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Ⅰ章.カンザリア要塞島 ─トゥーリ・アクス─
【2】_5
深く…そして激しく、まるで飢えた獣のように、何度も何度もその柔らかな唇を貪りながら。
抱き寄せた細い身体を、自分の下に組み敷く。
キスの合間に漏れる堪えきれない呻きが、喘ぐ吐息と混ざり合い、甘い針となって俺の思考を痺れさせてゆく。
欲しい。このひとの全てが欲しい。もう我慢できない。
自分の身体の全部で、このひとに触れたい。そして繋がりたい。唇だけじゃもどかしすぎる。
このひとと、ひとつになりたい。――愛し合いたい。
もう言葉なんて要らなかった。
あんなに欲しかった答えも、言葉よりも雄弁なあの表情の前では、何の意味も持たないようにさえ感じられる。
自分を抑え付けていた箍が外れた。
もう後戻りなんて出来ない――出来るはずがない。
服なんて、とっくに取り払っていた。合わさる肌と肌を、隔てるものは何も無い。
舌や指で胸の上の突起を弄ぶように触れると、その都度ぴくりと小さく身体が跳ね、蕩けるような呻きが喉の奥から漏れる。
俺の手が、繋がれる場所を求めて、その熱い肌の上を這い彷徨う。
そこに到達した時、もう既にしっとりと濡れていた。
おもむろに指を、そこから上へ、そそり立つ頂へと向けて、なぞり上げるように滑らせる。
ひときわ高くなった甘い声が、俺のそれにもずくっとした甘い疼きを与えた。
「いや、だ……そこ、だめっ……!」
「だめじゃないでしょう? もうすごいびしょ濡れじゃないですか。溢れた汁が下の口にまで垂れてきて、早く欲しいって、ねだってる」
「そ、んな、ことっ……知らなっ……!」
「だめですよ、意地張っても。どうせすぐにバレるんだから」
両脚を左右に大きく広げさせ、その真ん中に顔を埋めると、俺はおもむろにそそり立つそれを口に含んだ。
「ああっ……!」
敏感な頂を舌で舐り、吸い、一方的に嬲り回す。
舌と共に指も同時に這わせて、その根元まで存分に撫で摩る。
殊更に湿った音を立ててみせては、次第に余裕を失くしていく嬌声を更に煽り立てた。
「ダメ、だ……もう無理、だから、放せ……お願い、放して、く、れっ……!」
「いいですよ、このまま出してください」
「いや……やだ……あ、もう、本当、にっ……!」
その言葉を止めるように、やおら口の中のそれを大きく吸い上げる。
「や、んっ、あああっ……!!」
ふいに細い腰がビクビクっと跳ね上がったと同時、俺の口に熱い液体が勢いよく注がれた。
ねっとりとしたそれを手の中に吐き出し、軽く握るようにして、指にもよく馴染ませる。
そのまま、つい今しがたまで咥えていたそれの下、固く閉ざされた蕾のようなそこへ、なすり付けるようにして塗りたくった。
途端、絶頂感にぐったりしていた身体が、ピクッと大きく全身で震える。
蕾をこじ開けるようにして差し入れた指に、キツく襞のような内側が絡み付く。また深く口付けし、空いた片手で敏感な部分を撫で回し、そうやって身体を宥めすかしながら、ゆっくりと中で指を動かしては、抜き差しするように前後させ、掻き混ぜて、徐々にそこへ快感を教え込んでゆく。
そうやって指が襞を撫でるたび、最初はどことなく苦しそうにも聞こえた嬌声が、次第に艶めかしい色を帯びてきた。
差し入れた指が二本になり、探し当てた悦い部分を存分に刺激して、萎えていたそれがまた大きく立ち上がって濡れてきて……そこで、もう俺の我慢も効かなくなった。
頭では、あと指一本くらいは入るようになるまで慣らさないと…とは思っているのに、それまで時間をかけていられる余裕なぞ、もはや無い。
指を抜くと、すかさず大きく立ち上がった自分の強張りを、そこに当てる。
そのまま、ゆっくり中へと押し込んだ。
「う…ん、んっ……!」
「――ごめん、苦しい?」
大きく荒い息を吐く口許に、俺は唇を寄せる。
「でも、ごめん。もう止まんない」
舐め上げて、キスをして、舌同士を絡ませて……そうしながら、なおも俺は、自分のそれを更に奥へと押し込んでゆく。締め付けがキツすぎて痛いくらいなのに、ここまで我慢しすぎていたためだろうか、それさえも快感に感じる。
「ホントごめん、きっと無理させるから……だからお願い、力、抜いてて」
その返事を返してくれるかのように、俺の首に回されていた両腕へ、ぎゅうっと力が籠められる。
おもむろに、耳をがぶっと甘噛みされた。
そして吐く息だけで囁かれた、俺を狂わせる、その言葉。
「――早くっ……!」
逆らえるはずなんて無かった。
欲望の赴くままに、俺は腰を突き上げる。一気に根元まで押し込まれたそれを、激しく何度も動かした。
あまりの気持ちよさに眩暈がする。もう長く保ちそうにない。
「そろそろ限界……ヤバイ、出そう……!」
言いながら、自分の腹のあたりに当たるその強張りを、自分の手の中に握り込んだ。
「だから、総督も……俺と一緒にイッてくれる?」
腰を動かすのに合わせて、その手の中のそれを扱く。
「んっ、あ、やだそれ、ダメっ、ああっ……!」
より切迫した色を増して高くなった嬌声が、互いの限界を引き寄せた。
「も、ダメだ……イクっ……!」
「ああ…あああっ……!」
互いの欲が迸ろうとする、その瞬間。
閉じた目の裏側で眩しいくらいの火花が飛んで、頭の中が真っ白な光で覆い尽くされた。
「――この、嘘吐き……」
まだ荒い呼吸の余韻冷めやらぬ中、俺の腕の下から、そんな呟くような恨みがましい声が聞こえてくる。
「『女好き』だとか言ってたヤツが、どうして男を抱くのにそう手慣れているんだ」
「別に嘘は吐いてないですよ。母のことさえなければ、男よりも女、ってタイプには違いないし。――だからといって俺、男との経験が無いとは、ヒトコトも言ってないですよ?」
「…なんだか騙された気分だ」
「でも、誤解しないでくださいね、女がダメになったから男へ宗旨変えした、っていうワケではないですから。女だろうが男だろうが、無理な人間はトコトン無理だし。――だから、こんなとこまで飛ばされるハメにもなったんですし……」
「ああ……そういえばそうだったな……」
「後にも先にも総督だけですよ、ここまで本気になったのは」
「………その割には、お盛んだったご様子だが?」
「ずっと男ばっかりの中での生活だったんですから、そりゃーそういうこともありますよね、たまには」
「ふうん……『たまには』、ね……」
まるで拗ねたように軽く唇を尖らせて、ぷいと顔を背けてみせた総督が、なんだか妙に可愛らしく見えて仕方ない。それこそ、からかって苛めて泣かせてやりたくなってしまうくらいの嗜虐心をそそられるったらないではないか。
「ひょっとして……妬いてます? 俺の過去の男に」
あからさまなからかい口調でその耳元に囁いてやると、即座に目を剥いて振り返った。
「別に、そんなことっ……!」
しかし、言いかけたその言葉を遮って、おもむろに俺は、その唇をキスで塞ぐ。
「でも俺は、ものっっすごい、妬けちゃうけどね。総督の過去の男に」
「なっ……!」
「だって、初めてじゃないでしょ? ――後ろでするの」
そこでグッと言葉を飲んで黙ってしまった、その姿は肯定以外のナニモノでも無いだろう。
あくまでも確信があったワケではない。ひょっとしたら、という程度で、だから半分カマをかけてみたに等しい問いではあったが……しかし肯定されたらされたで、やはり改めてショックではある。
「あんなに男嫌いを公言して憚らない総督が、それでも許しちゃう相手、だったんだなーとか考えたら……やっぱ幾ら過去でも、ちょっと妬けるなー……」
独り言めいて呟きながら、総督に覆いかぶさっていたままの身体を離して、その隣でごろりと横になる。
「――知りたいか……?」
そんな俺を、身体を起こして総督が、覗き込むように見つめた。
「聞いたところで、決して愉快な話でもないと思うが……おまえが知りたいのなら、話してもいい。でも、これだけは誤解しないで欲しい」
そして、どことなく苦しげに、目を伏せる。
「私が心から愛した男は、前王陛下、ただお一人だけだ」
「総督……」
「陛下は私を、まるで実の息子のように愛しんでくださった。しかし、決して女を愛するようには触れてくださらなかった。ただの一度もだ。――私は陛下の愛人にさえ、なれなかったのに……」
苦しげな表情のまま、口許だけで微笑んでみせる。
そこに俺は、未だ癒えぬ深い傷を感じた。
宰相レイノルド・サイラークは、国王陛下の“愛人”。――その心ない過去の噂が、今に至ってもなお、このひとを苦しめているのか。
このひとと初めて会った時――窓の向こうを眺めるその姿に、どことなく淋しさを纏う雰囲気を感じた。
すげない言葉で俺を拒絶するたび、こちらに見えないようにして一瞬だけ、申し訳なさそうな表情を浮かべることにも気付いてた。
気付いてしまったら、その姿は、まるで全身の毛を逆立てて威嚇する仔猫のようにしか見えなくなった。
他人を威嚇してまで遠ざけて、このひとは一体どんな弱さと戦っているのだろう、そうまでして何を護ろうとしているのだろう、と、気になって気になって仕方なくなった。
気になってしまったら、もう目が離せなくなった。
そして、隠していた本当の姿を――その抱えていた秘密の大きさを、知った時。
このひとは俺が護ってあげなければいけないと、そう自然に決めていた。
このひとが安心して背中を預けられるような、そんな心を許し合える存在になりたいと思った。
だからこそ、このひとを傷付けるようなことは絶対にしない。
だからこそ、このひとを傷付けるものは、何があろうと絶対に許さない。
思わず俺は、優しく…まるで壊れ物に触れるかのようにどこまでも優しく努めて、その身体を抱きしめていた。
まさしく、両の翼の内側に雛鳥を抱く親鳥の如く。冷たい風に曝されたその身を包み込んであげたかった。どんな雨風も届かない、傷付いた羽を休められる温かな居場所を、このひとに与えてあげたいと願った。
「――もう、いいです」
その柔らかな髪を指で梳きながら、耳元で囁くように、俺は告げる。
「知りたくないと言ったら嘘になるかもしれませんが……でも、今はいいです。総督が話したくなった時にでも聞かせてください。今の総督が、ちゃんと俺を見ていてくれれば、それだけでいい」
「アクス……」
「俺が出会ったのは、俺が知らない過去を経て今ここに居る総督だから。その過去ごと現在進行形で俺のものになってくれれば、それで、いいです」
最初は、どうしてここまでこのひとを気にかけてしまうのだろうと、自分の心がわからなかった。
だが、考えてみれば簡単なことだったのだ。
出会った時から惹かれていた。一目惚れだった。――ただそれだけのことではないか。
これまでの、共に在った半年という期間は、自分の心を認識するに充分な時間だった。
そして、その想いを育むにも―――。
「俺は、総督のことが好きです。あなたなしでは、もう生きていけない。――愛してます、心から」
ゆっくりと総督の両腕が、俺の首に回された。
「――言うのが遅いんだ、馬鹿者」
言いながら、回した腕にぎゅっと力が籠められる。
「私が、どのくらい待ったと思っている」
「俺だって、ずっと言いたかった。言えないことが苦しくて、早く楽になりたかった。でも……」
気持ちを自覚してなお、告白する勇気を持てなかったのは、これまでの総督の男嫌いぶりを聞き知っていたからだ。
ヘタに言って、コイツも今までの男どもと同じだ、などと思われるのは、どうしても嫌だった。
俺だって同じには違いないのだ。想いを寄せる相手と、できることなら身体を重ねたいと願う欲くらい、当たり前のようにある。
でも、俺が欲しいのは、総督の身体よりも、総督の心だ。
心がついてこないのなら、身体の欲だけ満たされても、そんなの虚しいだけではないか。心底惚れ抜いている相手であれば尚更だろう。
総督の心を得るためだったら、肉欲なんて幾らでも我慢する。
だから、行動を起こす前に、ちゃんと総督の気持ちを確かめたかったのだ。
総督の心が、ちゃんと俺を求めてくれているのかどうかを。
「でも結局、言う前に押し倒しちゃったんだから、ここで何を言っても無駄ですね。それこそ、今までの男どもと同じだと言われても仕方ない」
あの表情を目の当たりにした時、総督も俺と同じ気持ちだったのだと、気持ちは通じ合っていたのだと、それを確信できたと思った。だから身体が先に動いてしまった。
だが、あくまでそれは、俺だけの理屈だ。
「俺、咄嗟に頭に血が上っちゃって、夢中になっちゃって、総督のこと気遣う余裕もなくなって、それで傷付けてしまったかもしれないけど……でも、総督を想う気持ちはどこまでも本気だから、そこだけは信じて欲しい……」
言い募る俺の唇に、ふいに総督が立てた人差し指を押し当ててきて、その言葉を止める。
「もういい。おまえが気に病むことは無い。少しくらい、待たされた恨み事を言いたくなっただけだ。それに私だって、おまえが今までの男どもと違うことは、ちゃんと分かっていた」
「総督……」
「確かに、最初はまたかと思ったが。おまえの私を見る目が、私に欲情する男どもと同じだったからな。こいつも私を抱きたいのかと、そうとしか思えなかった」
思わず恥ずかしさでカーッと顔に血が集まった。――なんだよ、バレバレだったんじゃんか。
「すみません……隠してたつもりだったけど、そこまで表に出ていたとは思わなかった……」
「だが、おまえは私の信頼を得たいと言っただろう。その言葉を真実にするため、その欲を秘めながら、それでも私に何もしなかった。この半年もの間、ずっとそれを貫いてくれた。そこまで出来る男を…そこまで己を律して私を想ってくれる者を、信頼しないはずなど無いではないか。――その想いに応えたいと……気持ちが募っていくことだって、止められるはずなんて無い……!」
言いながら、その頬をすり寄せるようにして、俺の胸に凭れてくる。
「私だって、こうなりたいと願っていたんだ。――他でもない、おまえに抱かれたかった」
――なんか今……信じられないくらい幸せな告白を、聞いた気がする……。
天にも舞う心持ち、とは、こういう時のことを云うのかもしれない。
言われた言葉を頭の中で反芻しながら、しばし俺は呆然としたまま動くことが出来なかった。
俺の胸の上で顔を伏せている総督の表情はうかがえないが、髪の隙間から覗いた形の良い耳が、ほんのり赤くなっているのがわかる。――これは多分、幻覚じゃない。
「あの、総督……今のセリフ、もう一度、言ってもらえません……?」
「いやだ!」
しかし、この至上の幸福をもっと味わいたいと願った俺の言葉は、そのひとことで地に落とされた。
「貴様を喜ばせるようなセリフなぞ、もう二度と言わないからな!」
「そんなこと言わずに……」
「恨むなら、昨夜あそこで逃げた己を恨め」
ゆっくりと顔を上げた総督が、白い目を向けて俺を見やる。
「せっかく、こちらから歩み寄ってやったというのに、あんなふうに拒絶されて逃げられて……私がこれっぽっちも傷付かないとでも、思っていたのか?」
「いや、だって、あれは、あの……!」
あのままあの場に居続けたら、自分の欲望に抑えが効かなくなりそうだったから。勢いに任せて総督を押し倒してしまいそうだったから。
――だって昨晩の総督のあの姿は、ヤバイくらい、本っ当ーに! エロ過ぎだったからマジで!
あそこで止まっておかないと、それに抗うことなど到底できやしないと、混乱した頭なりに、それだけは確実に理解していたから。
総督の気持ちも確かめてないのにそんな一方的なことしてはダメだ! という、逃げたのはナケナシの理性を必死こいて総動員した結果だった。それに、あんな話をした後でもある。女を抱けない俺への同情から、その気遣いで身体を慰めてくれようとしたのだったら、そんなのもっとダメだとも思ったのだ。
――けど、それを今ここで言っても……何の意味も無いよなーきっと……。
「よくも人のことを、そう『無理』だの『ダメ』だのと、さんざん言ってくれたものだな」
「だから、あれは、その……!」
「おまけに、人の顔にブッかけておいて、そのくせ挙句の果てには『こんな風になるつもりとかない』などと、どの口でそれを言うか」
「いや、あの、それも、えっと……!」
「私の心を傷付けた、それ相応の対価は支払ってもらうからな」
その言葉に対した俺が、そこで「わかりました」以外の何を返せるというのだろう。
「では俺は、その“対価”に何をしてさしあげればよろしいのですかね?」
諦めて尋ねた俺に、ちょっとの間、その唇を尖らせてみせて。
やおら内緒話をする時のように、俺の耳に唇を寄せる。
「これから先、男だろうと女だろうと、おまえが他の誰かに触れることは許さない」
「え……?」
「何があろうと、おまえが触れていいのは私だけだ。――私を傷付けた代償に、一生おまえは私に縛られていろ」
「…………」
思わず、その身体を抱き寄せる腕に力が籠っていた。
自然と自分の頬が緩んでいくのがわかる。
その身体ごと、より強く自分の方へ引き寄せて、同じように耳元へ唇を寄せた。
「総督に縛られるのなら、喜んで」
言って、その耳を軽く噛み、舐め上げる。
ピクッと身体を震わせて驚いたようにこちらを振り向いた、その瞳を捉えながら、改めて唇へキスを落とした。
「ねえ……俺、もう一度、総督を抱きたい。もっと総督と愛し合いたい。――いいかな?」
「――レイノルド、だ」
「え……?」
「私のことを名前で呼べたら許してもいい。――どうだ、トゥーリ」
「仰せのままに、――レイノルド」
そして、改めて深く口付けを交わし合う。
「まいったな……名前で呼び合えるってことが、こんなヤバイとは思わなかった。――先に謝っとく、明日立てなくなってたらゴメンね?」
「は……? なんだそれは……」
言いかけられた言葉は、無理矢理のようにキスで塞いだ。
そして俺は、このうえもなく甘美なその身体を、余すことなく隅々まで味わい尽くす。時間をかけて、ゆっくりと。
外の嵐は、まだまだ収まりそうにもない。きっと夜中まで続くだろう。
そう、まだまだ時間は、たっぷりある―――。
そして大方の予想通り、嵐も過ぎ去ってカラッと晴れ上がった翌朝。
案の定、立ち上がれなくなった総督が、俺に抱き抱えられて帰還するハメになり、相当お怒りだったことは……もちろん、言うまでもなかった。
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