浮気されるのを死ぬほど恐れていた私が浮気してしまいました。

はに

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最終章 後輩君との別れ?

67話

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「…………へ…?」











次の日




出勤した私は
あるものを見て固まった。





休憩室に無造作に置かれていた
後輩君の私物が









綺麗さっぱり無くなってる。













え、






待って








えっ……










後輩君………?








辞めちゃったの………?













「あれ?どうしたの花さん」








休憩室で呆然と突っ立っていると


社員さんに声をかけられた。












「あ…あの………後輩君…って……」












「あぁ………昨日の夜退職手続きをしに来たよ…
仕事出来る子だったのになぁ~……これからは忙しくなるな」










そんな………………










本当に…?




本当に辞めちゃったの………?






なんで………?








新人ちゃんと気まずくて…?








…もう会えないの……!?





嘘でしょ…!?











………そうだ…!








さすがにこの状況なら連絡しても大丈夫だろうと、スマホを取り出し、トークアプリを開いた。






履歴を遡り後輩君とのトークを探す。











「……は??」








後輩君のトークを見ると





トップ画像が初期設定の人影に戻っていた、







名前も消えてる








友達からも消えてる











アカウント削除しちゃったの………?










会社に後輩君はいない、

もう二度と来ない

連絡先も知らない

写真も消した









"後輩君"という人物が





本当にいたのか






幻ではないかと思うほど








後輩君は跡形もなく姿を消してしまった。











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