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プロローグ
005 模擬戦その1
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ごわごわした上着を着たまま別の建物の前まで走ってきた。こちらの建物も土壁だが、こちらはしっかりと塗られた感じがする。表面はでこぼこしているが、少なくとも穴はない。
「これから模擬戦をおこなう。この模擬戦で、ある程度の技量を見定める。共和国に有望な兵士にはさらなる恩恵をこうむることができる。心してかかるように」
モヒカン教官の説明をはしょると、ここでは近接戦闘術、遠距離武器術、サバイバル技術や生活知識を教えてくれるらしい。そのなかで、それぞれの技量と適性をはかるんだとか。
で、今日は模擬戦をやって、それぞれが自分の適性を見極めたり、感覚を養ったりするのだそうだ。
「全員、建物内に入り、それぞれ好きな武器を選べ」
そう言われた俺たちは建物の中に入っていく。大きな窓から光が取り入れられているが、それでも建物の中は薄暗い。
部屋の片隅には多数の武具みたいなものが並べられている。
「あ、これ昔雑誌で見た袋竹刀だわ」
剣や短剣っぽいのやら槍っぽいのとか形状は様々だが、本来刃がついてそうな部分が革で覆われている。
軽いだろうなって試しに刀っぽいのを手にとって見ると、見た目に反してずっしりくる。
あ、中に砂とかも詰めてるっぽい。袋竹刀っていうよりでかいブラックジャックだな。
木刀とかよりも殺傷能力が低いにしても、これ当たったら痛そう……。
盾も含めて2つまで選んで良いとされたので、刀と脇差しっぽいのを選んでおいた。部活で握り慣れ、家にも転がってるのに似たのが一番落ち着くという理由だけだ。
「選び終わったものは外に出て、整列せよ!」
どうも、模擬戦とやらは屋外で行われるらしい。
日差しは強く、じめっとしている。元の世界だったら新聞に熱中症警報とか出そうな真夏の暑さだ。ごわごわした上着を着ている俺たちはすでに汗をかいている。
「お前、そう、そこのでかいやつとお前、頭が薄いお前だ。前へ出てこい」
モヒカンが二人の男に前に出るようにとうながした。
片方はでかい、切れてる、ナイスバルクって掛け声かけたくなるようなごつい兄ちゃん。後から鉄メダルに合流した一人だ。ドラ○クエに出てくる一つ目巨人がもっているようなでかい棍棒をかついでいる。
もう片方はお役所にいそうなおじさん。モヒカンの心無い発言の通り、頭頂部が少々涼し気である。こちらは剣と盾というオーソドックス?なスタイルだ。アクセサリーとして事務のおじさんとかがつけてるアームカバーつけてあげたら似合いそう。
アニキは意気揚々とおじさんは嫌々するように首をふりながら、中央に進む。
「勝敗はこちらで判断する。油断せず、全力を出し切って目の前の相手を倒すことを心がけろ」
モヒカンが全員に向かって、汗とつばをふりまきながら熱弁する。
気温に湿度にモヒカン、すべてが暑苦しい。
「はじめっ!」
モヒカンのかけ声に応じるように二人が動き出す。
右打ちバッターのように棍棒をかまえて進むアニキと、盾を前に突き出して後退りするおじさん。完全に腰が引けている。
「おーうらぁー」「ひーぃー」
かけ声と悲鳴が交錯する。
アニキのホームランスイングで構えた盾ごと後ろに飛ぶおじさん。
漫画だとおじさん実は武術の達人でアニキ崩れ落ちるとかありそうだけど、異世界であっても現実は非情みたいだ。
しびれたのか、盾を取り落として剣で頭を守るようにしてプルプルと震えている。
アニキはちらっとモヒカンのほうを見る。
いくら革製の模擬戦専用武器だと言ったって、結構な重さのある棍棒で殴ったらけっこう痛いだろう。そう考えるともう一撃加えるのは勇気がいる。
〈まだやる?〉
アニキの心の声はその場全員にしっかり伝わったはずなのだが、モヒカンは微動だにしない。
覚悟を決めたアニキが振りかぶったときにおじさんが「う、ごっ」とえずき出した。
「お、お、大丈夫ですか?気持ち悪かったら言ってください」
アニキがおじさんを心配する。年長者に礼を尽くすのは当たり前だが、それでもアニキ礼儀正しいな。
棍棒持ったマッチョが丁寧語で倒れたおじさんに問いかける光景というのは結構シュールだ。
「ご、ごめ、ごべんなさ、とまらな、ご、ごばぁー」
おじさんは吐いた。
ゆるやかな放物線を描きながら、おじさんの吐いたものがアニキのほうに飛んでいく。あれは昼に食べたラーメン?なんてことはない。おじさんのゲロ?は固形物の一切ない透明な液体だった。
アニキは棍棒を突き出して、受ける……棍棒、溶けた?
避けきれなかったものがアニキに飛んで鎧や顔を焼き、アニキは倒れ込む。
「それまで!」
ここでモヒカンがやめの合図をかけると、部下に命じて、アニキに軟膏みたいなものを塗らせた。
棍棒はかなりすさまじい壊れ方をしているが、アニキのほうは軽度のやけどですんだようだ。
勝者はおじさん。誰もが思ってもみなかった逆転勝利。
それにしても、酸のブレス?
危なさすぎる技持ってるな。他の奴らもどんな技持っているかわからない。
体格差で余裕こいてた奴らの顔も引きつり始めた。
俺の顔も緊張で引きつってるに違いない。
まぁ、顔が引きつっている原因はそれだけでなく、あたりにたちこめる胃酸の臭いにもあるのだけど。おじさんのブレスは胃酸……。
「これから模擬戦をおこなう。この模擬戦で、ある程度の技量を見定める。共和国に有望な兵士にはさらなる恩恵をこうむることができる。心してかかるように」
モヒカン教官の説明をはしょると、ここでは近接戦闘術、遠距離武器術、サバイバル技術や生活知識を教えてくれるらしい。そのなかで、それぞれの技量と適性をはかるんだとか。
で、今日は模擬戦をやって、それぞれが自分の適性を見極めたり、感覚を養ったりするのだそうだ。
「全員、建物内に入り、それぞれ好きな武器を選べ」
そう言われた俺たちは建物の中に入っていく。大きな窓から光が取り入れられているが、それでも建物の中は薄暗い。
部屋の片隅には多数の武具みたいなものが並べられている。
「あ、これ昔雑誌で見た袋竹刀だわ」
剣や短剣っぽいのやら槍っぽいのとか形状は様々だが、本来刃がついてそうな部分が革で覆われている。
軽いだろうなって試しに刀っぽいのを手にとって見ると、見た目に反してずっしりくる。
あ、中に砂とかも詰めてるっぽい。袋竹刀っていうよりでかいブラックジャックだな。
木刀とかよりも殺傷能力が低いにしても、これ当たったら痛そう……。
盾も含めて2つまで選んで良いとされたので、刀と脇差しっぽいのを選んでおいた。部活で握り慣れ、家にも転がってるのに似たのが一番落ち着くという理由だけだ。
「選び終わったものは外に出て、整列せよ!」
どうも、模擬戦とやらは屋外で行われるらしい。
日差しは強く、じめっとしている。元の世界だったら新聞に熱中症警報とか出そうな真夏の暑さだ。ごわごわした上着を着ている俺たちはすでに汗をかいている。
「お前、そう、そこのでかいやつとお前、頭が薄いお前だ。前へ出てこい」
モヒカンが二人の男に前に出るようにとうながした。
片方はでかい、切れてる、ナイスバルクって掛け声かけたくなるようなごつい兄ちゃん。後から鉄メダルに合流した一人だ。ドラ○クエに出てくる一つ目巨人がもっているようなでかい棍棒をかついでいる。
もう片方はお役所にいそうなおじさん。モヒカンの心無い発言の通り、頭頂部が少々涼し気である。こちらは剣と盾というオーソドックス?なスタイルだ。アクセサリーとして事務のおじさんとかがつけてるアームカバーつけてあげたら似合いそう。
アニキは意気揚々とおじさんは嫌々するように首をふりながら、中央に進む。
「勝敗はこちらで判断する。油断せず、全力を出し切って目の前の相手を倒すことを心がけろ」
モヒカンが全員に向かって、汗とつばをふりまきながら熱弁する。
気温に湿度にモヒカン、すべてが暑苦しい。
「はじめっ!」
モヒカンのかけ声に応じるように二人が動き出す。
右打ちバッターのように棍棒をかまえて進むアニキと、盾を前に突き出して後退りするおじさん。完全に腰が引けている。
「おーうらぁー」「ひーぃー」
かけ声と悲鳴が交錯する。
アニキのホームランスイングで構えた盾ごと後ろに飛ぶおじさん。
漫画だとおじさん実は武術の達人でアニキ崩れ落ちるとかありそうだけど、異世界であっても現実は非情みたいだ。
しびれたのか、盾を取り落として剣で頭を守るようにしてプルプルと震えている。
アニキはちらっとモヒカンのほうを見る。
いくら革製の模擬戦専用武器だと言ったって、結構な重さのある棍棒で殴ったらけっこう痛いだろう。そう考えるともう一撃加えるのは勇気がいる。
〈まだやる?〉
アニキの心の声はその場全員にしっかり伝わったはずなのだが、モヒカンは微動だにしない。
覚悟を決めたアニキが振りかぶったときにおじさんが「う、ごっ」とえずき出した。
「お、お、大丈夫ですか?気持ち悪かったら言ってください」
アニキがおじさんを心配する。年長者に礼を尽くすのは当たり前だが、それでもアニキ礼儀正しいな。
棍棒持ったマッチョが丁寧語で倒れたおじさんに問いかける光景というのは結構シュールだ。
「ご、ごめ、ごべんなさ、とまらな、ご、ごばぁー」
おじさんは吐いた。
ゆるやかな放物線を描きながら、おじさんの吐いたものがアニキのほうに飛んでいく。あれは昼に食べたラーメン?なんてことはない。おじさんのゲロ?は固形物の一切ない透明な液体だった。
アニキは棍棒を突き出して、受ける……棍棒、溶けた?
避けきれなかったものがアニキに飛んで鎧や顔を焼き、アニキは倒れ込む。
「それまで!」
ここでモヒカンがやめの合図をかけると、部下に命じて、アニキに軟膏みたいなものを塗らせた。
棍棒はかなりすさまじい壊れ方をしているが、アニキのほうは軽度のやけどですんだようだ。
勝者はおじさん。誰もが思ってもみなかった逆転勝利。
それにしても、酸のブレス?
危なさすぎる技持ってるな。他の奴らもどんな技持っているかわからない。
体格差で余裕こいてた奴らの顔も引きつり始めた。
俺の顔も緊張で引きつってるに違いない。
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