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恋バナ?エロバナ?
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創作部の部室。
今日は誠人はサッカー部の人数が足りないからと助っ人に呼ばれて部活を休んでいた。
彼と交代するかのように、詩織の後輩で女の子でありながらシモネタ大王という渾名があるカノンが今日の部活に参加していた。
詩織とは性格が真逆といえるカノンとは共通の話題もないためしばらくの間は無言で各々の作品作りをしていた。
カチャカチャとキーボードを叩く音や筆が紙を走る音などが静かに流れる。
「ねえ、詩織先輩」
その沈黙を破ったのは、カノンだった。
「先輩は、好きな人いるんですか?」
「えっ? 何よいきなり……」
シモネタ大王のカノンが部活にくるとたまに来ている部員の女の子や詩織は彼女に振り回されているため必要以上に警戒する。
「えー、あたしら女が集まって話すことといえば恋バナっすよ。先輩だって友達と恋バナするっしょ?で、好きな人はいるんっすか?」
「好きな人……私はいないわよ」
本当は同じ創作部の誠人が好きなのだが、口のかるい彼女に言ってしまうと即座に噂になって駆け巡ってしまう。だから詩織は好きな人がいないと言った。
「へぇーそうなんですかぁ。年上なのに意外っすね」
「そう?たしかに私はカノンちゃんより一年上だけど私の友達も彼氏がいない子が多いわよ。でもどうしてそんなこと聞くのかしら?」
カノンの目的は何かと詩織は探るために聞いた。
「んーなんというか、ちょっと聞いてみたくなったんです」
カノンは頬杖をついて微笑んだ。
「ところで先輩はどんな作品がお好きですか?」
「うーん、色々あるけど強いて言うならファンタジーかしら」
「へぇ~そうなんですねぇ」
「カノンちゃんは何が好きなのかしら?」
「私はですね……」
カノンは少し間を空けたあとで言った。
「エロゲーでっすっ!」
「えろげ!?」
今日は何も問題がなさそうだと油断していたため下ネタの投下に動揺して詩織の声が大きくなる。
「はい!エロゲーですよぉ」
先輩は期待通りの反応しますね、とでも言うようにカノンはニコニコしながら答えた。
「エロゲーはいいですよ~。イケメン達とラブラブになってイチャイチャできますもん。逆ハーモノとかやばいっすよ」
「えーっと、カノンちゃんはまだ18歳未満よ?」
「大丈夫ですって、バレませんし」
ケラケラと笑うカノンに詩織は驚きながらも先輩として冷静なふりをする。
「そ、そういう問題じゃなくて……それにあなたには恋人がいるんじゃないの?」
シモネタ大王のためか恋人ができた、振られたもオープンなカノン。彼女と距離を置きたい詩織だがカノンの恋人の有無は恋愛の噂が好きな部員達に聞かされるのでどうしても耳に入る。
「んー、まあ確かに彼氏はいるっちゃいるんですけど……最近マンネリ気味っていうかぁ。ときめき不足?」
「な、なぜに彼氏がいない私にそんな話を…」
動揺する詩織をみてカノンが笑った。
今日は誠人はサッカー部の人数が足りないからと助っ人に呼ばれて部活を休んでいた。
彼と交代するかのように、詩織の後輩で女の子でありながらシモネタ大王という渾名があるカノンが今日の部活に参加していた。
詩織とは性格が真逆といえるカノンとは共通の話題もないためしばらくの間は無言で各々の作品作りをしていた。
カチャカチャとキーボードを叩く音や筆が紙を走る音などが静かに流れる。
「ねえ、詩織先輩」
その沈黙を破ったのは、カノンだった。
「先輩は、好きな人いるんですか?」
「えっ? 何よいきなり……」
シモネタ大王のカノンが部活にくるとたまに来ている部員の女の子や詩織は彼女に振り回されているため必要以上に警戒する。
「えー、あたしら女が集まって話すことといえば恋バナっすよ。先輩だって友達と恋バナするっしょ?で、好きな人はいるんっすか?」
「好きな人……私はいないわよ」
本当は同じ創作部の誠人が好きなのだが、口のかるい彼女に言ってしまうと即座に噂になって駆け巡ってしまう。だから詩織は好きな人がいないと言った。
「へぇーそうなんですかぁ。年上なのに意外っすね」
「そう?たしかに私はカノンちゃんより一年上だけど私の友達も彼氏がいない子が多いわよ。でもどうしてそんなこと聞くのかしら?」
カノンの目的は何かと詩織は探るために聞いた。
「んーなんというか、ちょっと聞いてみたくなったんです」
カノンは頬杖をついて微笑んだ。
「ところで先輩はどんな作品がお好きですか?」
「うーん、色々あるけど強いて言うならファンタジーかしら」
「へぇ~そうなんですねぇ」
「カノンちゃんは何が好きなのかしら?」
「私はですね……」
カノンは少し間を空けたあとで言った。
「エロゲーでっすっ!」
「えろげ!?」
今日は何も問題がなさそうだと油断していたため下ネタの投下に動揺して詩織の声が大きくなる。
「はい!エロゲーですよぉ」
先輩は期待通りの反応しますね、とでも言うようにカノンはニコニコしながら答えた。
「エロゲーはいいですよ~。イケメン達とラブラブになってイチャイチャできますもん。逆ハーモノとかやばいっすよ」
「えーっと、カノンちゃんはまだ18歳未満よ?」
「大丈夫ですって、バレませんし」
ケラケラと笑うカノンに詩織は驚きながらも先輩として冷静なふりをする。
「そ、そういう問題じゃなくて……それにあなたには恋人がいるんじゃないの?」
シモネタ大王のためか恋人ができた、振られたもオープンなカノン。彼女と距離を置きたい詩織だがカノンの恋人の有無は恋愛の噂が好きな部員達に聞かされるのでどうしても耳に入る。
「んー、まあ確かに彼氏はいるっちゃいるんですけど……最近マンネリ気味っていうかぁ。ときめき不足?」
「な、なぜに彼氏がいない私にそんな話を…」
動揺する詩織をみてカノンが笑った。
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