〈完結〉50女がママチャリで北海道を回ってみた

江戸川ばた散歩

文字の大きさ
33 / 40

34.増毛・暑寒海浜キャンプ場→浜益・川下海浜公園

しおりを挟む
 7/22です。
 ……だんだんしんどい期間になってきました。暑くなってきたんですよ…… いやー、ちょっと冷えるくらいの方がやっぱり走りやすいんですねえ……
 そしてこの日はともかくとてもまぶしかったので起きましたよ…… 太陽直射っ!
 4時45分くらいで、19.2℃で湿度80%。もの凄い結露。本当にこの時期「日が昇ったら起きる」を実行してましたね。健康的!
 いや、それまで一年ほどずっとだらだらした日々を送ってたんですが、ワタシどんどん時間が前に前にずれてくタイプだったんで、こんな生活できるとは思ってませんでしたよ!
 それはともかく、結露でフライシートの内側からメッシュまでべったりしてましたわー。

 ところでこのキャンプ場は「砂地の上に芝生」です。
 ……もの凄くアリが多かったです。砂地の上に移植した芝生地面というのは基本的に薄いので、蟻が巣を作りやすいんだろうな。あと気温とか色んな条件が重なったんだとは思うけど。
 ともかく「砂地に芝生」だったらアリに気をつけよう……
 そしてど・ピーカンだったのでさくっと撤収。
 アリ避けにまず荷物を芝生の外、チャリの横に置きましてね。
 グランドシートに使ってるブルーシートといわずテントと言わずアリがたかってたのでまずそれを払い!



 そして出立。
 もうこの日はトンネルと秘境と絶景だらけだということを…… 地図とパンフ見て覚悟はしてたさ……



 8時頃、葛の蔓と葉っぱ発見!
 北海道で見るのは初めてだったので、これが北限かもしれない! と感じました。
 いやワタシの地元だと、里山だの野原だの新幹線の土手に毎年毎年わさわさあるのが普通の状態なんですよ。んで、フキはまず見ない。
 米の北限もだいたいこの辺りになってきてるから気候の分岐点くらいなのかな。

 8時半くらいから上りをのたのた。トンネルまでは……
 最初のトンネルは9時くらい。そこから大小ずいぶん沢山のトンネルを通る羽目に。
 まず大別苅トンネル、1992m。
 次に日方泊トンネル、2900m。
 耳栓がまじ欲しかったです…… 反響音が辛い。
 そんで、トンネルとトンネルの間ってのはもう実に「見晴らしがよい」……高所恐怖症には滅茶苦茶怖いよー(笑)! 鉄橋もいい感じに見えるんだけど高いとこだから!
 三つ目…… ここからツーリングマップルにはトンネル名しばらく出ていません。
 で、九つ目でああもう終わったかな…… と油断はしてはいけない……
 ちなみに、そのトンネルの入り口で向こう側からのロードバイクのひとが居たので、手を振り合う。さすがに無茶苦茶疲れてました。
 というのも、基本的に「こちら側」から行くとトンネルは緩い下りな訳ですよ。
逆は……
 ちゃんとアスリートな格好をした人が得体の知れない格好の「ワタシに」合図を送ってくれる程度には厄介なんだなーと思いましたよ……
 で、実際ここまでの道路はきつかった。何より音。
 最初の黄金トンネルとかではともかく通行車両の絶対数が少なかったのでそうそう気にならなかったけど、それでも眼鏡を変えてきちんと見える状態にすることは必要だった。
 ここの場合、「見えすぎる」程ではないけど、疲れすぎない程度に見える眼鏡に変えて走っていったんですね。だがしかし音がなあ……
 ともかく反響反響反響なんですよ。二個目の時点で「耳栓が欲しい」とやっぱり言ってる自分がいるし。
 だからどういう意図があるにせよ、もしも車でもバイクでも、合図のつもりでクラクション鳴らすのが居たのはかなり困りました。感覚がぐちゃぐちゃになるんですね。耳に相当頼って運転しているせいもあるんだけど。
 あとミキサー車とかが結構な速度で走っていった時は単純に超怖い。こういう時はもうある程度予測つけて止まっておきます。
 ただしこの時は、途中でパトロール車が通っていったおかげで速度がやや緩んだ時はありがたかったですね。パトロール車の速度だと、予測できない程の音の反響は来なかったし。

>長くて気が抜けなかったけど途中の工事のおかげで速すぎる音に惑わされずにすんだ…パトロール車は異様な響き方をさせなかったけど。あれが基準ってことだな…あと二個めからは大半下り。逆からきたちゃんとした自転車の人が一息入れるはずだ。あと中濡れすぎなのも怖い理由。排水溝ですべりやすい。

 そう、どうしても「路面湿潤注意」からは逃れられない様です。
 それでも何とか雄冬の辺りに近づいてきた時には左手の山から流れてくる水の光景が目に入って、「うわぁ」と思いましたよ。手浸けたい! とか。
 そして山と言えば、土止めの補修しているところがまたこれはこれでラインが凄い。このラインだけで相当な「景色」でしたよ……



 で、11時くらいに雄冬の町で。
 ちょうどごはんどきだったので目についた食事処に入ったら海鮮のまかない丼が。
ウニベースに、いくらやたこや白身魚や…… これで1600円。漬物もみそ汁も本当っに! 美味しかった…… いやまじ、基本漬物あまり食べないんだけど、やたら美味しかった……

 美味しかっただけに後で胃が弱っていたことが冗談でなく悲しかった……
 いやまじ、魚類生もの系は若い健康なうちに食っておけ、と本当の本気でおばはんからはアドバイスしたい! どれだけ美味いと感じても、気付かないうちに胃が弱っていたら、後々良い思い出も切ないものになるから!



 そしてやっと浜益。というか、石狩市に。
 石狩市のマークはハマナスと灯台。可愛い。
 12時ジャストくらいに「雄冬PA」のある辺りで「白銀の滝」で気分的に涼んで~ 碑も見て~
 ……再びトンネル。
 浜益トンネル、4216m。
 ただしここから天井が高いせいなのか音響がよくて助かりました。
 二ツ岩トンネル、1793m。これで13時近く。そして風が…… 変わりました……
 確かに後で地図見てみると、浜益トンネルの中で向きがだんだん変わってきてるんですね。
 そして少し行った所に工事現場の会社自体がトイレを用意していて、「ご自由にお使いください」というとこも。
 今回は遠慮なく。
 ただ手を洗う水道は出なかったとこ見ると、まだつけたばかりなのか…… 簡易にしては凄く綺麗だったけど。



 14時過ぎに巻き上げ風と山越え完了。地図で見ると群別川を越えるあたりなのかな。等高線越えてる。
 降りてしまった辺りに浜益漁港~浜益海浜公園の、海に面した辺りに到着。
 ただここでちょっと体調崩して、セコマで買い物した際にちょい…… ご迷惑かけました。実にもう…… 申し訳なく…… そして何かもう勿体なかった……



 さて海浜公園自体の広さが結構あったので、まず何処がキャンプ場か迷った迷った。
 それで設営しようとするとまた凄い風が!
 ワタシのテントは自立型だけど、それでも無茶苦茶な形になりそうでした。
 で、昼間は暑いと言えば暑いんだけど、ちょっと疲れていた+体調崩していたのと、この風の中を戦うのは厳しいよな、ということでテントのフライシートを外して蚊帳のようにしてだらだらしてましたよー。これが16時くらい。
 ……と思うんだけど、実のところそれだけだったかは今一つ記憶が。



 この後無茶苦茶な風になったので、芝生たっぷりのところから炊事棟の陰に移動。
 こういう時自立型は便利で、組み立てたままずるずると移動しました(笑)。
 一応そのあとはちゃんとペグ押し込んでおきました。いやその前も一応その点は固定されていたんだけど、ともかく危険を感じる風だったんですね。何せフレームが押されすぎて滅茶苦茶な形になる。
 ……しかしワタシ良く判らないのは、自立式テントで「設置中に飛ぶ」事態なんだけど。荷物を四隅に放り込んでおいてから立てれば多少の風でも飛ばないと思うんですが…… いや、ゆるキャン△で何でリンちゃんがあんなに飛ばしていたのか謎すぎて。強風地帯に住む人間と普段強風とさほど縁が無いひとの違いでしょーか。

 なお予測していたらしいライダーな方が、トイレの裏側にしっかり張っていたとか、チャリの外国人女性がなかなかテントをトイレの表側に張りにくいのをあれこれと手伝っていたというのはチラ見的な話です(笑)。
 彼女とは翌朝ちょっと話したんですがね。



 だがこの時既に石狩の方でもこうだったら~と思って、民宿だの旅館だのを先に探しだしたんですよね。
 今となってみれば、石狩の行く予定だったあそびーちには屋根の下に泊れるとこがあったらしいんですけど。
 まあ翌日の強風は更に恐怖だったので(笑)。
しおりを挟む
感想 9

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

17歳男子高生と32歳主婦の境界線

MisakiNonagase
恋愛
32歳主婦のカレンはインスタグラムで20歳大学生の晴人と知り合う。親密な関係となった3度目のデートのときに、晴人が実は17歳の高校2年生だと知る。 カレンと晴人はその後、どうなる?

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

甲斐ノ副将、八幡原ニテ散……ラズ

朽縄咲良
歴史・時代
【第8回歴史時代小説大賞奨励賞受賞作品】  戦国の雄武田信玄の次弟にして、“稀代の副将”として、同時代の戦国武将たちはもちろん、後代の歴史家の間でも評価の高い武将、武田典厩信繁。  永禄四年、武田信玄と強敵上杉輝虎とが雌雄を決する“第四次川中島合戦”に於いて討ち死にするはずだった彼は、家臣の必死の奮闘により、その命を拾う。  信繁の生存によって、甲斐武田家と日本が辿るべき歴史の流れは徐々にずれてゆく――。  この作品は、武田信繁というひとりの武将の生存によって、史実とは異なっていく戦国時代を書いた、大河if戦記である。 *ノベルアッププラス・小説家になろうにも、同内容の作品を掲載しております(一部差異あり)。

処理中です...