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転生ヒロインは最後まで乙女ゲームだと思っていた
謹慎処分
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謹慎処分を言い渡された私は、抵抗も虚しく強制的に家に帰され、謹慎処分の通達とその理由がお父さんに伝えられた。
その時、アル様の従者?みたいな人が、お父さんに何か言ってたけど、私には何も聞こえなかった。
それまで、凄く怖い顔をしてたお父さんが、優しい顔になったから、私は悪くないって言ってくれたのかも。
やっぱりアル様は私の味方なのね!あの時は悪役令嬢がいたから黙ってたけど、本当は私を心配してくれてたんだ!
学園のモブとアル様のモブ従者が帰っていくのを見送ってから、私はお父さんに書斎まで連れて行かれた。
「お前の退学は保留とする」
「退学?………謹慎処分って言ってたけど」
「………私との約束を忘れたのか?」
約束は覚えてるけど、アレは「問題行動を起こしたら退学」って話だったよね?……問題行動なんて起こしてないけど。
何で退学の話が出てくるのよ。ホント、意味わかんない。
「私、問題行動なんて起こしてないよ?」
分かってると思うけど、一応…言っておかないとね。何も悪くないのに退学させられるなんて、どう考えてもおかしいでしょ。
「………お前が卒業するまでは貴族籍に入れない。この選択は正しかったようだな」
「えっ………どういう事?」
「そのままの意味だ」
籍には入っるはずだから、貴族籍?っていうのにも当然だけど入ってるはずで……なのに、貴族籍には入れてない?
前世の【乙女ゲーム】では確かに入ってた……よね?其処まで詳しく見てないから分かんないんだけど、子爵令嬢っていう設定なんだから入ってないとおかしいことになる。
「そんなのおかしい!だって私、子爵令嬢だもん!」
「………子爵子女だ。間違えるな」
「同じことでしょ?」
「…レイモンド、これからはリリアを貴族籍のない娘として扱え」
レイモンドって私のお兄ちゃんのことよね?どういうこと?此処には私とお父さん以外いないはず。
そう思っていたら、本棚の影から誰かが出てきた。金髪に青い目をしたイケメン。嘘!私のお兄ちゃん、凄くカッコいい!………攻略対象には及ばないけど。
「分かったよ、父さん」
「使用人たちにも周知しておいてくれ……悪かったな」
「いえ、僕も母さんも最初から怒ってませんから」
「!!」
何?何の話?怒ってないって何?怒るようなことが何かあったってこと?………まあ………関係ないか、私には。
それより、初めて会えたんだから…可愛い妹に何かあってもいいと思うけど、照れ屋なのかな……私から話しかけてあげるね。
「私のお兄ちゃんですよね!?凄くカッコいいです!!」
「…………………初めまして、お嬢さん」
「リリアって呼んでください!」
お兄ちゃんなのに他人行儀なのは何でなの?……私が可愛すぎて妹だと思いたくないとか?………有り得るかも。
溺愛系のお兄ちゃんってことだよね。まあ、私みたいに可愛いとお嫁に出したくないよね。気持ちは嬉しいけど、私はアル様と結婚するんだから……ごめんね?お兄ちゃん。
「私!お兄ちゃんのこと大好きです!!」
「……僕と君は初対面だよね?」
「そうですけど!私たち兄妹じゃないですか!」
「……………兄妹でも仲が良いとは限らないよね?」
「そうみたいですね!私たちとは大違い!!」
確かに他の所は仲が悪い所もあるだろうけど、私はヒロインなんだから仲良しに決まってるじゃない。
「レイモンド、それ以上は………」
「そうですね」
「リリア……お前は部屋に戻りなさい」
何で?せっかく…お兄ちゃんと会えたのに、何でそんな酷いこと言うの?お兄ちゃんだって私と話したいはず!
「何で!?私はお兄ちゃんともっと話したい!」
「これから話す内容はお前には関係のない話だ」
「酷い!」
「酷くて結構。お前は呼ばれるまで部屋から出るな」
お父さんはそう言いながら、私のことを書斎から追い出した。ヒロインの私に対する扱いが最悪すぎるんですけど。
ムカついた私は、近くにいたメイドに命令した。
「ねえ!アンタ!お茶!淹れてきて!」
「…………………畏まりました、リリア様」
「早くしてよね!」
それから一ヶ月の間に色んなことが変わっていった。誰も私の命令を聞かなくなるし、買い物も出来なくなるし……最悪!!
それもこれも全部、悪役令嬢のせいよ!あの女が仕事しないのが悪いのよ!あの女にサボるなって言ってやる!
それで駄目でも、シナリオ通りに私が行動すればいいのよ。そうすれば…あの女に罪を着せて……私、天才!
そんな事を考えながら、一ヶ月の謹慎は終わりを告げて久しぶりの学園生活。私を遠巻きにするモブが増えてる気がするけど、気にしたら負け。だって私はヒロインなんだから。
それから暫くの間、私は謹慎中に考えた事を実行に移す日々を送ることになる。大変だったけど、必要なシナリオとかイベントなんだから仕方ない。なのに…好感度が全然上がらないんですけど!?
その時、アル様の従者?みたいな人が、お父さんに何か言ってたけど、私には何も聞こえなかった。
それまで、凄く怖い顔をしてたお父さんが、優しい顔になったから、私は悪くないって言ってくれたのかも。
やっぱりアル様は私の味方なのね!あの時は悪役令嬢がいたから黙ってたけど、本当は私を心配してくれてたんだ!
学園のモブとアル様のモブ従者が帰っていくのを見送ってから、私はお父さんに書斎まで連れて行かれた。
「お前の退学は保留とする」
「退学?………謹慎処分って言ってたけど」
「………私との約束を忘れたのか?」
約束は覚えてるけど、アレは「問題行動を起こしたら退学」って話だったよね?……問題行動なんて起こしてないけど。
何で退学の話が出てくるのよ。ホント、意味わかんない。
「私、問題行動なんて起こしてないよ?」
分かってると思うけど、一応…言っておかないとね。何も悪くないのに退学させられるなんて、どう考えてもおかしいでしょ。
「………お前が卒業するまでは貴族籍に入れない。この選択は正しかったようだな」
「えっ………どういう事?」
「そのままの意味だ」
籍には入っるはずだから、貴族籍?っていうのにも当然だけど入ってるはずで……なのに、貴族籍には入れてない?
前世の【乙女ゲーム】では確かに入ってた……よね?其処まで詳しく見てないから分かんないんだけど、子爵令嬢っていう設定なんだから入ってないとおかしいことになる。
「そんなのおかしい!だって私、子爵令嬢だもん!」
「………子爵子女だ。間違えるな」
「同じことでしょ?」
「…レイモンド、これからはリリアを貴族籍のない娘として扱え」
レイモンドって私のお兄ちゃんのことよね?どういうこと?此処には私とお父さん以外いないはず。
そう思っていたら、本棚の影から誰かが出てきた。金髪に青い目をしたイケメン。嘘!私のお兄ちゃん、凄くカッコいい!………攻略対象には及ばないけど。
「分かったよ、父さん」
「使用人たちにも周知しておいてくれ……悪かったな」
「いえ、僕も母さんも最初から怒ってませんから」
「!!」
何?何の話?怒ってないって何?怒るようなことが何かあったってこと?………まあ………関係ないか、私には。
それより、初めて会えたんだから…可愛い妹に何かあってもいいと思うけど、照れ屋なのかな……私から話しかけてあげるね。
「私のお兄ちゃんですよね!?凄くカッコいいです!!」
「…………………初めまして、お嬢さん」
「リリアって呼んでください!」
お兄ちゃんなのに他人行儀なのは何でなの?……私が可愛すぎて妹だと思いたくないとか?………有り得るかも。
溺愛系のお兄ちゃんってことだよね。まあ、私みたいに可愛いとお嫁に出したくないよね。気持ちは嬉しいけど、私はアル様と結婚するんだから……ごめんね?お兄ちゃん。
「私!お兄ちゃんのこと大好きです!!」
「……僕と君は初対面だよね?」
「そうですけど!私たち兄妹じゃないですか!」
「……………兄妹でも仲が良いとは限らないよね?」
「そうみたいですね!私たちとは大違い!!」
確かに他の所は仲が悪い所もあるだろうけど、私はヒロインなんだから仲良しに決まってるじゃない。
「レイモンド、それ以上は………」
「そうですね」
「リリア……お前は部屋に戻りなさい」
何で?せっかく…お兄ちゃんと会えたのに、何でそんな酷いこと言うの?お兄ちゃんだって私と話したいはず!
「何で!?私はお兄ちゃんともっと話したい!」
「これから話す内容はお前には関係のない話だ」
「酷い!」
「酷くて結構。お前は呼ばれるまで部屋から出るな」
お父さんはそう言いながら、私のことを書斎から追い出した。ヒロインの私に対する扱いが最悪すぎるんですけど。
ムカついた私は、近くにいたメイドに命令した。
「ねえ!アンタ!お茶!淹れてきて!」
「…………………畏まりました、リリア様」
「早くしてよね!」
それから一ヶ月の間に色んなことが変わっていった。誰も私の命令を聞かなくなるし、買い物も出来なくなるし……最悪!!
それもこれも全部、悪役令嬢のせいよ!あの女が仕事しないのが悪いのよ!あの女にサボるなって言ってやる!
それで駄目でも、シナリオ通りに私が行動すればいいのよ。そうすれば…あの女に罪を着せて……私、天才!
そんな事を考えながら、一ヶ月の謹慎は終わりを告げて久しぶりの学園生活。私を遠巻きにするモブが増えてる気がするけど、気にしたら負け。だって私はヒロインなんだから。
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