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生徒会
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しばらくすると、うるさかった罵声が消える。
「よし、決まったな。生き残った二人は前に出て来い」
最後に二人残ったのか。さて、ここからはタイマンか?まぁ何でもいいけど早くしてくれ。めっちゃくせぇ。早く帰りたい。
倒れている男達は小さな呻き声を上げるので精一杯みたいだ。
「おい、そこで寝てるもう一人、さっさと起きて来い」
寝てるやつがいたのか。真面目にやれよ。ったく。
「おい、聞こえてんだろ。さっさと起きろ、そこのチビ」
ほぉ、チビって俺以外にもいたのか。よく生き残れたな。
「お前だよ」
急に首根っこ掴まれて持ち上げられる。
「え、俺?」
そのまま壇上前まで運ばれる。
「ふぅ、ふぅ…」
もう一人は殺気立っている刺青の男だった。
「よぉ、やっとてめぇを殺せるなぁ」
よしとくれよ。わしゃまだ長生きしたいんじゃ。
「やる気満々のとこ悪いが、今からお前達には生徒会室まで着いてきてもらう。殴り合いは終わりだ」
「何だと!?ふざけるな!ここは強さが全てなんだろうが!」
「確かにそうだが、お前達の実力はさっきの喧嘩である程度把握した。力が全てとはいえ、あくまでここは学校だ。殺し合いをする場所じゃねぇ。それに、お前達には大事な役割がある。それが嫌なら逃げるか退学でもすればいい」
何もしてないのに俺の実力ってどういう風に把握されちゃったわけ?大丈夫なわけ?
コツコツコツコツ。
前を歩く赤髪教師の革靴の音が響く。
隣を歩く刺青の男は意外にも黙って着いて来ている。
こんなでかい図体でこんなに静かに歩けるのか。凄いな。意外と冷静さもあって油断出来なさそうだ。
「何見てんだ?ああ?ぶっ殺すぞ」
相変わらず殺気は凄いけど。
「着いたぞ」
"生徒会室"と書かれた扉の前に立つと、隣にいる刺青の男が固唾を呑んだのが分かった。
三回ノックして中に入る。
そこには、五人の男達がいた。
「ようこそ。兵高校へ」
一番奥の机に座っている男が言った。
「君達が選ばれた二名か」
生徒会室には嫌な冷めた空気が漂っている。
そんな事より生徒会室広いなー。たった五人で使ってるなんて贅沢過ぎるぞ。
「じゃあ、まずは俺から自己紹介をしようか。生徒会書記の影内 秀弥(かげうち しゅうや)。宜しく」
生徒会室に入って右側のソファに座っている男が見せかけの笑顔で言った。
いかにも勉強出来そうな見た目(メガネ付き)。身長は低めだ。
「会計、奥村 奏多(おくむら かなた)」
その隣に座っている男が不機嫌そうな顔で言う。
こっちは誰も寄せ付けない感じ。てかピアス多くない?
「総務の片桐 蒼士(かたぎり そうじ)。宜しく」
左側のソファの後ろに立っている男が無表情で言った。
高っ。見上げすぎて首痛くなるんですけど。何かムカつくんですけど。でも、優しい目だ。
「副会長してます。桜葉 霧人(さくらば きりと)です。宜しくお願いします」
一番奥の机の横に立っている男は作り笑顔で言う。
長髪で女みたい。それに、青い目が綺麗だ。
「会長の己龍 蓮叶(きりゅう れんと)だ。この学校に来た以上、生徒会がルールだ。忘れないようにね」
最後に一番奥の机に座っている男が不敵な笑みを浮かべて言った。
近づき難いオーラに冷めきった目。この人がこの学校のトップか。
それにしても五人全員イケメンとはいただけないな。これが神様のイタズラというやつなのか?
「よし、決まったな。生き残った二人は前に出て来い」
最後に二人残ったのか。さて、ここからはタイマンか?まぁ何でもいいけど早くしてくれ。めっちゃくせぇ。早く帰りたい。
倒れている男達は小さな呻き声を上げるので精一杯みたいだ。
「おい、そこで寝てるもう一人、さっさと起きて来い」
寝てるやつがいたのか。真面目にやれよ。ったく。
「おい、聞こえてんだろ。さっさと起きろ、そこのチビ」
ほぉ、チビって俺以外にもいたのか。よく生き残れたな。
「お前だよ」
急に首根っこ掴まれて持ち上げられる。
「え、俺?」
そのまま壇上前まで運ばれる。
「ふぅ、ふぅ…」
もう一人は殺気立っている刺青の男だった。
「よぉ、やっとてめぇを殺せるなぁ」
よしとくれよ。わしゃまだ長生きしたいんじゃ。
「やる気満々のとこ悪いが、今からお前達には生徒会室まで着いてきてもらう。殴り合いは終わりだ」
「何だと!?ふざけるな!ここは強さが全てなんだろうが!」
「確かにそうだが、お前達の実力はさっきの喧嘩である程度把握した。力が全てとはいえ、あくまでここは学校だ。殺し合いをする場所じゃねぇ。それに、お前達には大事な役割がある。それが嫌なら逃げるか退学でもすればいい」
何もしてないのに俺の実力ってどういう風に把握されちゃったわけ?大丈夫なわけ?
コツコツコツコツ。
前を歩く赤髪教師の革靴の音が響く。
隣を歩く刺青の男は意外にも黙って着いて来ている。
こんなでかい図体でこんなに静かに歩けるのか。凄いな。意外と冷静さもあって油断出来なさそうだ。
「何見てんだ?ああ?ぶっ殺すぞ」
相変わらず殺気は凄いけど。
「着いたぞ」
"生徒会室"と書かれた扉の前に立つと、隣にいる刺青の男が固唾を呑んだのが分かった。
三回ノックして中に入る。
そこには、五人の男達がいた。
「ようこそ。兵高校へ」
一番奥の机に座っている男が言った。
「君達が選ばれた二名か」
生徒会室には嫌な冷めた空気が漂っている。
そんな事より生徒会室広いなー。たった五人で使ってるなんて贅沢過ぎるぞ。
「じゃあ、まずは俺から自己紹介をしようか。生徒会書記の影内 秀弥(かげうち しゅうや)。宜しく」
生徒会室に入って右側のソファに座っている男が見せかけの笑顔で言った。
いかにも勉強出来そうな見た目(メガネ付き)。身長は低めだ。
「会計、奥村 奏多(おくむら かなた)」
その隣に座っている男が不機嫌そうな顔で言う。
こっちは誰も寄せ付けない感じ。てかピアス多くない?
「総務の片桐 蒼士(かたぎり そうじ)。宜しく」
左側のソファの後ろに立っている男が無表情で言った。
高っ。見上げすぎて首痛くなるんですけど。何かムカつくんですけど。でも、優しい目だ。
「副会長してます。桜葉 霧人(さくらば きりと)です。宜しくお願いします」
一番奥の机の横に立っている男は作り笑顔で言う。
長髪で女みたい。それに、青い目が綺麗だ。
「会長の己龍 蓮叶(きりゅう れんと)だ。この学校に来た以上、生徒会がルールだ。忘れないようにね」
最後に一番奥の机に座っている男が不敵な笑みを浮かべて言った。
近づき難いオーラに冷めきった目。この人がこの学校のトップか。
それにしても五人全員イケメンとはいただけないな。これが神様のイタズラというやつなのか?
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