2 / 2
後編
しおりを挟む
腰が止まらない。狂ったように打ちつけ、泡立った体液が彼の太ももを伝い落ちる。穿つたびに障子がガタガタ鳴る音も、肌がぶつかり奏でる音も、汗が滴る音も、すべてが欲を煽った。
「スゴイっまんこスゴっ……!ちんこ扱かれてっあぁあっ」
キツい締めつけと蠢く肉襞が精子を搾り取った。
熱く蕩けたまんこはねっとりとちんこに絡みつき、溶けて境もなくなった。
「ドーテー卒業のご感想は?」
「悪魔まんこしゅごいっちんちんビュービューしゅるのとまらにゃいっ」
「おい俺がイくまで腰止めんじゃねーよザコ」
「はいっパンパンしますっずっとしますっ」
汗だくになりながら、むちむちの大きなお尻にしがみつき腰を振る。閉め切った部屋に充満する熱気にあてられ耳鳴りがした。辺りは薄暗くなっていくのに、電気をつける余裕すらない。
「ッハァ、ハッァッ、ッ」
「ハッ交尾ドハマりしてもうオナニーじゃ満足できねぇなぁ?」
「はいっ!条件付きちんぽになっちゃいましたっこの肉体限定で勃起するインポですっ!」
「へぇ。ならせいぜい一生分のセックス、よく味わっておくんだなクソインポくん」
「ふぁいぃっ」
ぱちゅぱちゅ、と水音が増す。肉のざわめく感覚に、彼がイきそうになっているのだと分かった。朱色に染まった背中がしなり、筋肉の陰影が深まる。
「っは、…っんぁ……っ!」
パタパタッと障子に彼の精液が飛んだ。射精の衝撃で痙攣する肉にちんこが揉まれ、耐えられず呆気なく僕も吐精した。
「あぁあぁあっっ」
抜かずの中出し二発を決めて、頭がバカになるほど気持ちが良い。呼吸するたびにちんこが動いて、二回分の精液が中で掻き混ざる。にちゃにちゃ鳴る音に興奮してまた勃ってきた。
ふと慎ましく閉じられた尻穴に目が止まる。おそるおそる指を入れると、柔らかく出迎えられた。
ここはどんな快楽を与えてくれるだろうか。キツくうねる熱い肉にぶち込みたい。
「おしりでおちんちんギューしてっ」
白い糸を引いてまんこから抜いた白濁まみれのちんこを、一気に挿入した。
「って、めぇ……っ」
「おしりもまんこみたいにきもちー」
性器と変わらぬ締めつけに出し入れが激しくなる。皮膚越しに押されてか、突くたびにまんこから精液があふれた。
彼は振り向くと潤む瞳を意地悪く細めた。
「いひぃっ!ちゅぶれるぅぅっ!!」
ギリギリと痛いほど圧迫され、ちんこがもぎ取られる恐怖におもわず失禁した。腸内を尿が満たす。
悪魔はちんこを抜き取り、その場にへたり込んだ僕を冷たく睨んだ。
「棒奴隷が調子に乗んなよ?俺に奉仕するためだけに動け。粗チンもう使ってやらねーぞ」
「ごめんなしゃいっ僕のちんこ使ってくださいっおねがいしますっ」
「つーかお前なんか勘違いしてるよな。あんなちっぽけな呪法で俺が捕まるかよ。わざとに決まってんだろ。暇つぶしにバカガキのちんぽ喰って回ってるだけだし」
「あのっ!契約するから、だから僕だけを使ってくださいっ他のちんこ使わないでっ」
「はぁ?だから契約とかしないっつーの。射精して記憶も飛んだか?」
しゃがんで僕の流れる涙を舌で舐めると、悪魔は「絶望の味だ」と嗤った。
夏の朝は早い。
障子を開けば、乱れた部屋の中に薄明るい光が差し込んできた。腫れぼったい目に沁みる。
なんとか悪魔を引き留めようと格闘したが、無駄だった。彼は鏡の世界に帰ってしまった。どこかの国の4時44分44秒の鏡に居るだろう。
「……研究しなくちゃ」
ぼんやりとした頭で考える。
本当に捕まえる方法を。閉じ込める手段を。
「今度は逃がさない」
待っててね、と僕は笑った。
おわり
「スゴイっまんこスゴっ……!ちんこ扱かれてっあぁあっ」
キツい締めつけと蠢く肉襞が精子を搾り取った。
熱く蕩けたまんこはねっとりとちんこに絡みつき、溶けて境もなくなった。
「ドーテー卒業のご感想は?」
「悪魔まんこしゅごいっちんちんビュービューしゅるのとまらにゃいっ」
「おい俺がイくまで腰止めんじゃねーよザコ」
「はいっパンパンしますっずっとしますっ」
汗だくになりながら、むちむちの大きなお尻にしがみつき腰を振る。閉め切った部屋に充満する熱気にあてられ耳鳴りがした。辺りは薄暗くなっていくのに、電気をつける余裕すらない。
「ッハァ、ハッァッ、ッ」
「ハッ交尾ドハマりしてもうオナニーじゃ満足できねぇなぁ?」
「はいっ!条件付きちんぽになっちゃいましたっこの肉体限定で勃起するインポですっ!」
「へぇ。ならせいぜい一生分のセックス、よく味わっておくんだなクソインポくん」
「ふぁいぃっ」
ぱちゅぱちゅ、と水音が増す。肉のざわめく感覚に、彼がイきそうになっているのだと分かった。朱色に染まった背中がしなり、筋肉の陰影が深まる。
「っは、…っんぁ……っ!」
パタパタッと障子に彼の精液が飛んだ。射精の衝撃で痙攣する肉にちんこが揉まれ、耐えられず呆気なく僕も吐精した。
「あぁあぁあっっ」
抜かずの中出し二発を決めて、頭がバカになるほど気持ちが良い。呼吸するたびにちんこが動いて、二回分の精液が中で掻き混ざる。にちゃにちゃ鳴る音に興奮してまた勃ってきた。
ふと慎ましく閉じられた尻穴に目が止まる。おそるおそる指を入れると、柔らかく出迎えられた。
ここはどんな快楽を与えてくれるだろうか。キツくうねる熱い肉にぶち込みたい。
「おしりでおちんちんギューしてっ」
白い糸を引いてまんこから抜いた白濁まみれのちんこを、一気に挿入した。
「って、めぇ……っ」
「おしりもまんこみたいにきもちー」
性器と変わらぬ締めつけに出し入れが激しくなる。皮膚越しに押されてか、突くたびにまんこから精液があふれた。
彼は振り向くと潤む瞳を意地悪く細めた。
「いひぃっ!ちゅぶれるぅぅっ!!」
ギリギリと痛いほど圧迫され、ちんこがもぎ取られる恐怖におもわず失禁した。腸内を尿が満たす。
悪魔はちんこを抜き取り、その場にへたり込んだ僕を冷たく睨んだ。
「棒奴隷が調子に乗んなよ?俺に奉仕するためだけに動け。粗チンもう使ってやらねーぞ」
「ごめんなしゃいっ僕のちんこ使ってくださいっおねがいしますっ」
「つーかお前なんか勘違いしてるよな。あんなちっぽけな呪法で俺が捕まるかよ。わざとに決まってんだろ。暇つぶしにバカガキのちんぽ喰って回ってるだけだし」
「あのっ!契約するから、だから僕だけを使ってくださいっ他のちんこ使わないでっ」
「はぁ?だから契約とかしないっつーの。射精して記憶も飛んだか?」
しゃがんで僕の流れる涙を舌で舐めると、悪魔は「絶望の味だ」と嗤った。
夏の朝は早い。
障子を開けば、乱れた部屋の中に薄明るい光が差し込んできた。腫れぼったい目に沁みる。
なんとか悪魔を引き留めようと格闘したが、無駄だった。彼は鏡の世界に帰ってしまった。どこかの国の4時44分44秒の鏡に居るだろう。
「……研究しなくちゃ」
ぼんやりとした頭で考える。
本当に捕まえる方法を。閉じ込める手段を。
「今度は逃がさない」
待っててね、と僕は笑った。
おわり
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
19
この作品の感想を投稿する
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる