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続
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~ 流海 視点 続 ~
「 おにーちゃん!おきてー、ルルのちょこをもらいにいくんだよ! 」
「 ん~……ルル……おもぃ…… 」
いつの間にか腹に乗ってト○ロ風に起こそうとする瑠優に、部屋の鍵なんてやましい物は置いてない為に付ける必要が無いから、自由に出入りは出来る
だからこそ、俺は諦めているが乱暴に起こされると眠くて仕方無い
欠伸を漏らし、背伸びをして起きれば
ベッドの上で転がる瑠優の姿を見てふっと笑いが漏れる
「 おはよう、瑠優。今日はちゃんと持って帰ってやるよ 」
「 はよ!おにーちゃん!やくそくだよ! 」
「 嗚呼、約束な 」
左右ともに蜂蜜色の瞳を向けて笑顔で頷いた表情を見てから、頭に触れクシャクシャと撫で回してから、ベッドを下りて一階の洗面所へと向かう
父さんと同じく早起きの瑠優はかけ走ってキッチンに行く様子が見えた
「 ふぁ、ねむっ…… 」
洗面所に立ち、寝癖のある猫毛の髪を見てから大きな欠伸をし、顔を洗って髪を整えてから歯磨きをし、キッチンの方に行く
顔を洗えばスッキリするもんだ
「 父さん、母さんはまだ起きてないのかよ? 」
「 あー、悪い。起こしてきてくれるか? 」
「 ん、分かった 」
制服に着替えてからキッチンの方へ行けば、朝食が出来てるのに母さんの姿は無かった
家族一番の寝ぼすけさんを起こしに行く為に、夫婦の寝室の前へと行く
今は瑠優が一緒に寝てるから大丈夫だとは思うが、
俺がまだ中学生だった頃は、普通に全裸だったりしたからな……
母親の猫耳と尻尾の出た全裸は見たくないぞ
「 はぁ、服は着てますように…… 」
一つ息を吐き、祈ってからノックをして当たり前のように返答がないから、ドアノブを回し中へと入る
薄暗くとも僅かな光を吸収して、見えるのは猫科らしいと内心思い
薄暗い寝室を歩き、ベッドへと近付けば横向きになったまま腹に毛布を掛け爆睡してる母さんがいる
「 母さん起きて、朝飯が出来てるってさ 」
「 んー……りくぅ~…… 」
「 ぬぁ!!? 」
油断した時には手首を引かれ、ベッドへと倒れていた
背中をキツく抱き締められ、股の間に入った白く細い脚に全身の毛は逆立った気がした
「 っ!母さん、俺は父さんじゃ無いって!ちょっ、マジで殺されるから間違えないでくれ!! 」
「 ん……? 」
「 流海、母さんは起きたか……って…… 」
今に始まってないが、俺って一番の被害者じゃないか
うっすらと目を開けた左右に違う瞳はぼんやりと写し、背後に聞こえてきた父さんの声とその暗くなった気配に死んだなって思った
「 俺は違うって…マジで、母さんが引き込んだせい 」
「 ごめんね、つい… 」
横腹がヒリヒリする痛みは、父さんに蹴り飛ばされたせいだ
起こしに来た俺を蹴飛ばすなんてどうかしてる
有り得ないと米を口に含んでムスッとしていれば、不機嫌そうな父さんは瑠優にご飯を食べさせていた
母さんは眉を下げへんなりと獣耳が下がってて、それを見たら許すしかないだろう
「 はぁ、別にいいけど…… 」
「 私、発情期に入ってるみたいで、自然と誘惑しちゃうんだ 」
「 ぶっ!!! 」
「 おにーちゃん、きたなーい! 」
母さんの言葉に驚いて目の前に座る父さんに向けて吹き出した米粒を飛ばしてしまったけど、んなことより発情期!?
「 えっ、ちょっ…発情期って、まだって言ったら悪いけど…あるのかよ 」
「 有るよ。女性が生理になると同じく獣人である私は年に2回、発情期が来るの。特に瑠優が大きくなってきたし……本能的にね 」
「 流石に身体の負担が大きく子は作れないが、本能がな。御前も高校生になったんだ……発情期が訪れた時は見境が無くなるから気をつけろよ? 」
「 俺は、んなのあるわけねぇ! 」
キョトンとしてる瑠優を他所に、食事中になんちゅー話をしてるんだとこっちが恥ずかしくなる
俺に発情期?馬鹿いえ、変態的な発言はするが童貞は守ってるんだ
有り得ないと首を振って、父さんの弁当を持っていく
瑠優は幼稚園だから、父さんの仕事とついでに送られる
「 ( 発情期って…母さんみたいにフェロモンむんむんになるんだろ?……ないな )」
熟女好きの男がいたらまず、母さんは余裕でいけるだような
父さんもいまだにいちゃいちゃしてるし、
母さんの方がまだ若くて綺麗だ
けれど、家を出る時に母さんが言ってた言葉が気にかかる
″ そろそろ親離れしないとね…… ″
って、まるで獣の子供が親離れを望むような言い方だが
高校生の時はまだ良いだろう……
マザコンなんて言われてるが、あんなに溺愛されてて嫌がる方も可笑しい
つーか、俺…反抗期あったけ?そんなのあったら父さんの拳骨が飛んでくると思う
「 あの、やめてください! 」
「 そう抵抗するのも可愛いじゃん…、桜木学園の生徒だろ? 」
「 お兄さん達と遊ぼうぜ 」
「( うわー、このベタな展開が目の前で繰り広げられてる )」
俺と同じ学園の生徒と分かる制服を着てるから、無視はできないけど
細道を塞ぐように1人の女子生徒を、大学生ぐらいの男性が3人囲ってる
身長は俺より低いが横幅がなかなか良いな
俺は猫らしくスレンダーで筋肉質だからたるんではないが、あの贅肉は厚そうだ
「( はぁ、仕方ないか… )あのさ、嫌がってるんだから止めたらどうだよ 」
不本意だが、仕方無い
無視できないし、つーか、通れないから退いてもらうしか無かった
「 あ?なんだよ、テメェ。王子様気取りかよ 」
「 こりゃいいわ、金寄越せよ 」
「 はぁ、面倒くさ。朝練あるのに… 」
こんなところで体力使いたくねぇのに、なんて思いながら取り敢えず鞄を背中に担ぐように持ち替えては、ゆっくりと近づくなり男は標的を変えたように目の前へと来た
「 んだと、スカした顔しやがって 」
「 ガキ、大人を舐めると痛い目みるぜ? 」
「 はっ、ごめん。身長ちいせぇ、小デフがなんか喚いてやがる 」
「「 あぁ!? 」」
「 なーに?聞こえなかったわー 」
「 クソガキ!!! 」
「 舐めた口聞いてんじゃねえ!!! 」
やっぱりこうなるよなってばかりに殴りかかってきた拳をスローモーションにしてるような感覚で避けては、その溝内へと拳を埋めた
「 っ!! 」
「 流石に贅肉で届かないか、んじゃ、もう一発。ストレートパンチ!!! 」
「 グハッ!! 」
この後はもちろん、フルボッコだった
俺は何一つ殴られて無いのにここまでするのは申し訳ないぐらい、3人は泡を吹いて倒れていた
「 どうだ。妹とネコぱんまんごっこして遊んでるおにーちゃんの実力は! 」
アニメ、ネコぱんまんが大好きな妹と遊んでる為にその技は覚えていたと内心思うけど、実際は土日やってるボクシングジムで鍛えただけなんだよな
スマホを取り出し救急車に乱闘があって倒れてる男達がいると伝えてから、女子生徒へと視線を向けた
「 これでよし、大丈夫か?怪我ない? 」
「 えっ…あっ…… 」
もし、一目見て恋に落ちるシチュエーションがあるならきっとそうだ
俺はスマホをポケットにいれ、可愛い子の両手を掴んだ
「 俺の子を産んでほしい 」
「 へっ? 」
「 みやぁ~( 喜んで )」
キョトンとする女子生徒、そして真っ白な白猫は嬉しそうに鳴き声を上げた
もちろん、この白猫は後ほど我が家の家族になった
「 それで一度、連れて帰ったの? 」
「 そう!可愛いだろ~。俺のお嫁さん! 」
「 ふっ、流海の発情期はまだまだけど先だな 」
こうして、猫家に新しい家族が加わり
俺の発情期は二十歳を過ぎて訪れたのだった
「 おにーちゃん!みーちゃんが赤ちゃん生まれるって!! 」
「 なに!?妊娠してたのか!!父さん!!母さん!! 」
「 大丈夫、落ち着け。流海、みーちゃんは自然分娩でいける 」
「 そういうことじゃない!! 」
久遠家は今日もまた平和だった
もちろん、瑠優にチョコレートを沢山あげた
「 おにーちゃん!おきてー、ルルのちょこをもらいにいくんだよ! 」
「 ん~……ルル……おもぃ…… 」
いつの間にか腹に乗ってト○ロ風に起こそうとする瑠優に、部屋の鍵なんてやましい物は置いてない為に付ける必要が無いから、自由に出入りは出来る
だからこそ、俺は諦めているが乱暴に起こされると眠くて仕方無い
欠伸を漏らし、背伸びをして起きれば
ベッドの上で転がる瑠優の姿を見てふっと笑いが漏れる
「 おはよう、瑠優。今日はちゃんと持って帰ってやるよ 」
「 はよ!おにーちゃん!やくそくだよ! 」
「 嗚呼、約束な 」
左右ともに蜂蜜色の瞳を向けて笑顔で頷いた表情を見てから、頭に触れクシャクシャと撫で回してから、ベッドを下りて一階の洗面所へと向かう
父さんと同じく早起きの瑠優はかけ走ってキッチンに行く様子が見えた
「 ふぁ、ねむっ…… 」
洗面所に立ち、寝癖のある猫毛の髪を見てから大きな欠伸をし、顔を洗って髪を整えてから歯磨きをし、キッチンの方に行く
顔を洗えばスッキリするもんだ
「 父さん、母さんはまだ起きてないのかよ? 」
「 あー、悪い。起こしてきてくれるか? 」
「 ん、分かった 」
制服に着替えてからキッチンの方へ行けば、朝食が出来てるのに母さんの姿は無かった
家族一番の寝ぼすけさんを起こしに行く為に、夫婦の寝室の前へと行く
今は瑠優が一緒に寝てるから大丈夫だとは思うが、
俺がまだ中学生だった頃は、普通に全裸だったりしたからな……
母親の猫耳と尻尾の出た全裸は見たくないぞ
「 はぁ、服は着てますように…… 」
一つ息を吐き、祈ってからノックをして当たり前のように返答がないから、ドアノブを回し中へと入る
薄暗くとも僅かな光を吸収して、見えるのは猫科らしいと内心思い
薄暗い寝室を歩き、ベッドへと近付けば横向きになったまま腹に毛布を掛け爆睡してる母さんがいる
「 母さん起きて、朝飯が出来てるってさ 」
「 んー……りくぅ~…… 」
「 ぬぁ!!? 」
油断した時には手首を引かれ、ベッドへと倒れていた
背中をキツく抱き締められ、股の間に入った白く細い脚に全身の毛は逆立った気がした
「 っ!母さん、俺は父さんじゃ無いって!ちょっ、マジで殺されるから間違えないでくれ!! 」
「 ん……? 」
「 流海、母さんは起きたか……って…… 」
今に始まってないが、俺って一番の被害者じゃないか
うっすらと目を開けた左右に違う瞳はぼんやりと写し、背後に聞こえてきた父さんの声とその暗くなった気配に死んだなって思った
「 俺は違うって…マジで、母さんが引き込んだせい 」
「 ごめんね、つい… 」
横腹がヒリヒリする痛みは、父さんに蹴り飛ばされたせいだ
起こしに来た俺を蹴飛ばすなんてどうかしてる
有り得ないと米を口に含んでムスッとしていれば、不機嫌そうな父さんは瑠優にご飯を食べさせていた
母さんは眉を下げへんなりと獣耳が下がってて、それを見たら許すしかないだろう
「 はぁ、別にいいけど…… 」
「 私、発情期に入ってるみたいで、自然と誘惑しちゃうんだ 」
「 ぶっ!!! 」
「 おにーちゃん、きたなーい! 」
母さんの言葉に驚いて目の前に座る父さんに向けて吹き出した米粒を飛ばしてしまったけど、んなことより発情期!?
「 えっ、ちょっ…発情期って、まだって言ったら悪いけど…あるのかよ 」
「 有るよ。女性が生理になると同じく獣人である私は年に2回、発情期が来るの。特に瑠優が大きくなってきたし……本能的にね 」
「 流石に身体の負担が大きく子は作れないが、本能がな。御前も高校生になったんだ……発情期が訪れた時は見境が無くなるから気をつけろよ? 」
「 俺は、んなのあるわけねぇ! 」
キョトンとしてる瑠優を他所に、食事中になんちゅー話をしてるんだとこっちが恥ずかしくなる
俺に発情期?馬鹿いえ、変態的な発言はするが童貞は守ってるんだ
有り得ないと首を振って、父さんの弁当を持っていく
瑠優は幼稚園だから、父さんの仕事とついでに送られる
「 ( 発情期って…母さんみたいにフェロモンむんむんになるんだろ?……ないな )」
熟女好きの男がいたらまず、母さんは余裕でいけるだような
父さんもいまだにいちゃいちゃしてるし、
母さんの方がまだ若くて綺麗だ
けれど、家を出る時に母さんが言ってた言葉が気にかかる
″ そろそろ親離れしないとね…… ″
って、まるで獣の子供が親離れを望むような言い方だが
高校生の時はまだ良いだろう……
マザコンなんて言われてるが、あんなに溺愛されてて嫌がる方も可笑しい
つーか、俺…反抗期あったけ?そんなのあったら父さんの拳骨が飛んでくると思う
「 あの、やめてください! 」
「 そう抵抗するのも可愛いじゃん…、桜木学園の生徒だろ? 」
「 お兄さん達と遊ぼうぜ 」
「( うわー、このベタな展開が目の前で繰り広げられてる )」
俺と同じ学園の生徒と分かる制服を着てるから、無視はできないけど
細道を塞ぐように1人の女子生徒を、大学生ぐらいの男性が3人囲ってる
身長は俺より低いが横幅がなかなか良いな
俺は猫らしくスレンダーで筋肉質だからたるんではないが、あの贅肉は厚そうだ
「( はぁ、仕方ないか… )あのさ、嫌がってるんだから止めたらどうだよ 」
不本意だが、仕方無い
無視できないし、つーか、通れないから退いてもらうしか無かった
「 あ?なんだよ、テメェ。王子様気取りかよ 」
「 こりゃいいわ、金寄越せよ 」
「 はぁ、面倒くさ。朝練あるのに… 」
こんなところで体力使いたくねぇのに、なんて思いながら取り敢えず鞄を背中に担ぐように持ち替えては、ゆっくりと近づくなり男は標的を変えたように目の前へと来た
「 んだと、スカした顔しやがって 」
「 ガキ、大人を舐めると痛い目みるぜ? 」
「 はっ、ごめん。身長ちいせぇ、小デフがなんか喚いてやがる 」
「「 あぁ!? 」」
「 なーに?聞こえなかったわー 」
「 クソガキ!!! 」
「 舐めた口聞いてんじゃねえ!!! 」
やっぱりこうなるよなってばかりに殴りかかってきた拳をスローモーションにしてるような感覚で避けては、その溝内へと拳を埋めた
「 っ!! 」
「 流石に贅肉で届かないか、んじゃ、もう一発。ストレートパンチ!!! 」
「 グハッ!! 」
この後はもちろん、フルボッコだった
俺は何一つ殴られて無いのにここまでするのは申し訳ないぐらい、3人は泡を吹いて倒れていた
「 どうだ。妹とネコぱんまんごっこして遊んでるおにーちゃんの実力は! 」
アニメ、ネコぱんまんが大好きな妹と遊んでる為にその技は覚えていたと内心思うけど、実際は土日やってるボクシングジムで鍛えただけなんだよな
スマホを取り出し救急車に乱闘があって倒れてる男達がいると伝えてから、女子生徒へと視線を向けた
「 これでよし、大丈夫か?怪我ない? 」
「 えっ…あっ…… 」
もし、一目見て恋に落ちるシチュエーションがあるならきっとそうだ
俺はスマホをポケットにいれ、可愛い子の両手を掴んだ
「 俺の子を産んでほしい 」
「 へっ? 」
「 みやぁ~( 喜んで )」
キョトンとする女子生徒、そして真っ白な白猫は嬉しそうに鳴き声を上げた
もちろん、この白猫は後ほど我が家の家族になった
「 それで一度、連れて帰ったの? 」
「 そう!可愛いだろ~。俺のお嫁さん! 」
「 ふっ、流海の発情期はまだまだけど先だな 」
こうして、猫家に新しい家族が加わり
俺の発情期は二十歳を過ぎて訪れたのだった
「 おにーちゃん!みーちゃんが赤ちゃん生まれるって!! 」
「 なに!?妊娠してたのか!!父さん!!母さん!! 」
「 大丈夫、落ち着け。流海、みーちゃんは自然分娩でいける 」
「 そういうことじゃない!! 」
久遠家は今日もまた平和だった
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