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二章 宝物捜索 編
02
しおりを挟む死神団、なんて厨ニ病全開の名前なんだと思っていたけれど…
その頭である、キャプテンが使った能力が死神そのものなら、そんな名前になっても可笑しくないのは、わかったからさぁ!!
『 ちょ、っ、ぎゃっ!? 』
「 さっき迄の威勢はどうした? 」
『( 真紫瞳の死神 であるファルぐらい強くねぇ!? )』
死神って言えばファルを思い出し、能力無効化する力って言う印象が強いのだが、クラウスの場合は、無効化と言うが 吸収 ゙
全てあの鏡に吸収されては、闇属性へと変換されぶつけて来るし、魔法もだが接近戦に対してのスペックがシロと同等はありそう!
『 ッ!?( 魔法と物理攻撃のチェインが完璧だし、魔法発動後のクールタイムが三秒もない )』
チェインとは、一連の流れを言う動作のような事で、ゲームで言えばコンボを繋げるときに使う時に生じる連鎖攻撃であり、その一つ一つのスキルを終えた後のがクールタイム
つまり、スキル発動後に生じる魔法が使えない時間のことを言うのだが、
通常の人間なら三秒から五秒、大きな魔法でそれ以上は休憩に要するのだが…
クララの場合は、その魔法発動後のクールタイムが三秒もなく、下手したら一秒という短さで次のが発動出来る
その、魔法発動時間であるキャストタイムでさえ、時間短縮を習得してるのか魔法陣が現れるのが早い
『 冷凍剣山! 』
俺の場合、この技を発動するのに冷気を溜めるまでの二秒、
そして自身の一番近い足場から相手に向かうまでの三秒、計五秒はスキル発動に使うのだが…
「 遅い! 」
『 チッ…! 』
彼は、俺のスキルが届く前に壊しながら向かって来て、至近距離で魔法をぶっ放す事が出来る
「 黒破 」
『 !!! 』
ガードをするのに必要な冷気を溜める前に、至近距離で離れた魔法によってこの身は氷が砕けたようにバラバラに吹き飛び、甲板へと散った
「 幻滅させるなよ。聖獣とは自分と同等レベルの聖獣が呼べると聞いていたが…此処にいるクルー以下の雑魚を呼び出したなんて…笑わせんな 」
『 ……… 』
粉々に砕かれた身体は、聖獣とは言えど再生するのに時間がかかる
痛覚がなくて良かったと思うが…
俺と繋がってるシロは急に自分の身体が粉砕したら驚くだろうな…
謝ることがまた一つ増えたと思いながら、砕けた氷を踏みつけるクララへと、
頭だけ再生すれば首を横に倒したまま、その光景を眺める
「 呼び出したのは、俺の代わりに船を守れる奴がいればと思ったが…。テメェが居なくとも此奴等だけでやっていけると分かった。その程度のレベルなら…。寧ろ、邪魔だ…( そんな奴を気に掛けた俺も馬鹿だった )」
その言葉を聞いて、ルイスにも゙ ふざけんな! ゙って初っ端から言われた事を思い出したが…
それよりかなり胸に来るな…
ルイスの場合は精霊じゃなかったと言う理由の言葉だったのだが、クララの場合は俺のレベルが彼と同等ではないという幻滅
そして、此処にいるクルーより弱いと言う事だ
足手まといが増えた事に機嫌を損ねてるなら、それに関しては何も言えない…
レン…フリーレンも俺より遥かに強くて、最期はその能力を全てくれたのだが、俺はなにもしてやれなかった
『( ちょっとシロと修行していい気になってた… )』
「 テメェ等も見てねぇでさっさと持ち場に戻れ! 」
「「 あ、アイアイキャプテン!! 」」
例え、能力の制限をされてるとは言えど
さっきの手合わせの時は好きなだけ魔力を与えられていたようなもの
それなのに手も足も出なかった…
俺の事を気に求めず、船内へと戻っていくクララは武装を解除しながら立ち去った
『( 久々の召喚で、まさかゲームの様なランクの差を知るとは思わなかった )』
前世でも、RPGのゲームをやっていれば
上位ランクの人達との差は、明らかに攻撃コンボであるスキル発動の順番の上手さ、
それによって引き起こるチェイン数による追加ダメージ
そして、そのスキル発動中に引き起こるキャストタイムやクールタイムの把握の差
俺はまだ色んな魔法を覚えてる段階だから、自分が持ってる魔法の発動に必要なタイム、発動後の反動なんて考えたことなかったけど…
それ等を全て把握しているシロやクララは別次元ってぐらいに、戦闘慣れしてたな
『( 俺が批判する部分がない程に…魔法発動後のクールタイムで接近戦を仕掛けてた上手さは…寧ろ、学ぶべき部分だ )』
今回は完敗したと心の底から思う
『 ハァーー 』
「 アルト…生首のままいつまでいるんだよ。こえぇよ 」
『 後五分ぐらいしたら元に戻れるから、それまで我慢してくれ 』
「 お、おう……。なら、集めといてやるよ 」
粉々になった後に身体が元通りになる迄、
約十分
その間に敵に攻撃されてたら、主なんて守れないな
その再生能力の上昇も此れからの課題になるんだろうけど、まずは自分が使える魔法の把握だな
『( 一度、魔法の発動から発動後の時間を調べるか… )』
「「( 頑張れ、聖獣。俺等は御前を応援してっからな! )」」
其々の手を止めて、箒で散らばってる身体を掻き集めてくれるクルーには感謝していた
『 よっしゃ、俺復活!!少しクララに文句言ってくるわ 』
「「( また、バラされたいのだろうか… )」」
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