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状況の人、異世界へ転移する
状況の人、竜退治する8
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「気をつけろ。そろそろ火竜が見える頃だ」
「肉の焼ける臭いがする。何かあったのは間違いねぇ」
「そりゃ、あんな光や音がすりゃ何も無い訳ねぇだろ」
洞窟に潜入した村人たちがヒソヒソ声で話しつつ、一路、洞窟の奥へ歩を進める。
「お父さん……」
「大丈夫だイーナ。これは人の焦げる臭いじゃない」
イーナと父母も来ていた。
今更生還は望むべくもないが、せめて遺体の一部だけでも持ち帰り供養したい、その一心で族長から許可を得たのだろうか。
「でもあなた。それじゃ、この臭いは一体……」
――妙な臭いだ……
そこにいた全員が、そんな思いを抱いていた。
妙な、という形容をするものの、それはある意味で誤魔化しであり、全員が感じていたのは……「良い匂い」なのだ。
実際、龍海が使ったニンニクを利かせたタレが焦げる臭いは、夕食を済ませて一息経っている全員の食欲をそそってしまうほどの匂いであったろう。
だが事情を知らない彼らは、何かが焼けた臭いであれば一番確率の高いのはエミが焼かれた臭いと考えるのが当たり前。たとえ本当であっても冗談であっても「良い匂い」などと口に出来るものではない。
故に「妙な臭い」と、自分に言い聞かせるように形容するしか無かったのも已むを得まい。
「よし、ここで止まれ」
一行は龍海も身を隠した曲がり角に辿り着いた。
「俺が奥を確認してくる。もしも火竜が居て目覚めていたら声を出すから、お前らはすぐに逃げろよ」
「待ってくれズワ。それは俺が!」
ファマスがズワを止めた。親として愛娘の安否をいの一番に確認したいのは当然であろう。そのために、もしもズワまで犠牲になっては。
しかしズワは首を振った。
「お前にはイーナが居る、まだ死んじゃいけねぇ。それに、エミの手足を縛り、ここに置いたのはこの俺だ。ここは俺がやらなきゃならねぇ。それにだ」
「それに?」
「本来の結果だとすりゃ、エミの身体がどうなっているかなんて考えるまでもねぇだろう? 愛娘のそんな御遺体を見て身体が動くか? 走れるか?」
「……」
「俺に任せろ」
贖罪の気持ちもあったのだろうか? ズワは項垂れるファマスの肩を叩くと、足を忍ばせつつ、奥へ進んだ。
ファマスやロラ、イーナらも岩の陰から様子を窺った。ズワの足音がだんだんと遠ざかっていく。
足音が途絶えるまでの時間は如何ばかりであったろうか?
イーナの家族にとっては数十秒であっても十分以上に感じたかもしれない。
音が絶えてからの沈黙。イーナやファマスらにとって針金で心臓を絞められ続ける、そんな時が流れる様であった。
もう限界……重圧に耐えきれずイーナらは岩陰から駆け出そうとした。
だがその時、
ボワ!
と松明の明かりが浮かび上がった。
ほのめく火の灯りは洞窟全体を照らし出した。
「火竜が……いない……」
ズワが松明を出来るだけ高く伸ばすと灯りは洞窟の終端まで何とか届いた。
しかしそこには、文字通り火竜の姿は影も形も無かったのだ。
その上、エミはズワに縛られた姿そのままで彼の足元に寝転がっている。
「エミー!」
イーナやファマスらが駆け出した。
松明を持っているせいでエミの縄を解くのに難儀しているズワに変わり、ファマスが解き始め、追い着いたロラも手伝った。
「お母さん!」
エミはロラに抱き着いた。
ロラも力いっぱい娘を抱きしめた。
途端にとめどなく涙が噴き出してきた。
「ああ、神様! ありがとうございます! 私の娘を召さずに下さってあ、りが……」
もうそのあとは言葉にならなかった。
家族は諦めていた末娘の生還にお互いを抱きしめ、只々喜び合った。
「はあ~、良かった。エミが無事で本当に良かった。本当、に……」
ズワも良心の呵責から解放され、涙が滲んできた。
同行の村人マサもズワの肩を抱いて一緒に喜んだ。
だがしかし。
「でも……火竜は、どこへ行っちまったんだ?」
その疑問が頭に擡げてきた。
「分からん、夢でも見ているようだ」
マサが火口に続く洞窟の奥で上を見上げて呟いた。
「やはり、どこかへ去ったのかな?」
ファマスも確証が無さげに呟く様に言ってみた。
「いや、それは無い。俺たちは麓でずっとここの様子を見ていたんだ。確かに遠くの雷みてぇな音や炎の光が見えたのは確かだが、この洞窟や火口から火竜が飛び去ったのは見ていないぞ」
「じゃあ消えちまったって事かい? あんなデカ物が!?」
「俺に聞くなよマサ! 俺も……俺も、信じられんの、だからよ。でも、あの時火竜は……確かにここに居たんだ。確かに。眠っているのを幸いに……俺はエミをそこに置いて……」
エミが助かった事には率直に喜んではいるが、この薄気味悪い現状にズワもマサも尻尾を巻きたくなってくる思いだった。
「エミ?」
イーナがエミの顔を見て尋ねた。
「あなたは何か見なかったの? 火竜と何かを……」
「え? う、うん」
「何かって何だよ?」
マサが割り込む。
「いや、そりゃあ、あの炎と轟音だからな。何かがあったのは確かだが」
とズワ。
「エミ?」
再びエミに問うイーナ。
「……あたし……」
皆の耳目がエミに集中する。も、
「ズワさんが来るまで、気を、失ってた、から……」
「何も……見て無いの?」
「……うん」
と返事するエミ。しかしエミはそれと同時にイーナを見ながら右目を素早く、パチッと閉じた。
――あ!
エミの一瞬のウインク、イーナは全てを悟った。そしてさらに明るくなった笑顔でエミを見つめた。
エミも自分の思いが通じた事を確信し、より笑顔が明るくなった。
これ以上は無い笑顔を浮かべた二人は、もう一度固く抱きしめ合った。
「あ~、とにかく火竜はここから居なくなった。これは事実でいいよな?」
ズワが未だ戸惑いの残る声で皆の同意を求めた。
「だよな。まあ、もうしばらくは山の見張りは続けなきゃいけねぇだろうが……」
「でも村の皆さん、これを信じるでしょうか?」
「う、ううむ……俺も奥さんと同じ心境だけどな。目の当たりにしてる俺でも信じられねぇくらいだし」
「あ、あの……お父さん?」
「ん? なんだねイーナ?」
「お父さん、ズワさん、マサさん。私は族長に、エミの人身御供の件は中止……せめて、火竜の動向がわかるまで保留にしてもらうようにお願いしたいんですが!」
「うん?」
言われてロラを含んだ4人は顔を見合わせた。そして、
「あ、ああ、それにはもちろん賛成だぞ、イーナ」
「そうね、この現状をお話しして、考え直して頂くように!」
「ああ、俺も賛成するし、ちゃんと証言してやるよ! なあマサ!」
「もちろんだ! 火竜がここから飛び去っていないのは、見張りのダンも見ている。でも綺麗さっぱり消えてしまったってのが事実なんだ。明るくなって、村の連中にここを見せりゃきっと分かってもらえる、いや分からせる!」
全員がイーナの提案に乗ってくれた。
当然の事ながら、誰もこの幼気な15歳の乙女を死なせたくなどはない。それは村の者たちも同様であろう。
イーナとエミは、二人だけがわかる笑顔で喜んだ。
今は、これがどういう顛末だったのか慌てて知る必要はない。
火竜がどうやって姿を消したのか? それはイーナにも皆目分からないが、あの二人がやってくれたんだと言う事だけには確信を持っている。詳しい事は、あとでエミと二人きりの時に聞けばいい。
「よし、帰ろうや!」
マサがみんなに呼びかけ、全員が笑顔で頷いた。
6人は誰も死なずに済ませられた喜びの笑みを浮かべ、足取りも軽く村への帰路に就いた。
そんな中で、イーナは今一度、洞窟の奥を見つめ直した。
――そのまま去るからな!
龍海の言葉がイーナの脳裏に浮かぶ。
きっと彼らは首尾よく目的を果たし、言葉通りここから去って行ったのだろう。
とは言え、やはり龍海と洋子に改めてお礼をしたい、言いたい。
しかしそれが叶わない事を含めて、イーナは胸の内に少しだけ罪悪感を残していた。
「肉の焼ける臭いがする。何かあったのは間違いねぇ」
「そりゃ、あんな光や音がすりゃ何も無い訳ねぇだろ」
洞窟に潜入した村人たちがヒソヒソ声で話しつつ、一路、洞窟の奥へ歩を進める。
「お父さん……」
「大丈夫だイーナ。これは人の焦げる臭いじゃない」
イーナと父母も来ていた。
今更生還は望むべくもないが、せめて遺体の一部だけでも持ち帰り供養したい、その一心で族長から許可を得たのだろうか。
「でもあなた。それじゃ、この臭いは一体……」
――妙な臭いだ……
そこにいた全員が、そんな思いを抱いていた。
妙な、という形容をするものの、それはある意味で誤魔化しであり、全員が感じていたのは……「良い匂い」なのだ。
実際、龍海が使ったニンニクを利かせたタレが焦げる臭いは、夕食を済ませて一息経っている全員の食欲をそそってしまうほどの匂いであったろう。
だが事情を知らない彼らは、何かが焼けた臭いであれば一番確率の高いのはエミが焼かれた臭いと考えるのが当たり前。たとえ本当であっても冗談であっても「良い匂い」などと口に出来るものではない。
故に「妙な臭い」と、自分に言い聞かせるように形容するしか無かったのも已むを得まい。
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一行は龍海も身を隠した曲がり角に辿り着いた。
「俺が奥を確認してくる。もしも火竜が居て目覚めていたら声を出すから、お前らはすぐに逃げろよ」
「待ってくれズワ。それは俺が!」
ファマスがズワを止めた。親として愛娘の安否をいの一番に確認したいのは当然であろう。そのために、もしもズワまで犠牲になっては。
しかしズワは首を振った。
「お前にはイーナが居る、まだ死んじゃいけねぇ。それに、エミの手足を縛り、ここに置いたのはこの俺だ。ここは俺がやらなきゃならねぇ。それにだ」
「それに?」
「本来の結果だとすりゃ、エミの身体がどうなっているかなんて考えるまでもねぇだろう? 愛娘のそんな御遺体を見て身体が動くか? 走れるか?」
「……」
「俺に任せろ」
贖罪の気持ちもあったのだろうか? ズワは項垂れるファマスの肩を叩くと、足を忍ばせつつ、奥へ進んだ。
ファマスやロラ、イーナらも岩の陰から様子を窺った。ズワの足音がだんだんと遠ざかっていく。
足音が途絶えるまでの時間は如何ばかりであったろうか?
イーナの家族にとっては数十秒であっても十分以上に感じたかもしれない。
音が絶えてからの沈黙。イーナやファマスらにとって針金で心臓を絞められ続ける、そんな時が流れる様であった。
もう限界……重圧に耐えきれずイーナらは岩陰から駆け出そうとした。
だがその時、
ボワ!
と松明の明かりが浮かび上がった。
ほのめく火の灯りは洞窟全体を照らし出した。
「火竜が……いない……」
ズワが松明を出来るだけ高く伸ばすと灯りは洞窟の終端まで何とか届いた。
しかしそこには、文字通り火竜の姿は影も形も無かったのだ。
その上、エミはズワに縛られた姿そのままで彼の足元に寝転がっている。
「エミー!」
イーナやファマスらが駆け出した。
松明を持っているせいでエミの縄を解くのに難儀しているズワに変わり、ファマスが解き始め、追い着いたロラも手伝った。
「お母さん!」
エミはロラに抱き着いた。
ロラも力いっぱい娘を抱きしめた。
途端にとめどなく涙が噴き出してきた。
「ああ、神様! ありがとうございます! 私の娘を召さずに下さってあ、りが……」
もうそのあとは言葉にならなかった。
家族は諦めていた末娘の生還にお互いを抱きしめ、只々喜び合った。
「はあ~、良かった。エミが無事で本当に良かった。本当、に……」
ズワも良心の呵責から解放され、涙が滲んできた。
同行の村人マサもズワの肩を抱いて一緒に喜んだ。
だがしかし。
「でも……火竜は、どこへ行っちまったんだ?」
その疑問が頭に擡げてきた。
「分からん、夢でも見ているようだ」
マサが火口に続く洞窟の奥で上を見上げて呟いた。
「やはり、どこかへ去ったのかな?」
ファマスも確証が無さげに呟く様に言ってみた。
「いや、それは無い。俺たちは麓でずっとここの様子を見ていたんだ。確かに遠くの雷みてぇな音や炎の光が見えたのは確かだが、この洞窟や火口から火竜が飛び去ったのは見ていないぞ」
「じゃあ消えちまったって事かい? あんなデカ物が!?」
「俺に聞くなよマサ! 俺も……俺も、信じられんの、だからよ。でも、あの時火竜は……確かにここに居たんだ。確かに。眠っているのを幸いに……俺はエミをそこに置いて……」
エミが助かった事には率直に喜んではいるが、この薄気味悪い現状にズワもマサも尻尾を巻きたくなってくる思いだった。
「エミ?」
イーナがエミの顔を見て尋ねた。
「あなたは何か見なかったの? 火竜と何かを……」
「え? う、うん」
「何かって何だよ?」
マサが割り込む。
「いや、そりゃあ、あの炎と轟音だからな。何かがあったのは確かだが」
とズワ。
「エミ?」
再びエミに問うイーナ。
「……あたし……」
皆の耳目がエミに集中する。も、
「ズワさんが来るまで、気を、失ってた、から……」
「何も……見て無いの?」
「……うん」
と返事するエミ。しかしエミはそれと同時にイーナを見ながら右目を素早く、パチッと閉じた。
――あ!
エミの一瞬のウインク、イーナは全てを悟った。そしてさらに明るくなった笑顔でエミを見つめた。
エミも自分の思いが通じた事を確信し、より笑顔が明るくなった。
これ以上は無い笑顔を浮かべた二人は、もう一度固く抱きしめ合った。
「あ~、とにかく火竜はここから居なくなった。これは事実でいいよな?」
ズワが未だ戸惑いの残る声で皆の同意を求めた。
「だよな。まあ、もうしばらくは山の見張りは続けなきゃいけねぇだろうが……」
「でも村の皆さん、これを信じるでしょうか?」
「う、ううむ……俺も奥さんと同じ心境だけどな。目の当たりにしてる俺でも信じられねぇくらいだし」
「あ、あの……お父さん?」
「ん? なんだねイーナ?」
「お父さん、ズワさん、マサさん。私は族長に、エミの人身御供の件は中止……せめて、火竜の動向がわかるまで保留にしてもらうようにお願いしたいんですが!」
「うん?」
言われてロラを含んだ4人は顔を見合わせた。そして、
「あ、ああ、それにはもちろん賛成だぞ、イーナ」
「そうね、この現状をお話しして、考え直して頂くように!」
「ああ、俺も賛成するし、ちゃんと証言してやるよ! なあマサ!」
「もちろんだ! 火竜がここから飛び去っていないのは、見張りのダンも見ている。でも綺麗さっぱり消えてしまったってのが事実なんだ。明るくなって、村の連中にここを見せりゃきっと分かってもらえる、いや分からせる!」
全員がイーナの提案に乗ってくれた。
当然の事ながら、誰もこの幼気な15歳の乙女を死なせたくなどはない。それは村の者たちも同様であろう。
イーナとエミは、二人だけがわかる笑顔で喜んだ。
今は、これがどういう顛末だったのか慌てて知る必要はない。
火竜がどうやって姿を消したのか? それはイーナにも皆目分からないが、あの二人がやってくれたんだと言う事だけには確信を持っている。詳しい事は、あとでエミと二人きりの時に聞けばいい。
「よし、帰ろうや!」
マサがみんなに呼びかけ、全員が笑顔で頷いた。
6人は誰も死なずに済ませられた喜びの笑みを浮かべ、足取りも軽く村への帰路に就いた。
そんな中で、イーナは今一度、洞窟の奥を見つめ直した。
――そのまま去るからな!
龍海の言葉がイーナの脳裏に浮かぶ。
きっと彼らは首尾よく目的を果たし、言葉通りここから去って行ったのだろう。
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