涯(はて)の楽園

栗木 妙

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Ⅱ章.バーディッツ伯爵領 ─レイノルド・サイラーク─

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『親愛なるレイノルドへ

 元気ですか?
 俺は相変わらず元気です。
 コルトも元気ですか?
 ファランドルフ副団長の下で働くようになって、お屋敷で働く人たちとも、だいぶ馴染んできました。
 先日、執事長さんのお孫さんにお会いする機会があったのですが、ああちょうどコルトと同じくらいの歳だな、元気でやっているかな、と思い出しました。
 と同時に、あなたと一緒にいることも思い出して、ちょっとコルトが羨ましくなりました。
 俺が居ないのをいいことにコルトといちゃいちゃしてばっかりいたら、妬きますよ?(笑)
 でも、あなたがコルトの元気に振り回されて一緒に元気になってくれてたら、それは嬉しい限りです。
 本当に子供は元気ですよね。
 執事長のお孫さんに付き合って遊んでいたら、あっという間に日が暮れました。
 おかげで副団長から、後から大目玉を食らいました。
 それでも「またほどほどには遊んでやれ」って言うんですから、副団長はお優しい人ですよね。
 後から執事長さんに、「いつも旦那様が遊んでくれていたんです」て聞きました。
 たぶん本音は、自分が子供と遊びたかったんですね。
 その役目を俺が奪ってしまったので、それで拗ねてらっしゃったんじゃないかと思います。
 …でも、その報復に翌日の仕事を倍にしてくれるのは、ちょっと違うんじゃないでしょうか。
 副団長はとても大人げの無い人ですね。
 この間も、屋敷で飼っている副団長の愛犬(でかくて怖くて誰も近寄れない獰猛な犬)に餌をやりつつ撫でていたら、ものすごく悲しそうな顔をされて、しばらくマトモに口をきいてくれませんでした。
 後から聞いたところによると、その犬は、副団長にしかなつかないと、お屋敷内では有名だったそうです。
 これどうですか? どこまでも大人げ無さ過ぎると思いませんか?
 近衛では団長以上に恐れられている鬼の副団長が、実はこんな子供っぽい人だなんて、お側付きでもない限り誰も知らないんだろうな。
 最近、正式な異動はまだですが、副団長の補佐官として近衛騎士団にも出入りできるようになりました。
 かつての同僚にも久しぶりに顔を合わせました。懐かしい限りです。
 もちろん、団長とも顔を合わせました。すっごい嫌~な顔をされました。当然です。

 それでは、また。
 ジークさんとコルトにもよろしく。

 愛を込めて。トゥーリ』


『親愛なるレイノルドへ

 元気ですか?
 俺は相変わらずです。時々ヘコんだりもしますが、元気にファランドルフ副団長の下で働いています。
 その副団長も元気ですよ。元気に俺をコキ使い回してくれてます。
 しかもつい先日なんて、元気に朝帰りしてらっしゃいました。
 お相手がすごく気になるところではありますが……触れたら即斬られそうで訊けません。
 近衛騎士団に所属している者に妻帯が許されないのは規則ですし、それに加えて当人も「軍人として生きる以上、結婚などする気も無い」とカッコイイことを仰ってるので、どこかのご令嬢に手を出していることも無いでしょうし。それに、ああまで隠すからには、娼館の類に行っているというわけでも無さそうです。
 あの日は「用事があるから」と言って俺を一人で先に帰らせたので、ひょっとしたら王宮内にいる誰かとデキてるのかもしれません。
 よっぽど手を出してはいけないお相手なのかな? とも思いましたが、もとより副団長のご気性では、秘密にしなければならない不倫の関係なども、絶対にするはずもありませんよね。
 ホント、副団長は秘密の多いお人です。
 そして謎も多い人です。
 俺は、近衛への異動手続きが整っていないので今は副団長の下で私設の補佐官のように働いていますが、とりあえずまだ軍に籍はありまして、カンザリアに赴任していることになっているようです。
 カンザリアに戻らなかった俺に代わり、まだ残っている荷物などの整理のため副団長が人を遣ってくれたんですが、挨拶も何も出来なかったので、そのお使いの方に、伍長など世話になった同僚へ手紙を渡してくれるよう頼んでたんです。
 その方が、伍長からの返事を持って帰ってきてくれまして、それによると、やっぱり新しい総督閣下は当初、指揮官だった俺が不在にしていることを、相当お怒りでいらっしゃったとか。
 誰に聞いても「サイラーク閣下の使いに出ていて留守」としか言われないし、あなたも、新総督閣下に、そうとしか話さなかったそうですね?
 それで仕方なく、代わりにこれまでの経緯などの詳細を、俺の副官やってくれてた伍長が、新総督に根掘り葉堀り訊かれたそうですが、「報告しているうちに『つくづく居ないのが惜しまれる男だな』って感心してたよ」と、伍長が書いてくれてました。…とりあえず、伍長に迷惑がかからなかったことには安心しました。
 新総督は、俺が戻ったら騎士の身分に相応の地位に昇格させてくれるつもりだったみたいです。やっぱり前線ともなると猫の手も借りたい忙しさなんでしょうね。
 それを知っていた伍長が、俺からの手紙を受け取り、こちらの状況を新総督に報告したらしいのですが。それと同時に、俺の荷物を片付けに行ってくれた使いの人が、併せて新総督へあてた書状も届けるよう副団長から言い付かってもいたらしく。
 ファランドルフ閣下の下に居るとわかった途端、「あのお方が引き取られたなら仕方ない、アクスは諦めるしかなかろう」と仰ったそうです。
 別に俺は正規の手続きを踏んでカンザリアを出たわけではないんですから、その気になれば簡単に呼び戻せる筈なのに、それもしない、って……副団長は、どれだけの将校がたにどれほどの影響を与えている人なのかと。
 ちょっぴり怖くなりましたよね。俺どんな人の下で働いているんだろう、って。
 でも、普段は普通におちゃめな人なんですけどね。
 顔はあんなにいつもムッツリ厳めしいですけど、そのわりにはあまり怒ってるところも見たことないし。…まあ、俺が怒られることはよくあるんですけど。
 普段から、甘い菓子ばかり食べてたり、好き嫌いが多かったり、子供と動物を異様なほど可愛がってたり、という微笑ましい副団長を知ってしまうと、到底そんなにも恐ろしい人には思えません。
 人間ってホント不思議ですよね。

 それでは、また。
 ジークさんとコルトにもよろしく。

 愛を込めて。トゥーリ』


『親愛なるレイノルドへ

 元気ですか?
 俺は相変わらずです。元気です。
 一月以上も待たされましたが、ようやく俺の異動手続きも整ってくれて、正式に近衛騎士団の一員となれました。
 でも、相変わらずファランドルフ副団長付きです。
 それも仕方ありません。団長が俺の復帰を快く思っていないことは明白で、そこを副団長がゴリ押しして話を進めてしまった手前、自分付きとして俺を引き取らざるを得ない事情もあったんだと思います。
 未だに団長には、顔を合わせるたび苦虫を噛み潰したような表情をされてます。でも、さすがに報復されたりとかはないので安心してください。
 もともと近衛では、新入団員は上官の小姓になる慣習があるので、その配置に否やはないのですが、しかしこう事務雑用ばかりだとウンザリしてきます。本当に、お貴族様方は書類が好きですよね。
 しかも、副団長の人使いの荒さといったら、ハンパじゃないんですから。
 個人的に雇って貰っていた時は、それも仕方ないと思っていましたが。こう晴れて部下となり立場が変わっても、それは全く変わりません。むしろ人手が増えてラッキーくらいのノリで、ここぞとばかりに使ってくれます。
 うっかりミスを仕出かして怒られてしまう、なんてこともしょっちゅうです。
 つい先日なぞ、あまりにもばたついていた所為で、うっかり副団長の頭めがけてインク壺をぶちまけてしまい、大変な大目玉を食らってしまいました。
 やっぱり、俺には事務仕事なんて向いていないみたいです。
 カンザリアでも、そういう仕事はほとんどあなた一人でこなしてしまってたから、俺は全く役立たずでしたしね。
 武術修練や軍事演習の時間だけが、今の俺にとって唯一の安らげる時間です。
 やはり近衛騎士団は、軍の最高峰と謳われるだけのことはあり、騎士一人一人がそれなりに強くて、手合わせするのがとても楽しいです。
 試合形式の修練で、俺がどうしても勝てない同僚が一人いて、悔しいことにそいつは同い年なんですよ。
 当面の目標は、そいつに一勝することです。
 そいつには盤戯でも勝てないんですから、ホントにイラっとします。
 そうそう盤戯といえば、あんなに連敗ばかりの俺でしたが、近衛の仲間内でやってみたら、わりと強い方でした。
 どんだけあなたが強すぎるんだって話ですよね。鬼ですね。

 あ、そういえば以前の手紙で、副団長の“お相手”は王宮内の誰かではないかと触れましたが、それに進捗がありました。
 何かの話のついでに近衛の同僚から聞いたのですが、あの朝帰りしてきた当日、仕事が片付かないからと副団長は、当直でもないのに近衛騎士団内の自室に泊っていたんだそうです。
 そこまで厄介な量の仕事など無かったのは側付きの俺がよく知っていることでもあるので、間違いなく方便でしょう。しかも翌日は非番の日でしたし。
“お相手”は近衛の誰か…てことまでわかれば、思い当たるフシがあったりもします。
 とはいえ、いまいち確信が持てないのと、そう改まって訊けるような機会もないため、両当人には未だ確認できてません。

 それでは、また。
 ジークさんとコルトによろしく。

 愛を込めて。トゥーリ』


「――トゥーリ様からのお手紙ですか」
 かけられた声にふと顔を上げると、いつの間に近くまで来ていたのか、ジークがお茶の支度を整えたワゴンと共に立っていた。扉の開いた音にも気付かなかったほど、相当ぼんやりとしていたようだ。
「そろそろご休憩でも、と思ってお茶のご用意をしてきたのですが……よもや、もう既にご休憩なさっていらしたとは」
 殊更に咎める口調ではあったが、顔はちゃんと笑っている。ジークなりの軽口であることは、すぐにわかった。
「旦那様は、いつ来てもトゥーリ様からのお手紙を読んでばかりいらっしゃる。そう何度も何度も読み返していたら、そのうち穴が開いてしまいますよ」
「そう目くじらを立てないでくれ。ちゃんと今ある分の仕事は終えているぞ」
「わかっておりますとも。そうでなければ、お手紙など取り上げております」
 言いながら、てきぱきとジークはお茶の支度を整え始める。覆いの外されたポットから、ふわりと良い香りが漂ってきた。
 急に小腹が減ってきたような気分になり、お茶を出されるのも待たず、卓上に並べられた焼き菓子の皿に手を伸ばす。
「ああ、やはりジークがいると太ってしまうな。お茶が美味しいと菓子も進む」
「まだお茶はお出ししておりませんよ。ご自身の食い意地を人の所為になさらないでください」
 まったく昔から甘いものばかりお好きなんですから…などとボヤきながら、そこでようやくジークが、淹れたてのお茶を目の前に置いてくれた。
「それにトゥーリ様のお手紙の方が、お茶などよりもよっぽど菓子も進むとお見受けいたしますが?」
「違いない。――あはは、あのアレクが頭からインクをぶちまけられた、って……ああ、何度想像しても笑えることこのうえないな!」
「そうですね、それはとても可笑しゅうございました」
「だろう? あの平然と取り澄ましたツラが崩れる様など、滅多に見られるものではないからな。私もゼヒ間近で見てみたかった」
 止まらない思い出し笑いを何とか堪えつつ、お茶を口に運ぶ。
「本当にトゥーリは色々と仕出かしてくれるな。それに、人間をよく見ている。今度は何か酒の肴になるような話でも送ってくれないものだろうか。バーディッツの麦酒は美味いからな」
「やはり、お太りになるのはご自身の所為でございますね。あまりお飲みになりすぎて、そのうち腹が酒樽のようになっても知りませんよ」
 呆れたようにそれを言うとジークは、露台に通じる窓を開けた。
「そうならないためにも、午後は少し身体を動かしていらっしゃったらいかがですか? 今日はとてもいい天気ですし、来客の予定もありませんしね」
 本当にジークの言う通り、窓の向こうから差し込んでくる日差しは、真冬にしては珍しいほど、ぽかぽかと気持ちがいい。絶好の外出日和だ。
「では、久々に遠駆けにでも出て、食べすぎた分を落としてくるか。――そうだ、コルトはどうしてる?」
「お勉強中ですよ」
 これまでコルトは教育らしい教育を受けていなかったため、もう八歳だというのに、未だ読み書きが出来なかった。それで、私とジークで暇を見つけては文字を教えていた。その成果もあって、今では簡単な筆談くらいは出来るようになっている。
 もともとコルトは利発だし、飲み込みも早い。だんだん学ぶことに面白さを覚えてきたようで、あらかた文字を憶えてしまうと、今度は本を読みたがるようになった。
 ゆえに今では、少しでも自分の仕事の手が空くと、常に本と首っ引きだ。
 その様をジークは『お勉強中』と言っている。
「そうか……では、邪魔しては悪いかな。どうせなら一緒に連れていこうと思ったのだが……」
 呟いたその時、かちゃりと小さく音を立てて扉が開き、コルトが顔を覗かせた。――この屋敷内でノックの必要はないと、コルトには特別に許している。
 開けた扉を丁寧に閉じると、とことこ小走りで私の元までやってきた。
 そして、手にしていたもの――封書の束を、こちらへと差し出す。
「おや、今日の郵便だね。配達の者が来ていたのか。コルトが応対に出てくれたんだな、どうもありがとう。読書中すまなかったな」
 封書を受取って頭を撫でてやると、くすぐったそうに首をすくめるようにして、満面の笑みで笑った。
 この子の笑顔を見ると、本当に安心する。――初めて会った時は、私の手に怯えていた。今でもコルトは、自分に触れようとする大人の手を、顔に貼り付けた笑顔の下でひどく怖がる。
「もう本は読み終えたか?」
 訊くと、はにかむようにこっくり頷く。
「ならば一緒に出かけないか? 遠駆けに行くんだ。馬に乗せてあげよう」
 言った途端、ぱあっと表情が晴れる。そして、こくこくと笑顔で何度も頷いた。相当、嬉しそうだ。
「なんだ、コルトは馬に乗りたかったのか?」
 こくこく、こくこく。
「そうか……そうだな、もうコルトは八歳だったな……」
 そういえば…と懐かしく思い出す。――私が兄に手を引かれ初めて馬に触ったのも、そういえば七歳の頃だった。
「ではいずれ、暇をみて馬の乗り方を教えてやろう。私も、おまえくらいの年の頃から乗馬を始めたんだぞ。おまえもきっと上手になるだろう」
 すると今度は、拍手しながらその場をぴょんぴょん跳ね回った。
 その姿が本当に愛らしくて、思わずこちらにも笑みが洩れた。
「でも今日は初めてなんだから、まだ乗るだけだぞ? 手綱には触らせないからな?」
 頷きながら、コルトが私の手を握り引っ張る。まるで、そんなこといいから早く行こうと催促しているかのように。
「わかった、わかった。そう急かすな。――ジーク?」
「はい、わかっております」
 そこで応えたジークが、コルトの肩を抱くように優しく手を置いた。
「まずは着替えなければいけませんね。旦那様の子供の頃の服がありますから、いま出してあげましょう」
 ひょっとしたらコルトが使うかもしれない、と思い、王都の屋敷に残っていた子供服は処分せず、全てこちらに持ってきていた。その中に、おそらく私や兄が使っていた乗馬用の装い一式も残っていた筈だ。
 持ってきておいて正解でしたね、と笑うジークに心から同感する。
「それと、厨房に言って軽食など包ませましょうね。おやつ代わりに持っていきなさい」
 その言葉を聞いてコルトが、ますますぴょんぴょん飛び跳ねる。本当に可愛くて微笑ましい姿だ。
 やはり子供の無邪気さは癒されるな…などと思いながら、その場に残っていた菓子を摘まむ。
 それを逃さず見咎めたジークから、すかさず言葉が飛んできた。
「旦那様の分は、ございませんよ?」
「…………」
 ――仕方ない……私は、ここに残った菓子でもこっそり包んでいくことにするか。
 そして皿の上を密かに物色し始めた矢先、またもジークが、それを言う。
「菓子も、だめですからね?」
「…………」
「ちなみに、直接厨房に行って頼んでも無駄です」
「…………」
「それと、わたくしはトゥーリ様ではありませんから、そう目で訴えられても甘やかしてさしあげたりなどいたしませんよ」
「…………」
「どうしても、ということでしたら……仕方ありませんね、ご自分の腹が酒樽になってもよろしいのであれば、いくらでもどうぞ」
「…………」
 言いおいてコルトと共に部屋を去っていった、そのジークの後ろ姿を見送って。
 諦めのあまり、思わず深いタメ息が洩れた。
 有能な執事は主人の気持ちを読むと云うが……ここまで主人の気持ちを読み過ぎる執事も、そうはいないだろう。
「――さすがに酒樽は嫌だな……」
 そこまで暴飲暴食を重ねているわけではないが、カンザリアに居た時よりも食べる量が増えて運動量が減っている自覚は、とてもある。――なぜなら、気の向くままにサボり放題だった名前ばかりの総督職に比べれば、今の仕事量の方が格段に多いし、そこに加えて常にジークが側にいるため、適当にサボることも出来ないからだ。
 屋敷の中に居る時間が増えれば当然、暇さえあれば食べるし飲む。それしか楽しみが無いのだから。
 あまりにも的確すぎる指摘に痛む耳を引っ張りながら、私も重い腰を上げて着替えのため席を立ったのだった。



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