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第二章
第三十四話 三大親族の来訪
しおりを挟むその日の夜更け。
薫子はパタパタと障子に張り付く式神の音で目を覚ました。目を擦りつつ布団から抜けると、中に入れろと暴れる式神を手の中に納める。
(なんだ、こんな夜中に)
ぼやけた頭のまま文を見て、一気に目が覚めた。
(神来社の紋様…!)
差出人は伊吹のようで、彼にしては珍しく少し崩れた書体で薫子への文が綴られている。
薫子は急いで文机に向かい、内容を読み始めた。
『 薫子さん、夜分遅くに申し訳ありません。今さっき文を確認しました。
まずは情報の共有、とても感謝します。未だに三大神族は情報の処理と対処に追われていて数多の知らせが行き交っています。なのでこうした正確な情報が今は何よりも有り難いです。
神器についてなのですが、僕も書物で知り得る事しかわかりません。僕が知っている事でよろしければ何でもお話します。
そして、前に言っていた白家と黎明家の両家についてもわかったことがあるので、明日お会いした際に直接お話します。思っていた以上に事は深刻です。今はまだ内密にしておきます。この文も誰の目につくかわかりませんので。
薫子さんも既にご存知だと思いますが、我々三大神族は明日社に招集されます。僕も同行するので、帰り際に落ち合いましょう』
最後に伊吹の名前が書かれて内容は終わっており、薫子は静かに文を文机に置いた。
(白家と黎明家…)
当たり前と言われたら当たり前なのだが、薫子はその両家の誰とも接触したことがない。尊きその血筋と神力は、神央国どころか他の大陸にまでその力を轟かせている。しかし神来社家と比べると、両家の実態はわからない。
(元々神来社家は積極的に外と交流をしていた)
特に北の都、北玄ではまだ跡取りである伊吹の顔が割れている程だ。当主ならまだわかるが、跡取りまでもが下民に顔を知られているというのは、貴族にしては友好的な部類に入る。家の内部事情がどうなっているかは知らないが。
(下民である私に情報が無くても当然、か)
流石に三大神族同士ならある程度把握して入るだろうが、いくら伊吹とて家の重要機密を薫子にはおいそれと話すわけにはいかない。
(私が思考を巡らせるには知識も経験も情報も足りない。憶測だけでは何も解決できないな)
ふう、と息を吐き少し空いた障子の隙間から庭を見つめる。じんわりとした雨の匂いが部屋へと流れ込んできていた。どうやら寝ている間に雨が降ったらしい。
(明日も雨だろうか)
ここの結界内は季節は無いが天気だけは外と繋がっている。今外の季節は梅雨本番。いつ雨が降ってもおかしくない雨期である。
(ちゃんと締めておこう)
文を引き出しにしまい込み、薫子は立ち上がった。そして静かに障子を閉め、布団に横になる。覚めてしまった意識をなんとか押し殺し、ようやく眠れたのはそれから半刻後だった。
「終わったわよ、薫さん」
「すみません、ありがとうございます」
「いいえ」
史は化粧箱の蓋を閉めながらコロコロと笑う。薫子は手鏡を見て、見慣れぬ自身の化粧をした姿に目を細めた。
「やっぱり綺麗な子には綺麗な格好をさせてあげたいものねぇ」
「そんな、滅相もない…」
薫子は手鏡を下げて顔を横に振る。
薫子は少し早めの朝食を史と取った後、各々着替えをしていた。流石に三大神族というやんごとなき身分の者達の前に、普段の着物では出られない。薫子と史は、以前茜鶴覇が購入した着物に袖を通している。馬子にも衣装というが、薫子も一応は身綺麗になったはずだ。
「あ…その簪…」
「ええ、薫さんが選んでくれた簪よ。どうかしら」
そう言って後ろを向いて見せる史。白髪に月下美人の華やかな簪がよく似合っていた。
「とてもお似合いです」
「ありがとう」
嬉しそうに笑っている老婆を見て、薫子は思わず頬を綻ばせる。史は薫子の頭を優しく撫でた。
「どんな綺麗な着物や簪やお化粧よりも、貴女の笑顔には敵わないわ」
「……褒めるのがお上手ですね、史さん」
「事実を言ったまでよ。嘘でもなんでもないわ」
さらりと薫子の髪を耳にかけ、史は化粧箱を棚の上に乗せる。
「さあ、支度をしましょう。今日は忙しくなるわねぇ」
「はい、そうですね」
薫子は深呼吸をして気持ちを切り替え、美しい姿勢で部屋を出ていく史を追いかけた。
「これはどうしますか?余っているのなら俺が持っていきますが」
「火響さん」
座布団を十数枚程重ねて持った火響は、謁見室の襖を開けていた薫子に話しかける。
「ありがとうございます、手伝って頂いて」
「構いません。いつもうちの主が社の方々にご迷惑かけているので」
火響は首を横に振り、淡々と答えた。薫子は「そんなことありません」と返すと、部屋を見渡す。人数分の座布団は既に並べられており、六花と史、そして辿李が綺麗に整頓していた。先程まで獅伯も居たのだが、最後に茜鶴覇たちが会議をするらしく、招集されていった。
本当に彼は薫子を護衛するらしく、遠くも近くもない距離を保って薫子の側に居る。薫子としてはむず痒い気もするが、言っても聞く耳を持たないので、仕方なくそのままにしておいた。
「その座布団は居間に持っていって頂けますか?」
「居間ですね。わかりました。他に持っていくものは?」
「今の所は何も」
「わかりました。では行ってきます」
火響は軽く頭を下げると謁見室を出ていく。
(あと少しで伊吹さん達が来る)
日も高くなってきたので、そろそろ到着してもおかしくはない。薫子は襖を完全に開ききって空気を入れ替えると、史の元へ戻って座布団を整理し始めた。
「六花さん、そこのお盆取ってもらえるかしら」
「はい、わかりました」
台所で茶の支度をする史と薫子。その後ろでは棚から盆を取り出す六花が居た。
謁見室の支度を整えた薫子達は、来客に出す茶を淹れている所なのだが、如何せん人数が多いのでそれなりに大変である。
(湯呑多いな)
そもそも三大神族以前に社には茜鶴覇達守護神と五大属性の四人、そして圓月達あやかしが居るので人数がそもそもかなり多い。それに加えて更に増えるのだから、社にある湯呑をすべて出さねばならなくなったのだった。数に合わせ、当たり前なのだが沸かす湯の量も多い。いつもよりも大きな土瓶で沸かしており、薫子が湯を注ごうと持ち上げたのだが、重すぎて断念することになった。史は「私がやるわ」と笑いながら言うと、その土瓶を軽々と片手で持ち上げて湯を注いでいく。
(この人本当にあやかしじゃないんだよな?)
何度目かの人間としての疑いを掛けながら、これまた大きな急須の蓋を開けていく。
そんな時だった。
「皆さん、三大神族が到着しました」
火響が台所にスッと顔を出す。六花は玄関のある方へ視線を向けると「そのようですね」と返事した。
「どうやらバラバラではなく、三家同時に来たようです」
六花がそう言うと、火響は口を開く。
「俺と六花は一度圓月様の元へ」
「ええ、承知しました」
「お二方は神族を謁見室へお連れください」
火響は報告だけすると、六花と目配せをして立ち去った。六花は盆を並べると、会釈をして台所を出る。
「お湯も入れ終えたことだし、蓋をして行きましょうか。戻ってくる頃には蒸し終わっているわ」
史は大きな土瓶を置くと、さっと前掛けを外した。薫子も返事をしながら廊下へ出る。
現在茜鶴覇達は居間に集まっており、おそらく全員が揃っている状態だ。相変わらず獅伯と寿鹿の口喧嘩や十六夜達がワイワイと騒いでいるようで、軽く宴会のようになっている。
(緊張感とか無い辺りが彼ららしい)
それはそうだ、神が人間に会うというのに緊張などするわけがない。しかし薫子の身分は一応下民なので、貴族を相手にするのはやはり緊張する。
「緊張してる?」
「え、ええ」
振り返った史がクスクスと笑いながら首を傾げた。薫子は素直に頷く。
「大丈夫よ。私もいるから安心して頂戴な」
史はそういうと、玄関に降りて草履を履き始めた。薫子は遅れてはならぬと急いで草履を履く。史は「落ち着いて」と薫子の背中を撫でると、玄関の戸に手をかけた。
「じゃあ行きましょうね」
カラリと戸を開けると、そこには三つの集団が並んでこちらを見ている。史と薫子を見ると、皆深々と頭を下げた。
(……あ、伊吹さんだ)
先頭でお辞儀をする髭の生えた男の隣には、見覚えのある茶髪の青年が居る。
「皆様、遠路遥々お疲れさまでした。会議に参加される方々のみご案内致します」
凛とした史の声が通ると、先頭に並んでいた各集団の数名が顔を上げた。身なりを見る限り、頭を下げたままの人間たちは恐らく護衛の武官達である。
「どうぞこちらへ」
史は薫子に目配せして玄関へ貴族達を通した。先頭を史が行き、薫子は集団の最後尾に着く。
「やあ、薫子さん」
「……え、あ、伊吹さん」
丁度最後尾に居たのは伊吹だったらしく、少し嬉しそうに声をかけてきた。緊張しきっていた薫子は一拍開けて反応する。
「随分と緊張してますね」
「しないほうがおかしいかと」
「それもそっか」
クスクスと笑う彼は年相応の青年のように見えた。薫子も少しだけ緊張が抜ける。
伊吹は「ああ、そうだ」と呟やき前へ視線を送った。
「あそこの髪の長い二人の男が見えますか?」
伊吹が送る視線の先には、髪の上半分を括りあげている青年が二人見えた。一人は濃い茶髪、もうひとりは銀髪の男達である。上背があるのか、周りから頭一つ抜けていた。
「彼らは僕の数少ない友人なんです。また後で薫子さんにも紹介させてください」
(神族を??)
薫子は思わずツッコミそうになったが、相手が相手なのでなんとか飲み込む。
「あ、ありがとうございます」
一応お礼を言うと、伊吹は嬉しそうに返事をした。純粋なその目を見て薫子は心の中で頭を抱える。
(この人こういう人だった)
再び謎の緊張感が帰還し胃痛が出てきたところで、全員が謁見室に通された。薫子は伊吹に軽く頭を下げ、先頭に居た史の元へ合流する。
「どうぞお座りください。間もなく茜鶴覇様方がいらっしゃいます。それまでごゆっくり」
史はそう言いながら薫子を先に廊下へと出し、お辞儀をして部屋を後にする。緊張し続けて身が固くなった薫子を見て、「よく頑張ったわねぇ」と笑った。
「やはりやんごとなき人を前にすると緊張します…」
「そうね、だけど良い事なのか悪い事なのか、その内慣れてしまうわ。気にしないで」
史は「居間に行きましょう」と声をかけて歩いていく。薫子は謁見室の襖をちらりと見たあと、凛とした背中の史を追いかけた。
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