不器用な大富豪社長は、闇オクで買った花嫁を寵愛する

獅月@体調不良

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~ かなで 視点 ~


最初はただ、辛い生活から解放されて、

此処で幸せになって欲しい…

笑っていて欲しい。

それだけでよかった。

良かったはずなのに……。

「 麗菜って、本当に綺麗になったよな。着飾らなくても…元がいいんだろ 」

「 そうですね…。美しく成長を成されました 」

友であり、主人であり、そして恩人でもあるのに…。

この方、金鈴院きんれいいん 実那斗みなと様が、
彼女の事に関して口を開く度に、
心臓を針で刺された様な痛みが走る。

100億という大金を、彼が3分の1を出してくれたとは言えど…。
お金では譲れない何かが引っ掛かっていた。


その答えを、塞ぎ込んでいたはずなのに…。


「 実那斗様、そんなに呑んでは…後で麗菜様に臭いって…嫌がられますよ 」

「 いいんだよ、今日ぐらい。俺と彼奴は結婚すんだ 」

婚約発表を行った事で、気分が舞い上がって呑み続け、酔ってる彼に小さく溜め息をつく。

「 お水をお持ちします。少しは頭を冷やした方が宜しいですよ 」

「 ふは、湊でも呑めよー? 」
 
「( 全く………)」

お酒より彼女を見てるものでは無いのだろうか…?

視線の先で、他の人とのダンスを断った彼女が、そのままホールを出て行く様子に気付き、スタッフに水を、実那斗様に渡すよう伝えてから、追い掛けた。

外に出ると、噴水の上で歩いてる彼女が視線に入り、落ちていたピンヒールを拾う。

「( 私は……白馬の王子様では無いのですがね… )」

軽く話をして、ホールに戻るのが嫌なら帰る手配でもしようか、そんな事を考えて近付くと、
彼女のバランスが崩れた瞬間…必死に手を伸ばしていた。

 「 助けれそう……? 」

「 ちょっ、と……無理そうか…な……?っ!! 」

私は、王子様ではない。

格好よく助ける事も出来ず、彼女の幸せを与える事も出来ない。

見守ってるだけしか出来ない…。

なのに…。

「 麗菜!?大丈夫ですか!? 」

「 ふふ……あははっ…!! 」

無邪気に笑う笑顔があいらしくて、
いとおしいと思う…。

そんな彼女が、誰かの為に泣く姿は見たくない。

「 うっ、っ……私、ばかだ…… 」

「 麗菜…? 」
 
此れから貴女には、沢山の幸せが保証されている。

それなのに…。

私は、自分の気持ちを抑えることは出来ないでしょう。

「 ……私、私……湊さんが、好き…… 」

「 !! 」

「 …ずっと、見守ってくれて、助けてくれていたの…知ってた……。どうして…気づかないフリをしてたんだろう……どうして、私達は…兄妹…なの…、どうして…今に、なって……貴方を、好きって…自覚したんだろう… 」

涙を流して告げた彼女の告白に…。

酷く、心は罪悪感と共に幸福感で満たされた。

許してくれるのですね…。

触れることを…

愛することを……。

彼ではなく、私を……。

「 っ………!! 」

濡れた唇へと深く重ねて、もう一度角度を変えて口付けては、そっと離れた。

この思いが、禁断と言われるなら…。
私はそれを受け入れよう。

「 ……どうしてでしょうね。私も…麗菜が好きで好きで、たまらなく…大好きです 」

「 湊…さん… 」

どうしようもない程に…。

抑えきれない程に…
 
実の妹を愛していたのは…
隠しようがない事実なのだから…。

「 …愛してます、麗菜……。私達の間に子供は…作れないけど…、…駆け落ちでもしませんか…?世界の反対側にでも行きましょうか 」

それでも断ってよかった。

冗談でしょ、っていつものように笑って良かったのに…。

「 はい!!! 」

彼女は、飛び切り嬉しそうな笑顔で頷いた。

「( そんな顔をされたら、手放したくなくなるじゃ無いですか… )」

一度は諦めかけたこの感情は、
蓋をキツく締める前に、簡単に開かれた。

「 麗菜……… 」

「 っ……… 」

ヘリから自家用ジェットに乗り換え、
奥のクイーンベッドのある場所へと彼女を優しく押し倒して、細い指に自らの手を絡ませ口元へと寄せる。

「 …本当に、私を選んで…宜しいのですか?もう二度と…この手を離しませんよ 」

「 ……離さなくていいよ。私は、湊が好きだから… 」

色白の頬を紅く染め、長い睫毛に影を落とした彼女は、私が知るよりずっと大人びていた。

美しいという言葉では足りない程に、女性の顔をしてる妹を見て、理性など留める事は出来なかった。

「 …私はもっと、愛してる… 」

「 ん…… 」

反対の手で頬から輪郭をなぞり、唇を重ねる。

彼女の腕は私のうなじへと回り、頭部へと触れてきた。

髪を撫でるような心地良さは、
永遠に感じていたいものだった。

「 んっ、んぁ、ぁ……は、ッ…!かな、で、ぁ! 」

「 麗菜…はぁ……ン 」

私達は本能のままにお互いを求め、衣服を脱ぎ捨て、全てを曝け出して行為を行った。

熱い肉壁の中を何度も擦り上げ、雄を求める様に吸い付く感覚に息が詰まり、それに答えるように最奥を突く。

「 ぁ、アッ…!あ、ぁ…! 」

甘い声を上げてしがみつく彼女に、私は髪や額に口付けを落とし、腰を揺する。

感じた事もない快楽が頂点に達する時、先に達した彼女は、強く内部を締め付けてきた。

「 ッ…れい、な……。そんな、締め付けられると… 」

「 いい、奥に…ちょうだい…。湊の、ほしい…はぁ…んっ… 」

「 あぁ……そんな事言われたら……断れませんよ… 」

心に残る罪悪感を感じながら、自身の絶頂を高めては、彼女が求める奥へと欲を放った。

種付けするように腰を止め、更に進めるように彼女の腰を浮かせ、幾分か停止する。

「 はぁ……湊、も……犬耳…生えるんだ…? 」

欲を受け止めながら、彼女はそっと両手を伸ばして頭部にある犬耳に触れると、嬉しそうに笑みを零す。

「 お揃い… 」

「 えぇ、そうですよ……。私も…犬ですから。なので、此方も好きですね…… 」

「 ふぇ、えっ……あ…! 」

一度優しく引き抜いては、彼女の肩と腰を支えて四つん這いへと変え、濡れた膣口へと亀頭を押し当て直し、そっと埋め直す。

「 ッ~~!あぁ……! 」

「 ほら…もっと発情していいのですよ…。雄犬を…求めてください… 」

「 あぁっ…やば、ぃ……すごく、いい、ぁあ……ッ……! 」

「( そりゃ貴女は…雌犬ですからね… )」 

正常位より声を上げる彼女に、耳や肩に口付けを落としては、
自分の上半身を起こし、華奢な腰を掴み、もう一度腰を揺らす。

「 あぅ、ぁ…!あッ…あ、ぁ…!アッ…! 」

「 ふ…はっ…… 」 

布団のシーツに爪を立て、獣の耳を後ろに下げるも、尻尾は横へと倒れていた。

交尾を受け入れてる雌犬にしか見えなくて、それがまた興奮を掻き立てて、何度も行為を行ってしまった。

熱い欲を吐き出して、内部で彼女の体液と混ざる感覚が、酷く心地よくて…。

顔を持ち上げて口付けを行う度に、舌先を絡ませて、飲み切れない唾液を垂らす姿が愛おしかった。

「 かな、で……だめ、っ…きもち、良すぎて……おかしく、なる…ぁ、あっ…! 」

「 いいですよ…ふ、ッ…一緒に、おかしくなりましょう… 」

「 ぅん、ぁ、あ……あッ…! 」

自家用ジェットが最初の目的地である、
とある国に辿り着くまで、私達は兄妹である事を忘れたように、愛し合った。

「 ん……… 」

気を失うように眠った彼女が、そっと目を覚ますと、少しだけ先に起きていた私と視線が重なる。

「 ふぁ、ッ……その、おはようございます… 」

「 ふふ…おはようございます… 」
 
目線を下げた愛さらしさに、頭部へと口付けを落とすと、彼女は溝内辺りへと顔を埋め、抱き着いてくる。

「 初めて、だったけど………。っ……その……… 」

「 凄く幸福感に包まれましたよ。ありがとうございます 」

言葉に詰まった麗菜に、小さく笑って掛布団を整え直していると、彼女は顔を上げてきた。

「 相変わらず、言い方が…上品! 」
 
「 おや、下品の方がお好みで? 」

「 そう言うわけでもないけど… 」

「 ……ふっ、麗菜が可愛くて凄く興奮したし、気持ちよかった。身体…キツくない? 」

「 ッ……! 」

敢えて違う言い方にすると、彼女は耳まで赤く染めては、もう一度溝内へと額を擦り付けてきた。

「 私、も…凄く……良かった……。お腹…痛いけど、大丈夫… 」

「 それは申し訳ない…奥を突き過ぎてしまった…。炎症や膀胱炎にならなければいいけど…ごめんね? 」

「 謝らないで…!寧ろ、まだしたいぐらいだから……。その、また……お腹治ったら、沢山してね? 」

「 …………それはもちろん 」

と言うか、今すぐにしたくなった気持ちをぐっと堪えていると、彼女は軽く脚を動かしては、私の方へと被さってきた。

「 麗菜……? 」
 
「 やっぱり、したい……!もう少し、頑張って? 」

「 ふ、それはもちろん…。メスが求める程に、オスは出来ますよ 」

緩く笑っては口付けを交わし、彼女は笑顔を見せては、私はもう一度長い行為を行った。

誰にも邪魔されない、私達の事を知らない…。

あの国の裏側に行っては、
恋人のとしての時間を楽しんだのです。

「 私、実那斗さんの元に戻ってもいいけど…ガッツリ妊娠4ヶ月目だけどいい? 」

「 そんなの事は如何でもいい。お前の子供なら、誰の子だろうと愛するさ 」

「 そこまで、私を好きでいてくれるなら…二人目は、実那斗さんの子供を産んであげる。湊さん…いい? 」

「 宜しいのでは。私と表向きでは結婚できませんので…私が裏でコネを使って法律を変えるまでは、実那斗様と御結婚為さってる事にすればよいかと 」

「 父親が二人……まぁそれもいいんじゃないか?一妻多夫ってことで 」

一妻多夫が認められる法が作られるまでは、
麗菜と実那斗様は夫婦となり、私は相変わらず使用人の立場ではあったものの、それが嫌ではなかった。

彼女が笑って過ごせるなら、

それで十分幸せですから。


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