87 / 148
第2部2章 草原とヒト
080 都市の見えない壁
しおりを挟む
盗賊は全員ふんじばった。
降伏した者の他に倒した相手で2人ほど息のある者がいたので、これも治療したうえで拘束した。
「癒し手の力をこんな悪党のためにまで使うとね」
雇い主のニクルさんはため息をつく。
サチさんが目を伏せると、ニクルさんは慌てて言う。
「いや、あなたを批判したわけではないんですよ。ただね、街では大金持っていくかコネを駆使しないと治療してもらえない一方で、外にはただで治療している人がいるというのも変な話だなと思って……」
確かにその通りで、癒し手に治療してもらうのは難しい。
治療を求めている人はたくさんいて、それ全てに対応するだけのキャパシティは癒し手の組合にはない。以前、癒し手の組合でそんな話を聞いたことがある。
「トリアージとかいう考えは、最近のものだしね」
ミカが難しいことを言う。
「鶏と鯵でないことだけはわかったけど、なにそれ?」
「簡単に言うと、治療の優先順位を決めて、限られた医療資源をうまく分配することかな」
簡単と言いながら、彼女のいうことは難しい。必要そうなところ、効果的に機能するところに振り分けていくってことか。
「俺が古文を捨てて、まだ助かりそうな英語を勉強するみたいな?」
「医療と勉強を同じとこで考えたら、怒られちゃいそうだけど、考え方としてはそれほど違っていないかも」
ミカの答に考え込む。古文は捨てても補習さえくらわなければ(さしあたっては)痛くない。でも、ばあちゃんと俺が大怪我して、ばあちゃんは助からないけど、お前は助かりそうだし若いからお前から治療すると言われたら、感謝すべきこととわかっていてもモヤッとしてしまいそうだ。
「でも、自分や親しい人がそこで弾かれたら、頭でわかっていても結構くるかもね……」
俺はぼんやりと考えたことを口に出す。
「だよね。ほんとにむずかしい」
ミカがつぶやく。
「それに組合のほうは、トリアージっぽいのだけでなくて、商売や政治的な思惑もありそうですし……」
サチさんが目を伏せてため息をつく。俺はあわてて話題を変える。
「それにしても、ミカさん、なんでそんなに詳しいの?」
「だってお医者さん志望だったもん、あたし」
「あれ? もしかして天才だったりする?」
「しないよ。天才じゃないから机にかじりついてた」
頭が下がる。
「メリハリ、切り替えが大事だからね。だからね、シカタくんも切り替えていろいろなカップリングを……」
ミカの言葉があやしげな方向に向かう。サチさんが大きくうなずいている。サチさんが元気になってくれるのは良いことだが、この話題は危険である。
「『だから』以降がまったくもって意味不明なのですが……ご腐人方におかれましては……」
チュウジはもちろんのこと、最近はサゴさんもこの手の話になると離れていく。
以前、「若いマッチョ×枯れた中年男性」というカップリングについて、2人の集中講義を受けたのが原因であろう。ははは、安全地帯なんてないんですよ。
ちなみにカップリングにおいては左が攻め、右が受けという試験に絶対出ないし、この世界でのサバイバルにも絶対役に立たないであろう知識まで俺は詰め込まれている。
「どんとしんく・ふぃーーーる」
ミカが俺の心の師匠の台詞を使う。ちゃんと発音まで真似してくれている。
俺は俺で彼女に自分の好きなことを教えている。
彼女は彼女でワンインチパンチについてとか、俺の早口の語りに付き合わせられているわけだ。
お互いこれまで興味のなかったことについて、教え合うというのは結構楽しい。
教えられたことに、はまることもあれば、はまらないこともあるだろう。
それでもお互いを知っていく感があって、俺は好きだ。
「せっかく治したって、街で突きだしたら、あとは十中八九処刑というのもね」
ニクルさんは、まだ納得がいかない感じで続ける。
ニクルさんの言っていることはすべてがもっともである。
「それでも、降伏した人間を斬るわけにもいかないし、泣きわめいている者を放っておくのも気分悪いですし」
俺の自己満足なんですよとつけ加えておく。
チュウジが暗黒騎士道がどうのこうのと言っている。
奴は奴なりにサチさんのフォローをしたいのだろう。
その気持ちは称賛すべきものだが、暗黒騎士道云々は正直なところ笑える。
もはや、それは騎士道かなにかじゃないだろうか。
奴が目指していたダークヒーロー路線はとうに消えている。
たぶん、そのうち愛と勇気が友だちとか言い出すに違いない。
そのときは、あおりたおして、目に涙浮かべ握りしめた拳をふるふる震わせる奴を笑ってやろう。
「ソも不思議なやつらだが、あなたたちも負けず劣らず不思議ですねぇ」
俺たちは道を歩いてても盗賊に囲まれたりしない不思議の国からやってきたんだもの。
◆◆◆
盗賊の襲撃以外は何事もなく、俺たちはカステの街にたどり着いた。
街の郊外で衛兵に盗賊たちを引き渡すことにする。
途中で逃してくれと懇願されたこともあったが、そこまでは優しくなれないし、逃したら逃したで、別の人を襲うかもしれない。
「こんなことなら、あの場で死なせてくれれば良かったんだよ」
衛兵に引き渡される運命から逃れられないと悟った盗賊のリーダーは、腹いせにサチさんにツバを吐く。
チュウジがそのツバを受け止めると、すばやく近寄り、盗賊の顔に手を当てる。
お気に入りの必殺技決め台詞こそ叫んでいないが、スキルを発動させているのだろう。
「そんなに死にたければ、今すぐ殺してやっても良いのだぞ」
チュウジのスキルで暴言とツバを吐いた盗賊のリーダーはぐったりとする。
死んでいるわけではないが、他の者にはわからない。
「貴様らも、こいつの後を追うというのはどうだ」
チュウジの言葉に盗賊たちは押し黙った。
街に入ろうとすると、ジョクさんが立ち止まる。
「オレはここで待っている」
困惑する俺たちにニクルさんが解説をしてくれる。
「街には、彼らのことを嫌う者も結構いるんですよ。まぁ、街に限りません。あの盗賊たちだって、嫌なこと言ってたでしょ? 『亜人まがい』って」
ああ、そういうことなのか。
「だから、ソは自分たちでウシを売りに来ることはないし、街に彼らの欲するものがあったとしても買いに来ることはありません。私たちのような商売が成り立つのも、こういう状況があるからなので、自分は関係ないとか言えませんけどね」
ニクルさんはそう言う。
でも、彼は少なくとも相手を商売相手として認めて、彼らと関係を築いてきている。
部外者の俺たちがどうこういうことはもちろんできない。
「見えない城壁がここにあるんですね……」
サチさんが寂しそうに言う。
「ここで待つ」と言われて、「はい、そうですか。じゃあ、また後でね」と言うことに耐えられる人間がうちのパーティーにはいなそうなのは良いことであるが問題でもある。
ならば、ここでテントをはるというのもありかもしれない。
ただし、そうなってしまうと街での快適なベッドや公衆浴場という施設の使用ができなくなってしまう。
男性陣はともかくとして、女性陣には辛いんじゃないだろうか。というか俺だって正直なところ、街でゆっくり休みたい。
だったら……。
俺はフードつきの外套を脱ぐと、ジョクさんに着せる。
そして、以前ハゲ隠しに買ったターバンで彼の顔を隠す。
「これだったら、街で歩く程度なら大丈夫なんじゃないかな。買い出しだって、自分で品物を見てみたいでしょう」
彼というか俺たちはソの人々から買い出しを頼まれている。
「これでもなにか言われることがあったら、そんな奴は私が絞めておきますよ」
サゴさんが物騒なことをいう。
押し黙っていたジョクさんがポツリと言う。
「この布は……臭いな」
サゴさんがニコニコして手招きする。
「加齢臭ですね。ようこそ、こちらがわへ。わたしたちは君を歓迎します」
このおっさんたちは……。ジョクさんだって、臭いだろ。それに10代でそちら側に行かねーって。
そうツッコミを入れようとしたら、その前に彼はターバンの奥で赤い舌を出して言った。
「でも、良い考えだ。ありがとう。ナニは小さくても、お前は良い男だ」
降伏した者の他に倒した相手で2人ほど息のある者がいたので、これも治療したうえで拘束した。
「癒し手の力をこんな悪党のためにまで使うとね」
雇い主のニクルさんはため息をつく。
サチさんが目を伏せると、ニクルさんは慌てて言う。
「いや、あなたを批判したわけではないんですよ。ただね、街では大金持っていくかコネを駆使しないと治療してもらえない一方で、外にはただで治療している人がいるというのも変な話だなと思って……」
確かにその通りで、癒し手に治療してもらうのは難しい。
治療を求めている人はたくさんいて、それ全てに対応するだけのキャパシティは癒し手の組合にはない。以前、癒し手の組合でそんな話を聞いたことがある。
「トリアージとかいう考えは、最近のものだしね」
ミカが難しいことを言う。
「鶏と鯵でないことだけはわかったけど、なにそれ?」
「簡単に言うと、治療の優先順位を決めて、限られた医療資源をうまく分配することかな」
簡単と言いながら、彼女のいうことは難しい。必要そうなところ、効果的に機能するところに振り分けていくってことか。
「俺が古文を捨てて、まだ助かりそうな英語を勉強するみたいな?」
「医療と勉強を同じとこで考えたら、怒られちゃいそうだけど、考え方としてはそれほど違っていないかも」
ミカの答に考え込む。古文は捨てても補習さえくらわなければ(さしあたっては)痛くない。でも、ばあちゃんと俺が大怪我して、ばあちゃんは助からないけど、お前は助かりそうだし若いからお前から治療すると言われたら、感謝すべきこととわかっていてもモヤッとしてしまいそうだ。
「でも、自分や親しい人がそこで弾かれたら、頭でわかっていても結構くるかもね……」
俺はぼんやりと考えたことを口に出す。
「だよね。ほんとにむずかしい」
ミカがつぶやく。
「それに組合のほうは、トリアージっぽいのだけでなくて、商売や政治的な思惑もありそうですし……」
サチさんが目を伏せてため息をつく。俺はあわてて話題を変える。
「それにしても、ミカさん、なんでそんなに詳しいの?」
「だってお医者さん志望だったもん、あたし」
「あれ? もしかして天才だったりする?」
「しないよ。天才じゃないから机にかじりついてた」
頭が下がる。
「メリハリ、切り替えが大事だからね。だからね、シカタくんも切り替えていろいろなカップリングを……」
ミカの言葉があやしげな方向に向かう。サチさんが大きくうなずいている。サチさんが元気になってくれるのは良いことだが、この話題は危険である。
「『だから』以降がまったくもって意味不明なのですが……ご腐人方におかれましては……」
チュウジはもちろんのこと、最近はサゴさんもこの手の話になると離れていく。
以前、「若いマッチョ×枯れた中年男性」というカップリングについて、2人の集中講義を受けたのが原因であろう。ははは、安全地帯なんてないんですよ。
ちなみにカップリングにおいては左が攻め、右が受けという試験に絶対出ないし、この世界でのサバイバルにも絶対役に立たないであろう知識まで俺は詰め込まれている。
「どんとしんく・ふぃーーーる」
ミカが俺の心の師匠の台詞を使う。ちゃんと発音まで真似してくれている。
俺は俺で彼女に自分の好きなことを教えている。
彼女は彼女でワンインチパンチについてとか、俺の早口の語りに付き合わせられているわけだ。
お互いこれまで興味のなかったことについて、教え合うというのは結構楽しい。
教えられたことに、はまることもあれば、はまらないこともあるだろう。
それでもお互いを知っていく感があって、俺は好きだ。
「せっかく治したって、街で突きだしたら、あとは十中八九処刑というのもね」
ニクルさんは、まだ納得がいかない感じで続ける。
ニクルさんの言っていることはすべてがもっともである。
「それでも、降伏した人間を斬るわけにもいかないし、泣きわめいている者を放っておくのも気分悪いですし」
俺の自己満足なんですよとつけ加えておく。
チュウジが暗黒騎士道がどうのこうのと言っている。
奴は奴なりにサチさんのフォローをしたいのだろう。
その気持ちは称賛すべきものだが、暗黒騎士道云々は正直なところ笑える。
もはや、それは騎士道かなにかじゃないだろうか。
奴が目指していたダークヒーロー路線はとうに消えている。
たぶん、そのうち愛と勇気が友だちとか言い出すに違いない。
そのときは、あおりたおして、目に涙浮かべ握りしめた拳をふるふる震わせる奴を笑ってやろう。
「ソも不思議なやつらだが、あなたたちも負けず劣らず不思議ですねぇ」
俺たちは道を歩いてても盗賊に囲まれたりしない不思議の国からやってきたんだもの。
◆◆◆
盗賊の襲撃以外は何事もなく、俺たちはカステの街にたどり着いた。
街の郊外で衛兵に盗賊たちを引き渡すことにする。
途中で逃してくれと懇願されたこともあったが、そこまでは優しくなれないし、逃したら逃したで、別の人を襲うかもしれない。
「こんなことなら、あの場で死なせてくれれば良かったんだよ」
衛兵に引き渡される運命から逃れられないと悟った盗賊のリーダーは、腹いせにサチさんにツバを吐く。
チュウジがそのツバを受け止めると、すばやく近寄り、盗賊の顔に手を当てる。
お気に入りの必殺技決め台詞こそ叫んでいないが、スキルを発動させているのだろう。
「そんなに死にたければ、今すぐ殺してやっても良いのだぞ」
チュウジのスキルで暴言とツバを吐いた盗賊のリーダーはぐったりとする。
死んでいるわけではないが、他の者にはわからない。
「貴様らも、こいつの後を追うというのはどうだ」
チュウジの言葉に盗賊たちは押し黙った。
街に入ろうとすると、ジョクさんが立ち止まる。
「オレはここで待っている」
困惑する俺たちにニクルさんが解説をしてくれる。
「街には、彼らのことを嫌う者も結構いるんですよ。まぁ、街に限りません。あの盗賊たちだって、嫌なこと言ってたでしょ? 『亜人まがい』って」
ああ、そういうことなのか。
「だから、ソは自分たちでウシを売りに来ることはないし、街に彼らの欲するものがあったとしても買いに来ることはありません。私たちのような商売が成り立つのも、こういう状況があるからなので、自分は関係ないとか言えませんけどね」
ニクルさんはそう言う。
でも、彼は少なくとも相手を商売相手として認めて、彼らと関係を築いてきている。
部外者の俺たちがどうこういうことはもちろんできない。
「見えない城壁がここにあるんですね……」
サチさんが寂しそうに言う。
「ここで待つ」と言われて、「はい、そうですか。じゃあ、また後でね」と言うことに耐えられる人間がうちのパーティーにはいなそうなのは良いことであるが問題でもある。
ならば、ここでテントをはるというのもありかもしれない。
ただし、そうなってしまうと街での快適なベッドや公衆浴場という施設の使用ができなくなってしまう。
男性陣はともかくとして、女性陣には辛いんじゃないだろうか。というか俺だって正直なところ、街でゆっくり休みたい。
だったら……。
俺はフードつきの外套を脱ぐと、ジョクさんに着せる。
そして、以前ハゲ隠しに買ったターバンで彼の顔を隠す。
「これだったら、街で歩く程度なら大丈夫なんじゃないかな。買い出しだって、自分で品物を見てみたいでしょう」
彼というか俺たちはソの人々から買い出しを頼まれている。
「これでもなにか言われることがあったら、そんな奴は私が絞めておきますよ」
サゴさんが物騒なことをいう。
押し黙っていたジョクさんがポツリと言う。
「この布は……臭いな」
サゴさんがニコニコして手招きする。
「加齢臭ですね。ようこそ、こちらがわへ。わたしたちは君を歓迎します」
このおっさんたちは……。ジョクさんだって、臭いだろ。それに10代でそちら側に行かねーって。
そうツッコミを入れようとしたら、その前に彼はターバンの奥で赤い舌を出して言った。
「でも、良い考えだ。ありがとう。ナニは小さくても、お前は良い男だ」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜
奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。
パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。
健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。
完結【真】ご都合主義で生きてます。-創生魔法で思った物を創り、現代知識を使い世界を変える-
ジェルミ
ファンタジー
魔法は5属性、無限収納のストレージ。
自分の望んだものを創れる『創生魔法』が使える者が現れたら。
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
そして女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。
安定した収入を得るために創生魔法を使い生産チートを目指す。
いずれは働かず、寝て暮らせる生活を目指して!
この世界は無い物ばかり。
現代知識を使い生産チートを目指します。
※カクヨム様にて1日PV数10,000超え、同時掲載しております。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる