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◇
「ガキども! 何してくれてんだっ! 」
安永泰造の、怒りの声が轟いた。
いつまで経っても、聖の身柄を渡すと知らせに来ないのを訝しみ、聖と男達を残してきた部屋へと護衛を連れて様子を見に戻ったところ、中は散々たる有様となっていた。
全身を、ぬらぬらとした白濁の体液で余すことなく浸された状態のまま、虚ろな表情に笑みを浮かべた聖を、前後から挟んで腰を振っている男が二人。
そして、泰造の怒声で驚いた拍子に、ピュッと聖の脚へと吐き出した間抜けが一人。畳の上で悠々と、己の体力の回復を図るしたたか者が一人。
各々が、安永の剣幕にビビり、慌てふためいて聖から身体を離した。
「う……」
ドサリと、畳に転がされた聖の口から、小さな呻き声が漏れる。
幾度となく注がれた精が、洪水のように内股を伝い、畳に広い染みが出来ている。
体力を持て余している若い飢狼は、本当に一切の慈悲も与えず、その肉体を骨の髄まで貪ったのだ。
聖の意識は、もうほとんどない。
ドラッグの過剰摂取で瞳孔が開き、全身が瘧に罹ったように震えている。
顔色は蝋のように白くなり、唇が紫に変色を起こしている。
典型的なチアノーゼ症状だ。
すぐにでも病院に連れて行かなければ、命に係わるような状態だ。
苦労して手に入れた傾国の美女を、こんな無残な状態に堕とすなど、決してあってはならないのに。
「お前ら……なんてことを……! 」
顔を真っ赤にして怒る安永の意を汲み、護衛達は、四人の男達に制裁を加えた。
たちまち、ボコボコに殴られ歯を折られ、たった今まで聖を責め苛んでいた男達は、素っ裸のまま血達磨のような有様に変わる。
「た、助けてくれ! ファフゥの製造方法を、すぐに教えるからっ」
「そ、そうだっ! オレらが大陸に逃げたら、こっちの仲間があんたに教える約束だったけど、もうそんな条件付けないで教えるから勘弁してくれよ」
堪らず、男達は悲鳴のような声を上げた。
それを聞き、安永は怒鳴り声をあげる。
「当たり前だ! それからお前らも、すぐにヤク中毒の専門医をここに連れて来い! 」
「救急外来で直接連れて行った方が……」
「阿呆! そんな真似したら、青菱にバレるだろうが! 」
「ですが……」
「いいから、大西の医者を連れて来い! 奴は闇医者だが腕は確かだ。以前も、風呂に沈めた女がヤクで死にかけた時に救ってもらった。行ってこい! 」
「は、はいっ」
頭の剣幕に恐れおののき、護衛の数人が医者を手配する為に出て行った。部下が素早く、ロープを以って男達を拘束する。
場合によっては、上手い事青菱を言いくるめて、こいつらの身柄を渡すことになるだろう。騙されたふりをして、青菱の代わりにこいつらを捕えてやったとか何とか。
しかし、そうなると聖は――いや、これだけは譲れない。この美体だけは、渡せない。
そうなれば――――致し方ない。
「おい」
「ガキども! 何してくれてんだっ! 」
安永泰造の、怒りの声が轟いた。
いつまで経っても、聖の身柄を渡すと知らせに来ないのを訝しみ、聖と男達を残してきた部屋へと護衛を連れて様子を見に戻ったところ、中は散々たる有様となっていた。
全身を、ぬらぬらとした白濁の体液で余すことなく浸された状態のまま、虚ろな表情に笑みを浮かべた聖を、前後から挟んで腰を振っている男が二人。
そして、泰造の怒声で驚いた拍子に、ピュッと聖の脚へと吐き出した間抜けが一人。畳の上で悠々と、己の体力の回復を図るしたたか者が一人。
各々が、安永の剣幕にビビり、慌てふためいて聖から身体を離した。
「う……」
ドサリと、畳に転がされた聖の口から、小さな呻き声が漏れる。
幾度となく注がれた精が、洪水のように内股を伝い、畳に広い染みが出来ている。
体力を持て余している若い飢狼は、本当に一切の慈悲も与えず、その肉体を骨の髄まで貪ったのだ。
聖の意識は、もうほとんどない。
ドラッグの過剰摂取で瞳孔が開き、全身が瘧に罹ったように震えている。
顔色は蝋のように白くなり、唇が紫に変色を起こしている。
典型的なチアノーゼ症状だ。
すぐにでも病院に連れて行かなければ、命に係わるような状態だ。
苦労して手に入れた傾国の美女を、こんな無残な状態に堕とすなど、決してあってはならないのに。
「お前ら……なんてことを……! 」
顔を真っ赤にして怒る安永の意を汲み、護衛達は、四人の男達に制裁を加えた。
たちまち、ボコボコに殴られ歯を折られ、たった今まで聖を責め苛んでいた男達は、素っ裸のまま血達磨のような有様に変わる。
「た、助けてくれ! ファフゥの製造方法を、すぐに教えるからっ」
「そ、そうだっ! オレらが大陸に逃げたら、こっちの仲間があんたに教える約束だったけど、もうそんな条件付けないで教えるから勘弁してくれよ」
堪らず、男達は悲鳴のような声を上げた。
それを聞き、安永は怒鳴り声をあげる。
「当たり前だ! それからお前らも、すぐにヤク中毒の専門医をここに連れて来い! 」
「救急外来で直接連れて行った方が……」
「阿呆! そんな真似したら、青菱にバレるだろうが! 」
「ですが……」
「いいから、大西の医者を連れて来い! 奴は闇医者だが腕は確かだ。以前も、風呂に沈めた女がヤクで死にかけた時に救ってもらった。行ってこい! 」
「は、はいっ」
頭の剣幕に恐れおののき、護衛の数人が医者を手配する為に出て行った。部下が素早く、ロープを以って男達を拘束する。
場合によっては、上手い事青菱を言いくるめて、こいつらの身柄を渡すことになるだろう。騙されたふりをして、青菱の代わりにこいつらを捕えてやったとか何とか。
しかし、そうなると聖は――いや、これだけは譲れない。この美体だけは、渡せない。
そうなれば――――致し方ない。
「おい」
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