大人しいと思っていた学園のアイドルは実は肉食系女子でした。

栗音

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告白編

第13話【謝罪】

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「これでホームルームは終わる。
あまり寄り道せずに帰れよー」

という担任の声で教室は一斉に騒がしくなる。

帰る人、部活に行く人、学校に残って課題をやらされている人、だべっている人と様々な人の音や声が響く。

「んー、俺もかえるかー」

今日一日で凝った肩や首を解しながら呟いた。

すると一人の生徒が俺に近くに近づいてきた。

「来なさい」

はい、デジャブ~。

誰でもわかるこの展開、そう、俺を呼んだのは木下さんだ。

ん?俺ここで行く意味ある?

朝は俺の方が立場が下な感じがしたからついて行ったけども、今は、松本さんという木下さんに対しての最強の矛と盾を手にしている。

言わば、今は俺の方が立場が下だということはないのだ。

てことはだよ、これ断れるよね?

そう俺が考えていると、少し離れていた木下さんがこっちに近づいてきた来た。

何だ?
やるのか?
松本さん呼ぶぞ?

そうくそダサい事を考え構えていると。

「お願い、来て」

「快人くんお願い行ってあげて。
あと一緒に帰ろうね。
待ってるから」

そう今までの木下さんからでは想像も出来ないぐらいの弱々しい感じでお願いされた。

それに松本さんからの援護射撃もきて逃げ道がなくなった。

行くしかないのかぁー、やっぱり俺に拒否権なんて無かった。

「わかった。
どこ行くんだ?」

「朝話してたとこ」

木下さんは、そう短く言って歩いてき、俺もその後について行く。

屋上に出る扉の前に来た。

「で、何だ?」

「え、え~とね」

何しおらしくなってんだ?

くそっ!可愛いじゃないか!

ギャップか!これが今人気のギャップ萌えというやつか!

朝は、あんなけキレていたのに今は晴れやかな気分だぜ!

「あ、朝は、ごめんなさい」

木下さんがすごい勢いで頭を下げてきた。

これが男だったら頭の一つでも叩いてやるが、相手は見た目は可愛い女の子だ。

まぁ、松本さんにこってり絞られたみたいだから許してやるか、俺も言い過ぎたと思ってるし。

「いいよ。
それに俺も言い過ぎたよ、ごめん」

そして二人は数秒、沈黙した。

「そろそろ戻ろうか、松本さんも待ってるみたいだし」

「ちょっと待って」

「ん?」

「沙耶って何も気にしない感じが出てるけど結構傷つきやすい子だから出来るだけ優しくしてあげて」

お、ちょっと手段は宜しくないが、ちゃんと友達思いのいい子だったのか?好感度十は上がったぞ今。

「あぁ、わかってる。
出来るだけ頑張るよ。
でももし何かあったらその時は相談に乗ってもらおうかな」

「うん、任せて!」

上機嫌になった木下さんはそう言って胸を張った。

あ、今結構揺れた!

ありがとうございます!

「じゃあ、戻ろう」

そうして二人は教室に戻った。
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