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2.失ったもの
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エルクが生まれたのは小さな町だった。
辺境と呼ばれる地にあり、国の国境に近かったのせいでそれなりに人の往来はあったものの、人々がもとめるのは数刻歩けばたどり着く交易の街。そのためほとんどの人は足を止めず、素通りされてしまう貧しい街だった。
だが、子供たちはそんな人々を眺めるのが好きだった。
自分の知らない世界からきた大人や、大きな馬車、時には貴族のような人たちが通る乗り物は好奇心旺盛な子供たちは楽しくて仕方がない。エルクも小さなときは彼らと同じで、遊びながらもそんな人々を眺めるのが好きな子供だった。
始まりは、どうして。からだった。
どうして、彼らはあんな恰好をしているのだろう。
彼らはどこへ行くのだろう。
あの馬車は何を運んでいるのだろう。
知りたいことが増え、その答えを求めるようになったとき、エルクの世界は変わっていった。
友達と遊ぶよりも本を読み、わからないことは大人たちに聞く。
それを繰り返しているうちに、エルクはその町で一番の物知りになり、交易の街にある学校という場所に通うことが許された。エルクはその街でも頭角を現し、あっというまに知識を吸収して一番の成績を収めるまでになった。そして王都にある三大魔法学校の一つに通うことが許されたのだ。
そこは各地から優秀な子供たちが集められ、将来の王国を守る人材を育てていくために造られた。学校への入学許可が送られてきたとき、エルクは今までの努力が報われた喜びと、自分への未来の可能性とそして成功を約束された人生を疑わなかった。
待っているのは輝かしい、学園の生活の筈だった。
だが、そこにあったのは現実だった。
自分がいた世界はとてもちっぽけで、世界はとても広く、自分ぐらいの才能の人間はその学校ではごく普通であり…才能をもつという者はどういうものなのか。力をもつ者というものはどういった人なのか。
あがいてもあがいてもかなわぬ天才という人間の力はどういったものなのか。
上には上がいるということを、思い知らされた。
***********************************
…寒い。
かさりと乾いた葉が頬をかすめ、エルクは震えをともに目を覚ました。
辺りはいつの間にか夜が終わり、うっすらと日の光が広がり始めていた。そこでようやく自分が眠ってしまったことに気付いた彼は、同じく身震いした腕の中へと視線を下ろした。
少女はまだ彼の腕の中にいた。
いや、それどころか温もりを求めるかのように彼の胸に顔を埋めている。
昨夜にはなかった小さな動きに、少女の覚醒は近いことをエルクは感じ取った。
…結局、エルクはこの場から動かないことを選んだ。
兵士たちがいなくなったことを確認はできても、夜の森など歩いたこともないエルクでは、早々に迷子になることがわかっていたし、森の中にいる獣たちに見つかることも避けたかった。
だが、朝はやってきた。そして、エルクの決断のときでもあった。
いつまでも少女と二人、隠れているわけにもいかない。
食事や水も必要だろうし、どこか人のいるところへいかなければ、生きていけない。
しかし、エルクはそのことがわかっていても、この場を動くという決断ができないでいた。この地を全く知らないがゆえに…何をすれば最善なのかが全くわからなかったのだ。
(だけど…ここに居続けていたほうが危険かもしれない)
辺りが明るくなって見えてくるものは、凄惨な光景だ。
戦場になっていたらしいここには、動かなくなってしまったものが多数あり、それにつられて獣たちもどんどんやってくるだろう。そして…嫌でもそれを見なくてはならない。それを考えると今にも倒れそうだが、それよりも少女にこの光景を目にさせるほうが嫌だった。
エルクは少女を抱えまず、隠れていた草むらから出た。
辺りをじっくりと観察するように見回し、何度も何度もほかの気配がないかを確認した後、少女を背負う。…少女の体はとても軽く、背負っているのが人と感じさせないほど軽い。息を吸い、思い切って足を踏み出す。できるだけ、人の気配を感じない方へとすすみながら。
だが、彼の危惧していた光景は、あっという間に彼を取り囲んでしまった。
目がそらすのが難しいほど歩くたびに動かなくなった人たちが目に入る。彼らは皆武器をもち、体のどこらかに傷を負い、血を流し絶命していた。皆鎧を着ていたが、その鎧は二種類に分かれていた。赤と青…違う国なのか、領地なのかはわからない。だが、互いに違うものを守って戦ったということだけはエルクにもわかった。
(ぐ…きもち…わるい…)
死臭が鼻をつき、むせ返りそうになるがエルクは必至で耐えた。
早くこの場から立ち去りたいものの、長い草木が彼の足にからみつくように邪魔をする。しかしそれが亡くなった人たちの姿を隠してくれてもいた。
(いつまでこんなところを歩かなくちゃいけないんだ)
まだ実際には10分も歩いていないが、こんな凄惨な場面に遭遇してしまったエルクの心は悲鳴を上げ始めていた。
そんなときに、ようやく背中の少女がぴくりと動く。
そして、薄紫色の瞳がゆっくりと開かれた。
***************************
ゆらゆらと揺れている。
それはまるで、水の上に浮いているよう。
同じリズムで揺れる振動に、眠りから覚めたばかりのルネスはその微睡に浸るよう、ぼんやりとした目でゆっくりと動く光景を見ていた。だが、その目に入って来たのは…見慣れぬ草や木。ルネスはそれらに戸惑い、すっと彼女をなでた風の肌寒さに小さく震える。
(わたしの…部屋じゃない)
はっとようやく我に返ったルネスは、自分が誰かに背負われていることにようやく気付いた。不自然な揺れはこのせいで自分の置かれている状況がわからず、小さな頭はひどく混乱した。だが、教師の教えが役に立った。慌てず、騒がず、何事も冷静に見るのが大切だと、自分の周りをみる余裕を持ちなさいと厳しくも心強く鍛えられた授業が今ルネスの役に立った。
(…落ち着いて、まだこの人はわたしのことにきづいていない)
背負っている人はまだ小さな背中だった。
少し年離れた兄と同じ十代頃の少年のようだった。
しかも、ルネスを背負っているのがやっとのようでゆっくりと一歩一歩あるいているものの、少し息切れもし始めているのを息遣いで感じる。
ルネスはわずかに顔を挙げて彼を見た。
その少年は黒い髪に少し青みがある瞳をしていた。
ルネスの予想通り兄と同じか少し年上ころの少年で、みるからに体力を使うことになれておらず、ルネスを背負う背中も体を支える手もやっとのことで役目を果たしているといった感じだ。だが、彼の瞳は何かを決意したかのように強く真っ直ぐ前を向いていた。何かを耐え忍ぶかのように唇を噛みしめ、歩き続けている。それはまるで泣きそうにも見えた。その顔を見てはいけないことのように思えて、ついルネスは視線を戻してしまう。だが、それは彼女にとって最悪の夜を思い出させる結果となってしまった。
(…なにあれ)
最初に見たのは、何かの固まりだった。
黒くて大きなものが、草の間からいくつもいくつも見えていた。
(ひっ……!!!)
まるで、助けを求めるかのように付きだされた腕。
それはひと。
しんでしまったひと。
「あ、ああああああ……」
かちかちと歯が音を立てる。
ルネスを背負う少年が彼女の様子に気づき足を止めたが、それすらわからないほど彼女の頭は次々と起こった出来事によって今にもパンクしそうになっていた。
「あああ、わたし、わたし、わたし……!!!」
たくさんみた。
わたしのひとたち。
わらってくれていたひとたち。
わたしのたいせつなひとたち。
わたしのだじなかぞく。
……逃げるんだ!!!ルネス!!!
そう叫んだのは、最愛の兄。
「お兄様、お兄様、お兄様ーーーーー!!!」
彼を守る騎士とともに、ルネスの兄はいくつもの剣の中に沈み、消えていった。
辺境と呼ばれる地にあり、国の国境に近かったのせいでそれなりに人の往来はあったものの、人々がもとめるのは数刻歩けばたどり着く交易の街。そのためほとんどの人は足を止めず、素通りされてしまう貧しい街だった。
だが、子供たちはそんな人々を眺めるのが好きだった。
自分の知らない世界からきた大人や、大きな馬車、時には貴族のような人たちが通る乗り物は好奇心旺盛な子供たちは楽しくて仕方がない。エルクも小さなときは彼らと同じで、遊びながらもそんな人々を眺めるのが好きな子供だった。
始まりは、どうして。からだった。
どうして、彼らはあんな恰好をしているのだろう。
彼らはどこへ行くのだろう。
あの馬車は何を運んでいるのだろう。
知りたいことが増え、その答えを求めるようになったとき、エルクの世界は変わっていった。
友達と遊ぶよりも本を読み、わからないことは大人たちに聞く。
それを繰り返しているうちに、エルクはその町で一番の物知りになり、交易の街にある学校という場所に通うことが許された。エルクはその街でも頭角を現し、あっというまに知識を吸収して一番の成績を収めるまでになった。そして王都にある三大魔法学校の一つに通うことが許されたのだ。
そこは各地から優秀な子供たちが集められ、将来の王国を守る人材を育てていくために造られた。学校への入学許可が送られてきたとき、エルクは今までの努力が報われた喜びと、自分への未来の可能性とそして成功を約束された人生を疑わなかった。
待っているのは輝かしい、学園の生活の筈だった。
だが、そこにあったのは現実だった。
自分がいた世界はとてもちっぽけで、世界はとても広く、自分ぐらいの才能の人間はその学校ではごく普通であり…才能をもつという者はどういうものなのか。力をもつ者というものはどういった人なのか。
あがいてもあがいてもかなわぬ天才という人間の力はどういったものなのか。
上には上がいるということを、思い知らされた。
***********************************
…寒い。
かさりと乾いた葉が頬をかすめ、エルクは震えをともに目を覚ました。
辺りはいつの間にか夜が終わり、うっすらと日の光が広がり始めていた。そこでようやく自分が眠ってしまったことに気付いた彼は、同じく身震いした腕の中へと視線を下ろした。
少女はまだ彼の腕の中にいた。
いや、それどころか温もりを求めるかのように彼の胸に顔を埋めている。
昨夜にはなかった小さな動きに、少女の覚醒は近いことをエルクは感じ取った。
…結局、エルクはこの場から動かないことを選んだ。
兵士たちがいなくなったことを確認はできても、夜の森など歩いたこともないエルクでは、早々に迷子になることがわかっていたし、森の中にいる獣たちに見つかることも避けたかった。
だが、朝はやってきた。そして、エルクの決断のときでもあった。
いつまでも少女と二人、隠れているわけにもいかない。
食事や水も必要だろうし、どこか人のいるところへいかなければ、生きていけない。
しかし、エルクはそのことがわかっていても、この場を動くという決断ができないでいた。この地を全く知らないがゆえに…何をすれば最善なのかが全くわからなかったのだ。
(だけど…ここに居続けていたほうが危険かもしれない)
辺りが明るくなって見えてくるものは、凄惨な光景だ。
戦場になっていたらしいここには、動かなくなってしまったものが多数あり、それにつられて獣たちもどんどんやってくるだろう。そして…嫌でもそれを見なくてはならない。それを考えると今にも倒れそうだが、それよりも少女にこの光景を目にさせるほうが嫌だった。
エルクは少女を抱えまず、隠れていた草むらから出た。
辺りをじっくりと観察するように見回し、何度も何度もほかの気配がないかを確認した後、少女を背負う。…少女の体はとても軽く、背負っているのが人と感じさせないほど軽い。息を吸い、思い切って足を踏み出す。できるだけ、人の気配を感じない方へとすすみながら。
だが、彼の危惧していた光景は、あっという間に彼を取り囲んでしまった。
目がそらすのが難しいほど歩くたびに動かなくなった人たちが目に入る。彼らは皆武器をもち、体のどこらかに傷を負い、血を流し絶命していた。皆鎧を着ていたが、その鎧は二種類に分かれていた。赤と青…違う国なのか、領地なのかはわからない。だが、互いに違うものを守って戦ったということだけはエルクにもわかった。
(ぐ…きもち…わるい…)
死臭が鼻をつき、むせ返りそうになるがエルクは必至で耐えた。
早くこの場から立ち去りたいものの、長い草木が彼の足にからみつくように邪魔をする。しかしそれが亡くなった人たちの姿を隠してくれてもいた。
(いつまでこんなところを歩かなくちゃいけないんだ)
まだ実際には10分も歩いていないが、こんな凄惨な場面に遭遇してしまったエルクの心は悲鳴を上げ始めていた。
そんなときに、ようやく背中の少女がぴくりと動く。
そして、薄紫色の瞳がゆっくりと開かれた。
***************************
ゆらゆらと揺れている。
それはまるで、水の上に浮いているよう。
同じリズムで揺れる振動に、眠りから覚めたばかりのルネスはその微睡に浸るよう、ぼんやりとした目でゆっくりと動く光景を見ていた。だが、その目に入って来たのは…見慣れぬ草や木。ルネスはそれらに戸惑い、すっと彼女をなでた風の肌寒さに小さく震える。
(わたしの…部屋じゃない)
はっとようやく我に返ったルネスは、自分が誰かに背負われていることにようやく気付いた。不自然な揺れはこのせいで自分の置かれている状況がわからず、小さな頭はひどく混乱した。だが、教師の教えが役に立った。慌てず、騒がず、何事も冷静に見るのが大切だと、自分の周りをみる余裕を持ちなさいと厳しくも心強く鍛えられた授業が今ルネスの役に立った。
(…落ち着いて、まだこの人はわたしのことにきづいていない)
背負っている人はまだ小さな背中だった。
少し年離れた兄と同じ十代頃の少年のようだった。
しかも、ルネスを背負っているのがやっとのようでゆっくりと一歩一歩あるいているものの、少し息切れもし始めているのを息遣いで感じる。
ルネスはわずかに顔を挙げて彼を見た。
その少年は黒い髪に少し青みがある瞳をしていた。
ルネスの予想通り兄と同じか少し年上ころの少年で、みるからに体力を使うことになれておらず、ルネスを背負う背中も体を支える手もやっとのことで役目を果たしているといった感じだ。だが、彼の瞳は何かを決意したかのように強く真っ直ぐ前を向いていた。何かを耐え忍ぶかのように唇を噛みしめ、歩き続けている。それはまるで泣きそうにも見えた。その顔を見てはいけないことのように思えて、ついルネスは視線を戻してしまう。だが、それは彼女にとって最悪の夜を思い出させる結果となってしまった。
(…なにあれ)
最初に見たのは、何かの固まりだった。
黒くて大きなものが、草の間からいくつもいくつも見えていた。
(ひっ……!!!)
まるで、助けを求めるかのように付きだされた腕。
それはひと。
しんでしまったひと。
「あ、ああああああ……」
かちかちと歯が音を立てる。
ルネスを背負う少年が彼女の様子に気づき足を止めたが、それすらわからないほど彼女の頭は次々と起こった出来事によって今にもパンクしそうになっていた。
「あああ、わたし、わたし、わたし……!!!」
たくさんみた。
わたしのひとたち。
わらってくれていたひとたち。
わたしのたいせつなひとたち。
わたしのだじなかぞく。
……逃げるんだ!!!ルネス!!!
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