ショータ!?」

驚くエルザ。それもそーだよね!

「……ところでお金いくらあればよいの?」

「金額100枚あればお釣りが来る位。気が遠くなるわ、でも寿命がとても長いからそんな遠くもないかも?だけど……ってエルフジョーク(笑)」

楽天的(笑)でもそーいうところも好き。なんかこれではいサヨナラって言われてもいいからこのことは解決しよ!

「エルザ、じゃあ金貨100枚」

驚くエルザに自販機ビジネスの仕組みや俺の創造魔法、現状を話し、今後エルザのエルフティーと火酒、炎酒で売上が見込める事も話し、先行投資の意味も込めて、と渡した。

「……私の感覚がおかしいのかな?ショータ!私が間違ってなければ凄い事してない!?」

「そうかなー?」

「エルザ、初めて会ったエルフが君で良かったよ。明るく楽しく楽天的で居心地が良くて、それでいて知識豊富で。たとえ今日1日でサヨナラって言われても良いから君の悩み事をまずは解決したくって。

会ったばかりでごめん、こんな45のオジサンに言われても困るだろうけど好きになっちゃってさ、ハハ」

驚いた顔したエルザが今度は大笑いして

「バカね、ショータ!エルフは長命なの。あなたの年齢私の半分以下よ」

オイオイオイ!こっちが驚くわ!

「私もショータ、好きだよ!ありがと」

まっ、お金の問題も解決したし、と二人仲良く宿の食堂で夜ご飯といきますか!エルザレシピの火酒と共に。
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