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暗闇の中(世視点)
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「ぐはっ!」
「うぁぁぁっ」
「て、てめぇら一体何なんだよ!」
ごろつきどもがぎゃあぎゃあとうるさい。
「お前らは知らなくていい」
「な、何だと!?」
「それより、首元にクロユリの刺青のある男を見なかったか?」
「し、知らねぇよ」
「そうか」
そう言って黒服の仲間達に合図する。
仲間達はごろつきどもを素早く倒し、戻ってくる。
「世様、終わりました」
「ありがとう。では次へ行こうか」
「了解」
首元にクロユリの刺青のある男の情報を集め始めてから四年。
奴が黒薔薇組と関わりを持ち、最近怪しい動きをしている事が分かった。近々何かしら起きるだろう。
奴らの悪事を阻止し、壊滅させてやる。
「全員、皆殺しだ」
「世様、心の声が漏れてます」
「ああ、すまない。最近は感情を抑えられなくていけないな」
「仕方ありません。あんな事があったのですから」
「そうだな。奴らに報いを受けてもらう日も近い。お前達を巻き込んでしまって悪いが、もう少し付き合ってくれ」
「何を言ってるのですか。私達はいつまでも世様について行きます」
「そうか。ありがとう」
俺は仲間達の首にある、黒い桜とそれを貫く真っ赤な弓矢の刺青を見ながら、それと同じ刺青のある自分の首を押さえる。
これは俺の覚悟であり、生き様だ。
「黒薔薇組の奴らはごろつきどもを味方に引き入れているようだが、捨て駒として使うつもりなんだろう」
「そうですね。武器や戦車も既に手に入れているようです」
「奴らの実力じゃそれくらいしないと俺らに勝てはしないからな」
「しかし、武器相手に素手じゃ勝てないのでは?」
「まぁ、正々堂々なんて甘い事、この世界じゃ通用しないからな。やれる事はいくらでもある。だが敵は非道な奴らだ。油断すれば殺られる」
「それは世様も私達も承知の上ではないですか。後は、相手次第ですね」
「さぁ、相手はどれだけの奴が命をかけてくれるのかな」
「その時が楽しみですね」
「私達、最期の時までお供しますよ」
「…いや、お前達にはもう十分してもらっている。目的を果たした後は自由だ。俺の最期は見なくていい」
「何故ですか!?世様の最期の時が私達の最期の時でもあるのです!私達はもう既に世様に全てを捧げると決めているのですよ」
「俺はそれを望んでいない。お前達には幸せになる未来がある。俺は最期の時、その時が一番幸せな時だ」
「………」
仲間達は辛そうだ。最期の時を想像して悲しんでいるのだろう。
そんな優しい仲間達なのに俺は俺に対する尊敬や信頼を利用し、こうやって仲間達の手を汚し続けている。
それも全て目的を果たす為。
「大丈夫だ。死んで一生会えなくとも心は常にこの証と共に生き続ける。忘れるな、俺の生きた証だ」
黒い桜とそれを貫く真っ赤な弓矢の刺青を見せながら言う。
「行くぞ。時間は待ってはくれない」
仲間達の前を、振り向く事なく歩き、暗闇の中に入って行く。
これが俺の世界であり、道だ。
後戻りも後悔もしない。むしろ目的が果たされた時は自分に賛辞を送っている事だろう。
俺は絶対成し遂げる。
"あの日"そう約束した。
「うぁぁぁっ」
「て、てめぇら一体何なんだよ!」
ごろつきどもがぎゃあぎゃあとうるさい。
「お前らは知らなくていい」
「な、何だと!?」
「それより、首元にクロユリの刺青のある男を見なかったか?」
「し、知らねぇよ」
「そうか」
そう言って黒服の仲間達に合図する。
仲間達はごろつきどもを素早く倒し、戻ってくる。
「世様、終わりました」
「ありがとう。では次へ行こうか」
「了解」
首元にクロユリの刺青のある男の情報を集め始めてから四年。
奴が黒薔薇組と関わりを持ち、最近怪しい動きをしている事が分かった。近々何かしら起きるだろう。
奴らの悪事を阻止し、壊滅させてやる。
「全員、皆殺しだ」
「世様、心の声が漏れてます」
「ああ、すまない。最近は感情を抑えられなくていけないな」
「仕方ありません。あんな事があったのですから」
「そうだな。奴らに報いを受けてもらう日も近い。お前達を巻き込んでしまって悪いが、もう少し付き合ってくれ」
「何を言ってるのですか。私達はいつまでも世様について行きます」
「そうか。ありがとう」
俺は仲間達の首にある、黒い桜とそれを貫く真っ赤な弓矢の刺青を見ながら、それと同じ刺青のある自分の首を押さえる。
これは俺の覚悟であり、生き様だ。
「黒薔薇組の奴らはごろつきどもを味方に引き入れているようだが、捨て駒として使うつもりなんだろう」
「そうですね。武器や戦車も既に手に入れているようです」
「奴らの実力じゃそれくらいしないと俺らに勝てはしないからな」
「しかし、武器相手に素手じゃ勝てないのでは?」
「まぁ、正々堂々なんて甘い事、この世界じゃ通用しないからな。やれる事はいくらでもある。だが敵は非道な奴らだ。油断すれば殺られる」
「それは世様も私達も承知の上ではないですか。後は、相手次第ですね」
「さぁ、相手はどれだけの奴が命をかけてくれるのかな」
「その時が楽しみですね」
「私達、最期の時までお供しますよ」
「…いや、お前達にはもう十分してもらっている。目的を果たした後は自由だ。俺の最期は見なくていい」
「何故ですか!?世様の最期の時が私達の最期の時でもあるのです!私達はもう既に世様に全てを捧げると決めているのですよ」
「俺はそれを望んでいない。お前達には幸せになる未来がある。俺は最期の時、その時が一番幸せな時だ」
「………」
仲間達は辛そうだ。最期の時を想像して悲しんでいるのだろう。
そんな優しい仲間達なのに俺は俺に対する尊敬や信頼を利用し、こうやって仲間達の手を汚し続けている。
それも全て目的を果たす為。
「大丈夫だ。死んで一生会えなくとも心は常にこの証と共に生き続ける。忘れるな、俺の生きた証だ」
黒い桜とそれを貫く真っ赤な弓矢の刺青を見せながら言う。
「行くぞ。時間は待ってはくれない」
仲間達の前を、振り向く事なく歩き、暗闇の中に入って行く。
これが俺の世界であり、道だ。
後戻りも後悔もしない。むしろ目的が果たされた時は自分に賛辞を送っている事だろう。
俺は絶対成し遂げる。
"あの日"そう約束した。
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