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状況の人、異世界へ転移する
状況の人、竜退治する1
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イーナが村に戻った頃にはすっかり日が暮れていた。
「こんな暗くなるまでどこに行っていたのだ、イーナ」
エミが待機――事実上監禁されている族長宅の納屋の前で、イーナは族長に一日不在であった理由を問われた。
「森の奥へ、行っておりました」
「森?」
「はい……エミはグルの実が大好物でしたから、時期的にまだ早いかとは思っていたのですが探しに行っておりました。そうしたらゴブリンの群れに襲われて、連中が諦めるまで潜んでおりまして……」
族長らはもちろん、家族や、当人のエミにも龍海らの事は話す訳にはいかない。その辺りは伏せつつ、イーナは事実も織り交ぜて弁明した。
「……そうか。実は見つかったか?」
「はい、食べられそうなのは、この一つだけでしたが……」
イーナはグルの実をポーチから取り出すと族長に見せた。アケビの実によく似た、それより少し大きなグルの実を。
ゴブリンと出くわすちょっと前に見つけて、もののついでとポーチに入れておいた物だ。
「まあ、無事で何よりだ。さあ、もう一緒に居られる時間も少ない。ファマスやロラもエミと一緒にいる。早く行きなさい」
「はい」
イーナは族長にお辞儀して監視役の男たちに戸を開けてもらい納屋に入った。
「イーナ!」
「イーナ、今まで一体どこへ!」
父親のファマス、母親のロラの叱責に近い声が飛んできた。
残された時間も僅か。家族一緒の時が減る訳で親としては思わず大きな声を出し、言い聞かせたい気持ちもやむを得ないだろう。
「ごめんなさい、グルの実を探してたの」
そう言いつつイーナは、沈痛な面持ちのまま両親に挟まれる形でテーブル前に座っていたエミにグルの実を渡した。
「お姉ちゃん、これをあたしのためにわざわざ?」
「あなたが、この実、大好きだったから。まだ早いかなって思ったんだけど……私にはこんなことしかできなくて……」
エミはイーナから渡されたグルの実を見つめた。
「……ありがとう、お姉ちゃん。ああ、いい匂い」
渡された実の香りを楽しむエミ。皮をめくり、中の実を一気に頬張る。
「うん、美味しい」
にっこり笑うエミ。
「よかったなエミ。さあ、揃ったところで夕餉にしよう。村の人が丹精込めて用意してくれたんだ」
納屋の中にはテーブルが置かれ、家族分の馳走が用意されていた。
祭りの時でも口に出来ないような上等な献立。肉や魚はもちろん、特に若いエミの嗜好を意識したのか、甘味が多かった。
命の代償としては甚だ安いと言わざるを得ないが、村としても出来る限りの事をしたつもりであろう。
4人は食事を始めた。
用意されていた食事は生まれてこの方、食した事の無いご馳走ではあった。味付けもとびきりであっただろう。
しかし、その味をまともに感じられる者は一人もいなかった。
最後の晩餐、笑顔で楽しみあいたいと思うことはあっても、とても笑顔なぞを浮かべられる状況などではない。あるはずがない。
やがて、
「う、ううう」
ロラが嗚咽を漏らし始めた。
ついでファマスの鼻をすする音が納屋に響く。
そして二人は匙を落とし、器を落とし、愛する末娘に抱き着いた。
イーナもまた抱き着いた。途端に涙が止め処無く溢れてくる。
お互いが今後、感じる事が出来なくなる温もりを求めあった。
エミの頬や額に何度も口づけし、頬ずりを繰り返し、耐え難い別れの辛さに涙をとどめる事が出来ない。
そんな中でイーナだけは龍海たちの作戦に希望を持つことは出来た。
しかし100%の保証が有る訳では無い。むしろ龍海ら共々火竜の餌食になって死ぬ可能性の方が高いとさえ。
グルの実を食べて、その甘さに微笑んだエミ。その笑顔がもう見られないかも、という恐怖にも似た悲しみ。
イーナは龍海たちにエミの救出を依頼している事をエミや両親に話したかった。
低い可能性とは言え、エミの死以外の未来が全く見えないよりかは希望が持てる。
だがそれは固く止められている。その意味も彼女は良くわかっている。
もしも村人の誰かに知られたら、龍海たちの作戦は村民によって妨害されてしまうだろう。それでは最後の希望も潰えてしまう。
そのたしない希望すらエミに持たせてあげられない事。あとはただ、待つしか出来ない事。
そんな思いがイーナの流す涙を更に勢い付かせていた。
そしてこの夕餉の2時間後。
村の若い衆に引かれた荷車に乗って、エミは村を去った。
♦
龍海は麓から洞窟までの道の残り1/3辺りに草木が茂っている部分を睨んでいた。
村からの監視は二人。今は洞窟の入口ギリギリのところに火竜がここに留まっていることを見張りながらエミが来るのを待っていた。
監視対象は火竜なので、松明などは使っていない。
下手に火竜を刺激したくは無いだろうから当然である。明かりはエミが来るまでは使う理由はあるまい。
龍海と洋子は前進を開始した。
収納があるので現地までの装備は拳銃のみ。顔には迷彩用ドーランを塗って皮膚のテカリを抑え、肩や頭の線をぼやかす様に草や木の枝で偽装を施し、途中の茂みを目指す。
二人とも微光暗視眼鏡 JGVS-V3を装備しており、松明の様な照明は必要ない。
しかも要注意対象である村民は高い所にいる。
肉眼での夜間歩哨は出来るだけ視点を低位置にするのが常道である。
モノクロ世界の夜間の山間で一番明るいのは空である。
それゆえ出来る限り空を背景にすると蠢くシルエットは発見しやすい。
逆に上から見下ろすと、接近する標的は闇に溶けてしまい判断しづらい。
松明や、その他再現で出せるであろうフラッシュライトなどの照明は用いずに、暗視眼鏡を備えて足音を忍ばせて登れば、上からの発見は非常に困難であると思われる。懸念されるとすればイーナも見せたイヌ科耳の鋭さであろうか?
龍海と洋子は茂みに到達すると中に身を潜めた。
この後、エミを連れた村人がここを通過し、洞窟へ彼女を送り出して山を下りて行ったら状況……いや、作戦開始である。
忍び込んだ茂みに潜むこと数十分。足音と共に松明の明かりが近づいてくるのがわかった。
エミを連れてきた村人に間違いあるまい。
龍海は松明の光に暗視眼鏡が反射しないように向きに気を付けて彼らをやり過ごした。
目の粗いガーゼにドーランを擦り付けて眼鏡に被せておけば良かったか? と、ちょっと反省。
やり過ごした後、ゆっくり首を動かして前方を凝視、後ろ姿ではあるが松明を持った男が一人。そしてその前を歩く一人の少女を確認。
イーナの妹、エミであろう。
「こんな暗くなるまでどこに行っていたのだ、イーナ」
エミが待機――事実上監禁されている族長宅の納屋の前で、イーナは族長に一日不在であった理由を問われた。
「森の奥へ、行っておりました」
「森?」
「はい……エミはグルの実が大好物でしたから、時期的にまだ早いかとは思っていたのですが探しに行っておりました。そうしたらゴブリンの群れに襲われて、連中が諦めるまで潜んでおりまして……」
族長らはもちろん、家族や、当人のエミにも龍海らの事は話す訳にはいかない。その辺りは伏せつつ、イーナは事実も織り交ぜて弁明した。
「……そうか。実は見つかったか?」
「はい、食べられそうなのは、この一つだけでしたが……」
イーナはグルの実をポーチから取り出すと族長に見せた。アケビの実によく似た、それより少し大きなグルの実を。
ゴブリンと出くわすちょっと前に見つけて、もののついでとポーチに入れておいた物だ。
「まあ、無事で何よりだ。さあ、もう一緒に居られる時間も少ない。ファマスやロラもエミと一緒にいる。早く行きなさい」
「はい」
イーナは族長にお辞儀して監視役の男たちに戸を開けてもらい納屋に入った。
「イーナ!」
「イーナ、今まで一体どこへ!」
父親のファマス、母親のロラの叱責に近い声が飛んできた。
残された時間も僅か。家族一緒の時が減る訳で親としては思わず大きな声を出し、言い聞かせたい気持ちもやむを得ないだろう。
「ごめんなさい、グルの実を探してたの」
そう言いつつイーナは、沈痛な面持ちのまま両親に挟まれる形でテーブル前に座っていたエミにグルの実を渡した。
「お姉ちゃん、これをあたしのためにわざわざ?」
「あなたが、この実、大好きだったから。まだ早いかなって思ったんだけど……私にはこんなことしかできなくて……」
エミはイーナから渡されたグルの実を見つめた。
「……ありがとう、お姉ちゃん。ああ、いい匂い」
渡された実の香りを楽しむエミ。皮をめくり、中の実を一気に頬張る。
「うん、美味しい」
にっこり笑うエミ。
「よかったなエミ。さあ、揃ったところで夕餉にしよう。村の人が丹精込めて用意してくれたんだ」
納屋の中にはテーブルが置かれ、家族分の馳走が用意されていた。
祭りの時でも口に出来ないような上等な献立。肉や魚はもちろん、特に若いエミの嗜好を意識したのか、甘味が多かった。
命の代償としては甚だ安いと言わざるを得ないが、村としても出来る限りの事をしたつもりであろう。
4人は食事を始めた。
用意されていた食事は生まれてこの方、食した事の無いご馳走ではあった。味付けもとびきりであっただろう。
しかし、その味をまともに感じられる者は一人もいなかった。
最後の晩餐、笑顔で楽しみあいたいと思うことはあっても、とても笑顔なぞを浮かべられる状況などではない。あるはずがない。
やがて、
「う、ううう」
ロラが嗚咽を漏らし始めた。
ついでファマスの鼻をすする音が納屋に響く。
そして二人は匙を落とし、器を落とし、愛する末娘に抱き着いた。
イーナもまた抱き着いた。途端に涙が止め処無く溢れてくる。
お互いが今後、感じる事が出来なくなる温もりを求めあった。
エミの頬や額に何度も口づけし、頬ずりを繰り返し、耐え難い別れの辛さに涙をとどめる事が出来ない。
そんな中でイーナだけは龍海たちの作戦に希望を持つことは出来た。
しかし100%の保証が有る訳では無い。むしろ龍海ら共々火竜の餌食になって死ぬ可能性の方が高いとさえ。
グルの実を食べて、その甘さに微笑んだエミ。その笑顔がもう見られないかも、という恐怖にも似た悲しみ。
イーナは龍海たちにエミの救出を依頼している事をエミや両親に話したかった。
低い可能性とは言え、エミの死以外の未来が全く見えないよりかは希望が持てる。
だがそれは固く止められている。その意味も彼女は良くわかっている。
もしも村人の誰かに知られたら、龍海たちの作戦は村民によって妨害されてしまうだろう。それでは最後の希望も潰えてしまう。
そのたしない希望すらエミに持たせてあげられない事。あとはただ、待つしか出来ない事。
そんな思いがイーナの流す涙を更に勢い付かせていた。
そしてこの夕餉の2時間後。
村の若い衆に引かれた荷車に乗って、エミは村を去った。
♦
龍海は麓から洞窟までの道の残り1/3辺りに草木が茂っている部分を睨んでいた。
村からの監視は二人。今は洞窟の入口ギリギリのところに火竜がここに留まっていることを見張りながらエミが来るのを待っていた。
監視対象は火竜なので、松明などは使っていない。
下手に火竜を刺激したくは無いだろうから当然である。明かりはエミが来るまでは使う理由はあるまい。
龍海と洋子は前進を開始した。
収納があるので現地までの装備は拳銃のみ。顔には迷彩用ドーランを塗って皮膚のテカリを抑え、肩や頭の線をぼやかす様に草や木の枝で偽装を施し、途中の茂みを目指す。
二人とも微光暗視眼鏡 JGVS-V3を装備しており、松明の様な照明は必要ない。
しかも要注意対象である村民は高い所にいる。
肉眼での夜間歩哨は出来るだけ視点を低位置にするのが常道である。
モノクロ世界の夜間の山間で一番明るいのは空である。
それゆえ出来る限り空を背景にすると蠢くシルエットは発見しやすい。
逆に上から見下ろすと、接近する標的は闇に溶けてしまい判断しづらい。
松明や、その他再現で出せるであろうフラッシュライトなどの照明は用いずに、暗視眼鏡を備えて足音を忍ばせて登れば、上からの発見は非常に困難であると思われる。懸念されるとすればイーナも見せたイヌ科耳の鋭さであろうか?
龍海と洋子は茂みに到達すると中に身を潜めた。
この後、エミを連れた村人がここを通過し、洞窟へ彼女を送り出して山を下りて行ったら状況……いや、作戦開始である。
忍び込んだ茂みに潜むこと数十分。足音と共に松明の明かりが近づいてくるのがわかった。
エミを連れてきた村人に間違いあるまい。
龍海は松明の光に暗視眼鏡が反射しないように向きに気を付けて彼らをやり過ごした。
目の粗いガーゼにドーランを擦り付けて眼鏡に被せておけば良かったか? と、ちょっと反省。
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