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題1章 幼少期
13話「なんやかんやあり...」
しおりを挟むあれからは町のみんなに魔物の周知をするために雑貨屋、八百屋をはじめ、ソルガ達とお手伝いをしまくった
そりゃ、初めの方なんて魔物がいるって警戒した目で見られることもあった。
でも、私とソルガ達の頑張りで1年経つ頃には町のみんなには認めてもらえた。
私はミリィちゃんと毎日町を練り歩いてるので、町のみんなには私とミリィちゃんはセットという認識も広がった。
ミリィちゃんと一緒にすくすく育ち、さらに4年が経った。
その間、私はソルガに剣の指導をしてもらった。
仮にも魔物を従える者だから、せめて 戦う術を身につけておいた方がいいだろうと、ソルガからの提案で訓練した。
最初はテキトーな木の枝を持って素振りから始まった。
ソルガいわく、いきなり木刀とか持っても重くて「型」どころではない、とのこと。
そりゃそうだ。6才の幼女にいきなり木刀は無理だ。
まずはキレイに振ることを意識して素振りをした。
ゆっくりと、丁寧に。
1回だけ、どうしてもトイレに行きたくて適当に終わらせたら、ソルガにド叱られたことがあった。
『「型」は基礎だ!それを疎かにしたら自分の思い描いた形に剣を振れんぞ!』って。
…めちゃくちゃ怖かった。
その後は、トイレに行きたかったら一言言 えば行かせてやるから、との事で適当にやることはなくなった。
…ソルガは怒らせちゃダメ。
言霊の方は、森の魔物達と仲良くするという、まぁそれぐらいしか方法が思いつかないないというのもあって、森で練習もとい遊んでいた。
もちろん、ミリィちゃんも一緒にね。
その 結果、今まで悩ませていた魔物の襲撃がピタリと止み、それどころか共存という形で魔物との交流を、計らずともできるようになった。
魔物達いわく、「人間を襲う衝動が無くなって、アヤノ様には感謝しかありません」だって。
アヤノ様なんてやめてって言ったけど、聞いてくれなかった。
その代わり、フレンドリーに接してくれるようになったから、まぁいいかな?
そんなこんながあって更に5年が経ち…
~~~~~~~~~~
ひとまず、幼少期編はこれにて完結です!
本当はもっと前に投稿する予定でしたが、諸事情により、書くのが遅くなってしまいました…(т-т)
これから青年期編と、新作の方を手掛けていく予定です!
投稿頻度は低くなってしまいますが、楽しく読んでもらえるように努力いたしたします( ̄^ ̄ゞ
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