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逢莉子
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「で、どうだったの? 例の面接は?」
真理愛ちゃんの面接の翌日、さっそくウチの唯一のバイトから聞かれた。
「逢莉子と同じ学科の子だったよ」
「はあ?! マジで言ってんの? 喜多山さんの妹ってことは...まさか、喜多山真理愛?」
「大正解。まさか、喜多山にあんな可愛い妹が居たとは思わなかったよ」
「えー、あの人がバイトで入るの? 」
「なんだよ、不満か?」
「いや、不満っていうかさ...あの人アタシと別グループだし」
「なんだ、そんなことか」
「そんなことってなんだし。アタシからしたら、同じグループだったらアリだったと思うけど」
まあ、たしかに逢莉子と真理愛ちゃんは同じ学科でもあんまり関わらなさそうな感じではあるわな...。
「真理愛ちゃんって、大学で人気だったりする?」
「は? なに急に」
「真理愛ちゃん可愛いからさ、モテるのかなって」
「キモ。本人に聞けよ」
「なんでそこまで言われなきゃならないんだ! てか、口悪すぎ!」
俺、逢莉子より5歳年上なのに...完全にナメられてるわ...。
「アタシのが可愛いでしょ」
「まあ、たしかに逢莉子も可愛いけどさ」
「はあ?! 何言ってんの?」
めっちゃ驚くじゃん。どうした急に。
「自分で言ったんじゃんか」
「自分で言ったけどさ、遥太に言われるのは違くない?」
「俺に言われるのは良くないということか?」
「良くないわけじゃないけど...安易に可愛いって言わないほうがいいよ」
「なんで?」
「なんでって...ナンパしてると思われるよ」
「そういうもんなのか...」
"キミ可愛いねー!"的なやつかな。そう考えると、ナンパっぽいかもしれない。
「そういうもんなんですー。だから、喜多山さんには言わないほうがいいよ」
「分かった、気をつける。ちなみに、逢莉子に対してはナンパじゃないから安心して」
「はあ? 分かってるけど? てか、遥太にナンパされたところでお断りだけど」
「ていうか、逢莉子って彼氏居るだろ?」
「は? いないけど」
「え? いないの?」
「てか、アタシ彼氏いるって言ったことなくない?」
「まあ、そうだが...。彼氏いそうなイメージあった」
「なにそれ。どういう意味?」
「いや、可愛いから彼氏いてもおかしくないよなって」
「だーかーらーさー! 安易に可愛いって言うなって言ったじゃん!」
めっちゃ怒るじゃん。可愛いって、褒め言葉じゃないの?
「ああ、そうだった。でも、ナンパじゃないって分かってるんだからいいだろ?」
「いや、そういう問題じゃなくてさ...アタシのこと口説いてるの?」
「ナンパの次は、口説き疑惑かよ。いろんな可能性に満ち溢れてるんだな」
「もしかして、からかってる?」
また別の可能性出てきたよ。すげえな、可愛いって。
「可愛いから可愛いって言ってるだけだろー。べつに深い意味ないから」
「あっそ。あまりにも彼女できなさすぎて、バイトのこと口説き始めたのかと思ったー」
「逢莉子には振られる未来しか見えないので、口説くことはないです」
「そう思ってるうちは、振られるだろうね」
なんだそりゃ。てことは、俺が口説いたら付き合ってくれるのかよ。
って思ったけど、どうせバカにされるので言わないでおこう。
「とりあえず、真理愛ちゃんと仲良くしろよー」
「命令すんなし。仲良くするかどうかは、あの子次第だから」
真理愛ちゃんも似たようなこと言ってたな。
仲良くバイトしてくれりゃいいのだが。
「そういえばさ、お金貸してくんない?」
我が喫茶店のバイトから、唐突に嫌な相談をされる。
「一体なにがあった?」
「こないだ友達とランド行ったら、お金無くなった。だから給料前借りしたいの」
逢莉子には問題がある。それがこれだ。
俺、逢莉子にけっこうバイト代払ってるはずなんだけどな・・・時々こうして金を借りようとしてくる。
「親に借りなよ」
「貸してくれないから遥太に頼んでんじゃん。借りるのダメなら、カラダで払う」
本気で言ってるのかな・・・なんて、思っちゃダメだよね。
「いくら欲しいの?」
「友達とカラオケ行く分だけでいいかな。とりあえず1万」
「逢莉子・・・お金は計画的に使えよ?」
「分かってる。でさ、お金ないからしばらく泊めてくんない?」
「泊まる必要なくない? 実家暮らしだろ?」
「自分で食べたいやつとかコンビニで買ったりしてお金使っちゃうのー」
「俺にメシ奢らせる気満々かよ・・・」
「可愛い女の子に奢れて嬉しいでしょ?」
自分で言っちゃったよ。
まあ、たしかに可愛いけどさ。
「はあ、分かったよ」
「ありがとー」
まったく・・・ただでさえ金にルーズなバイトの面倒見てるのに、新しいバイトの子を面倒見れるのだろうか...?
不安はあるが、店長として頑張るしかない。
真理愛ちゃんの面接の翌日、さっそくウチの唯一のバイトから聞かれた。
「逢莉子と同じ学科の子だったよ」
「はあ?! マジで言ってんの? 喜多山さんの妹ってことは...まさか、喜多山真理愛?」
「大正解。まさか、喜多山にあんな可愛い妹が居たとは思わなかったよ」
「えー、あの人がバイトで入るの? 」
「なんだよ、不満か?」
「いや、不満っていうかさ...あの人アタシと別グループだし」
「なんだ、そんなことか」
「そんなことってなんだし。アタシからしたら、同じグループだったらアリだったと思うけど」
まあ、たしかに逢莉子と真理愛ちゃんは同じ学科でもあんまり関わらなさそうな感じではあるわな...。
「真理愛ちゃんって、大学で人気だったりする?」
「は? なに急に」
「真理愛ちゃん可愛いからさ、モテるのかなって」
「キモ。本人に聞けよ」
「なんでそこまで言われなきゃならないんだ! てか、口悪すぎ!」
俺、逢莉子より5歳年上なのに...完全にナメられてるわ...。
「アタシのが可愛いでしょ」
「まあ、たしかに逢莉子も可愛いけどさ」
「はあ?! 何言ってんの?」
めっちゃ驚くじゃん。どうした急に。
「自分で言ったんじゃんか」
「自分で言ったけどさ、遥太に言われるのは違くない?」
「俺に言われるのは良くないということか?」
「良くないわけじゃないけど...安易に可愛いって言わないほうがいいよ」
「なんで?」
「なんでって...ナンパしてると思われるよ」
「そういうもんなのか...」
"キミ可愛いねー!"的なやつかな。そう考えると、ナンパっぽいかもしれない。
「そういうもんなんですー。だから、喜多山さんには言わないほうがいいよ」
「分かった、気をつける。ちなみに、逢莉子に対してはナンパじゃないから安心して」
「はあ? 分かってるけど? てか、遥太にナンパされたところでお断りだけど」
「ていうか、逢莉子って彼氏居るだろ?」
「は? いないけど」
「え? いないの?」
「てか、アタシ彼氏いるって言ったことなくない?」
「まあ、そうだが...。彼氏いそうなイメージあった」
「なにそれ。どういう意味?」
「いや、可愛いから彼氏いてもおかしくないよなって」
「だーかーらーさー! 安易に可愛いって言うなって言ったじゃん!」
めっちゃ怒るじゃん。可愛いって、褒め言葉じゃないの?
「ああ、そうだった。でも、ナンパじゃないって分かってるんだからいいだろ?」
「いや、そういう問題じゃなくてさ...アタシのこと口説いてるの?」
「ナンパの次は、口説き疑惑かよ。いろんな可能性に満ち溢れてるんだな」
「もしかして、からかってる?」
また別の可能性出てきたよ。すげえな、可愛いって。
「可愛いから可愛いって言ってるだけだろー。べつに深い意味ないから」
「あっそ。あまりにも彼女できなさすぎて、バイトのこと口説き始めたのかと思ったー」
「逢莉子には振られる未来しか見えないので、口説くことはないです」
「そう思ってるうちは、振られるだろうね」
なんだそりゃ。てことは、俺が口説いたら付き合ってくれるのかよ。
って思ったけど、どうせバカにされるので言わないでおこう。
「とりあえず、真理愛ちゃんと仲良くしろよー」
「命令すんなし。仲良くするかどうかは、あの子次第だから」
真理愛ちゃんも似たようなこと言ってたな。
仲良くバイトしてくれりゃいいのだが。
「そういえばさ、お金貸してくんない?」
我が喫茶店のバイトから、唐突に嫌な相談をされる。
「一体なにがあった?」
「こないだ友達とランド行ったら、お金無くなった。だから給料前借りしたいの」
逢莉子には問題がある。それがこれだ。
俺、逢莉子にけっこうバイト代払ってるはずなんだけどな・・・時々こうして金を借りようとしてくる。
「親に借りなよ」
「貸してくれないから遥太に頼んでんじゃん。借りるのダメなら、カラダで払う」
本気で言ってるのかな・・・なんて、思っちゃダメだよね。
「いくら欲しいの?」
「友達とカラオケ行く分だけでいいかな。とりあえず1万」
「逢莉子・・・お金は計画的に使えよ?」
「分かってる。でさ、お金ないからしばらく泊めてくんない?」
「泊まる必要なくない? 実家暮らしだろ?」
「自分で食べたいやつとかコンビニで買ったりしてお金使っちゃうのー」
「俺にメシ奢らせる気満々かよ・・・」
「可愛い女の子に奢れて嬉しいでしょ?」
自分で言っちゃったよ。
まあ、たしかに可愛いけどさ。
「はあ、分かったよ」
「ありがとー」
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