41 / 62
悪徳の流転
41
しおりを挟む
「少年、君にはそのお嬢様に復讐する権利がある。こんな場に出てきたのだから、覚悟はできてるはずだ!」
女騎士ノエルは、露わになったフリージアの乳房を鷲掴みにすると、その薄桃色の乳首をつまみ上げ、観客たちに見せつけるようにした。
「うぐっ……!?」
痺れるような痛みに、たまらずフリージアは声を漏らした。
恥ずかしい――。
ぬらぬらの液にまみれて、隠している部分を晒す。
ぎらついた観客たちの視線が集まり、突き刺さる。
欲望むき出しの獣に身体を食い荒らされているかのようにすら錯覚した。
「おら、たっぷり絡み合って客を喜ばせな!」
「くそぉっ!」
背後から捕らえたフェルディが、エリンの太腿を抱えたまま、ノエルが裸締めに締め上げるフリージアに抱きつかせる。
「エ、エリン……!?」
「感じ合ってみろよ、ほらほら!」
エリンを抱きかかえたまま、フェルディは背後から身体をグラインドさせる。
ぬるぬるなった液にまみれ、フリージアの柔肌とエリンの若い肢体が絡み合った。
「うっ、くっ……!」
「ああっ……!?」
ふたりとも、感じて喘ぎ声を漏らす。
すでにフリージアはほぼ全裸というところまで剥かれている。
ノエルに押さえ込まれ、抵抗できないままエリンと抱き合わされるのは、耐え難い恥ずかしさであった。
「ほぉら、どっちでもいいから派手にイッてみろよ!」
抱き合わせながら、フェルディはフリージアの肉体をも味わおうとする。
エリンの少年らしさの残る胸板で、ぷるんと潰れているフリージアの乳房にも手を伸ばした。
「んんんっ……!」
さらにはエリンの固くなったおちんちんもぐりぐりと股間にあてがわれ、敏感な部分で感じてしまい、身悶えする。
「女に嬲られてそんな声を上げるのか? そんな淫乱だから私と少年をあんな目に遭わせて喜んでいたんだな? だったら、ここでされてみるがいい」
ノエルも、背後からフリージアの乳房を掴み、もう一方で太腿を撫で回しながらフリージアの秘密の個所に差し入れる。
報復の愉悦と、美しいフリージアの身体を味わうという興奮があった。
女性は、女体にも欲情するともいう。
復讐心からの加虐欲求と、これまでの拷問と異常な状況が騎士というプライドをすでに崩壊させていた。
そうなったら、貴族令嬢Xを貪ろうとする女豹となるのだ。
「エ、エリン……。うむうっ」
「んんんっ!」
しかし、フリージアの反撃は思わぬところから始まった。
みずから、エリンを求めてその唇を塞いだのだ。
伯爵夫人がしたように、口腔の中に舌まで差し入れ、吸い付く。
たまらず、エリンも身を震わせる。
甘美な味わいに陶酔し、その欲望からみずから腰を擦り付けてしまっていた。
「お前たち、これは……!」
「いいぞ、まずは坊やからイカせて借りを返してやるぜ。恥ずかしい声を上げな!」
戸惑うノエルとは対照的に、フェルディはエリンを攻め立てる。
尻の窄まりに、強引に中指を突き入れた。
「うあああああああっ……!?」
強烈な異物感に耐えられず、エリンは悲痛な声を上げる。
一方で、突き出ているそれは見事に反り返っていた。
観客たちの見せつけるよう、フェルディはエリンの腿を抱えて見せつける。
「見るなぁ!?」
羞恥から発せられたエリンの叫びは、観客たちの情欲に火を点けることにしかならなかった。
フェルディに対する声援と、エリンの醜態を嘲笑い、視姦の眼差しが突き刺さる。
その肉棒に擦り寄り、加えたのは陶然とした表情の貴族令嬢Xであった。
戦意を失うまで悶絶させれば、勝者となる。
そのルールに従えば、エリンを狙うのは当然である。
しかし、零落した貴族令嬢と紹介された仮面の生贄が、みずから少年のモノを咥えるなど誰しも予想しえなかった。
「んむぅ……! んんっ」
「なんで、こんな……ああっ!?」
亀頭が柔らかい口腔の中に入れられ、熱い頬肉と舌に包まれる。
すでに潤滑の液が滴るほどになっているので、想像もしなかったほどの快楽がエリンを襲う。
後ろの門には、フェルディの指が挿れられたままである。
「ははははっ、いいぜ! 前みたいに派手に出しちまえよ。おら!」
フェルディは、フリージアの頭を掴み、エリンの代わりに腰を振ってやる。
強制的なイマラチオだ。
「むぐっ!? うえっ……!」
えずきながらも、飲み込んだままである。
ぞわぞわとした感覚に身を捩っているエリンが果てるのは、もうすぐだとわかる。
「離せ、この雌ブタめ!」
エリンに復讐させようとしていたはずの女騎士が、罵倒の言葉を吐いて貴族令嬢Xを引き剥がしにかかる。
思わぬ展開に、さらに思わぬ展開が重なった。
観客席がどよめき始める。
端的に言えば、ノエルの嫉妬であった。
保護欲の対象としている少年を奪われていると感じたのだ。
しかも、苦しみながらも気持ちよさそうに性感に震えている。
ノエルは、しゃぶっていたときの記憶を重ねる。
穢らわしく、恥ずかしい行為を強いられたが、エリンを守ろうとする崇高な自己犠牲だと納得させたからできたのだ。
それを踏みにじられたような思いがある。
また、少年が呻きを漏らし、性を放ったときに満たされた得も言われぬ感情を独占ししているように思えたのだ。
「きゃ……!」
力でフリージアがノエルに対抗できるはずもない。
簡単に引き離される。
「私がやる。やり方は覚えたんだ。あんな女より、ずっと気持ちよくしてやるからな」
「き、騎士様……?」
「君が行けないんだ、あの女を感じようしたから。おとなしくしていろ。んちゅ……あむ」
女騎士ノエルは、みずからエリンのそれをしゃぶった。
熱心に、愛情を込めるように。
観客が見ていようが、ノエルにはもう関係がなかった。
淫乱な悪の公爵令嬢が与えた快楽を、自分自身の舌と口でさらなる快楽で上書きすれば、その記憶ごと浄化できるはずだと、ノエルは本気でそう信じている。
「うあ、あああ……」
「へへっ、坊やは騎士様のほうが感じるとよ」
「んんっ、んっ! じゅ、あむ……」
フェルディの言葉が励みになったのか、ノエルは一層激しく吸い立てる。
後ろから挿入った指も、エリンの前立腺を探し回って更に深く入っていく。
「……あっ、がっ、うあああああああっ!?」
耐えられず、エリンはノエルの口の中に放った。
どろどろの熱い糊のようなものが溢れてくる。
ノエルが、あの地下牢で味わったことのある感覚と味だ。
それを大量に口に含んだまま、倒れたフリージアに組み付いて、口移しにした。
拷問の中で、無理やり飲まされたものを、フリージアにも飲ましてやるのだ。
「ん……。飲みだったかんだろ、お嬢様」
いまや、凛とした女騎士はそこにはいない。
加虐の喜びに目覚め、フリージアをいじめ抜こうとする獣となったのだ。
女騎士ノエルは、露わになったフリージアの乳房を鷲掴みにすると、その薄桃色の乳首をつまみ上げ、観客たちに見せつけるようにした。
「うぐっ……!?」
痺れるような痛みに、たまらずフリージアは声を漏らした。
恥ずかしい――。
ぬらぬらの液にまみれて、隠している部分を晒す。
ぎらついた観客たちの視線が集まり、突き刺さる。
欲望むき出しの獣に身体を食い荒らされているかのようにすら錯覚した。
「おら、たっぷり絡み合って客を喜ばせな!」
「くそぉっ!」
背後から捕らえたフェルディが、エリンの太腿を抱えたまま、ノエルが裸締めに締め上げるフリージアに抱きつかせる。
「エ、エリン……!?」
「感じ合ってみろよ、ほらほら!」
エリンを抱きかかえたまま、フェルディは背後から身体をグラインドさせる。
ぬるぬるなった液にまみれ、フリージアの柔肌とエリンの若い肢体が絡み合った。
「うっ、くっ……!」
「ああっ……!?」
ふたりとも、感じて喘ぎ声を漏らす。
すでにフリージアはほぼ全裸というところまで剥かれている。
ノエルに押さえ込まれ、抵抗できないままエリンと抱き合わされるのは、耐え難い恥ずかしさであった。
「ほぉら、どっちでもいいから派手にイッてみろよ!」
抱き合わせながら、フェルディはフリージアの肉体をも味わおうとする。
エリンの少年らしさの残る胸板で、ぷるんと潰れているフリージアの乳房にも手を伸ばした。
「んんんっ……!」
さらにはエリンの固くなったおちんちんもぐりぐりと股間にあてがわれ、敏感な部分で感じてしまい、身悶えする。
「女に嬲られてそんな声を上げるのか? そんな淫乱だから私と少年をあんな目に遭わせて喜んでいたんだな? だったら、ここでされてみるがいい」
ノエルも、背後からフリージアの乳房を掴み、もう一方で太腿を撫で回しながらフリージアの秘密の個所に差し入れる。
報復の愉悦と、美しいフリージアの身体を味わうという興奮があった。
女性は、女体にも欲情するともいう。
復讐心からの加虐欲求と、これまでの拷問と異常な状況が騎士というプライドをすでに崩壊させていた。
そうなったら、貴族令嬢Xを貪ろうとする女豹となるのだ。
「エ、エリン……。うむうっ」
「んんんっ!」
しかし、フリージアの反撃は思わぬところから始まった。
みずから、エリンを求めてその唇を塞いだのだ。
伯爵夫人がしたように、口腔の中に舌まで差し入れ、吸い付く。
たまらず、エリンも身を震わせる。
甘美な味わいに陶酔し、その欲望からみずから腰を擦り付けてしまっていた。
「お前たち、これは……!」
「いいぞ、まずは坊やからイカせて借りを返してやるぜ。恥ずかしい声を上げな!」
戸惑うノエルとは対照的に、フェルディはエリンを攻め立てる。
尻の窄まりに、強引に中指を突き入れた。
「うあああああああっ……!?」
強烈な異物感に耐えられず、エリンは悲痛な声を上げる。
一方で、突き出ているそれは見事に反り返っていた。
観客たちの見せつけるよう、フェルディはエリンの腿を抱えて見せつける。
「見るなぁ!?」
羞恥から発せられたエリンの叫びは、観客たちの情欲に火を点けることにしかならなかった。
フェルディに対する声援と、エリンの醜態を嘲笑い、視姦の眼差しが突き刺さる。
その肉棒に擦り寄り、加えたのは陶然とした表情の貴族令嬢Xであった。
戦意を失うまで悶絶させれば、勝者となる。
そのルールに従えば、エリンを狙うのは当然である。
しかし、零落した貴族令嬢と紹介された仮面の生贄が、みずから少年のモノを咥えるなど誰しも予想しえなかった。
「んむぅ……! んんっ」
「なんで、こんな……ああっ!?」
亀頭が柔らかい口腔の中に入れられ、熱い頬肉と舌に包まれる。
すでに潤滑の液が滴るほどになっているので、想像もしなかったほどの快楽がエリンを襲う。
後ろの門には、フェルディの指が挿れられたままである。
「ははははっ、いいぜ! 前みたいに派手に出しちまえよ。おら!」
フェルディは、フリージアの頭を掴み、エリンの代わりに腰を振ってやる。
強制的なイマラチオだ。
「むぐっ!? うえっ……!」
えずきながらも、飲み込んだままである。
ぞわぞわとした感覚に身を捩っているエリンが果てるのは、もうすぐだとわかる。
「離せ、この雌ブタめ!」
エリンに復讐させようとしていたはずの女騎士が、罵倒の言葉を吐いて貴族令嬢Xを引き剥がしにかかる。
思わぬ展開に、さらに思わぬ展開が重なった。
観客席がどよめき始める。
端的に言えば、ノエルの嫉妬であった。
保護欲の対象としている少年を奪われていると感じたのだ。
しかも、苦しみながらも気持ちよさそうに性感に震えている。
ノエルは、しゃぶっていたときの記憶を重ねる。
穢らわしく、恥ずかしい行為を強いられたが、エリンを守ろうとする崇高な自己犠牲だと納得させたからできたのだ。
それを踏みにじられたような思いがある。
また、少年が呻きを漏らし、性を放ったときに満たされた得も言われぬ感情を独占ししているように思えたのだ。
「きゃ……!」
力でフリージアがノエルに対抗できるはずもない。
簡単に引き離される。
「私がやる。やり方は覚えたんだ。あんな女より、ずっと気持ちよくしてやるからな」
「き、騎士様……?」
「君が行けないんだ、あの女を感じようしたから。おとなしくしていろ。んちゅ……あむ」
女騎士ノエルは、みずからエリンのそれをしゃぶった。
熱心に、愛情を込めるように。
観客が見ていようが、ノエルにはもう関係がなかった。
淫乱な悪の公爵令嬢が与えた快楽を、自分自身の舌と口でさらなる快楽で上書きすれば、その記憶ごと浄化できるはずだと、ノエルは本気でそう信じている。
「うあ、あああ……」
「へへっ、坊やは騎士様のほうが感じるとよ」
「んんっ、んっ! じゅ、あむ……」
フェルディの言葉が励みになったのか、ノエルは一層激しく吸い立てる。
後ろから挿入った指も、エリンの前立腺を探し回って更に深く入っていく。
「……あっ、がっ、うあああああああっ!?」
耐えられず、エリンはノエルの口の中に放った。
どろどろの熱い糊のようなものが溢れてくる。
ノエルが、あの地下牢で味わったことのある感覚と味だ。
それを大量に口に含んだまま、倒れたフリージアに組み付いて、口移しにした。
拷問の中で、無理やり飲まされたものを、フリージアにも飲ましてやるのだ。
「ん……。飲みだったかんだろ、お嬢様」
いまや、凛とした女騎士はそこにはいない。
加虐の喜びに目覚め、フリージアをいじめ抜こうとする獣となったのだ。
0
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる