天国の指名手配犯

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第三章 指名手配犯

第二十四話 監視カメラ

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里菜は実家に何台か監視カメラを設置する事にした、




蓮司が仕事の日を狙い
実家に監視カメラを設置した、


リビング、蓮司の部屋、菊江の部屋、玄関。




監視カメラの映像を管理するためにパソコンも買った。




決して収入が多いわけではない里菜。




高額な物を買うことはできず、
監視カメラは画質も音声もそれほど良くない物だった、


パソコンも中古で動きが遅い、



でも何も無いよりマシだ、



これで家の中の様子もしっかり観察する事ができる。











数日が経ち、菊江が退院した。





暫くは菊江も心身共に疲弊したままで、
蓮司と何か話しているような様子は伺えなかったが、


再び言い合いをすることが増えた。




話の内容は上手く聞き取れないが、

死のうとしたのを止めた事について菊江は怒っている様だった。




多分また繰り返すだろうな、里菜は確信した。









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