42 / 102
9
9-3
しおりを挟む
「ほら、白状しろよ」
「あぁ――」
背中を仰け反らせ、喘ぐ。
同時に、それまで弛緩していたはずの身体が、咥え込んでいた史郎のモノをぎゅうぎゅうに締め付けた。えもいわれぬ悦楽に、不意打ちを食らって史郎は呻く。
「うっ――! 」
「ああっ! 」
体内で爆発するような衝撃に、聖の身体は痙攣する。
同時に、繋がったままの箇所から、入りきれない体液が滴り落ちた。
舌打ちしながら、史郎は己を引き抜く。
「――まったく、お前を相手にしていると底なしだな」
「うぅ……」
後ろ手に縛られ、しどけない半裸の姿のまま床に身を投げ出し、聖は泣く。
――――身体も、心も痛い。
ユウに嫌われて、これからどうしようかと動揺していたのに、何で……?
どうして、こんな夜に誰も一人にしてくれないのか。
「出て行け……オレは、お前の顔なんか二度と見たくないんだっ……」
「はぁ? 」
「もう、嫌だ、嫌なんだ――」
自由にならない身体を捻り、聖は史郎から逃れるように、床を這う。
半端に脱がされていた服のポケットから、その時、写真が覗いた。
「――なんだ、これは? 」
「あっ! 」
史郎は、素早くその写真を手に取った。
そこには、首に傷のある五歳前後の子供が写っている。
すると、
「返せっ! 」
と、それまで虫の息だった聖が、必死の形相で史郎に飛び掛かってきた。
だが、如何せん拘束されたままの、不自由な体だ。
あっさりと史郎に押さえ付けられ、逆に首を絞められた。
「ヴうっ……! 」
「この写真のガキは何だ? 」
「――」
「まだ、躾が足りないみたいだな」
この地獄は、いつまで続くんだろう?
早く悪夢から逃げ出したいのに――虚ろに思い、聖の瞳からまた涙がこぼれた。
「あぁ――」
背中を仰け反らせ、喘ぐ。
同時に、それまで弛緩していたはずの身体が、咥え込んでいた史郎のモノをぎゅうぎゅうに締め付けた。えもいわれぬ悦楽に、不意打ちを食らって史郎は呻く。
「うっ――! 」
「ああっ! 」
体内で爆発するような衝撃に、聖の身体は痙攣する。
同時に、繋がったままの箇所から、入りきれない体液が滴り落ちた。
舌打ちしながら、史郎は己を引き抜く。
「――まったく、お前を相手にしていると底なしだな」
「うぅ……」
後ろ手に縛られ、しどけない半裸の姿のまま床に身を投げ出し、聖は泣く。
――――身体も、心も痛い。
ユウに嫌われて、これからどうしようかと動揺していたのに、何で……?
どうして、こんな夜に誰も一人にしてくれないのか。
「出て行け……オレは、お前の顔なんか二度と見たくないんだっ……」
「はぁ? 」
「もう、嫌だ、嫌なんだ――」
自由にならない身体を捻り、聖は史郎から逃れるように、床を這う。
半端に脱がされていた服のポケットから、その時、写真が覗いた。
「――なんだ、これは? 」
「あっ! 」
史郎は、素早くその写真を手に取った。
そこには、首に傷のある五歳前後の子供が写っている。
すると、
「返せっ! 」
と、それまで虫の息だった聖が、必死の形相で史郎に飛び掛かってきた。
だが、如何せん拘束されたままの、不自由な体だ。
あっさりと史郎に押さえ付けられ、逆に首を絞められた。
「ヴうっ……! 」
「この写真のガキは何だ? 」
「――」
「まだ、躾が足りないみたいだな」
この地獄は、いつまで続くんだろう?
早く悪夢から逃げ出したいのに――虚ろに思い、聖の瞳からまた涙がこぼれた。
0
あなたにおすすめの小説
インテリヤクザは子守りができない
タタミ
BL
とある事件で大学を中退した初瀬岳は、極道の道へ進みわずか5年で兼城組の若頭にまで上り詰めていた。
冷酷非道なやり口で出世したものの不必要に凄惨な報復を繰り返した結果、組長から『人間味を学べ』という名目で組のシマで立ちんぼをしていた少年・皆木冬馬の教育を任されてしまう。
なんでも性接待で物事を進めようとするバカな冬馬を煙たがっていたが、小学生の頃に親に捨てられ字もろくに読めないとわかると、徐々に同情という名の情を抱くようになり……──
いつかコントローラーを投げ出して
せんぷう
BL
オメガバース。世界で男女以外に、アルファ・ベータ・オメガと性別が枝分かれした世界で新たにもう一つの性が発見された。
世界的にはレアなオメガ、アルファ以上の神に選別されたと言われる特異種。
バランサー。
アルファ、ベータ、オメガになるかを自らの意思で選択でき、バランサーの状態ならどのようなフェロモンですら影響を受けない、むしろ自身のフェロモンにより周囲を調伏できる最強の性別。
これは、バランサーであることを隠した少年の少し不運で不思議な出会いの物語。
裏社会のトップにして最強のアルファ攻め
×
最強種バランサーであることをそれとなく隠して生活する兄弟想いな受け
※オメガバース特殊設定、追加性別有り
.
虚弱なヤクザの駆け込み寺
菅井群青
恋愛
突然ドアが開いたとおもったらヤクザが抱えられてやってきた。
「今すぐ立てるようにしろ、さもなければ──」
「脅してる場合ですか?」
ギックリ腰ばかりを繰り返すヤクザの組長と、治療の相性が良かったために気に入られ、ヤクザ御用達の鍼灸院と化してしまった院に軟禁されてしまった女の話。
※なろう、カクヨムでも投稿
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。
Take On Me
マン太
BL
親父の借金を返済するため、ヤクザの若頭、岳(たける)の元でハウスキーパーとして働く事になった大和(やまと)。
初めは乗り気でなかったが、持ち前の前向きな性格により、次第に力を発揮していく。
岳とも次第に打ち解ける様になり…。
軽いノリのお話しを目指しています。
※BLに分類していますが軽めです。
※他サイトへも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる