M男子受けが幸せな短編集

からどり

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ドSになりたい小柄青年✕犬になりたい大柄青年 2(御主人様と犬ごっこ。受け視点。バイブ・本番あり)

**ヒロ視点**
 俺は十回目の飼い犬プレイで、やっと告白に応えてもらえた。徳雄が飼い主で、恋人にもなってくれて嬉しい。
 俺が彼に恋をしたと思ったのは3回目のプレイの時だ。
 一回目のプレイの時に、初心者御主人様の徳雄は首輪も犬の飯も用意していなかったが、そろそろ俺を「犬」として扱いして首輪など用意するだろうと思っていた。もしくは俺に「買ってこい」と命令するだろうとも思った。
 しかし、御主人様の徳雄は首輪も紐も使わず、褒めるときに与えるおやつは普通の人間の菓子だった。
動物の形をしたビスケットを食べながら、御主人様が撫でてくれる手は気持ちいいなと思う。
 体格差もあり、喧嘩をすれば勝てそうな相手に、全裸の自分が命令を聞く。上手くできれば「よく出来たね」褒められ、出来ないと「ダメ」と叱られる。徳雄には初心者だと言ったが、実は初心者に毛が生えた程度の経験がある。今まで会った自称マゾ犬の御主人様やSと違い、性行為を交えない正統派ながら初々しいプレイに快感が芽生えた。

 御主人様徳雄の一挙手一投足に反応し、褒められると俺の脳内に生えた尻尾をちぎれるくらい振り、耳がピンと立つのを感じる。反対に叱られると尻尾と耳が垂れ下がる。
御主人様の言葉で自分が本当に犬になっていくみたいだ。
御主人様に甘えても「かわいい」と言って触れてくれる幸せに浸れた。

 犬状態のときに勃起しても、彼は犬が喜んでいるだけだと俺の勃起を無視する。それが切なくて、さみしくて、他の奴がしたように触れて欲しかった。それが恋だと気が付いた。

「こら、ヒロ。なにぼんやりしてるの」

ぱちんと頬を叩かれた。徳雄は叱る時に頭を叩かない。その気の使い方も好きだ。

「今日は沢山遊ぶんでしょ?早く玩具をとっておいで。ヒロが好きな玩具でいいよ」

部屋の端っこにはあらかじめ玩具箱を置いている。犬用玩具や大人の玩具まで箱に入れてある。

俺は犬だから、当然ハイハイ移動で箱まで行く。
箱に顔を突っ込み、口で玩具をくわえて四つん這いで戻ってくる。

「戻ってきたね。最初はこれで遊ぶんだ?」

徳雄がバイブを受け取り、俺の頭を優しく撫でる。俺は犬だから、撫でられるのは嬉しい。

「わん」

 最初は「わんわん」と犬の鳴き声だけで会話ができなかったが、回数を重ね、今は「わん」がイエス。「わんわん」がノーという使い分けが伝わるようになった。

「待て」

俺はその場でじっとする。躾が行き届いている犬だから俺は勝手に動かない。
俺は犬の状態で命令されるのが嬉しい。「待て」をするだけで興奮するし、発情した犬のようにクンクンと鳴きながら涎を垂らしてしまう。
御主人様はそんな俺の頭を撫でてくれる。

「まーだーだーよー」

 俺の鼻先にバイブを突き出してくるが、これにしゃぶりついたら「ダメ」と叩かれることを分かっている。
なのに俺は我慢できずにバイブに向かって舌を突き出していた。

「っ!こら、舐めていいとは言ってない」

「はーっ、はーっ」

御主人様の怒声にさえ反応し、より興奮してしまう。

「まだだよ。まだ。よ……」

よしっと言われると思って体が前のめりになる。だけどいつまでも「よ」のあとに「し」を言ってくれない。

「よっ、よっ、よっこいしょ」

ガクッ、ガクッと俺の体が反応するのを面白そうに笑顔を浮かべて見ている御主人様。

「よし」

やっと、「よし」が貰えた。俺は玩具に飛びつく。
バイブを舌でぺろぺろと舐め、咥え、先を吸う。そして音を立てて根元まで飲み込みピストンのように頭を前後に動かした。

「その調子で舐めててね」

御主人様が俺の頭を撫でてから離れた。舐めててと言われたから、一度、床に置いて口から抜き、バイブを舐め回す。
だが、俺の目は彼の背中を追いかけていく。

 御主人様は俺が玩具をとった玩具箱からローションを取り出し戻ってきた。

「ヒロ、バイブちょうだい」

俺は床に置いたバイブを口で拾って、差し出された手の上に置いた。

「ヒロ、お尻をこっちに向けて」

「わん」

 四つん這いのまま後ろを向き、お尻を上げる。
御主人様は俺の尻たぶを押し広げ、穴にローションの注ぎ口を押し当てて、俺の中に注ぎ込む。

「ん……」

冷たい感触に声を上げてしまう。

「次はバイブ。前立腺ブルブルしてあげるね」

ぐちゅりと音をたてながらバイブが尻の中に入っていく。

「ん……っ!」

俺は思わず腰を引いた。でも御主人様がそれを許してくれない。俺の腰を掴んで引き戻す。

「あ、あああッ!」

 中に入っているバイブにスイッチが入り振動する。バイブに押さえつけられた前立腺がぶるぶる震える。俺はその快感に逆らえなくて腰を引くのを止められない。

「だめっ」

御主人様は俺の尻を一度叩くと、ぐいぐいと尻にバイブを押し込む。

「浅いと全部抜けるからさ。奥までいれなきゃ」

奥までバイブで埋められた俺は頭を床につけて服従する。尻だけ突き上げて尻尾を振るようなポーズのまま快感に悶える。

「ん、あ……ああッ」

「ヒロ、お尻気持ちいいね。もっと気持ちよくなりたいよね」

「わん!」

俺は精一杯吠える。すると御主人様はバイブの握りに手をかけ、抜き差しを始めた。

「ん、ん、あッ!あッ!」

バイブの振動が前立腺に伝わり、肉壁を擦りながらの出入りに、先端が奥を突いてくる。肉欲の快感が脳天まで突き抜けていく。

「ああ……っ!ああ……っ!」

俺はすぐに涎を垂らし、喘ぐことしかできない。御主人様はそんな俺の頭を優しく撫でる。

「ヒロ、可愛いね」

「わぁん」

俺は嬉しくなって尻尾を振るように尻を振ると、御主人様が笑った。

「ヒロは本当にいいね。かわいいワンちゃんだ」

御主人様に褒められて、俺は玩具のバイブを離さないよう締め付ける。

「はぁ……、締め付けてるね?動かしにくくなったよ」

御主人様の溜息が聞こえてきた。失望させたくなくて力を抜こうとしても気持ちよさに抗えず、ぎゅうぎゅうとバイブを締めてしまう。

「あー、もう、バイブがむかつく。ヒロ、手を使わずに自分で抜いて」

俺は上半身を起こし、尻を下に向ける。中の異物を出すため腹に力を込める。

「んッ……ああ……ッ」

振動するバイブがゆっくりと降りていく感触。それよりもっと良いものがあると信じて何度も腹と足に力を入れてひり出す。最後に先端が抜け、ゴトンと硬い音を立ててバイブが床に転がった。
 俺は中になにもないことを見てもらうために服従の尻上げポーズをする。

「ヒロのお尻が頑張ったね。まだひくひくしてる」

御主人様の指が俺の開いた穴に触れる。そして彼の指が俺の中に入ってくる。中はローションと腸液でぐちゅぐちゅだ。御主人様は指を曲げて俺の中を掻き回す。

「あ、あ、あ、あ、あ」

俺は四つん這いのまま床に頭を擦り、喘ぐ。
御主人様は俺の中を指でぐちゃぐちゃと音をたてながら掻き回し、指の腹で俺の前立腺をトントンと叩いた。
その刺激がたまらなくて、俺は腰を振る。
もっとして欲しいのに彼は指を抜いてしまった。
俺は物足りなさに鼻を鳴らした。

「そんなに指が欲しいの?他のは?いらない?」

御主人様は俺の尻を優しく撫でながら言う。

「わん」でもあり「わんわん」でもある。ああ、犬ではもどかしい。振り返ってねだる。

「御主人様のペニスが欲しい。御主人様のペニスで中を擦って欲しい」

「いいよ。玩具じゃ足りないよね♪」

御主人様が嬉しそうに弾んだ声で言った。
 
ジジジ……ジッパーを下ろすだけで官能的だ。
御主人様は下半身だけ裸になり、両手で俺の尻たぶを開き、勃起したペニスをこすりつけてくれる。

「待てだよ」

玩具で快感を得た肉欲の穴が彼のペニスを求めるようにひくひくと動き、吸い付くようにキスをする。俺は舌を出して涎を垂らしながら腰を振ってねだる。早く入れて欲しい。

「まだ待て」

ちゅくちゅくと粘膜同士が擦れてキスする音が部屋に響く。合間に「待て」の号令。
俺は発情した犬のように喘ぎながら、涎を垂らして御主人様のペニスを待ちわびる。

 ちゅぷんと音を立てて先端が埋まると、俺の中は歓喜に震え彼のペニスを締め付けてしまう。
その刺激で御主人様は小さく呻く。

 御主人様は俺の腰を掴み、ゆっくりと腰を押し進めてきた。
ずぷずぷと肉を押し広げ入ってくるペニスの質量が嬉しい。

 御主人様のペニスは一番奥まで押し入ると、そこで動きを止める。
俺は動いて欲しくてきゅっきゅっと彼のペニスを締め付ける。
だが、彼は動かないし喋らない。これは動かずに待機せよということだ。なのに俺の括約筋は勝手に動いてしまう。

「もう、しかたない子だなぁ」

御主人様が腰を振ってくれる。ごりごりと前立腺を押し潰しながら長いペニスが俺の一番奥の奥まで届く。結腸口をトントンと叩かれ、俺は快感で涎と息を垂れ流す。

 御主人様の恋人になれて幸せだ。俺は一度目の射精をしながら喜びの吠え声を上げた。

「もうイッたの?僕が満足するまで終わらないよ」

ああ、本当に俺は犬としても幸せだ。
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