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二章 宝物捜索 編
5話 進化したらしい
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~ ライフ視点 ~
此所は神々が話をする為だけに建てられている神殿、誰かの所有物でも無く、其処にあるだけで意味があるものだ
幾つもの白い柱が立ち、造られた建物の中には、石の丸テーブルが一卓だけ置かれ、それを囲うように椅子が並ぶ
数はいつも一定ではなく、此所に来る神が居れば現れる椅子の為に、一脚しか無いときも、逆に百脚を越える椅子が並ぶ時すらある
それは話をしに来る神々によって変わる為に、現在は私の前には十二脚と十二柱が其処に座っていた
何故、普段より集まっているのかなんて簡単な話であり
あのブランシュが"最高神にはならない"と断言した事で面白く思った神々が姿を見せたのだ
だからと言って、最高神にならなくていいよ、とは言うわけも無く彼がどう選び進むかを只見てるだけなのだが、その見てるのさえ面白味がある
「 やだわぁ、私もあんなに情熱的に求められたいわぁ 」
ショッキングピンク色の長いウェーブのかかるロングの髪をした性欲と繁殖を司る神
彼とも彼女とも言えないが、男寄りの外見の雰囲気であり
神々が此所にいるときに皆羽織り使う、目元迄隠した白いフードの隙間から見えた赤い唇を舌舐め擦りし彼等の行為を眺めていた
「 求める?はっ、俺等に性別は存在しないだろうに 」
聖獣と同じく神々に性別は存在しない
容姿を人に合わせるように、姿を多少なりと変えてる程度で、この身体に繁殖をする為の機能も欲すら存在せず、年齢すら変わらぬまま暇を持て余した、人にも獣にも、自然とも言えぬ存在なのだ
「 あら、火の神。貴方はいい男なのに勿体無い事を言うのねぇ? 」
「 なわけ……女の子もなれるし 」
性の神に反するように、火を司り人々の文明を手助けした火の神は、早々に幼い女の子の姿へと変われば、性の神は不服そうに唇を尖らせた
「 やだぁ、そんなのつまらないわ~ 」
「 んなの、どうでもいいよぉぉお!!あぁぁぁあっ!! 」
先程から泣き声は聞こえてたのだが、尚更五月蝿くなった悲哀の神、フードの隙間から除く薄い短髪の青髪に、両手を顔に当てボロボロと大粒の涙を流す
一般的には、喜怒哀楽の"哀"のみを持つ神なのだが、面倒だから悲哀の神と呼んでいる
彼は泣きながら、言葉を続ける
「 そんなに最高神が嫌だなんてぇぇ、あぁぁ!悲しい、なんて悲しいんだあぁぁあ! 」
「 あははっ、最高神?笑える、只の生の神が造り出した獣擬きだろ?そんなの、あははっ。いなくなって困りはしないさ! 」
その横でケラケラと大きな声を出して笑ってるのは、喜怒哀楽の"楽"のみをもつ悦楽の神
金色の髪は横髪のみが長く三つ編みにしてあり、手首に付けた鈴が笑い、手を動かす度に聞こえてくる
彼は喜び楽しむことを与える為に、最高神だろうとその者が笑い楽しめば十分なのだ
「 君達さぁ、私のオモチャをなんだと思ってるんだい?確かに最高神として認めようがどうでも良いのだが.……随分と、オモチャに執着してくれるね 」
其々に好き勝手話す中で、中央の椅子に座ってる私の一言で彼等の視線は此方へと向き、先に口を開いたのは性の神だ
「 聖獣に獣の欲を残したのは生の神でしょ?私はそれに便乗してるだけだわ。なんせ、繁殖を求める聖獣等見たことが無いから楽しいの 」
確かに神々が与えた感性をそのまま残した聖獣だ
繁殖を求める、獣の様に番となり、人のように愛を囁く
到底私には理解できないが、それに詳しい性の神が干渉しても可笑しくはない
寧ろ性の神には得意分野である彼等を放置する、と思った考えは止めておくか
「 楽しいな、確かに楽しいが……こう弄られては私のオモチャが歪むだろう? 」
「 歪む?そういう御前が一番、構ってるんじゃないですか? 」
口を挟んだ薄い紫色のストレートは無造作に肩程まであり手首にぶら下がるチェーンの付いたシルバーの懐中時計を持つ"時″を司る神
テーブルに肘を置き懐中時計を時折見ては、詰まらなそうに告げる言葉に口角を上げ返す
「 おや、時の神。余りにも別空間にいる獣に妬いたのかい?御前の目の届く範囲ではないからなぁ? 」
「 妬く?そんな感情は持ち合わせていませんが? 」
「 やだわぁ、人間界の時間の針が刻むのを止めたことに不機嫌そうなのに 」
神に近い聖獣が、別空間で人の世界が進むこと無く楽しんでいれば時の神が持つ、時計の針は秒を刻むのを止めたように行ったり戻ったりを繰り返す
つまり、彼等は自分達が良しとして思っていても人間界全ての時間を止めてることになる
それは、神々の視線が無属性であるファルを中心に、今の三頭しか見えてないと言うことになり
人間界の時間を操る時の神からしたら邪魔な存在に思うだろう、現に彼の機嫌は良くない
「 じゃ、正直に言いますが鬱陶しいですね。人間界の時間が止まってからもう数日が経過してる……。神々は気にならないのですか? 」
「 ふぇ、全く? 」
「 あははっ、三頭でも楽しんでるからいいかなー? 」
「 そうよぉ、こんなにも激しい性欲が見られるなら十分だもの 」
「 ……じゃ、こんなに苛ついてるのは自分だけですか 」
シルバーの懐中時計の蓋を閉じた彼はそれを握り締め溜め息を漏らした
余りにも苛つくと、時間の差が出来る為に仕方無いと私はその場を立ち上がる
「 あら、もう行くの? 」
「 ちょっとオモチャに時間を進めるよう言うだけさ。なに、其処にいる神経質の為にの 」
「 えぇ、そうしてください。別空間にいるのは構いませんが、時間は進めろと……どうぞ御伝えくださいね 」
「 はいはい、仕方無いの 」
可愛げない子と一頭の聖獣に執着する、神に近い子、そして寂しがり屋の子に其々、時間を進めるように話をするべきかと思い
仕方無く背を向け、姿を消し
ゆっくりと目蓋を動かし、目を開ければ元の自分の身体へと戻ったのを確認し笑みを浮かべ片手を動かし
幻として造り出してる、小さい己の身体へと指示を出す
「 ほら、止めさせておいで 」
此所は神々が話をする為だけに建てられている神殿、誰かの所有物でも無く、其処にあるだけで意味があるものだ
幾つもの白い柱が立ち、造られた建物の中には、石の丸テーブルが一卓だけ置かれ、それを囲うように椅子が並ぶ
数はいつも一定ではなく、此所に来る神が居れば現れる椅子の為に、一脚しか無いときも、逆に百脚を越える椅子が並ぶ時すらある
それは話をしに来る神々によって変わる為に、現在は私の前には十二脚と十二柱が其処に座っていた
何故、普段より集まっているのかなんて簡単な話であり
あのブランシュが"最高神にはならない"と断言した事で面白く思った神々が姿を見せたのだ
だからと言って、最高神にならなくていいよ、とは言うわけも無く彼がどう選び進むかを只見てるだけなのだが、その見てるのさえ面白味がある
「 やだわぁ、私もあんなに情熱的に求められたいわぁ 」
ショッキングピンク色の長いウェーブのかかるロングの髪をした性欲と繁殖を司る神
彼とも彼女とも言えないが、男寄りの外見の雰囲気であり
神々が此所にいるときに皆羽織り使う、目元迄隠した白いフードの隙間から見えた赤い唇を舌舐め擦りし彼等の行為を眺めていた
「 求める?はっ、俺等に性別は存在しないだろうに 」
聖獣と同じく神々に性別は存在しない
容姿を人に合わせるように、姿を多少なりと変えてる程度で、この身体に繁殖をする為の機能も欲すら存在せず、年齢すら変わらぬまま暇を持て余した、人にも獣にも、自然とも言えぬ存在なのだ
「 あら、火の神。貴方はいい男なのに勿体無い事を言うのねぇ? 」
「 なわけ……女の子もなれるし 」
性の神に反するように、火を司り人々の文明を手助けした火の神は、早々に幼い女の子の姿へと変われば、性の神は不服そうに唇を尖らせた
「 やだぁ、そんなのつまらないわ~ 」
「 んなの、どうでもいいよぉぉお!!あぁぁぁあっ!! 」
先程から泣き声は聞こえてたのだが、尚更五月蝿くなった悲哀の神、フードの隙間から除く薄い短髪の青髪に、両手を顔に当てボロボロと大粒の涙を流す
一般的には、喜怒哀楽の"哀"のみを持つ神なのだが、面倒だから悲哀の神と呼んでいる
彼は泣きながら、言葉を続ける
「 そんなに最高神が嫌だなんてぇぇ、あぁぁ!悲しい、なんて悲しいんだあぁぁあ! 」
「 あははっ、最高神?笑える、只の生の神が造り出した獣擬きだろ?そんなの、あははっ。いなくなって困りはしないさ! 」
その横でケラケラと大きな声を出して笑ってるのは、喜怒哀楽の"楽"のみをもつ悦楽の神
金色の髪は横髪のみが長く三つ編みにしてあり、手首に付けた鈴が笑い、手を動かす度に聞こえてくる
彼は喜び楽しむことを与える為に、最高神だろうとその者が笑い楽しめば十分なのだ
「 君達さぁ、私のオモチャをなんだと思ってるんだい?確かに最高神として認めようがどうでも良いのだが.……随分と、オモチャに執着してくれるね 」
其々に好き勝手話す中で、中央の椅子に座ってる私の一言で彼等の視線は此方へと向き、先に口を開いたのは性の神だ
「 聖獣に獣の欲を残したのは生の神でしょ?私はそれに便乗してるだけだわ。なんせ、繁殖を求める聖獣等見たことが無いから楽しいの 」
確かに神々が与えた感性をそのまま残した聖獣だ
繁殖を求める、獣の様に番となり、人のように愛を囁く
到底私には理解できないが、それに詳しい性の神が干渉しても可笑しくはない
寧ろ性の神には得意分野である彼等を放置する、と思った考えは止めておくか
「 楽しいな、確かに楽しいが……こう弄られては私のオモチャが歪むだろう? 」
「 歪む?そういう御前が一番、構ってるんじゃないですか? 」
口を挟んだ薄い紫色のストレートは無造作に肩程まであり手首にぶら下がるチェーンの付いたシルバーの懐中時計を持つ"時″を司る神
テーブルに肘を置き懐中時計を時折見ては、詰まらなそうに告げる言葉に口角を上げ返す
「 おや、時の神。余りにも別空間にいる獣に妬いたのかい?御前の目の届く範囲ではないからなぁ? 」
「 妬く?そんな感情は持ち合わせていませんが? 」
「 やだわぁ、人間界の時間の針が刻むのを止めたことに不機嫌そうなのに 」
神に近い聖獣が、別空間で人の世界が進むこと無く楽しんでいれば時の神が持つ、時計の針は秒を刻むのを止めたように行ったり戻ったりを繰り返す
つまり、彼等は自分達が良しとして思っていても人間界全ての時間を止めてることになる
それは、神々の視線が無属性であるファルを中心に、今の三頭しか見えてないと言うことになり
人間界の時間を操る時の神からしたら邪魔な存在に思うだろう、現に彼の機嫌は良くない
「 じゃ、正直に言いますが鬱陶しいですね。人間界の時間が止まってからもう数日が経過してる……。神々は気にならないのですか? 」
「 ふぇ、全く? 」
「 あははっ、三頭でも楽しんでるからいいかなー? 」
「 そうよぉ、こんなにも激しい性欲が見られるなら十分だもの 」
「 ……じゃ、こんなに苛ついてるのは自分だけですか 」
シルバーの懐中時計の蓋を閉じた彼はそれを握り締め溜め息を漏らした
余りにも苛つくと、時間の差が出来る為に仕方無いと私はその場を立ち上がる
「 あら、もう行くの? 」
「 ちょっとオモチャに時間を進めるよう言うだけさ。なに、其処にいる神経質の為にの 」
「 えぇ、そうしてください。別空間にいるのは構いませんが、時間は進めろと……どうぞ御伝えくださいね 」
「 はいはい、仕方無いの 」
可愛げない子と一頭の聖獣に執着する、神に近い子、そして寂しがり屋の子に其々、時間を進めるように話をするべきかと思い
仕方無く背を向け、姿を消し
ゆっくりと目蓋を動かし、目を開ければ元の自分の身体へと戻ったのを確認し笑みを浮かべ片手を動かし
幻として造り出してる、小さい己の身体へと指示を出す
「 ほら、止めさせておいで 」
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