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十年だ。せめて十年は我慢しよう。――そう思った。
神殿に放り込まれたのが十五歳の時。
それ以来、ずっとずっと逃げ出すことばかりを考えてきた。
とはいえど、たかだか十五歳の世間も知らない子供が、いま逃げ出してみたところでマトモに生きていけもしないだろうと、それも充分に承知していた。
だから、とりあえず十年、という区切りを、自分の中に設けたのだ。
この神殿に軟禁されている間に、一人で生きていくための知識を付けなくてはならない。
逃げ出すのは、それからでいい。
だから十年。
それくらいあれば、知識を得るにも充分だろう。また、その頃の自分は二十五歳、一人で世間に出ていても何らおかしくはない年齢となっている。
それは、自立のための一区切りだ。
そうと決めて以来、私は神殿の書物を読み漁った。
神殿には、大抵どこでも救済院などが併設されている。それゆえか、医学薬学関係の資料が豊富だった。
中でも興味を惹かれたのは薬草学。
当然のごとく、これを生きるための手立てにしようと思った。その知識が身に付けられれば、薬師としてやっていける。その職さえ手にあれば、どこへ行っても開業できるから、場所も選ばない。
古代文字の勉強を始めたのも、そのためだ。薬草学の歴史は古くて、遡れば古代文字でしか書き記されていない書物も沢山あったから。
いま得られるだけの知識をありったけ、私は貪欲に求めた。
しかし、知識だけあっても意味は無いのだ。そこに実践が伴わなければ、いざ一人立ちしようとしたところで、立ち往生するだけだ。
だから私は、自分に与えられた部屋の前庭の一角に、神殿の薬草園から株を分けてもらって手製の薬草畑を造り上げ、日々庭仕事にも精を出した。そうしながら薬草の殖やし方を身体で覚えてゆき、また収穫した薬草を薬へと精製する方法についても、失敗を繰り返しながら、どうにかものにしようとしてきた。
その甲斐あって、それら共に今ではお手のものだ。
これくらい出来るようになれば、一人になった時も何とかやっていけるに違いない。
また併せて、ここを逃げ出した後どこへ流れてもいいように、周辺の友好国の言葉も勉強した。まるっきり独学だが、今や片言でなら日常会話くらい出来るだろう。後は、行った先で実地で憶えればいい。
そうやって私は、着々と神殿から逃げ出す準備を整えてきた。
最初に決めた十年という期限まで、あと少し、というところまできていたというのに……。
――ちくしょう……人の十年の苦労を台無しにしやがって、あのクソ親父……!
鈍い頭痛を感じながら重い瞼をこじ開ける。
ぼんやりとしながら開けた視界に、まず見知らぬ天井が映った。
――どこだ、ここ……? 昨夜、何があったんだっけ……?
寝起きで纏まらない思考を何とか働かせようとしたところで、「ああ起きたのか」と、真横から声が聞こえた。
どことなく聞き覚えのある声に、まだぼんやりとしたまま、声の方向に振り返る。
すると、まず真っ先に綺麗な黄金色が視界に映えた。
――金色の髪……?
枕元のあたりに座り、こちらを覗き込むようにして見下ろしていたのは、金髪と褐色の肌と緑色の瞳を持った、明らかに異国の人間だとわかる、しかも、えっらい整った男前―――。
「私がわかるか、アリーシア嬢?」
再び投げかけられた声と共に、ハッと意識が覚醒する。
途端、起き上がってズザッとばかりに座ったまま後退りしていた。目の前の、その男性から逃げるようにして。
後退りした背中が、すぐに壁にぶつかる。どうやら寝かされていた寝台は壁際に置かれていたらしい。
それ以上は後退できないと分かっていながらも、それでも更に後退りしようともがいてしまった。
――だって、思い出した。
昨夜、逃げ出そうとした私を阻んだのは、この男なのだ。
この男が誰であるかも、よく知ってる。
昨晩の初夜を迎えるにあたって、事前に面通しまでさせられていたのだから。
だから過たず、震える声で私は呼んでいた。その目の前にいる人の名を。
「――シャルハ殿下……!」
ユリサナ帝国皇太子にして、我が国の監督官として最も権力を握っている御方であり……そして私が側妃として嫁ぐはずだった御方―――。
そのシャルハ殿下が、逃げようと無駄な足掻きにもがく私の様子を見て、おもむろに面白そうな表情を浮かべた。
「よっぽど嫌われているらしいな、私は」
言いながら、でも、そんなことなど全く意にも介していないような表情。
「さすがに、妃として嫁いできた女に逃げられるのは初めてだ」
ああ、この御方は本当に面白がっているだけなのだな、と……それだけは、よく分かった。
「今や王宮内は大騒ぎだぞ。初夜を迎えるべき花嫁が、あろうことか、ばっさり切られた髪だけを残して、よりにもよって窓から逃げ出したというのだからな。今、皆が方々手を尽くして捜している、其方のことを」
こと其方のお父上のお怒りと慌てぶりが凄まじい。――などと続けられた言葉に、ぴくりと自分の眉が動くのが分かった。
――あのクソ親父……この事態に及んでもなお、まだ諦める気は無いというのか。
「…表情が変わったな」
眉をしかめた私を観察していたように、シャルハ殿下が言う。どこまでも面白そうに。
「この国の貴族である者にとって、長い髪を切ること――その覚悟がどれほどのものなのかは、私も充分、承知しているつもりだ」
殿下の言うとおり。ここサンガルディア王国では、長い髪こそ貴族の象徴。こと髪を高く大きく結い上げる女性に関しては、思う通りの髪型を作ることの出来る長く豊かな髪、それこそが美しさの象徴であるとまで謳われる。
私は、その髪を――貴族の証、かつ、女の証ともいえる、その髪をバッサリと切り落としたのだ。肩にさえも届かない短さにまで。
それこそが、貴族であることも女であることも捨てる、という私の覚悟の証だった。
「おおかた今回の側妃の件からして、ティアトリード侯爵の独断なのだろう? 其方は、どうしても私の妻となる気はなかった。しかし、あの強引な侯爵のことだからな、其方の意向になど全く耳を傾けてくれることがなく、無理矢理ここまで連れてこられてしまった。だから逃げ出すしかなかった。――違うか?」
おおむね、その通りだ。
さすが、女にまで“男と対等に渡り合える知識”とやらを要求するような御方だ。やはり頭の出来が良すぎるのだな。
しかし私は、その言葉にウンともスンとも返さなかった。
代わりに訊く。
「殿下は……わたくしを父に差し出そうという気は、ないのですか……?」
シャルハ殿下の片眉が上がる。――まるで、『面白いから続けてみろ』と促されているようだ。
「昨晩、わたくしを捕らえた時点で父にでも差し出しておけば、これほどまでの騒ぎにはならなかったのではございませんか? それをなさらなかったばかりか、騒ぎとなってもわたくしの身柄を引き渡さないとは……なれば殿下も、側妃など要らぬと、わたくしのことなど不要だと、そういうお気持ちでいらっしゃるということですよね?」
「――さすが、其方は頭がいいな」
応えた殿下が、おもむろにニッコリと微笑まれる。
ご自身の美しさを、自分でもよくご存じでいらっしゃるのだろう。当然その見せつけ方にも精通していらっしゃるようで、向けられたその笑顔は、思わず見惚れてしまうくらいに艶やかで……と同時に、どこまでも紛い物くさかった。
「確かに、其方の言う通りだ。私にとって、妃を娶ることは面倒でしかない。だから、自分の娘を差し出そうとしてくる煩い貴族連中を黙らせるため、あんな条件まで出した。あれに合致する娘など居るはずがないと高を括っていたからな。――まあ、その所為で、其方にはとんだとばっちりを食らわせてしまったが」
そこは申し訳ない、と言いながらも、全く申し訳なく思ってさえいないだろうことが、その笑みにうかがえる。
「だから昨晩も、其方を抱く気など最初から無かった。それで、こちらの部屋に渡って来られる前に逃げ出したのだ。私が居ようが居まいが、其方が私の部屋で一晩明かした、という事実だけが作れれば充分だと思ってな。しかし其方は、私の部屋に渡って来る前に逃げ出した―――」
「――そこを、同じく逃げ出していた殿下に捕まってしまった、ということですか」
「そういうことだ。昨晩は月が綺麗だったからな、外にでも出てみるかと軽い気持ちで散歩に出たのだが……よもや、こんなに重い拾いものをしようとは、思いもしなかったぞ」
「重いならば、そのまま捨て置かれればよかったではありませんか」
「そうはいかない。重ければ重いなりに、使い出はあるのだからな」
「『使い出』、ですか……では、わたくしは、殿下のお役に立つための駒とならなければいけないのですね……」
「さすが、飲み込みの早い女は嫌いじゃないぞ」
再び向けられた微笑みには、もはやウンザリするしか出来ない。
昨晩、私と出くわしたあの一瞬で、即座に状況を理解し、なおかつ、そこまでの計算を弾き出したのだとすれば……この御方の頭の仕組みは一体どうなっているのかと、考えることすら怖ろしいではないか。
何を企んでいるのかは知らないが……どうせロクでもないことだろうと思うだに、唯々諾々と駒になるのも気が進まない。
「申し訳ありませんが……わたくしを、このまま黙って逃がしてくださる気は、ございませんか?」
タメ息まじりに懇願するも、「冗談だろう?」と、一笑に付される。
「あんなに苦労して、誰にも見つからぬよう細心の注意を払ってまでして、其方をここまで運んできたというのに……その恩くらいは返してもらわなければ」
「それは、わたくしからお願いしたことではございませんが……」
「とはいえ、あのまま私が其方を見逃していたところで、いずれすぐ捕縛されたことと思うがな」
この王宮から女一人が着の身着の儘で逃げ出せるはずもないだろうが、と言外に言われて……思わず悔しさに唇を噛み締めていた。
――確かに、そうなのかもしれない。
神殿から逃げ出す方法ならば常に考えてきた。だが、王宮から逃げ出す方法など考えたこともなかった。
きっと殿下の言う通り……あのまま見逃して貰えたところで、すぐに捕まって連れ戻されて、もう逃げられぬようにと、厳重に閉じ込められることにまでなっただろうに違いない。
あんな付け焼刃の作戦を実行したところで、王宮という厳重すぎるほどに警護の敷かれている場所からなど、到底、逃げ出せようはずもなかったのだ。
「私であれば、其方をこの王宮から逃がしてやることも出来るぞ」
「殿下のお役に立てば、ですか?」
「本当に頭がいいな、其方は」
約束しよう、と微笑む殿下の目の前で、私は盛大にタメ息を吐いていた。
――自由の身を得るためには……この御方に従うしかないのか。
諦めて私は、「わかりました」という返事を、目の前の御方へと伝えた。
「わたくしを王宮から無事に逃がしてくださるということであれば……わたくしも、殿下の御心に副えるよう、精一杯、努めさせていただきます」
「いいだろう、話は決まったな。ここに居る間の、其方の身の安全も私が保証しよう。――ただし、その前に……」
「え……?」
ふいにグイッと強い力で手が引かれた――と思ったら、いきなり目に映る景色が反転した。
気が付いた時には、今の今まで壁に押し付けてあった背中が、寝台の柔らかな布団の上に押し付けられていた。
驚きに瞠られた瞳に映るのは、私を押し倒し、両腕を押さえ付け、覆い被さるようにのしかかる姿勢からこちらを見下ろしているシャルハ殿下の美貌。
翠玉のような二つの瞳が、まるで私を射抜くかのように光を映して煌めきを放つ。
なにをする気かと、問う気持ちさえ奪われて、ただそれを受け止めていることしか出来なかった。
そんな私に、向けられる言葉。まるでそれは刃のような。
「其方の秘密について、聞かせてもらわねばならないな―――」
言うや否や、ふいにその片手が、私の襟元のあたりにかかる。
と同時、ビリッと大きな音を立てて、着ていた夜着が引き裂かれていた。
私が部屋から脱け出してきた時に纏っていた、薄物の夜着――それは、あくまでも脱がせてもらうことを前提で着せられた、素材だけは良いものの、どこまでも簡素な作りでしかなかったもので。
そして当然のごとく、その下に、私は何も付けていなかった。
一瞬にして肩から胸にかけて大きく布地が裂かれ、もう夜着として用をなさなくなったそれが、乱暴に殿下の手で取り払われた。
「――やっぱり、な……」
露わになった私の肌を見下ろして、にやりとした笑みの形に、その唇が歪められる。
あまりにも唐突なまでに為された暴挙に、ただ私は呆然とするしかなく、自分の身に何が起こっているのかも理解なせぬままに硬直していることしかできなかった。
「さあ、聞かせてもらおうか」
シャルハ殿下が嗤う。どこまでも面白そうな表情で……なのに、どこまでも酷薄で残忍な色を湛えながら。
「男である其方が、なぜここに来た? ――其方は“誰”なのだ、アリーシア?」
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