先生を誰が先に孕ませるかゲーム

及川雨音

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基本時系列関係なしの種付け記録

透明人間誕生祝いセックス

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 「あっあぁっ、んぅっも、突くなぁ、あっ」
 「ははっ。吸いついて離してくれないのは晶のまんこっしょ。肉まくれちゃってエッチだねー。一生懸命あむあむして、そんなに俺のちんこおいしい?だったらもっとずぽずぽしてあげる、ねっ」
 「やらぁーっあぁーっ」

 パンッ、パンッ、と肉を打つ動きが激しさを増す。
 左腕を引っ張られ立ったまま背後から犯されていた。結合部はぐちゅぐちゅと体液が混ざり合い淫らな音を立てている。
 口端から垂れたよだれが、教壇の上に落ちた。それから目を逸らせば黒板に書かれた自習の文字が視界に入った。今が授業中だと再認識してしまい、おもわず体に力がこもる。

 「っ。あー今やらしいこと考えたな?きゅんって締まったもん。あっぶねー、もってかれるところだった。晶のドスケベさ舐めてたわ」

 右腕も取られ、支えを失った上半身は不安定に揺れる。

 「さっ、本気の種付けしますか」

 どちゅっどちゅっ。
 突かれるたび、体は翻弄され、好きに揺さぶられる。

 「あっあっあぁっんぁっ」
 「おっぱいぶるんぶるん揺れてんね。エッロ。さすが淫乱えっちちゃん。全身が精液搾り取るように出来てる」

 尻を揉みながら、どぷどぷと大量の精液を注がれる。尻穴もすでに開発されていて、指で前立腺に触られると、その刺激で前も後ろも締まった。

 「うぉっ。尿道に残った精液も絞り出されるっ。一滴も無駄にしないってまんこが言ってる。とんでもねぇ貪欲さだな。一回じゃ足りないっしょ?今度はー、皆の顔見てしよっか」

 一番真面目に勉強してるヤツの前でヤろう。
 葛西がそう発言した途端、全員のペンを走らせるスピードが早まった。

 ……やっぱり見えてんじゃねーか。






 事の起こりは三十分前。最後の授業が講師の都合で自習になることが決定した時だった。見張りがいなくともサボる奴はクラスにはいない。しかし一応担任が監督としてつき、終業と共にホームルームに移行する手筈になった。

 そして、この間抜けなごっこ遊びが始まった。

 「やっべー、俺とセンセ、透明人間になっちった」
 「は?頭打ったか葛西」
 「ちげーし。ホントだって」

 ホラ、と脱いでペニスを見せつけているが、皆微動だにせず無反応で問題集を解いている。

 「……仕舞いなさい。皆見たくなくて無視してるだけだろ」
 「ひっど。じゃあ皆が興味ある晶の体で試してみーよぉっと」

 しまった。ハメられた。
 クソッ今日は葛西だったのか。

 ワイシャツのボタンを無理矢理外され、胸が露わになった。

 「ほーらデカパイパイ~あれ?やっぱり見えてないみたいだケド?」

 んな訳あるか!
 もにゅもにゅ遠慮なく揉んでくる手を叩き落とす。

 「あれっ?先生と葛西は?」
 「先生どこ行った?準備室?迎えいく?」
 「いや待ってようぜ。戻った時に真面目に勉強してた方が好感度上がるだろ」
 「葛西はトイレじゃね」
 「だな」

 「ネっ消えてるっしょ。凄くね?人類初だよ?ピースピース」
 
 本気で消えたのかと疑うくらい、演技力が凄い。団結力と連帯感が揃ってやがる。
 だから、コイツらのエロへかける情熱はなんなんだ?
 マッドサイエンティスト感あるから、本当に透明人間になる薬作りそうで怖い。

 左腕を掴まれる。

 「そんじゃ。透明人間誕生祝いセックス、始めましょーか」






 後ろに葛西を挿れたまま歩かされる。
 振動で勝手にイイ所に当たって、喘ぎながら教室を何度も巡回させられた。

 「だっれにしょーかなー」

 葛西が見せびらかすだけでなかなか決めないので、ペンを握る手に血管が浮いている奴が何人もいる。ちょ、折れる折れる。静まれ。そして下のモノも鎮まってくれ。

 「ふあぁ~あ。ちょっと休憩、っと」

 そんな時。おもいっきりわざとらしく、都筑は肩を回し、大きく伸びをした。
 俺の胸に手のひらが触れるように。

 むにゅっ

 「っぁ」
 「んー?あるえぇ~?なーんか当たった気がするなぁ?」

 自分の手を見つめ、「この辺だったような?」と焦らすように胸を避けて探る仕草をした。

 み、見えてるだろうが!なんてわざとらしいっ

 「むむ。壁に阻まれている」

 空間を押したり叩いて、壁があるような動作をする。
 何気にパントマイムが上手くて余計に腹立つ。少し感心してしまった。
 しかし、葛西が低い地を這うドスの効いた声音で「だーれが触ってイイっつったよ?あ?」とブチギレていたので、都筑の手が届かない距離に下がった。

 バキッ。ぼたぼたぼた。

 とうとう熊井のペンが折れた。
 手だけではなく額にも血管が浮いている。

 「マジかよ。怪力……っておまっ、万年筆じゃないかっ。インクがあぁぁ」

 ノートに染み込む薫り高い墨。

 「うわ、これ老舗の特注品だ。もったいなー。あっそーだ、ねぇ、晶?お詫びとして、熊井クンにシコりネタ提供してあげよーね」
 「は、はぁっ!?」
 「まんこくぱぁして、ごめんなさいしよっ。ネ?」
 「お前が謝れっ巻き込むな!」
 「なーに言ってんの。机の下、気づいてるんでショ。何に滾って、我慢出来なかったか。一目瞭然じゃん」
 「……っ」

 服を押し上げている、熱い昂り。欲情の証。

 「左足机に乗せて。そう。で、ちんこと金玉まとめて握って。うん、これで結合部丸見えだね」
 「透明人間設定どこいった!?」
 「あ。じゃあ、本来なら見えてるのに、残念だねーってことで」
 「適当だな、オイ」

 そんで、熊井は鼻血を出しているので、確実に見えていますね。

 だが、ピストンされ始めると直ぐにどうでもよくなった。頭がぼやけて思考が続かない。どんな姿を晒しているのか忘れて、より気持ち良くなるために握っているペニスを扱いた。

 「自分でシコシコすんの?生ハメされながらの公開オナニーなんて大サービスじゃん。興奮して乳首ビンビンだね。見られてスルの、好きなんだー。ほぉら、腰動かしたらもっとキモチーよ?ふりふりしよ、ふりふり」

 ガタガタ机が動く音も気にならず、自分に快楽を与える肉棒に夢中になっていた。なのに突然引き抜かれ、追い縋るように肉襞がまくれた。

 「な…なんれぇ?」
 「周り見て。授業中なのに先生がえっちなことしてて、皆勉強に集中出来なくなっちゃったんだよ?そんなのって、イイの?」
 「よくない……っらめぇ」
 「だよね。なら謝んないとね。俺さっき謝り方教えたよね?晶はちゃんと謝罪できる人だよね?」
 「できるぅ……っ」
 「はい、ちゅうもーく」

 パンパンッと葛西が手拍子をした瞬間、全員が一斉にこっちを見た。
 だからその統率はなんなんだよ。
 ギラギラした狩猟の眼におもわず怯み、少し正気に戻った。
 とんでもない体勢だと気づいて、乗せてた足を退かす前に熊井が足首を掴み甲に口づけた。


 「先生?しゃ・ざ・い」

 熊井の、欲に掠れた低い声が耳を貫く。
 高貴な墨の匂い。鋭い欲望の眼差し。

 羞恥で体を赤く染めながら、涙声がバレないように大声で叫んだ。

 「あ、晶の欲張りまんこがおちんぽ欲しがったからです、ごめんなしゃいっ。ここにピュッピュッ射精する妄想でぜひオナニーしてくらさいっ!」

 ナカが見えるよう広げる。皆に見られているのが分かる。視線が熱を含んでいるみたいに、そこが熱く熟れはじめる。
 奥から、さっき出された葛西の精液が流れて来た。

 「ひぅっ……」

 垂れる感覚に、入り口が逃すまいと蠢き、閉じようとする。そこに再び葛西のペニスがめり込んできた。

 「溢しちゃダーメ。せっかく活きの良い精液注ぎ込んだんだから、俺の元気な精子、晶の子宮で泳がせてよ」

 押し込むように、深く突かれる。

 「オメーら晶の顔、よぉーく見ろよ。このトロ顔。俺のちんこ美味えって書いてあんだろ?今は俺専用まんこなんだよ。俺のちんこの形になっちゃってんの。ハハッ他のちんこじゃ物足りないって泣かれたらごめんなぁ?」
 「うわ憐れ~晶のまんこは俺の形にもなりますけど?あ、初めてだから知らなかったかー。残念だったね」
 「なんでも美味しく喜んで食べてくれるしー」
 「ちんこ大好きちゃんだからね。晶が勘違いさせちゃってごめんね?俺が代わりに謝るわ」
 「あぁ?」
 「はぁ?」

 イきたいのに、葛西の右手が根元を握って、出すのを許さない。

 「あきらー?いくらちんぽ好きだからってコイツら以外の咥えたら許さねぇからな?仲間だから、俺は我慢してんだぞ?晶を大切にしたいから、意思を尊重してるの分かってる?理解してる?拉致って監禁して一生孕ませ続けられたくないだろ?愛してるから束縛しないんだぞ?こんな健気な俺から、まさか逃げねぇよな?ん?」
 「同感だけど他人が言ってると重くてヤバい奴に聞こえるの何でだろうね?」
 「ただの愛の告白なのになー」
 「口調じゃない?あとノンブレス」
 「息継ぎなしスゲー。言い切ったな!」

 誰が言ってもヤバいわ!

 堰き止めていたものを放出させようと上下に扱かれる。律動も激しくなり、射精が近いのだと感じた。左手は激情のままに、わっしわっし胸を揉みしだき、乳首を引っ張ってくる。

 「ぁっらめ、ちくび、らめぇ」

 葛西がイクと同時に、俺も射精した。凄まじい快感に、体がガクガクと痙攣する。何度か腰を打ちつけすべての精液を中に吐き出し終われば、拷問具もとい貞操帯で蓋をされた。

 「俺のせーし封印、っと」

 満足げに笑うと、手にある俺の精液を自分のペニスに塗りたくり、座り込んだ俺の口元に近づけた。
 舌を出し舐めれば、頭を掴まれ、口内に含まされる。動くのを止めると喉に突っ込まれるので、必死にしゃぶる。

 「こっちにも欲しいよね?でも孕むまで口まんこはお預けな?受精が優先だから。ごめんね。自分ので我慢してね」

 いっぱい出してあげられなくて、ごめんね。

 落ち込むところが違う、と言いたいが口が塞がって喋れない。

 「お口あーんして」

 飲み込んだか確認すると、葛西は舌を絡ませ口づけてくる。

 「晶の味うめぇ」

 普通に不味いぞ。てか、自分のペニスと間接キスってレベル超えてるだろ。まあ、コイツらは気にしないか。
 
 授業が終わる合図がした。

 「透明人間とかマニアックだなー。まあ、分かるけどさ」
 「ちゅぱっ……ああ?つかお前らちゃんと演技しろよ。都筑とか触りやがって許可してねぇのに……ちゅ、ちゅ、この体全部、今は俺のなんだぞ。弁えろっての」
 「まーまーケチケチすんなって」

 いやお前のじゃねーよ。

 銀の糸を引いて、舌は離れた。無意識に、残った唾液を飲み込んでいた。

 「ちょっ晶ぁ、さすがにもう出ないよー、そんなねだる顔して……絞り尽くしたでしょ?金玉カラだよ。精子一匹残らずまんこにいるよ。大丈夫。きっと孕むから」
 「は?ねだってなんか……っうぁ」

 とりあえず胸揉むのやめろ。話入ってこなくなるから。あ、吸っちゃダメ、吸っちゃ。

 「晶とのガキ、楽しみだね」

 子ども本来の無邪気な笑顔で、子どもなら言わない台詞を言って、葛西は笑った。



 透明人間誕生祝いセックス終わり
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